注意:前回の続きです。
割と普通にデュエルします。ネタ成分低め。
ルールが分かる方でないときついです。
闇紫 LP15600:手札4:オレイカルコス・デウテロス
前衛:百目竜(攻3500)、闇土野郎(攻4000)、風野郎(攻2300)
後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)
魔理沙LP8000:手札5:無し
アリスLP8000:手札5:無し
闇紫 「長らくお待たせしたわね、アリス、そして魔理沙。
生け贄の魂は空へ還った。次はあなたたちの番よ。
先立った奴らが寂しくならないよう、早く迎えにいってやることね」
魔理沙「お断りだぜ。わたしは死ぬときは老衰で安らかに逝くって決めてるんだ」
闇紫 「ならば、9.7次元の世界を受け入れなさい。
この世の何よりも安らかでめまぐるしい死が体験できるわよ。
バトルフェイズ終了後、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンは守備表示になる。
2枚伏せてターンエンド」
魔理沙「(霊夢・・・・・・必ずお前を元に戻してやるぜ)」
魔理沙「わたしのターンだ! ドロー!!」
魔理沙「(ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンは守備表示だが・・・・・・・・・・・・
アーミタイルの効果で戦闘では破壊されず、さらにクリアー・バイス・ドラゴンの能力も
受け継いでいるせいで、カード効果での破壊も手札1枚で無効にされてしまう。
これじゃあ、さすがに簡単には手を出せないな。
モンスターを攻撃表示で出したら、次のあいつのターンで瞬殺されるし・・・・・・。
とはいえ、守備表示で凌いだとしても、エンドフェイズには例の効果・・・・・・虚無幻影羅生門がある。
わたしたちのモンスターは、どのみち1ターンももたないってことか・・・・・・。
ったく、いきなり絶望的にも程があるじゃないか・・・・・・)」
闇紫 「あらあら、いきなり長考とは、やってくれるわね。
それとも、ただ尻ごみしているだけかしら?」
魔理沙「どうかな。だが、焦らされるのは好きじゃないだろ?」
闇紫 「・・・・・・ふふふ、この期に及んで挑発とは、恐れ入ったわ。霧雨魔理沙。
今すぐにでも仲間の元に行きたいという、あなたの願いを叶えてあげる。ASAPでね」
魔理沙「ASAPだかESPだか知らんが、わたしはこんな若い身空で死ぬつもりはない。
それに、霊夢達だってまだ死んじゃいない! 手札から、簡易融合を発動!」
《簡易融合(インスタントフュージョン)/Instant Fusion》 †
通常魔法
1000ライフポイントを払う。
融合デッキからレベル5以下の融合モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚した融合モンスターは攻撃する事ができず、
エンドフェイズ時に破壊する。
「簡易融合」は1ターンにつき1枚しか発動できない。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
魔理沙「このカードの効果で、エクストラデッキのドラゴンに乗るワイバーンを特殊召喚する。
そして手札から、ドラグニティ、ブラックスピアを召喚!」LP8000→7000
《ドラゴンに乗(の)るワイバーン/Alligator's Sword Dragon》 †
融合・効果モンスター
星5/風属性/ドラゴン族/攻1700/守1500
「ベビードラゴン」+「ワイバーンの戦士」
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターが地・水・炎属性のみの場合、
このカードは相手プレイヤーを直接攻撃する事ができる。
《ドラグニティ-ブラックスピア》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/ドラゴン族/攻1000/守1000
自分フィールド上に存在する「ドラグニティ」と名のついた
ドラゴン族モンスター1体をリリースして発動する。
自分の墓地に存在するレベル4以下の
鳥獣族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
魔理沙「いくぜ、紫! レベル5のワイバーンに、レベル3のブラックスピアをチューニング!!」
魔理沙「現れろ!! スターダスト・ドラゴン!!!」
《スターダスト・ドラゴン/Stardust Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「フィールド上のカードを破壊する効果」を持つ
魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
このカードをリリースする事でその発動を無効にし破壊する。
この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、
この効果を発動するためにリリースされ墓地に存在するこのカードを、
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
アリス「(初手スターダスト・・・・・・! なるほど、遠慮はいらないってことね。
なら、わたしも・・・・・・!)」
魔理沙「カードを2枚伏せて、ターンを終了する! アリス、お前の番だぜ!」
アリス「わかってる! わたしのターンよ!」
アリス「ドロー! 未来融合を発動!!」
《未来融合(みらいゆうごう)-フューチャー・フュージョン/Future Fusion》 †
永続魔法(制限カード)
自分のデッキから融合モンスターカードによって決められたモンスターを
墓地へ送り、融合デッキから融合モンスター1体を選択する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に選択した融合モンスターを
自分フィールド上に特殊召喚する(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
アリス「デッキのサイバードラゴンを含む15体の機械族を墓地に送り、キメラテック・オーバー・ドラゴンを指定するわ!
そしてブラック・ボンバーを召喚!
誘発効果で墓地のサイバー・ダーク・エッジを特殊召喚よ!」
《ブラック・ボンバー/Black Salvo》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻 100/守1100
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する
機械族・闇属性のレベル4モンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。
《サイバー・ダーク・エッジ/Cyberdark Edge》 †
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻 800/守 800
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地に存在するレベル3以下のドラゴン族モンスター1体を
選択してこのカードに装備カード扱いとして装備し、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をアップする。
このカードは相手プレイヤーを直接攻撃する事ができる。
その場合、このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ半分になる。
このカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりに装備したモンスターを破壊する。
アリス「レベル4、サイバー・ダーク・エッジに・・・・・・レベル3、ブラック・ボンバーをチューニング!」
アリス「集いし星がうんたらかんたら・・・・・・・・・・・・来なさい、わたしの玩具!!
パワー・ツール・ドラゴン!!!」
《パワー・ツール・ドラゴン/Power Tool Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動する事ができる。
自分のデッキから装備魔法カードを3枚選択し、
相手はその中からランダムに1枚選択する。
相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻してシャッフルする。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。
闇紫 「ふふふふふ、スターダストにパワーツール・・・・・・。
1ターン目から両雄揃えるとは、あなたたちは自分が誰と戦っているか分を弁えていることかしら。
でも、まだ足りないわ。その程度では、わたしの心の闇に打ち勝つには遠く及ばない。
我がワンハンドレッド・アイ・ドラゴンを打倒することはできなくてよ」
アリス「勘違いしないで」
闇紫 「・・・・・・あん?」
アリス「わたしは、あなたを救うために戦うの。
心の闇に打ち勝つのではなく、あなたを心の闇から解放するために」
闇紫 「あらあら、これは驚きだわ。まさかこの全能のわたしにも理解できないことがあったなんて。
心の闇から解放する? どうしてそんな思考に及べるのか、理解に苦しむわね。
もしこの闇が晴れる時が来るとしたら、あなた達全員を再起不能にし、
幻想郷を木っ端微塵にした後でしょうね。
わかる? もはやわたしの心の闇は、幻想郷を天秤にかけても釣り合うかどうか
わからないほどに膨れ上がっているのよ。
それを全て解放するなどと、あなた程度の妖怪が口に出すのもおこがましいわ。恥を知りなさい」
アリス「恥だろうがなんだろうが、撤回はしないわ。後ろも振り向かない。
だってわたしは・・・・・・藍と約束したから!」
アリス「優先権を行使し、パワー・ツール・ドラゴンの起動効果発動!
