Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

お仕置きBOX

2010/01/12 00:36:49
最終更新
サイズ
2.5KB
ページ数
1

分類タグ


※最初に断っておきます。作者は地の文を書くことが苦手です。なのでほとんど会話文になる可能性がありますので、そういう話が嫌いな方はどうぞお引取りを。














〈魔法図書館〉
紅魔館の地下にある巨大な図書館。今日もいつものようにあの黒白がやってくる。


魔理沙「よぉ、今日も今日とて借りに来たぜ。」

パチェ「そろそろ静かに入って来なさい、図書館が崩れたらどうするのよ。」

魔理沙「もう何度も来てるけど崩れるようには見えないな。」

パチェ「それと前に借りた本はいつ頃返してくれるのかしら?『死ぬまで』以外の回答で。」

魔理沙「命尽きるまでだぜ。」

パチェ「ものは言い様ね。」





魔理沙「なぁ、この『お仕置きBOX』って何だ?」

パチェ「あぁそれは・・・昔小悪魔が私に反抗的だった時に使ったのよ。」

魔理沙「そんな風には見えないがな。」

パチェ「時が経てば変わるものなのよ。」








~数十年前~

パチェ「またやってくれたわね小悪魔、何度も本棚を倒すなと言ったでしょ。」

小悪魔「へへー、私は悪魔だから悪戯くらいするんだぞー!」

パチェ「私の使い魔だってことを忘れないで欲しいわね。」

小悪魔「本の整理ばっかじゃつまんなーい!」

パチェ「・・・悪い子にはお仕置き。」

小悪魔「棒切れで叩かれてももう慣れちゃったよーだ!」

パチェ「それはどうかしら?」

小悪魔「何その箱は。」

パチェ「呼んで字の如く『お仕置BOX』よ。この中に何枚か紙が入っているの、その中から私が引く。その紙に書いてあることが今回のお仕置き。」

小悪魔「体罰は平気だよーだ!」

パチェ「どうかしらね・・・」




紙に書かれていたのは

「紅魔館の時計台に下着姿で張り付け」



小悪魔「はぁーーーーー?!」

パチェ「あら、一昨日レミィにやったやつじゃない。」

小悪魔「だんだんアンタが悪魔に見えてきた・・・。」

パチェ「ちなみに九割弱が張り付けよ。」

小悪魔「どんだけ張り付け好きなんだよ?!というか何枚入ってんの?!」

パチェ「1000枚中912枚。他にも『湖の真ん中に張り付け』『冥界に張り付け』とかあるわ。」

小悪魔「多すぎよ!!しかも全部寒いとこじゃない!!」

パチェ「悪魔って風邪ひくのかしら?」

小悪魔「知るかー!!」

パチェ「さて、覚悟はいいわね?」

小悪魔「ギロチンの方がまだマシよぉー・・・。」








~今に至る~

魔理沙「ははは、凄い代物だな。」

パチェ「最近は咲夜が妖精メイドに使ってるわ。おかげで夜は泣き声で五月蠅くって寝られない。」

魔理沙「どんだけ使ってるんだよあいつは。」

パチェ「ところで・・・」



























パチェ「未だに本を返さない貴方にも使わせてもらうわよ?コレを。」

魔理沙「え・・・」



















その夜、時計台からは時計の音の変わりに少女の泣き声が聞こえた。
初めまして、HSK!と言います。念のため『!』までが名前です。
地の文がほとんど見られないこんな話を読んで下さいましてありがとうございます。
東方のSSは2年前から見させてもらってますが皆さんほんと面白い作品が書けてうらやましいです。そんなところにこんなのが紛れてしまってすみません。

こんな話が続きますがそれでも読みたいと思う方だけ次も見てください。





 ※誤字指摘ありがとうございます。
HSK!
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
お嬢様はなにやらかしたのだろう?
あと「強大な図書館」…?
「巨大な図書館」の間違いかな?
2.ずわいがに削除
やだ、この小悪魔可愛い、凄く可愛い。