生きていればとても嬉しいことがある。逆に悲しい出来事に見舞われるのも当然のことだ。そういう心の動きというのはとてもとても素敵なものだと私は思う。だが、悲しいかな。思い出というものは風化していくものだ。
勿論絶対に忘れられないものもある。天に向かって拳を突き上げて快哉を叫んだあの日、大地を殴りつけ、涕泣したあの日。特別な日々の事を、私は決して忘れはしないだろう。
だが、人生というのは特別な一日だけで形成されているわけではない。何気ない一日の方が、多いくらいである。でもそんな日々に於ける小さな心の動きにもきらきらと光るものがあるように思える。ただ、それらは時と共に色を失って、終いにはどこか遠いところへ行ってしまう。幼い頃の思い出というのは、えてしてそうやって消えていくのだろう。
そんなことをふと思ったのは自室を掃除していた時に黄ばんだ紙切れを見つけたのが原因だった。
――つよくなりたいです。
ご丁寧に読点まで打ってある。そのくせ字はぷるぷると震えているときたものだ。まあ仕方のないことである。これを書いた頃の私は幼かった。正座していたときの足の痺れ、むわっとした畳の匂い。伝う汗。夏の暑さ。忘れていたはずのどうでもよい思い出が仄かな光と共に脳裏にちらつく。それは一種静止画の様相を呈していたが、だからこそ美しいのだとも言える。
この地に生まれ、この地に埋まるであろう私が言うのも変な話かも知れないが、何故だか望郷の念に似たものを感じてしまった。切なかった。どうしてそんな風に思ったのか、馬鹿だと思うけれど一日中悶々と考えたりした。一日費やしただけあって、一応私なりの答えというものは出ている。儚くて、ありきたりで、それでも大切な思い出が消えていくのがきっと淋しいから、あんな切なさを感じたのだ。そう思うといてもたってもいられなくなり、私は外に飛び出した。
「むむむ、記録ですか」
「ああ。記録だ」
今日も今日とて出稽古にやってきた明羅さんを適当にやっつけてから首を捻る。いつも弱いこの人だけど、とりわけ今日は剣が鈍っていた。速くもなく、重くもない一撃。しかし、気が付いた時には回避手段が無くなって、見事な攻撃を見舞われる。それが明羅さんの動きだ。私には出来ない、頭を使った戦い方。でも今日はそれに冴えがなかった。つまりは悩み事があったということである。
「そんなことを考えながら戦うからめった打ちにされちゃうんですよ」
「うう……あんな速い剣を見切れる訳無いだろ!!」
「いっつも間一髪でかわしてたくせに」
「偶然だ、偶然!!」
明羅さんはすぐ怒る。でも何故だろう、あんまり恐くない。強くないからかも知れないし、いつも本気で怒らないから、なのかも知れない。雰囲気で分かるのだ。明羅さんはすごくいい人である。流されやすいし、騙されやすいし、その上勘違いばかりするけど。だから幽々子様はこの人が来ると大喜びする。理由は言わずもがな。
「まあ、ともかく。今日は直撃が多かったですからしばらくは無理しないで下さいね」
「うむ」
綺麗な羽織袴は砂埃で汚れてしまっている。本人曰く、簡単な外法ですぐ綺麗になるとのことだ。私もちょっと興味がある。明羅さんみたいにちょっとしたマジックを使えると楽しそうだ。器用貧乏になりたいとは、思わないけれど。
「しかし、現世斬。だったか。なんだあれは。ふざけているのか」
「ふざけてません」
また明羅さんが愚痴る。
「速すぎるだろ!! ギュピーンって!! 私が一歩にじり寄った時にはお前ギュピーンって近づいて来てさあ!! どうしろっていうんだ!」
「どうしろと言われましても……いなして反撃して下さいよ」
がーっ、と明羅さんが怒鳴る。
