夜。
「パチュリー様、がおー」
「ぎゃおー、食べちゃうぞー」
熊が2匹になっていた。
「ニフラム」
「ぎゃー」
レミィは灰になった。
「パチュリー様は相変わらずツンデレですね」
小悪魔はどうやら別グループ判定だったらしい。
「誰がレミィに変なことを吹き込んだの?」
「ほら、同じあ熊ですので」
「咲夜ー」
「咲夜さんなら鼻血流して倒れてました」
使えないメイドである。
「パチェ、私からの経験値は必要ないっていうの?」
あ、復活した。相変わらず熊だが。
「レミィはラスボスだから経験値無いじゃない」
「ぎゃおー、食べちゃうぞー」
「ベホマ」
「ぎゃー」
「効くのね」
「ラスボスだもの……パチェの愛が今日も痛いわ」
「私の頭も痛いわ」
「きありくー」
小悪魔はいい子である。効かないけど。ついでに熊だけど。
「で、何がどうしてこうなったの」
「パチェを食べたいと流れ星に願ってみたの。もちろん性的な意味で」
「私も食べたいです。がおー」
「そこまでよ」
だめだこの悪魔ども。
「愛は女を獣にするのよ、パチェ」
「レミィ、貴女の愛は痛いわ、スペカの名前以上に」
「全世界ナイトメアしてしまえば見えないから安心よ」
「ラナルータ」
「ぎゃー」
「ここ屋内よ」
「そうだったわね」
ノリで灰にならないで欲しい。掃除が大変である。
「というわけでパチェ、怯えた顔で子犬のように私を見つめて震えてみせて。ぎゃおー」
「がおー」
「バシルーラ」
「あーれー」
小悪魔が飛んでいった。図書館の天井に穴が開いた。
「あちょっと何か昼になって陽光らめええええ」
ついでにレミィも灰になった。
図書館は今日も静かである。
それはそうと、これあと一回期待していいよね?ね?
「ぎゃー」
ノリのいいお嬢様最高です。
着ぐるみといえば「臭い」が一般的ですが、この熊は頭から被りたい。
フラメイは良いものだ
ってゆかラナルータまで使えるパッチェさんパネェ。