デッキから装備魔法カード3枚を選択し、その中の1枚を手札に加える!」
闇紫 「くすくすくす、浅はかね。
パワーツールドラゴンを呼んだ時点で、あなたたちの戦術など読めていたわよ。
戦闘とカード効果、二重の耐性を持つワンハンドレッド・アイ・ドラゴンを破壊することは困難。
打開するには、モンスター効果を無効にするのがてっとり早い。
あなたの狙いはそこね。当たりでしょう?」
アリス「く・・・・・・」
闇紫 「図星ね。ゆえに、あなたが今サーチした3枚は、全てダブルツールD&C。
違うかしら?」
アリス「・・・・・・公開するわ」
つ ダブルツールD&C
ダブルツールD&C
ダブルツールD&C
闇紫 「ふふふふ、やはりね。これならどれを選んでも同じ。一枚を手札に加えなさい。
オレイカルコス・デウテロスの効果を魔理沙のスターダスト・ドラゴンで無効にし、
D&Cを装備したパワーツールで能力を無効化したワンハンドレッド・アイ・ドラゴンを破壊するのがあなたたちの策。
二人の力を合わせた結束の力、というやつだったかしら?
本当、単純よねぇ。二人で力を合わせればなんとかなるとでも思った?
思ったんでしょう? 思ったのよねぇ?」
アリス「・・・・・・ええ、思ったわよ。でも、後ろは振り向かない。今決意表明したばかりなのよ!
ダブルツールD&Cを発動!」
《ダブルツールD&C(ディーアンドシー)/Double Tool C&D》 †
装備魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「パワー・ツール・ドラゴン」または
「D(ディフォーマー)」と名のついたレベル4以上の機械族モンスターにのみ装備可能。
それぞれのターンで以下の効果を適用する。
●自分のターン:装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
装備モンスターが攻撃する場合、バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果
は無効化される。
●相手のターン:相手は装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない。
装備モンスターと戦闘を行った相手モンスターを、そのダメージステップ終了時に破壊する。
闇紫 「くだらない。チェーンしてトラップ発動。地縛波」
《地縛波(グランド・ウェーブ》 †
カウンター罠(アニメ準拠)
自分フィールド上にフィールド魔法カードが
表側表示で存在している時発動する事ができる。
相手の魔法・罠カード1枚の発動と効果を無効にし破壊する。
闇紫 「人間達の意志、想いが作り出す奇跡・・・・・・確かに、その存在は認めましょう。
しかし、奇跡にも限界がある。
この途方も無い力量差は、ただの奇跡では到底埋めることはできないわ。
地縛波は、相手が発動した魔法・罠を無効にして破壊する。D&Cは破壊よ」
アリス「(く、パワーツールは攻撃表示・・・・・・一発までならアーミタイルの効果を受けきれるけど、
その後のダイレクトアタックが来たら・・・・・・)」
魔理沙「心配するな、アリス」
アリス「魔理沙・・・・・・?」
魔理沙「お前はわたしが守ってやるさ。この身に代えても、必ずな」
アリス「(魔理沙・・・・・・・・・・・・嬉しい。信頼しろってことね。わかったわ)」
アリス「(でも、あなたにばかり危険な目にはあわせない。
いざというときは、わたしは盾になってでも、あなたを・・・・・・)」
アリス「1枚伏せて、ターンエンドよ!」
闇紫 LP15600:手札3:オレイカルコス・デウテロス
前衛:百目竜(攻3500)、闇土野郎(攻4000)、風野郎(攻2300)
後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)、伏せ1
魔理沙LP7000:手札2:星屑、伏せ2
アリスLP8000:手札3:パワーツール、未来融合、伏せ1
闇紫 「あらゆる手で策を弄してみても、結果的には攻撃表示のモンスターが2体残っただけ。
殺ってくださいとお願いしているようなものね。本当にわかっているのかしら?
残る戦士はあなたたち二人しかおらず、敗北は幻想郷の消滅を意味している。
それはどうしようもないほど揺るぎの無い事実だというのに」
アリス「紫・・・・・・わたしにはどうしてもわからない。
心の闇に支配されたといえ、あなたは長年幻想郷とともに生きてきた。
本当は誰よりも幻想郷を愛しているってことも、うすうすわかってたわ。
そのあなたが・・・・・・」
闇紫 「知っているからよ。
このちっぽけな世界である幻想郷も、そこに生きる人間も妖怪も、本質は何の意味もなさないということを。
そして、何の意味も無いということは、存在すらも無いということ。それこそ、幻のようにね。
こんな世界、初めから無くてもよかったってことなのよ。
案外幻想郷という名称も、そういった意味でつけられたのかもしれないわ。
そう、全ては幻想に消え行く運命だった。ただ、それだけのこと・・・・・・」
アリス「紫・・・・・・」
魔理沙「無駄だ、アリス。わたし達の言葉は通じない。あいつの行動原理は、わたし達とは違うんだ」
闇紫 「ふふふ。霧雨魔理沙、あなたもわたしが狂っていると思う?」
魔理沙「いいや。だからこそタチが悪いのさ」
闇紫 「言い得て妙といったところかしら。ドロー」
闇紫 「リバースカードでいくら武装しようが、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの起動効果の前には無意味。
さて、どちらの竜に食らわせてやろうかしら。
やっぱりここにきてもくだらないことをのたまうアリスの方を・・・・・・」
魔理沙「おっと、そうはさせないぜ!
お前のスタンバイフェイズに、トラップ発動。バスター・モードだ!」
《バスター・モード/Assault Mode Activate》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する
シンクロモンスター1体をリリースして発動する。
リリースしたシンクロモンスターのカード名が含まれる
「/バスター」と名のついたモンスター1体を
自分のデッキから攻撃表示で特殊召喚する。
魔理沙「スターダストドラゴンを、バスターモードへ移行する!!