「斬り抜けてはるか向こう側に行ってるお前にどう攻撃しろと! 走って追いかけても、お前振り向いてまた現世斬じゃないか!」
「そんなに現世斬ばっかり使いましたっけ……」
記憶にない。スペルカード戦ではなくただの練習だから、案外連発してしまったかも知れない。当たると爽快だから仕方ない。
「うー。じゃあ油断しろっていうんですか」
「ばかもん!! それは絶対駄目だ!」
「わ、ワガママだ」
「何だとう!」
「落ち着いてください! ほら、落雁でも召し上がって!」
「むむ……私が菓子でつられると思うなよ」
とかなんとか言いながら、何か口に入れると大人しくなるのが明羅さん。別に大食らいなのではなく、一つの事にしか集中できない不器用な人なのだ。私も人のことは言えないけど。
「これは美味いな」
「でしょ! おすすめなんです」
一つ苦言を呈すとするならば、明羅さんの食べ方だろうか。一口はあんまりだ。豪快すぎる。明羅さんはよく男と勘違いされるらしいけれど、それは本人の振る舞いのせいでもあるのではないかと私は思う。ともあれ。
「本題に戻りましょう」
「む?」
明羅さんは自分で言っておきながら何を話していたのか忘れてしまっていたようだった。
「記録のことですよ!」
「ああ」
本当、変な人だ。
「物事を忘れないように記録したいが、何が一番か。つまるところはそれですよね」
「うむ。ただ単に日記を付けるだけでは飽きが来そうでなあ」
本当に我が儘な人だ。意外と飽きっぽいのかも知れない。剣術と外法の両方を中途半端に使いこなしているのもその辺りが原因なのだろう。片方だけでは飽きるから、とりあえず両方。しかもその上博麗の力にまで手を出そうとしたらしい。案外欲張りな人なのだ。
「明羅さんはそんなんだから強くなれないんですよ」
「うぐ」
「シャキッとしてくださいよ、もう。いつまで経っても霊夢に勝てませんよ」
「それは困る!」
明羅さんがやる気を出した。打倒霊夢はこの人の生涯の目標のようだ。でも、人間離れした強さのあいつを明羅さんがやっつけるのは、今のままでは無理そうだ。本気で修行に打ち込めばまだ可能性はありそうなのに。明羅さんが真摯に鍛錬を行えば、メキメキと腕を上げることは間違いない。
今でさえこの強さ。私や霊夢だけでなく色々な人と戦い、修行を積めば一流の使い手になれるだろう。それこそ、すぐに私の好敵手になってくれるかも知れない。だからこそ勿体ない。
――待てよ?
私は、唾を呑む。これはある意味チャンスではないだろうか。この「記録する」という行為を通して明羅さんに一つのことに打ち込む楽しさを知って貰えれば。いや、記録することと剣の修行をすることを絡めて、その上で魅力を伝えることが出来れば、きっと凄いことになる!! 例えば、同じ剣の道を志す者達がそれぞれ日々を綴るとしたら……競争意欲もわくかもしれない!!
「明羅さん、私良いこと思いつきましたよ!!」
「ほう!!」
彼女は目をキラキラさせてこちらを見上げてきた。少しばかり罪悪感が沸いたが、
「私みたいな剣士を集めて、それぞれ日記を書くんです! 今日はどんな練習をした、とか! 誰彼と戦ったとか! 修行にもなって一石二鳥!!」
私自身、すごくわくわくしはじめていて、そんなことはすぐに頭の中から消し飛んでしまった。
「で、はるばる私の所に来たというわけか。そんな姿になってまで」
ずたずたぼろぼろの剣士二人を見て溜息を吐く。平時の妖怪の山の警備はざるである。だのにこれだけ怪我をしているということはつまり、正面突破でもしてきたということに他ならない。本気を出して対応する天狗は居ないだろうが、それでもたった二人の侵入者に大打撃を与えるのは訳ないことである。
