咲夜が風邪を引いたと、話は知り合いたちの間であっという間に広がった。
本人は時間を止めてさっさと治そうとしていたようだが、レミリアに大人しくしているようたしなめられ、今はずっとベットに横になっている。
別に暇なわけではないが、普段忙しくあちこち回っているだけに物足りなく感じてしまう。
「おーい」
「………その声は魔理沙か」
「入るぜ」
「もう入ってるじゃない」
いったいこいつが何をしに私の部屋に…
体を起こそうとすると、魔理沙はちょっとまてと言った。
「病人は大人しく横になってるもんだぜ、まぁお前さんの場合、何もしてないでいるのは落ち着かないかもしれないけどな」
「わかってるじゃない」
魔理沙は部屋の机の上になんだかよくわからない白い袋を置いた。
「なに?」
「八意から預かってきた、風邪薬だ」
「ふうん………」
「心配するなよ、ちゃんとした薬だ」
「別に疑ったわけじゃないけど、不自然だなと思って」
「不自然?」
あいつは医者だから、病人に何らかの施しをするのはおかしいことじゃないけど。
いったいなんでそんなやつまで私が風邪を引いてることを知ってるんだろう。
「ああ、簡単なことだよ」
魔理沙は私の疑問を聞くまでも無く応えた。
「宴会が昨日あったんだけどな、お前が来なかったから不思議がってレミリアに聞いてみたら、風邪を引いて休んだなんて言うじゃないか、みんな驚いてたぜ」
「………ふーん」
どかっとベッドの隣にあるイスに腰掛けた。
そして楽しそうに笑いながら話し出す。
「いや正直私も驚いたよ、お前が体調崩すなんてさ」
「そうね、私も驚いてる」
「いつまでたっても美味い料理は出てこないしな」
「ああ、なるほど」
「妖夢は忙しそうだったぜ、八意達も気を使って手伝ってたようだが、不慣れなことはするもんじゃない、息があわな過ぎててんやわんやの大惨事だ」
「どうなったの?」
「博霊神社の台所が火を噴いたように真っ黒こげだ」
まるで楽しいものを見てきたかのように笑う魔理沙、いや、きっと私もその場にいたら笑っていただろう。
惜しいことをしたな。
いや、私がそこにいたらそうはならなかったのか。
「………ハプニングも結構だけどさ」
「ん」
「やっぱ私はお前の料理が食いたかったぜ、酒が全然すすまないんだ」
「そう、悪かったわね」
「みんな楽しみにしてるぜ」
そういわれると、そうだったかもな。
そうしてるのが当然だから、自分でも気がつきもしなかった。
「さて………私はそろそろ帰るかな」
「ん………ありがとう」
「おいおい、お前が礼を言うとはな」
「別にいいじゃない」
「ああ、じゃ………」
私に背を向けて、帽子を被った時、魔理沙の動きが止まった。
じゃあと言いかけて、何か違うことを考えたらしい。
「………お前一人居なかっただけで、結構大騒ぎだったんだぜ」
「………」
「正直ちょっとうらやましいよ」
少しはにかんだ作り笑顔。
私はそんな魔理沙の顔をはじめて見た。
魔理沙は、どういう心境なんだろう。
うらやましいって、どういうことなんだろう。
でも、どんなことを考えたかはともかく、私はそれを聞いたとき直感的に返事を決めていた。
「でも、貴女がいなかったら宴会そのものがなくなる事、忘れるんじゃないわよ」
「………あ、そっか」
呆気に取られたらしい。
それこそ自分で気が付いていなかったのかと言いたくなる。
「ははは、じゃ、まぁ………またな」
「ええ」
恥ずかしがっていたのか、嬉しかっただけか。魔理沙は赤い顔に緩い笑みを浮かべていた。
「失礼します」
「………お、貴女は」
これまた珍しい客だ。冥界の庭師が現れた。
「風邪、大丈夫ですか?」
「ええ、心配してくれてありがとう」
「はい…」
どうも、元気が無いな。
普段から元気一杯な様子ではないが、疲れているというか、覇気がないというか。
「実は、今………博霊神社に住んでるんです」
「え?」
「………この間の宴会、咲夜さんが居なかったところを八意さんや鈴仙が手伝ってくれたんですが………」
「ああ……その話ね」
「聞いているんですか?」
「ええ、台所を黒こげにしたんですってね」
「………はい」
確かに落ち込むのはわからなくもない、でもすんでるってのはどういうわけだ?