来い! スターダスト・ドラゴン、スラッシュバスター!!!」
《スターダスト・ドラゴン/(スラッシュ)バスター/Stardust Dragon/Assault Mode》 †
効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果及び
このカードの効果でのみ特殊召喚する事ができる。
魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
このカードをリリースする事でその発動を無効にし破壊する。
この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、
この効果を発動するためにリリースされ墓地に存在するこのカードを、
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
また、フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、
自分の墓地に存在する「スターダスト・ドラゴン」1体を特殊召喚する事ができる。
アリス「(スラッシュバスター! 魔理沙の秘策は、このドラゴン・・・・・・)」
魔理沙「バスター形態のスターダストは、相手の魔法・罠・モンスター効果を全て無効にして破壊する。
モンスター効果を発動した瞬間、そいつは木っ端微塵だぜ。
パワーツールはやらせはしない!」
闇紫 「くすくす、何かと思えば・・・・・・。
そんなドラゴン、戦闘で破壊してしまえばそれまで。
墓地に葬った後で、改めて起動効果を使わせてもらうわ。
それに、わたしはバスターモードにチェーンして、場のトラップを発動させているのよ」
魔理沙「(トラップだと・・・・・・?)」
《ゼロ・スプライト》 †
通常罠(アニメオリカ)
このカードは装備カードとなり、
装備モンスターの元々の攻撃力を0にする。
装備モンスターは1度のバトルフェイズ中に
2回攻撃する事ができる。
闇紫 「ゼロ・スプライト。これを、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンに装備するわ。
これで二回攻撃の能力が付与された。
攻撃力は0になるけど、クリアー・バイス・ドラゴンの能力を持っているこの子には関係の無い話ね」
アリス「(くっ・・・・・・なんてこと!
攻撃力は必ず相手の倍になり、しかも2回攻撃なんて)」」
闇紫 「ふふふふ、バトルフェイズよ。あなたのおもちゃの方から吹き飛ばしてあげる。
でも安心なさい、すぐにお友達の竜も臨終させてあげるから。
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンで、アリスのパワー・ツール・ドラゴンに攻撃!!
インフィニティ・サイト・ストリーム!!!」
魔理沙「・・・・・・残念だったな! そいつもさせない!
トラップ発動、フォーチュン・スリップ!!」
《フォーチュン・スリップ》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手モンスター1体の攻撃を無効にし、攻撃対象モンスター1体を
次の自分のスタンバイフェイズ時までゲームから除外する。
闇紫 「(・・・・・・パワー・ツールが消えた!)」
魔理沙「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの攻撃は無効だ。
さらにパワーツールは安全な異次元に避難させてもらうぜ」
アリス「(一時的に除外されれば、エンドフェイズの全体除外効果からも逃れることができる・・・・・・
そこまで計算して)」
闇紫 「ふふふ・・・・・・そう、それよ。
わたしは言ったはずよ。弱者は庇い合い、団結する権利がある、と。
せいぜい1を2にして対抗してみせるがいいわ。
わたしは10000かもしれないけどねぇ・・・・・・」
闇紫 「ゼロ・スプライトの効果で、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンはもう一度攻撃する権利が与えられている。
次はあなたよ、魔理沙」
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン 攻撃力6000
魔理沙「(くっ、攻撃力6000か。バスターは守備表示とはいえ、まさか二回攻撃とは・・・・・・)」
闇紫 「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンよ! スラッシュバスターを亡き者にしなさい!!
インフィニティ・サイト・ストリーム!!!」
アリス「・・・・・・そいつもさせない、だったわね」
闇紫 「!?」
アリス「リバースカードオープンよ! くず鉄のかかし!!」
《くず鉄(てつ)のかかし/Scrap-Iron Scarecrow》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手モンスター1体の攻撃を無効にする。
発動後このカードは墓地に送らず、そのままセットする。
アリス「かかしの効果で、もいっちょ無効よ!」
魔理沙「アリス・・・・・・お前」
アリス「悪いけど、守られてるだけってのは好みじゃないの。
わたしの人生、そんなに過保護に甘やかされてきたつもりはないから」
魔理沙「・・・・・・ったく、ひとの厚意をそのまま返すとはな。
少しは女らしさってもんを持ったほうがいいぜ?」
アリス「ふふ、こっちのセリフよ。昔から、馬耳東風のマガトロって言われてるの」
闇紫 「ふふふふふ、ははははははは・・・・・・。最高ね。お互いのカードで守りあうなんて。
あなたたちは、よほど気の合うパートナーなんでしょうね」
アリス「不本意ながらそうみたいね。気が合うってわけじゃないけど」
魔理沙「間違っても気は合わないな。あんな人形だらけのカビ臭い館には住みたくない」
闇紫 「くすくす、まあ仲がいいのはわかったわ。でも・・・・・・それは過ち以外の何者でもないのよ。
所詮、人はみな一人。他人の存在など、枷にしかならない」
アリス「そんなことはないわ! 仲間がいるから、人はその誰かのために頑張りたいと思うのよ。
そしてその想いが、新しい力を与えてくれる。わたしは、そう信じてる!」
闇紫 「ふふふ・・・・・・皮肉ね。あなたがそんなことを言うなんて」
アリス「皮肉? どういう意味?」
闇紫 「アリス・マーガトロイド。あなた、蛇使い座でしょう?」
アリス「蛇使い座? さあ、どうだったかしらね。人間だった頃のことなんてとっくに忘れたわ。
まあわかっていたとしても、あなたに教える義理はないけど」
闇紫 「そう、その目よ。芯の強さを感じさせる印象的で大きな瞳。蛇使いの女の目だわ。
わたしも同じだからわかる。蛇使い座の女はね、常に孤独なのよ。
なぜなら、独りで生きていけるだけの強さを持っているから。
でもそう言えば聞こえはいいけど、つまりはそれほど孤独が板についているということ。
あなたは本来、誰かといるよりも、独りでいることを好むパーソナリティだったはずよ」
アリス「な・・・・・・適当なこと言わないでよ! わたしは・・・・・・」
闇紫 「違うっていうの? だったら、あなたはなぜ人形を扱っているの?」
アリス「!」
闇紫 「他人と接するのが嫌だから、代替品で気を紛らわせようとする。
聞けばあなた、人形に命を吹き込むことが最終目標なんですって?
そんなこと、あなたには絶対に不可能よ。
なぜなら、あなたの潜在意識はそれを望んでいないから。
命のある人形なら、もう人間と変わらないからね。
あなたは無意識下では、独りで生きることを望んでいる。
自分だけで生きていけるなら、他人の存在なんて無いほうが楽だから。
あなたが住んでる場所もそうよね。
誰とも関わりあいたくないから、人がめったに来ない魔法の森の奥深くなんかに家を建てたのよね?」
アリス「それは・・・・・・・・・・・・ただ、静かで、魔法の研究がはかどると・・・・・・」
闇紫 「正直じゃないわね。
なら、そもそも妖怪になったのはどうして?