こそこそ忍び込めば良いだろうに真っ正面から斬り込んでくるのが妖夢らしい。しかも九天の滝を鯉の如く登りつめたかと思えば、私をひっつかまえて山の下まで急降下。無礼にもほどがある。折角のんびり見張りと昼寝を両立していたのに、これで台無しである。
「傷薬は用意してやらんからな! 自業自得だ!」
「怒らないでよ。悪かったとは思ってるから」
妖夢が眉をハの字にして謝る。悪気は無かったのだろう。こいつが純真で悪意から行動するようなことは滅多にないというのはよく知っている。だが、同時に妖夢は融通が利かない。目的のためなら気持ちよく午睡を楽しんでいる天狗を滝から叩き落とすくらいは平気でやってのける。未熟者には良くあることだがこいつは融通が利かないのだ。
「悪かったとは思ってるってなあ……私とお前はそもそも殆ど喋ったこと無いんだぞ。文さんとはどうか知らないが、あんまりにも不作法が過ぎるだろう」
半人半霊如きが、という言葉は辛うじて飲み込んだ。天狗はすぐ傲慢になるから注意しろとは友人の言。
「大体」
私は大きく溜息を一つ。
「隣の男は何者」
「私は女だ! ばかもん!!」
指摘しようとしたら怒声が返ってきた。
「名は明羅という」
「あ、そう」
まあどうでも良い。しかし、眠い。目覚めがかなり悪かったらしい。頭がガンガンする。
「む。お前も名乗ってくれれば嬉しいのだが」
「無礼者に名乗る名は無い」
「なんだとう?!」
「叩きつぶされたいのか?」
「ぐぬ」
私が本気を出せば人間如き峰打ちで挽肉である。やってみたいとは思わないが。
「それで? 何の用だ。暇つぶしなら喜んで相手をしてやろう」
「相変わらずの暇人……」
妖夢が呟くが、何を今更である。
「天狗が暇で何が悪い。暇と書いて天狗と読むのだ」
これは私の自慢の説であり、語った時は賞賛の言葉を貰ったものである。懐かしい。
「本当、強いくせに惚けてるよねえ。天狗は」
「本気になったら遊べないだろう。正直私はそんなに強くないから妖夢とは五分だろうけどな」
「天狗が謙遜とは珍しい」
「捻るぞ若白髪」
「あんたも白髪じゃない」
「む」
まあそんな事はどうでも良いが。このままだといつまで経っても本題に入れそうにないので続きを促す。妖夢はそれを仕切り直しと捉えたらしく、咳を一つ。
「今日はお願いがあって来たのよ」
「ふむ。聞いてやろう」
「二つ返事!」
「暇だと言っただろ」
天狗の暇さをナメてはいけない。あまりに暇すぎて仕事と遊びが同時間に両立出来てしまうほどだ。
「まあそれはともかく。そこのサムライ」
「なんだっ!!」
怒ってる怒ってる。まだ怒ってる。こいつは面白い。
「私の名前は犬走椛という。覚えておけ」
「なっ!?」
「くくく」
その唖然とした顔が見たかった。まさか名乗るとは思っていなかったのだろう。人間をからかうのはこれだから止められない。
「くそ、天狗め! 私をかついだな!」
「かついではいない。単に掌の上で玩んでやっただけだ」
「ぬぐぐぐぐ」
「くっくっく」
まあいつまでも人間を苛めていては埒があかない。
「妖夢、話を進めてくれないと私はどうしようもないのだが」
うん、と頷くと切りそろえた前髪が揺れる。幼い顔に似合った髪型とはいえ、洒落っ気は全くない。どこぞの無骨な男が適当にザクザク切りそろえたような、そんな髪をしている。何が悲しくてそんな髪型にしているのか分からないが、その子供っぽい格好をどうにかすれば周りの見る目も随分変わるだろうに。
「今日は、一緒に日記を書かないか、と誘いに来たのよ」
「は?」
日記。私は妖夢の意味不明な頼みを聞いて思わず首を捻った。勝負しろ、ならまだ分かる。それなら望むところだ。しかし、日記とはまた。
「紙ならくれてやらんぞ。安くなったから自分たちで買えよ」
一応断っておくと、妖夢と明羅の顔が凍った。