「実は、霊夢さんがこれからしばらくどうするんだってことで、私と鈴仙がお詫びに食事の用意と修理をすることになって………」
「まぁ、仕方ないかもね」
「幽々子様にも怒られて、やっぱり、私未熟者だ………」
「………」
この子でも人に弱みを見せることってあるんだな………
でも幽々子が怒ったのはその失敗に関することではないような気がする。
「妖夢、貴女ずっとそんな様子でいたの?」
「え………」
「従者って言うのはね、遣える人のことを第一に考えるのは当たり前だけど、その次には絶対自分のことを大事にすべきなのよ」
「………」
「貴女が体調を崩したら誰が幽々子の面倒を見るの?」
「………はい」
「別に一人でも死にはしないだろうけど、ああ死んでるか……まぁ、第一に相手のことを考えるなら、自分の情けない姿を晒すのは絶対にやめることね」
「………」
「今の貴女のように、自信もなければ覇気もない頼りになら無そうな子を傍に置いておくのは、お互いの得にならない、だから幽々子は貴女を突き放したのよ」
妖夢は納得したのか、沈んだ表情のままではあったがうんうんと頷いていた。
「でも、幽々子なら少しくらいだらしないほうが喜びそうなもんだけどね」
「だらしなくしているつもりなんてありません!」
「そうでしょうね」
「………すいませんでした、咲夜さん」
「え?」
「風邪で休まれてるのに、私なんかの悩みを聞いてもらっちゃって………」
「ああ、別にいいわよ………ほら、私達はお互い似たような立場だし、悩みを隠す必要はないわ」
「………はい」
妖夢の表情は明るくなった。
さきほど帰り際に見せた魔理沙の笑顔にちょっとだけ似ている。
「咲夜!」
バン!と大きな音を立てて私の部屋のドアが開いた。
「な、なによ………アリス?」
「大丈夫!?ごめんなさい、本当は昨日には来ようと思ってたのに寝ちゃって………起きたらもう昼で………ごめんなさい!本当にごめんなさい!!」
「………別にいいから」
なんとも騒がしい奴だ。酒が抜けてないんじゃないか?
「大丈夫?どこが悪いの?喉?」
「喉も少しだけ痛いけど、頭がぼーっとするの、大声はやめて痛いから」
「あ、ごめん………」
また謝らせてしまった。
こいつは私を気遣って来てくれたのに。
「………あの………」
「……ん?」
「………な、なんでもない」
なんだ、どうしたんだこいつは。
もしかして怖がらせてしまったか?どうしてこう繊細なんだか。
「………今日、貴女以外にも二人くらい見舞いが来たのよ」
「………」
ベッドの脇のイスに、今度はアリスが腰をかけた。
「私が宴会に居なかったから、大変だったんだってね」
「…うん」
「………貴女も、困った?」
「………うん」
「そっか」
「あ、あの、でも」
「うん?」
アリスは、何を焦ったのか身を乗り出して早口で話し出した。
「わ、私が、その、咲夜が居なくて困ったっていうのは………他の連中みたいのとは違うから………」
「………」
「咲夜が居なくて………本当に困ったから………」
「………バカねぇ」
「………」
「私が居なくたって、死ぬわけじゃないんだから、私が居ないなら私が居ないなりに楽しむことを考えなさいよ」
「………そうだけど」
「でも、まぁ………取り乱すほど気を遣ってくれたのは嬉しい」
「………うん」
「………どいつもこいつも」
「え?」
「今日来た連中は皆そう沈んだ顔をしてたわ、病人の私を前にしてほんといい度胸」
「ご、ごめん………」
「別にいいわよ、おかげで色々と珍しいことを聞けたから」
「………」
「アリス」
「ん…?」
「風邪うつるかもしれないわ、図書館にでもいってなさい」
「………」
泣き出す前に言っておくか。
「勘違いするんじゃないわよ、心配して言ってるの」
「………うん」
「それで、風邪が治ったらどこかご飯食べに行かない?」
「………大丈夫なの?」
「いいわよ、どうせ貴女のその沈んだ表情は、私にしかなんとかできないんでしょ?」
「………うん」
「じゃ、決まりね」
私の風邪はすぐ治ったが。
結局この約束が果たせることは無かった。
なぜなら今日見舞いに来た連中はもれなく私に風邪をうつされたのだ。
だいたい魔女が風邪を引くのか?