人間関係の軋轢を嫌い、人と接する必要の無いコミュニティを求めていたからじゃないの?」
アリス「・・・・・・」
闇紫 「あなたは望んでいたのよ。
人目を避け、関わりを無くし。ただ、森で一人静かに暮らすことを。
だって、あなたも本当は初めから諦めていたんでしょう?
心の底から誰かとわかりあうなんて、絶対に出来な・・・・・・」
魔理沙「違う!!」
アリス「(!? 魔理沙・・・・・・)」
魔理沙「アリス。お前が以前どうだったかなんて関係無い。重要なのは今だ。
今のお前には・・・・・・・・・・・・その、心から信頼に足るパートナーが隣にいるじゃないか。そうだろ?
少なくとも、わたしも同じことを思ってる。嘘じゃないぜ」
アリス「魔理沙・・・・・・」
アリス「(・・・・・・そうね、確かにわたしは生来、他人と心を交わそうという意志が欠如していたかもしれない。
でも、今ならはっきりと言えるわ。
本当に心の底から、ずっと一緒にいたいと思える人がいるってこと・・・・・・)」
アリス「紫・・・・・・わたしは、あなたとは違うわ!!」
闇紫 「・・・・・・・・・・・・そう。悲しいわ。
あなたなら、わたしの心の闇をほんの少しでもわかってくれるかもしれない。そう思ったのに」
闇紫 「でも、そこまで気持ちよく突っぱねられたら仕方ないわよね。
もはやあなたたちを冥土に送り、幻想郷を消し去るのに一片の未練も無い。
あなたたちの存在、微塵も残さないまでに消去してくれるわ!
手札から、超電磁タートルを召喚!」
《超電磁(ちょうでんじ)タートル》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星4/光属性/機械族/攻0/守1800
このカードが墓地に送られたターン、
このカードの持ち主はバトルフェイズを任意のタイミングで
終了させることができる。
闇紫 「後衛位置よ。デウテロスの効果でライフ回復。
次のターンで終わりよ。幻想郷も、あなたたちの命運もね」LP15600→18600
闇紫 LP18600:手札3:オレイカルコス・デウテロス
前衛:百目竜(攻500)、闇土野郎(攻4000)、風野郎(攻2300)
後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)、タートル(攻500)、ゼロスプ(百目竜)
魔理沙LP7000:手札2:星屑バスター、伏せ1
アリスLP8000:手札3:未来融合、伏せ1
魔理沙「(奴の場に伏せカードは無い。チャンスだ! このドローで・・・・・・)
わたしのターンだ! ドロー!!」
魔理沙「(よっしゃ、これだ! あとは、アリスが強力なモンスターを特殊召喚できれば・・・・・・)
スタンバイフェイズに、アリスのパワーツールがフィールドに戻ってくる。
モンスターをセット。さらに2枚伏せて、ターン終了だ!」
アリス「(魔理沙が引けば、わたしのデッキも答えてくれるはず。
もう、わたしは心を揺さぶられたりしない。
最後まであなたと、このデッキを信じぬく!)」
アリス「わたしのターン、ドロー!! パワー・ツール・ドラゴンの効果発動!!」
つ ダブルツールD&C
ダブルツールD&C
ジャンク・アタック
闇紫 「二度同じ手が通じると思って? わたしの指運を舐められては困るわ。右のカードよ」
つ ジャンク・アタック
闇紫 「はははははは。ほうら、見なさい。
ジャンク・アタックは、装備したモンスターが戦闘でモンスターを破壊したとき発動するカード。
戦闘で破壊できないワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの前には無用の長物ね」
アリス「どうやら、神様を気取ってても考え違いってのはあるみたいね。
わたしがあなたに選んでほしかったのは、紛れも無くこのジャンク・アタックよ」
闇紫 「(何・・・・・・?)」
アリス「見せてあげるわ、今わたしのドローしたカードを!
手札から、オーバーロード・フュージョンを発動!!」
《オーバーロード・フュージョン/Overload Fusion》 †
通常魔法(制限カード)
自分フィールド上または墓地から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
闇属性・機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
闇紫 「(バーロー!? ということは・・・・・・)」
アリス「場のパワーツールと、墓地のサイバー・ドラゴン、他機械族16体を除外してオーバーロードフュージョン!!
現れなさい!! 機械竜、キメラテック・オーバー・ドラゴン!!!」
《キメラテック・オーバー・ドラゴン/Chimeratech Overdragon》 †
融合・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ?
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの融合召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
このカードの元々の攻撃力と守備力は、
融合素材にしたモンスターの数×800ポイントの数値になる。
このカードは融合素材にしたモンスターの数だけ
相手モンスターを攻撃する事ができる。
アリス「誘発効果で、わたしのフィールドの他のカードは全て墓地に送られるわ。
キメラテック・オーバー・ドラゴンの攻撃力は、除外したカードの数×800ポイントになる。
すなわち、その攻撃力は・・・・・・!」
キメラテック・オーバー・ドラゴン 攻撃力14400
闇紫 「ははははは、攻撃力一万オーバーとはなかなかよ。
でもいくら高い攻撃力を備えているとしても、わたしのワンハンドレッド・アイ・ドラゴンは戦闘では・・・・・・」
アリス「紫。あなたには、さっきの続きを言わなきゃならないわ。
確かにかつてのわたしは、人と相容れることを避け、孤独だったかもしれない。
でも、もう独りじゃない。誰よりも信頼できる仲間が、傍にいるから、だから・・・・・・!」
魔理沙「だから・・・・・・速攻魔法だぜ!! 禁じられた聖杯!!」
《禁(きん)じられた聖杯(せいはい)/Forbidden Chalice》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。
闇紫 「!?」
魔理沙「モンスター1体の攻撃力を400上げ、そのモンスター効果を無効にする!
わたしが対象とするのは、もちろんワンハンドレッド・アイ・ドラゴンだ!」
闇紫 「(お互い、手札は見えていないはず・・・・・・なのにまるで示し合わせたように・・・・・・)」
アリス「ジャンク・アタックを発動! キメラに装備するわ!」
《ジャンク・アタック/Junk Barrage》 †
装備魔法
装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
魔理沙「さあ、これで奴の鉄壁の布陣にヒビが入った。今ならぶち破れるぜ!」
アリス「ええ、いくわ! このバトルフェイズに、霊夢達の無念をこめる!!」
アリス「キメラテック・オーバー・ドラゴンで、守備表示のワンハンドレッド・アイ・ドラゴンに攻撃!!
エヴォリューション・リザルト・蓬莱人形!!!!」
闇紫 「・・・・・・オレイカルコス・デウテロスの効果を発動するわ。
エアーマンをリリースし、キメラを破壊するわよ」
魔理沙「チェーンするぜ。スラッシュバスターをリリースし、その効果を無効にする!
破壊はできないけどな」
闇紫 「(・・・・・・やられたか。しかし・・・・・・)」LP18600→17100
魔理沙「今だ! いけえっ、アリス!」
アリス「ええ!
