Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

今日の図書館

2010/03/31 11:38:39
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春の出来事。

「パチュリー様、この本はなんですか?」

小悪魔がパチュリーに聞く。

「それはレミィに頼まれてた本よ。『妹のしつけ方』」

「レミリア様もいろいろ大変なんですね・・・・・・」





夏の出来事。

「パチュリー様」

小悪魔がパチュリーに声をかける。

「どうしたのこあ、今日はもう仕事はないわよ?」

「いえ、咲夜さんから本を預かってまして……」

「あぁ、この前貸していた本ね。ありがとう」

パチュリーはその本を、近くの棚に放り込む。

「あの、あの本って何の本だったんですか? 咲夜さん、ずいぶん熱心に読んでましたけど・・・・・・」

ふと、小悪魔が訊く。

「女には訊いちゃいけないこともあるのよ。察しなさい。あなたは胸大きいんだから」

「? はぁ・・・・・・」





秋の出来事。

「パチュリー様、この前魔理沙に盗まれた本、再入荷しておきました」

小悪魔はパチュリーに報告する。

「あぁ、ありがとう。アイツのせいでまた余計な出費か・・・・・・」

パチュリーはため息をつく。

「・・・・・・あの、なぜ魔理沙はこんな本ばかり盗むんでしょうか?」

小悪魔は魔理沙に盗まれた本のリストを見ながら訊いた。

「さあ・・・・・・アイツもやっぱり女ってことかしらね」

パチュリーは細い目で呟いた。

魔理沙の盗んだ本のリストには、『乙女の恋心』『あの人が気になる』『気になる人へのアピール百選』などが記載されていた。





冬の出来事。

「パチュリー様、暖かいコーヒーです」

小悪魔はコーヒーカップをパチュリーの机の上に置く。

「ありがとう。これ終わったら飲むわ」

パチュリーはなにやら編み物をしているようだった。

「あの・・・・・・何を編んでいるんですか?」

小悪魔は訊いてみる。

すると、パチュリーはクスクス笑ってこう言った。

「秘密よ。大事な物なんだから」

小悪魔はどこか楽しそうなパチュリーを見て、誰かへのプレゼントかな? と思った。


・・・・・・数日後・・・・・・

「こあ、ちょっと来なさい」

「あ、はい。今行きます」

パチュリーが小悪魔を呼び出す。普段あまりないことなので、小悪魔は不思議に思った。

「これ、あげるわ」

「・・・・・・え?」

パチュリーは小悪魔にそっとマフラーを巻く。

小悪魔はきょとんとして、パチュリーを見つめた。

「・・・・・・これ、私にだったんですか?」

「そうよ。いつも頑張ってくれてるし、そのお礼ってところね」

パチュリーは照れくさそうに笑う。

「・・・・・・えへ、ありがとうございます♡」

そんなパチュリーの笑顔がくすぐったくて、小悪魔も微笑んだ。

「こあ・・・・・・これからもよろしくね」

「こちらこそ、よろしくお願いします!」

幻想郷を冬が包む中、紅魔館の図書館はいつまでも暖かかった・・・・・・
なんか気分に任せて書いてたらこんなになっちゃいました・・・・・・
文章gdgdですいません。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました。


ついでだからレミリアさんの妹教育の様子も書こうかな~なんて思ってたり。
だだだんご
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
いやまず乙女魔理沙が先だ
2.名前が無い程度の能力削除
なんて事!!
パッチェさんが小悪魔に甘いだと!?
続編を希望します、超お願いします!
3.奇声を発する程度の能力削除
妹教育を是非!!!
あと、乙女魔理沙もお願いします!!!!
4.名前が無い程度の能力削除
gdgdとは感じず、逆にすっきりした甘さで良かったです
5.名前が無い程度の能力削除
パチュリーがこあを気にかけるのを表に出すというのは珍しい