そんな疑問もあったが、別にこれはこれで悪い状況ではないし………
「アリス、精進料理できたけど食べる?」
「………食べさせて、くれるなら」
「ちょーしに乗るな」
真っ赤な顔になってまで言うとは、それだけ食べさせて欲しいのか。
別に構わないけど。
「台所壊すわ風邪引いて布団占領するわ………大体幽霊のくせになんで風邪なんてひくわけ?」
「すいません………」
「まーいいや、しょうがないから私は魔理沙の見舞いに行く、鈴仙後頼んだ」
「うん」
「きついね霊夢は」
「いえ、仕方ないです」
「………なんか、妖夢風邪ひいたのに嬉しそうだよ」
「いえ、そういうわけじゃないんです、私はどうも考えていることが顔に出やすいらしいので、練習をしてるんです」
「………むしろ不自然だよ」
「え、そうでしたか………」
「いいじゃない、不安な時は不安って言えるほうが私は立派だと思うよ、無理して倒れたり爆発したりしたら、それこそ迷惑になっちゃう」
「………そっか」
「辛いなら私が薬作ってあげるよ、妖夢」
「………ありがとう、鈴仙」
.
本人は時間を止めてさっさと治そうとしていたようだが、レミリアに大人しくしているようたしなめられ、今はずっとベットに横になっている。
別に暇なわけではないが、普段忙しくあちこち回っているだけに物足りなく感じてしまう。
「おーい」
「………その声は魔理沙か」
「入るぜ」
「もう入ってるじゃない」
いったいこいつが何をしに私の部屋に…
体を起こそうとすると、魔理沙はちょっとまてと言った。
「病人は大人しく横になってるもんだぜ、まぁお前さんの場合、何もしてないでいるのは落ち着かないかもしれないけどな」
「わかってるじゃない」
魔理沙は部屋の机の上になんだかよくわからない白い袋を置いた。
「なに?」
「八意から預かってきた、風邪薬だ」
「ふうん………」
「心配するなよ、ちゃんとした薬だ」
「別に疑ったわけじゃないけど、不自然だなと思って」
「不自然?」
あいつは医者だから、病人に何らかの施しをするのはおかしいことじゃないけど。
いったいなんでそんなやつまで私が風邪を引いてることを知ってるんだろう。
「ああ、簡単なことだよ」
魔理沙は私の疑問を聞くまでも無く応えた。
「宴会が昨日あったんだけどな、お前が来なかったから不思議がってレミリアに聞いてみたら、風邪を引いて休んだなんて言うじゃないか、みんな驚いてたぜ」
「………ふーん」
どかっとベッドの隣にあるイスに腰掛けた。
そして楽しそうに笑いながら話し出す。
「いや正直私も驚いたよ、お前が体調崩すなんてさ」
「そうね、私も驚いてる」
「いつまでたっても美味い料理は出てこないしな」
「ああ、なるほど」
「妖夢は忙しそうだったぜ、八意達も気を使って手伝ってたようだが、不慣れなことはするもんじゃない、息があわな過ぎててんやわんやの大惨事だ」
「どうなったの?」
「博霊神社の台所が火を噴いたように真っ黒こげだ」
まるで楽しいものを見てきたかのように笑う魔理沙、いや、きっと私もその場にいたら笑っていただろう。
惜しいことをしたな。
いや、私がそこにいたらそうはならなかったのか。
「………ハプニングも結構だけどさ」
「ん」
「やっぱ私はお前の料理が食いたかったぜ、酒が全然すすまないんだ」
「そう、悪かったわね」
「みんな楽しみにしてるぜ」
そういわれると、そうだったかもな。
そうしてるのが当然だから、自分でも気がつきもしなかった。
「さて………私はそろそろ帰るかな」
「ん………ありがとう」
「おいおい、お前が礼を言うとはな」
「別にいいじゃない」
「ああ、じゃ………」