キメラテック・オーバー・ドラゴンは、除外したカードの数だけ、相手モンスターへ攻撃ができる!
前衛だろうが後衛だろうが、全てなぎ倒せば関係無いわ!!」
アリス「いきなさい、キメラテック・オーバー・ドラゴン!! 紫のモンスター達をなぎ払え!!!」
闇紫 「・・・・・・ふふふふふ、まさかワンハンドレッド・アイ・ドラゴンを滅するとは。
ほんと、最高ね。たまらない誤算だわ」LP17100→16600
魔理沙「誤算のわりには、かなり高くついたんじゃないか?
これでお前のモンスターは全滅。結界でのライフ回復も望めないぜ」
闇紫 「全滅? さあね、それはどうかしら」
アリス「何ですって?」
闇紫 「ふふふふふ・・・・・・闇は闇を生むのよ。
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンが破壊され墓地に送られた時、
デッキからカード1枚を選択して手札に加える事ができるわ。そして・・・・・・」
魔理沙「(・・・・・・な、何だ!? この空間が歪むほどの、馬鹿でかい妖気は・・・・・・)」
闇紫 「知りたいでしょう。わたしの抱える心の闇・・・・・・その多寡がいかほどのものか。
今、ご覧に入れて差し上げるわ。
わたしの場のオレイカルコス・キュトラーが破壊された時、このモンスターを特殊召喚できる・・・・・・」
アリス「(!? この、禍々しい感じは・・・・・・)」
魔理沙「(・・・・・・さっきのワンハンドレッド・アイ・ドラゴンよりも、はるかにでかい!!)」
闇紫 「我が心の闇・・・・・・顕現なさい!!! オレイカルコス・シュノロス!!!!」
《オレイカルコス・シュノロス》 †
効果モンスター(アニメ準拠)
星10/闇属性/機械族/攻?/守?
このカードは通常召喚できない。
このカードは「オレイカルコス・キュトラー」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力と守備力は「オレイカルコス・キュトラー」の効果で
0にした戦闘ダメージと同じ数値になる。
このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分のデッキ・手札・墓地から「オレイカルコス・デクシア」と「オレイカルコス・アリステロス」を
自分フィールド上に1体ずつ特殊召喚する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
「オレイカルコス・デクシア」と「オレイカルコス・アリステロス」は
いかなるカードの効果によっても破壊されない。
このカードと「オレイカルコス・デクシア」、
「オレイカルコス・アリステロス」が戦闘を行った場合、
ダメージ計算後に戦闘を行った相手モンスターの攻撃力分
このカードの攻撃力をダウンする。
このカードの攻撃力をダウンできない時、このカードを破壊する。
このカードが破壊された時、10000以上のライフポイントを全て払い、
全ての手札をリリースする事で、
自分のデッキ・手札・墓地から「蛇神ゲー」を1体
自分フィールド上に特殊召喚することができる。
アリス「(・・・・・・! あれは・・・・・・モンスターなの? なんて巨大さ・・・・・・)」
魔理沙「(く・・・・・・なんだか知らんが、とてつもなくやばいってのは間違いなさそうだぜ。
なにより、あのモンスターからは、今の紫と同質の妖気が感じられる・・・・・・)」
闇紫 「このモンスターこそ、オレイカルコス・キュトラーの進化体、オレイカルコス・シュノロス。
わたしの心の闇より生まれし魔物よ。すなわち・・・・・・その攻撃力は、わたしの心の闇に比例する」
魔理沙「心の闇に比例だと・・・・・・?」
アリス「(ということは・・・・・・・・・・・・そんな、まさか!!)」
闇紫 「くくくくく、アッハハハハハハハハ!! ご想像の通りよ、アリス!
このカードの攻撃力・守備力は、オレイカルコス・キュトラーが吸収したダメージの合計となる!!!」
オレイカルコス・シュノロス 攻撃力106800
アリス「!?」
魔理沙「・・・・・・じゅ、十万!? 攻撃力が十万だと!? そんな馬鹿なことがあるか!!」
闇紫 「あるのよ。言ったでしょう、シュノロスの攻撃力は、わたしの心の闇の深さそのもの。
あなたたちにどうにかできる範疇を、はるかに越えているということよ」
アリス「(そんな・・・・・・・・・・・・紫の闇は、これほどまでに深かったというの。わたしのキメラじゃ、とても・・・・・・)」
闇紫 「さらに、シュノロスが特殊召喚に成功した時、誘発効果が発動されるわ。
現れなさい! オレイカルコス・デクシア!! オレイカルコス・アリステロス!!」
《オレイカルコス・デクシア》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星4/闇属性/機械族/攻0/守0
このカードは「オレイカルコス・シュノロス」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「オレイカルコス・シュノロス」が
表側表示で存在していない場合、このカードを破壊する。
このカードがモンスターに攻撃した場合、
ダメージ計算時のみこのカードの攻撃力は
相手モンスターの攻撃力+300ポイントの数値になる。
《オレイカルコス・アリステロス》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星4/闇属性/機械族/攻0/守0
このカードは「オレイカルコス・シュノロス」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「オレイカルコス・シュノロス」が
表側表示で存在していない場合、このカードを破壊する。
このカードが表側表示で存在する限り、
相手は「オレイカルコス・シュノロス」「オレイカルコス・デクシア」を
攻撃対象に選択する事ができない。
このカードがモンスターの攻撃を受ける場合、
ダメージ計算時のみこのカードの守備力は
相手モンスターの攻撃力+300ポイントの数値になる。
魔理沙「(腕が・・・・・・分離しただと?)」
闇紫 「オレイカルコス・デクシア・・・・・・このモンスターはシュノロスがいる限りいかなる効果によっても破壊されず、
戦闘する相手モンスターの攻撃力を必ず300上回る、シュノロスの究極の剣。
そしてオレイカルコス・アリステロスは、デクシアと同様にシュノロスがいる限り破壊されず、
攻撃したモンスターの攻撃力を300上回り、シュノロスの攻撃を全て受けきる究極の盾となる・・・・・・」
アリス「(それも、シュノロスは後衛位置・・・・・・。
前衛にあんなのまで出てきたら、本当にどうすることも・・・・・・)」
闇紫 「ふふふふふ・・・・・・いい顔よ、アリス・マーガトロイド。
あなたのそういう顔が見たかったの。絶望に満ち、虚無に彩られたその顔がね」
魔理沙「(く、アリス・・・・・・。
だが、無理もない。できるなら、わたしも膝をついて泣き寝入りしたいくらいだぜ)」
魔理沙「(だが・・・・・・・・・・・・いくらとんでもないカードとはいえ、モンスターである以上、倒せないことはない。
何か方法はあるはずだ・・・・・・)」
魔理沙「(いや・・・・・・待てよ? 奴の攻撃力が、紫の心の闇を現しているとしたら・・・・・・)」
魔理沙「(・・・・・・そうか! できるかもしれない。
わたしのデッキに眠る切り札を使えば・・・・・・・・・・・・
あいつの抱える心の闇を、全て解放してやることが・・・・・・)」
闇紫 「ふふふふふ、考えているようね。シュノロスを倒す方法を。
オレイカルコス・シュノロス・・・・・・これこそが、わたしの心の闇、その偶像。
心の闇を体現した同質のものである以上、確かにシュノロスを倒す方法も無くは無いわ。
それはシュノロスの攻撃力を0にすること。
シュノロスは戦闘したモンスターの攻撃力分、攻撃力をダウンしていく。
すなわち、わたしの心の闇を完全に滅し去ることができれば、シュノロスを倒すこともできる・・・・・・。
でも、そんなことができると思う?