「まさかとは思うが、はなからそのつもりで来たのではあるまいな?」
「ち、違う違う」
妖夢がぶんぶんと両手を交差させる。
「そうじゃなくて」
ならば何だと問う前に、キリッとした表情で侍が応えた。
「日記帳を買うという発想が無かった」
「ならどうやって日記書こうとしてたんだお前達はッ!」
「しらん」
「――っ!」
なますにしてやろうかと思ったがすんでの所で思いとどまった。こいつらは馬鹿だ。本物の馬鹿だ。大間抜けである。とりあえず、と頭を掻いて考える。つくづく駄目な人間達だ。天狗様が手助けしてやらないと何もできないから困るな、全く。
「人里の店を漁ってみたらどうだ? 最近は外の立派な製本が為されたモノも流れ着いてくるらしいし。外の世界の本は凄いぞ。無線綴じと言ったか。あれは驚きだ」
はああ、と明羅が大きく息を吐く。
「さすがは天狗。物知りだな」
「知り合いの戯れ言に付き合わされてなんとなく覚えた」
「ふうん。どうでも良いことを知っている奴もいたものだな」
「そいつにとっては大事なことなんだろうさ」
話していて、昔の事を思い出す。思わず苦みの混じった笑みが浮いた。いつかは犬走椛の名を剣豪として轟かせたいものである。
「それで、お前達」
こいつらも同じ剣の使い手だ。思いはきっと同じだろう。
「持ち合わせはいくらあるんだ? 安くなったとはいえ容易く手を出せる値段ではないぞ」
だからやや親近感を覚え、口調を柔らかくしたのだが。
「ああ、金が要るのか。すっかり忘れていたぞ」
そんな侍の口調に
「世の中なめるな時代錯誤の沸騰脳味噌」
私はついに抜刀するのであった。
「ふうん。そんな無理しなくても、私に言ってくれれば日記帳の三冊や四冊、用意してあげたのに。明羅さんは水臭いわねえ」
月を見上げ、煎餅を囓りながら霊夢が呟く。なんだかんだでこいつの所に遊びに行くのが最近の日課になりつつある。戦うかどうかは、二の次にして、だ。夏の博麗神社は、どうしてだろう。いつ来ても心を落ち着ける古い木の匂いがした。建て直したばかりだというのに、不思議なものだ。それとも、私が古めかしく思っているこの匂いこそが新しい木の放つそれなのだろうか。はてさて。
「お前、お金持ちだったっけ? 食い物はそりゃ沢山あるだろうけどさ」
問うと、すぐに返事が飛んでくる。
「んなもん、かっぱらってくるに決まってるじゃない」
「……どうでも良いが茶漬けをかき込みながら喋るな。頬に米粒が沢山ついてるぞ」
「んー?」
霊夢がぐしぐしと頬を拭う。
「取れてない。もう少し上だ」
「明羅さん取ってよ」
「ばかもん。私はお前の何だ」
「さあ。何でも無いんじゃない?」
「分かっているなら自分でやれ」
「面倒ねぇ」
何でもない会話が心地よい。こういう事も、きちんと記しておかなければ忘れ去られていくのだろう。私は外の世界から流れ着いたという日記帳の表紙を撫でた。
「ふふ。何だか書くのが楽しみになってきたぞ……!」
「デジャブを感じるわ。私の知り合いもすっごく楽しそうに日記付けてる」
「ほう。そいつとは気が合いそうだな」
「日記のためにあんた達を散々働かせた男のことよ?」
「前言撤回。彼奴にゃ二度と会いたくない」
「仲良くなれば楽よ? なんだかんだで色々タダにしてくれるし、それにあの店の空気は悪くない」
ま、私も色々してあげるけどね、と霊夢。
「私はああいうじめっとした場所は嫌いだけどな」
「うーん。妖夢やあんたは、確かにあんまり相性良くないかも知れないねえ。椛も居るんでしょ? 今度からあいつに買ってきてもらいなさいよ」
塩のきいたおにぎりにかぶりつく。
「んぐ……なんだ。お前がかっぱらってきてくれるんじゃないのか」