私に背を向けて、帽子を被った時、魔理沙の動きが止まった。
じゃあと言いかけて、何か違うことを考えたらしい。
「………お前一人居なかっただけで、結構大騒ぎだったんだぜ」
「………」
「正直ちょっとうらやましいよ」
少しはにかんだ作り笑顔。
私はそんな魔理沙の顔をはじめて見た。
魔理沙は、どういう心境なんだろう。
うらやましいって、どういうことなんだろう。
でも、どんなことを考えたかはともかく、私はそれを聞いたとき直感的に返事を決めていた。
「でも、貴女がいなかったら宴会そのものがなくなる事、忘れるんじゃないわよ」
「………あ、そっか」
呆気に取られたらしい。
それこそ自分で気が付いていなかったのかと言いたくなる。
「ははは、じゃ、まぁ………またな」
「ええ」
恥ずかしがっていたのか、嬉しかっただけか。魔理沙は赤い顔に緩い笑みを浮かべていた。
「失礼します」
「………お、貴女は」
これまた珍しい客だ。冥界の庭師が現れた。
「風邪、大丈夫ですか?」
「ええ、心配してくれてありがとう」
「はい…」
どうも、元気が無いな。
普段から元気一杯な様子ではないが、疲れているというか、覇気がないというか。
「実は、今………博霊神社に住んでるんです」
「え?」
「………この間の宴会、咲夜さんが居なかったところを八意さんや鈴仙が手伝ってくれたんですが………」
「ああ……その話ね」
「聞いているんですか?」
「ええ、台所を黒こげにしたんですってね」
「………はい」
確かに落ち込むのはわからなくもない、でもすんでるってのはどういうわけだ?
「実は、霊夢さんがこれからしばらくどうするんだってことで、私と鈴仙がお詫びに食事の用意と修理をすることになって………」
「まぁ、仕方ないかもね」
「幽々子様にも怒られて、やっぱり、私未熟者だ………」
「………」
この子でも人に弱みを見せることってあるんだな………
でも幽々子が怒ったのはその失敗に関することではないような気がする。
「妖夢、貴女ずっとそんな様子でいたの?」
「え………」
「従者って言うのはね、遣える人のことを第一に考えるのは当たり前だけど、その次には絶対自分のことを大事にすべきなのよ」
「………」
「貴女が体調を崩したら誰が幽々子の面倒を見るの?」
「………はい」
「別に一人でも死にはしないだろうけど、ああ死んでるか……まぁ、第一に相手のことを考えるなら、自分の情けない姿を晒すのは絶対にやめることね」
「………」
「今の貴女のように、自信もなければ覇気もない頼りになら無そうな子を傍に置いておくのは、お互いの得にならない、だから幽々子は貴女を突き放したのよ」
妖夢は納得したのか、沈んだ表情のままではあったがうんうんと頷いていた。
「でも、幽々子なら少しくらいだらしないほうが喜びそうなもんだけどね」
「だらしなくしているつもりなんてありません!」
「そうでしょうね」
「………すいませんでした、咲夜さん」
「え?」
「風邪で休まれてるのに、私なんかの悩みを聞いてもらっちゃって………」
「ああ、別にいいわよ………ほら、私達はお互い似たような立場だし、悩みを隠す必要はないわ」
「………はい」
妖夢の表情は明るくなった。
さきほど帰り際に見せた魔理沙の笑顔にちょっとだけ似ている。
「咲夜!」
バン!と大きな音を立てて私の部屋のドアが開いた。
「な、なによ………アリス?」
「大丈夫!?ごめんなさい、本当は昨日には来ようと思ってたのに寝ちゃって………起きたらもう昼で………ごめんなさい!本当にごめんなさい!!」
「………別にいいから」
なんとも騒がしい奴だ。酒が抜けてないんじゃないか?