この幻想郷を滅ぼすまでに膨れ上がった攻撃力・・・・・・心の闇を、
全てあなたたちで受けきれると、本当に思えるのかしら?」
アリス「(心の闇を、全て受けきる・・・・・・・・・・・・そんなことしたら・・・・・・)」
アリス「(いや、でも、それしか方法が無いなら・・・・・・わたしは、この命を投げ打ってでも、絶対に紫を・・・・・・)」
魔理沙「(アリス・・・・・・)」
アリス「キメラテック・オーバー・ドラゴンの攻撃はまだ残っているわ!
このカードは相手の場にモンスターがいる限り攻撃できる!」
アリス「キメラの連続攻撃で、今度こそあなたの闇を晴らしてやるわ!
オレイカルコス・アリステロスを攻撃!!」
闇紫 「ふん、わたしの心に触れるな! 墓地の超電磁タートルの効果発動!!」
魔理沙「(・・・・・・!? キメラの攻撃が、はじき返された!)」
闇紫 「超電磁タートルが墓地に送られたターン、プレイヤーの好きなタイミングで
バトルフェイズを終了することができる。
よって強制的にメインフェイズ2に移行。
ったく、おこがましいのよ。他人の心にべたべた触ろうなんて。
汚らしいったらありゃしない」
魔理沙「(くっ、墓地からだと・・・・・・。まだあんなカードを残していたのか)」
アリス「(防がれた・・・・・・でも)」
アリス「ようやく認めたわね。
あなたにもれっきとした心が、わたしたちとなんら変わらない感情があるということを。
あなたは他人に自分の心に触れられる事を恐れた。それが証拠よ」
闇紫 「自我を持つ以上、精神構造を構築する内的機構として普遍的に存在する意味での
感情の存在ならば、否定しないこともないわ。
生物学的に規定されている基礎機構も、その心的特性も理解しているつもりよ」
アリス「・・・・・・理解しているから他人の感情も認めないというの?
何も感じず、平然としていられるっていうの?」
闇紫 「ふ、感情、ね。そんなものに何の意味があるっていうのかしら?
幸福と不幸、正義と悪。結局は、他者との比較で生まれる自己の価値観に過ぎない。
あなた達がわたしを止めようとするのが善なのか、
わたしが霊夢達の命を奪い、幻想郷を破壊しようとするのが非なのか。
その本質を理解し、真理を得るのは、さらにその先にある場所に立つことができる者のみ。
すなわち神の領域にね。
その高みまで、あなたはたどり着けるかしら」
アリス「何が正しいかは自分が決める。わたし自身が、わたしの意志で。その矜持を貫くだけよ!」
闇紫 「愚かね。あなたの言う矜持が本当に正しいとして、正しさに価値があると、どうして言えるの。
この世の中は、欺瞞と不条理に満ちている。たとえこの幻想郷でも、その摂理は変わらない。
これ以上無益なお喋りしかできないんだったら、いい加減ターンを終了しなさい」
アリス「(く・・・・・・・・・・・・キメラは攻撃表示のまま・・・・・・。
残るはこのトラップしか・・・・・・でも、もしこれが防がれたら・・・・・・・・・・・・)」
アリス「(・・・・・・やっぱり、駄目なの?
わたし達のやってきたことは、全て無駄だったというの・・・・・・?)」
アリス「1枚伏せて・・・・・・ターン終了よ」
魔理沙「(アリス・・・・・・手が悪いのか)
エンドフェイズに、わたしの場にスラッシュバスターが特殊召喚される。守備表示だ」
闇紫 LP16600:手札4:オレイカルコス・デウテロス
前衛:デクシア(攻500)、アリステロス(攻500)
後衛:シュノロス(攻106800、守106300)
魔理沙LP7000:手札0:星屑バスター、裏守備1、伏せ2
アリスLP8000:手札2:キメラ(攻14400)、ジャンク(キメラ)、伏せ1
闇紫 「フン、いい加減理解するべきよ。精神主義に傾倒したところで、願いがかなうわけではない。
子供でも知ってる理屈だというのに。ドロー」
闇紫 「忘れてはいないでしょうね?
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンが破壊された時、わたしはデッキから1枚のカードを選んだことを」
魔理沙「(く・・・・・・そういえば。あの効果で持ってこれるカードは、魔法・罠・モンスターを問わない。
マジックなら、1度だけバスターの効果で防げるが・・・・・・一体何をサーチしたっていうんだ)」
闇紫 「これを発動よ。ソウル・チャージ」
《ソウル・チャージ》 †
通常魔法(アニメオリカ)
自分の墓地からモンスターを任意の数だけ特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃する事ができない。
発動後、自分はこの効果で特殊召喚した
モンスターの数×500ポイントのライフを払わなければならない。
(ライフポイントが0になる場合でも)
魔理沙「魔法カードか。なら、スラッシュバスターの誘発効果が発動する。
リリースし、そのカードの効果を無効だ! 残念だったな」
闇紫 「残念? それはどう考えてもあなたたちの方でしょう。
わたしは手札に加えたカードがソウルチャージだとは、一言も言ってなくてよ」
アリス「(!? じゃあ、今のはただバスターを取り除いただけ・・・・・・、だとしたら本命は・・・・・・)」
闇紫 「改めて発動させてもらうわ。こっちのカードをね・・・・・・ふふふ」
闇紫 「光栄と誇るがいい、この八雲紫の最終陣を、その目で拝める事を・・・・・・。
そして絶望とひざまずくがいい、抗いようの無い運命との邂逅を・・・・・・。
さあ、発動せよ!! オレイカルコス・トリトス!!!」
《オレイカルコス・トリトス》 †
フィールド魔法(アニメオリカ)
このカードはフィールド上に表側表示で存在する
「オレイカルコス・デウテロス」を墓地に送った場合のみ発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上のモンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
自分フィールドの魔法・罠カードゾーンをモンスターカードゾーンとして扱うことができる。
その場合モンスターカードゾーンを前衛とし、魔法・罠ゾーンを後衛とする。
前衛にモンスターが存在する場合、相手は後衛に存在するモンスターを攻撃することができない。
1ターンに1度だけ、自分フィールド上のモンスター1体につき、
自分は500ポイントのライフポイントを回復する。
また、1ターンに1度だけ、相手モンスターの攻撃宣言時に
自分フィールドに存在するモンスター1体をリリースする事で、
その攻撃宣言を無効にし、そのモンスターを破壊することができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上のモンスターは相手の魔法・罠の効果を受けない。
このカードはフィールド上で表側表示で存在する限り、
「オレイカルコス」と名がつくカード以外のカードの効果によっては破壊されず、
フィールドから取り除くことはできない。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド魔法は発動できない。
このカードをプレイしたデュエルに勝利したプレイヤーはマッチに勝利する。
アリス「(・・・・・・!? あれがあの結界の最終形・・・・・・)」
魔理沙「(オレイカルコス・トリトスだと・・・・・・!?)」
闇紫 「これにより、オレイカルコスの結界は真の力を得たわ。
もはや貴様ら有象無象に為す術など無い。
せめてこの結界の中で死ねる事を幸せに逝くがいい」
闇紫 「オレイカルコス・シュノロスで、アリスのキメラテック・オーバー・ドラゴンを攻撃!!