「よく考えたら香霖堂にも利益がないとツケ払えって言われそうじゃない? だから前言撤回。あと頬にお米付いてるわよ」
霊夢はそう言って、私の頬に手を伸ばす。
「やめんかばかもん」
払いのけて、その手の甲でぐしぐし拭う。確かに御飯粒がひとつ、くっついていた。
「やれやれ。私も人のことを言えたもんじゃないなあ」
ぺろりと甲についたそれを口に含み、息を吐く。
「今日は泊まっていく?」
「いや、帰る。酒も呑んでないしな」
まあそうよね、と霊夢は頷いた。
「それはそうと明羅さん」
「何だ」
「ちょっとは宴会に顔出してよ。私が色々話しちゃうから、謎の侍明羅って名前だけが一人歩きはじめちゃってるわよ?」
「良いじゃないか」
「良かないわよ。だって明羅さん弱いじゃない。みんながっかりするわ」
「な、なんだと!」
怒鳴るも霊夢はひらひらと箸を持つ手を振る。
「私に勝ったこと、あったかしら?」
「な、無いけど……」
「ほら見なさい。というか、もしかしてそれが負い目になって宴会に来れないとか?」
「ばかもん! そんなわけあるか!」
「……分かり易いわねえ」
箸を盆の上に置き、霊夢の小さい手が私の肩をぽむぽむと叩いた。
「良いから、そのうち来なさいよ。友達も出来たようだしさ」
「友達?」
首を傾げると、霊夢はにやりと笑ってみせた。
「椛と妖夢。違うのかしら?」
私は、二人の顔を思い浮かべて、それから苦笑いを浮かべた。
「これから次第、だな」
霊夢は一つ息を吐いた。そして一度手を合わせてぺこりと頭を下げる。どうやら夕食を終えたらしい。しかし、意外と食が細い奴だ。丼三杯食べた私が何だか申し訳ない。
「じゃあ明羅さんの交友の広がりを祈念して一杯やろう」
「お前は何につけても呑むことしか考えてないな全く! それに私は今日はじめての日記を書くんだ。呑んどる場合か!」
「呑んどる場合だと思うけどなあ。楽しいわよ?」
「駄目だ駄目だ。お前と呑むと朝まで騒ぎ続ける気がするし」
「じゃ、私が勝ったら。なら良いでしょ?」
「んなっ!?」
霊夢がふわりと空に舞う。夜風に舞う装束と黒い髪は、神聖な空気を醸しだし、こいつが巫女なのだということを再確認させられる。
「明羅さんは散々ここでタダ飯食らってるわけだし……」
「駄目だと言っている! 人の話聞いてるのか!!」
「いいよね、いいよね。たうぜん、たうぜん」
「それに、何だかこの会話に懐かしさみたいなものを感じるし……」
こういうのも、日記を付けていれば思い出せたのかな。
「いいかって聞いてるだろが」
「うぅ。ま、負けたくないーっ!!」
そんな事を言いながらも、静かに静かに胸が躍る。今宵も夜風が気持ちいい。浮かぶ下弦の月の如き、見上げる敵の、口の笑み。
ああ、相手に不足無し。
刀の柄に、手を添えて。
侍明羅、いざ参る。
三人それぞれ違う方面で未熟な様がしっかり描かれていたと思います。流石です。
実は今でも男と勘違いしているのかもしれない。
戦闘前の会話も少し気がありそうな内容だったし。
やはり与吉さんの作品は読みやすい。めいらぁ!
それでは最後に。 めいらぁ!
見ていてほのぼのしました。
良いお話をありがとうございました。めいらぁ!
私も就職が決まるまで自発的に就職活動日記を大学ノートにつけていたものです。
就職し、社会人になった今、それも書かなくなりましたが、さて明羅さんが日記を書かなくなる日はいつのことになるでしょうか。
書くことに飽きたときでしょうか、剣の道に挫折を感じたときでしょうか。
それとも、博麗の巫女を相手に勝利を納めることのできる、最強の剣豪になれたときでしょうか。
弱くても頑張る(いや、頑張ってない?)彼女は、何処ぞの誰かを彷彿させて応援したくなりました。めいらぁ!(エール