「大丈夫?どこが悪いの?喉?」
「喉も少しだけ痛いけど、頭がぼーっとするの、大声はやめて痛いから」
「あ、ごめん………」
また謝らせてしまった。
こいつは私を気遣って来てくれたのに。
「………あの………」
「……ん?」
「………な、なんでもない」
なんだ、どうしたんだこいつは。
もしかして怖がらせてしまったか?どうしてこう繊細なんだか。
「………今日、貴女以外にも二人くらい見舞いが来たのよ」
「………」
ベッドの脇のイスに、今度はアリスが腰をかけた。
「私が宴会に居なかったから、大変だったんだってね」
「…うん」
「………貴女も、困った?」
「………うん」
「そっか」
「あ、あの、でも」
「うん?」
アリスは、何を焦ったのか身を乗り出して早口で話し出した。
「わ、私が、その、咲夜が居なくて困ったっていうのは………他の連中みたいのとは違うから………」
「………」
「咲夜が居なくて………本当に困ったから………」
「………バカねぇ」
「………」
「私が居なくたって、死ぬわけじゃないんだから、私が居ないなら私が居ないなりに楽しむことを考えなさいよ」
「………そうだけど」
「でも、まぁ………取り乱すほど気を遣ってくれたのは嬉しい」
「………うん」
「………どいつもこいつも」
「え?」
「今日来た連中は皆そう沈んだ顔をしてたわ、病人の私を前にしてほんといい度胸」
「ご、ごめん………」
「別にいいわよ、おかげで色々と珍しいことを聞けたから」
「………」
「アリス」
「ん…?」
「風邪うつるかもしれないわ、図書館にでもいってなさい」
「………」
泣き出す前に言っておくか。
「勘違いするんじゃないわよ、心配して言ってるの」
「………うん」
「それで、風邪が治ったらどこかご飯食べに行かない?」
「………大丈夫なの?」
「いいわよ、どうせ貴女のその沈んだ表情は、私にしかなんとかできないんでしょ?」
「………うん」
「じゃ、決まりね」
私の風邪はすぐ治ったが。
結局この約束が果たせることは無かった。
なぜなら今日見舞いに来た連中はもれなく私に風邪をうつされたのだ。
だいたい魔女が風邪を引くのか?
そんな疑問もあったが、別にこれはこれで悪い状況ではないし………
「アリス、精進料理できたけど食べる?」
「………食べさせて、くれるなら」
「ちょーしに乗るな」
真っ赤な顔になってまで言うとは、それだけ食べさせて欲しいのか。
別に構わないけど。
「台所壊すわ風邪引いて布団占領するわ………大体幽霊のくせになんで風邪なんてひくわけ?」
「すいません………」
「まーいいや、しょうがないから私は魔理沙の見舞いに行く、鈴仙後頼んだ」
「うん」
「きついね霊夢は」
「いえ、仕方ないです」
「………なんか、妖夢風邪ひいたのに嬉しそうだよ」
「いえ、そういうわけじゃないんです、私はどうも考えていることが顔に出やすいらしいので、練習をしてるんです」
「………むしろ不自然だよ」
「え、そうでしたか………」
「いいじゃない、不安な時は不安って言えるほうが私は立派だと思うよ、無理して倒れたり爆発したりしたら、それこそ迷惑になっちゃう」
「………そっか」
「辛いなら私が薬作ってあげるよ、妖夢」
「………ありがとう、鈴仙」
.
しかし鈴仙×アリスに命を懸ける素敵なサイトさんがあってですね。
ぜひ、詳しく!
もう、堪らーーーーーん!!!(空気読めなくて御免なさい…orz
もっといちゃいちゃしてたらザラメ溢れてきたかも。
咲アリごちそうさまでした。
※6
※1の場所と同じか知らんが「鈴アリ」で検索すべし。
責任を感じたアリスが紅魔館に泊まり込みで看病するまで妄想余裕でした
あとエロくないパジャマを期待します
俺が投稿しているやつの咲夜さん
相当暇そうですね