深闇、弾・幕・結・界!!!」
アリス「・・・・・・トラップよ! 聖なるバリア、ミラーフォース!!」
《聖(せい)なるバリア-ミラーフォース-/Mirror Force》 †
通常罠(制限カード)
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上に存在する攻撃表示モンスターを全て破壊する。
闇紫 「ふふふふふ・・・・・・これで堕ちたわね、アリス。そのトラップは効かない。
オレイカルコス・トリトスの効果で、わたしのモンスターは相手の魔法・罠を全て無効化する。
ミラーフォースは消滅するわ」
アリス「(なっ!? しまっ・・・・・・)」
闇紫 「知ってるかしら? 人の夢と書いて儚いと読むのよ。
死は穏やかに、夢は末永く。でも、もう長い夢見の時も終わり。
攻撃は続行・・・・・・・・・・・・おめでとう、アリス。そして・・・・・・さようなら」
アリス「(あ・・・・・・・・・・・・嘘・・・・・・これ、ヤバいかも・・・・・・)」
アリス「(最後の最後で・・・・・・ドジっちゃった。ごめんね、魔理・・・・・・)」
魔理沙「アリスは・・・・・・」
アリス「(え・・・・・・?)」
魔理沙「アリスは・・・・・・やらせない!
リバースカードオープン! シフトチェンジだ!!」
《シフトチェンジ/Shift》 †
通常罠
相手が魔法・罠・戦闘で自分のフィールド上モンスター1体を指定した時に発動可能。
他の自分のフィールド上モンスターと対象を入れ替える。
魔理沙「攻撃対象を、わたしの裏守備に変更する! こいつは仮面竜だ!」
《仮面竜(マスクド・ドラゴン)/Masked Dragon》 †
効果モンスター
星3/炎属性/ドラゴン族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、
デッキから攻撃力1500以下のドラゴン族モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。
闇紫 「フン、仲間を庇ったか。仮面竜は破壊、シュノロスの攻撃力は1400下がるわ」
魔理沙「くっ・・・・・・誘発効果を発動する!
デッキから、スターダスト・シャオロンを守備で特殊召喚だ!!」
《スターダスト・シャオロン》 †
効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻 100/守 100
自分が「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ召喚に成功した時、
自分の墓地に存在するこのカードを
自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
アリス「魔理沙、どうして・・・・・・」
魔理沙「どうしても何も、別にいらないだろ? 理由なんて」
アリス「えっ・・・・・・? それって、どういう・・・・・・」
魔理沙「ああもう、言わせるなよ。
わたし達は・・・・・・仲間じゃないか。そうだろ?」
アリス「(魔理沙・・・・・・)」
魔理沙「・・・・・・ったく。
いいか、わかったならとっとと前を向くんだ。
そして、もう二度と下らない確認なんかさせるんじゃない。わかったな」
アリス「(・・・・・・なんて力強いの、あなたの言葉は)」
アリス「・・・・・・うん。ごめん。そうだったわね。
ふふっ、あなたに今更そんなこと教わるなんてね。ありがと」
魔理沙「よ、よせっての。はずいだろ」
アリス「(魔理沙・・・・・・本当は、お礼なら何度言っても言い足りないぐらいなの。
だから、無事に二人で生きて帰れたら、その時には、必ず・・・・・・)」
闇紫 「ふふふふふ、霧雨魔理沙。通常、人間には命は一つだけしかない。
それがどういう意味かわかる?
矮小な人間程度の生物にどうこうできる命は、正味そのくらいが限度ということよ。
覚えておきなさい。一人の人間が救える命は、せいぜい一つ。
あなたは、もうその権利を使ってしまった。自分を救う力は、もう残されていない」
魔理沙「(く・・・・・・)」
アリス「魔理沙・・・・・・」
魔理沙「大丈夫さ・・・・・・人間、死ぬときは死ぬんだ。そう思えば、何だってできるさ」
闇紫 「まったく・・・・・・どうしてこうどいつもこいつも虚勢を張りたがるのかしら。
安い意地とチンケなプライドがそんなに大事?
それとも、仲間の前だから格好だけでも取り繕わないと気が済まないってわけ?」
魔理沙「そうだよ。わたし達人間てのは、そんなどうしようもなくちっぽけな存在なんだ。
だから・・・・・・」
魔理沙「(だから、誰かと気持ちを分かち合うことができる・・・・・・。
支えあい、助け合うことができる。
こんな絶望的な状況でも挫けず前を向いていられるのは、その誰かが隣にいるからだ。
今なら、心からそういえるぜ)」
闇紫 「だから? なんだというの?
