顕界の里には、主に食材を買うために来ますね。
冥界には死んだものしかないので。
「生きているからおいしいの。」とは良く聞かされます。
調理したらみんな死にますけど、色々違うらしい…
舌も鍛えろということでしょうか。
目利きの訓練の場でもあるでしょうか。
食材もそうですけど、食器やお箸は眺めてもいいですね。
選んだ食器がいい趣味だと褒められるのはうれしいです。
そんなところでしょうか。
薬を売りに来るわ。
それ以外?
んー…用事とか特にないし…
あー、でも、
最近はよく声をかけられるわね。
そういう人が元気なかったりするときは気になる、かな?
だから波長で大体の調子を診て効きそうな薬を勧めるの。
周りが観るからあんまりやりたくはないんだけど…
でも繁盛するし…でも…う~ん…
里は賑やかでいいですね!
昔の建物が並んでるとタイムスリップしたみたいで面白いです!
お店の人はみんな気が良いし、子供達は元気で、
何より甘味がおいしいんです!
山にいるだけでも食事は困らないんですけど!でも!
甘味だけは!これだけは!
ただ、一人で食べるっていうのも少し寂しいんですよねぇ。
気楽なのはいいんですけど、たまにははしゃぎたいなぁ、
なんて思っちゃいます。
散歩です。
隠し事無しに歩けるというのは素晴らしいですね。
人々は以前よりも大らかになったと思います。
自然の中でゆったりするのも良いですが、
このような活気溢れる場所で元気を貰うのも大変良いものです。
ただ…悪い癖ですが…何かあるとすぐに首を突っ込んでしまって…
貧血で倒れた方を兎さんが看病していたときも、ついしゃしゃり出てしまって…
兎さんにも患者さんにも悪いことをしてしまいました。
不謹慎とは思いますが、私はそのことに感銘を受けたんです。
妖怪が人間を看病し、それを周りが見守る。
私の描く理想の一端を、彼らが見せてくれたのです。
こんなに嬉しい事はありません。
人も獣も幽霊も等しく在るこの里を、私は愛しております。
『生き交う場所』って表現最高に気に入りました。『行き交う』ではなく『生き交う』。
互いに知らぬ者同士でもどこかでお互いの人生に影響し合っている。
生きるということは決して自分の為だけのものでは無いことを考えさせられました。
…にしても早苗さんテンションたけえな
よろしい、ならばさなれいむだ
>来るますね
もしかして: 来ますね