言っているでしょう。一が二になったところで、千や万には遠く及ばない。
その程度しか見込めぬ助け合いならば、むしろ枷にしかならないわ」
魔理沙「違う! 確かに、かつてはわたしも・・・・・・他人の事なんてまるで信用しちゃいなかった。
ぶっちゃけ、自分以外の人間なんて、ただ暇を潰してくれるだけの存在でしかないとすら思ってたな。
でも、いろいろわかったんだ。デュエルモンスターズをしているうちに・・・・・・
霊夢やアリス、みんなから教えられた。誰かと共に歩む、絆の力の素晴らしさを。
心の闇なんか目じゃないくらいのな」
闇紫 「まったく、あなたは虚言癖ならぬ大言癖ね。救えないわ、つくづく」
魔理沙「嘘だと思うなら、見せてやる。次のわたしのターンで、お前の心の闇を消し去ってみせる!」
闇紫 「(チッ、こいつ・・・・・・)」
闇紫 「そこまで言うなら・・・・・・1ターンぐらい待ってやるのもやぶさかではないわ。
スターダスト・シャオロンは一度だけ戦闘では破壊できないらしいわね。
デクシアで攻撃はしない。
でも・・・・・・わたしのターンのエンドフェイズ、あなたの場にスラッシュバスターが特殊召喚される。
そこにチェーンよ。手札から、特異点の悪魔の誘発即時効果発動」
《特異点(とくいてん)の悪魔(あくま)》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星1/闇属性/悪魔族/攻0/守 0
相手がモンスターを特殊召喚した時、
このカードと手札の魔法カードを捨てる。
相手モンスターの特殊召喚を無効にし、破壊する。
闇紫 「手札の運命の引き金を墓地に送り、バスターの特殊召喚を無効にする。
もうフィールドに帰還はできなくてよ。
オレイカルコス・トリトスの効果で、わたしのシュノロスはすでに無敵も同然。
さあ、これでも虚勢を張れる余裕があるというのかしら?」
魔理沙「もうエンド宣言は済んだろ? わたしのターンに移らせてもらうぜ」
闇紫 「・・・・・・いいでしょう。ドローしなさい」
闇紫 LP16600:手札1:オレイカルコス・トリトス
前衛:デクシア(攻500)、アリステロス(攻500)
後衛:シュノロス(攻105400、守104900)
魔理沙LP7000:手札0:シャオロン、伏せ1
アリスLP8000:手札2:キメラ(攻14400)、ジャンク(キメラ)
アリス「(魔理沙、あなたは一体何を狙って・・・・・・。
どうやって、紫の心の闇を消し去るっていうの・・・・・・?)」
アリス「(心の闇を消し去る・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ! まさか!)」
魔理沙「(引くのはただ一点・・・・・・あのカードしかない。
だが、デッキに入っているのは1枚だけ。それを引けなければ・・・・・・)」
魔理沙「(いや、もう確率云々じゃない。わたしと・・・・・・霊夢、アリス、そして、藍。
紫を救いたいという仲間達の願いが、少しでもこの指先に力を与えてくれるなら・・・・・・)」
魔理沙「(必ず引ける! あのカードを・・・・・・!)
いくぜ! ドロー!!」
魔理沙「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・だよな。さすが、わたしの魂のデッキだぜ)」
魔理沙「(あとは・・・・・・紫の目を覚ますだけだ!!)」
魔理沙「リバースカードオープン、ウィキッド・リボーン!!」
《ウィキッド・リボーン/Wicked Rebirth》 †
永続罠
800ライフポイントを払い、自分の墓地に存在する
シンクロモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
このターン攻撃宣言をする事ができない。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、
そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
魔理沙「墓地から、シンクロモンスターを特殊召喚する!
蘇れ! スターダスト・ドラゴン!!」LP7000→6200
闇紫 「何かと思えば・・・・・・。死にぞこないのドラゴンで、何ができるというの」
魔理沙「言ったろ、見せてやるって。
今、お前を解き放ってやる。永い間苛んでいた心の闇から、救ってやる!」
闇紫 「(!? この人間から感じられる迫力・・・・・・。この気は・・・・・・光?)」
魔理沙「手札から、救世竜セイヴァー・ドラゴンを召喚!!」
《救世竜(きゅうせいりゅう) セイヴァー・ドラゴン》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードをシンクロ素材とする場合、
「セイヴァー」と名のついたモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
アリス「(やっぱり・・・・・・! セイヴァー・ドラゴン!)」
魔理沙「場のスターダスト・ドラゴン、スターダスト・シャオロンに・・・・・・
救世竜セイヴァー・ドラゴンをチューニング!!」
魔理沙「心の闇を突き穿つ、救いの光となれ!!
シンクロ召喚、セイヴァー・スター・ドラゴン!!!!」
《セイヴァー・スター・ドラゴン》 †
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3800/守3000
「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」+「スターダスト・ドラゴン」
+チューナー以外のモンスター1体
相手が魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、このカードをリリースする事でその発動を無効にし、
相手フィールド上のカードを全て破壊する。
1ターンに1度、エンドフェイズ時まで相手の表側表示モンスター1体の効果を無効化できる。
また、無効化したモンスターに記された効果をこのカードの効果として1度だけ発動できる。
エンドフェイズ時にこのカードをエクストラデッキに戻し、
自分の墓地に存在する「スターダスト・ドラゴン」1体を特殊召喚する。
闇紫 「(な・・・・・・。何だ、このドラゴンは・・・・・・?)」
アリス「(セイヴァー・スター・ドラゴン・・・・・・・・・・・・悪しきを払い、邪悪を消し去る、救世の光・・・・・・)」
アリス「(魔理沙・・・・・・・・・・・・これがあなたの、心の輝きなのね)」
魔理沙「セイヴァー・スター・ドラゴンの、起動効果発動!!
エンドフェイズまで、相手モンスター一体の効果を無効にする!
わたしはオレイカルコス・シュノロスを選択!!」
闇紫 「(な・・・・・・まさか!?)」
魔理沙「解放してやるぜ。お前のたまりにたまった、その闇をな!!」
魔理沙「心の闇よ、消え去れ!! サブリメイション・ドレイン!!!」
闇紫 「!?」
オレイカルコス・シュノロス 攻撃力500
闇紫 「(ぐ、うう・・・・・・。そんな、わたしの中の・・・・・・・・・・・・心の闇が・・・・・・)」
闇紫 「(心が、洗われていく・・・・・・。
まさかこんなことが・・・・・・)」
魔理沙「今だ!! セイヴァー・スター・ドラゴンで、オレイカルコス・アリステロスに攻撃!!」
闇紫 「(うう・・・・・・いけない、このままでは・・・・・・元のわたしに戻ってしまう)」
闇紫 「(そうなるくらいなら、いっそ・・・・・・)」
・パワーツールの効果処理は、装備魔法カードを三枚選択後にその三枚を相手に公開。その後ランダムで一枚を手札に加えます。
つまり紫は何を手札に加えたか把握できないはずです。
・ウィキッド・リボーンで蘇生したスターダストは効果を発動できます。
ウィキッド・リボーンとスターダストの関係が、スターダストがリリースされた時点で打ち切られるのでスターダストの効果処理には何ら影響ありません。
(リリースはコストなので、効果無効化とは関係なしに行うことが出来る)
修正しました。地縛波をOCGと同じカウンタートラップにしました。
>>2
ご指摘ありがとうございます。二つとも普通に知りませんでした(´∀、)
先にウィキッドリボーンの件だけ修正させていただきます。
誤字等修正させていただきました。