Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

萌えの四段活用

2009/07/06 18:50:51
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※文章力が小学生から進化してません
※こんなの霖之助じゃありません
※独自設定多かったり、文章に脈絡がありません


こちらは、「萌えの活用」シリーズの続編にあたります。よって、ご一読を多分お勧めします。

さらに今回は、何故か無駄に長いです。
1が7.6KB、2が8.1KB、3が15.9KB、この4は28.4KBと、何故か無駄に長くなっております。
申し訳ありません。


それでも暇つぶしに見ていただけるならどうぞ




…僕の名前は森近霖之助、古道具屋を営むただの半妖である。

はぁ、先日まで僕は、萌えの効果は絶対だと思っていた。
しかし、実際はたまたま三回成功しただけなのだ。
二度あることは三度あった。しかし、四度目は無かったのだ。
それは、ついさっきのことだった。




がらがら

「いらっしゃい」

この時の僕は、自信満々だった。
このお客にも、萌えと褒めて、商品を購入してもらおうと考えていたのだ。
しかし、この甘さが命取りだったのだ。

「こんにちは」

その時来たのは、守矢神社の東風谷早苗、萌えを幻想郷に広めた張本人である。
今思えば、僕はこの時、もっと慎重になっていれば良かったのだ。

「あの、何かはいりましたか?」

彼女はもともと、外の世界の人間だ。
そのせいか彼女は時々だが、外の世界のものを購入して行ってくれる。
さらに、僕に外の世界の道具についても、教えてくれていた。

「んー、残念だが、特に目新しいものは入ってないよ。すまないね」

「あ、そんな、とんでもないです」

そう言い、彼女は頭を下げた。
…あぁ、これだけでも彼女の素晴らしさが分かるだろう。
霊夢や魔理沙にも見習ってほしいものだ。
その時、僕はある事に気がついた。
…しかし、きっとこの時気がつかないほうが、幸せだったのだろう。

「おや、髪を切ったんだね。良く似合っているよ。萌え萌えだ」

僕がそう言うと、彼女は顔を引きつらせた。

「あ、えーと、森近さんってそういう、人だったんですか?」
「い、いえ、もちろん私はそんなことで人を差別しません」
「あ、でも、お夕飯の支度があるので今日は失礼しますね」
「それでは」

彼女は一気に話して、一目散に帰って行った。
…ちなみに今は、昼前である。







はぁ、なぜ僕が元気ないか、分かってもらえただろうか?
彼女の行動から、ある一つの疑問が生じてきたのだ。
それは、萌えとは本当に僕が考えている意味なのか、ということだ。
恐らく、一番萌えについて詳しいのは、早苗だろう。
その早苗の行動を見る限り、褒められた際の行動ではないことがわかる。
明らかに彼女は、僕に対して引いていた。

それらを総合すると、萌えとは女性を引かせてしまうような意味を持っているのだろう。
改めて考えてみると、今まで萌え、と言ったあとの女性の反応は、おかしかった気がする。
もしかしたら、今までの成果は、何か不快な気持を抱かせ、手切れ金代わりのものだったのだろうか。
…だとしたら、とんでもないことをしてしまったものだ。
香霖堂の常連のほとんどは、彼女たちの知り合いだ。
もし、彼女たちが他の人に話したら……
考えるだけでも恐ろしいことだった。

がらがら

僕がそう悩んでいると、どうやらお客が来たようだ。

「いらっしゃい、おや、香霖堂は初めてかい?」

扉のほうを見ると、見たことのない少女が立っていた。

「ええ、こほっ、魔理沙に面白いものがあるから行ってみろ、と言われたから来てみたわ」

どうやら、この少女は魔理沙の知り合いらしい。

「そうか、よく来たね。まぁ、面白いかどうかは分からないが、よそに置いていないものがあることは保障するよ」
「あぁ、僕は店主の森近霖之助だ。以後、御贔屓に」

「…私はパチュリー・ノーレッジ、魔女よ。御贔屓にするかどうかは、物次第ね」

パチュリー?以前、魔理沙に聞いたことがあるな。
確か、紅魔館に住んでいて、大図書館の主、よく魔理沙に本を貸してくれているそうだ。

「そうか、君がパチュリーか、魔理沙から話は聞いているよ」
「いつも、魔理沙に本を貸してくれているんだってね。僕からも礼を言うよ。ありがとう」

「…礼はいらないわ。私は一度たりとも、魔理沙に本を貸したことはないんだから」

ん、どういうことだ?まさか、人違いだったか?

「ええ、貸したことは無いわね。いつも勝手に盗まれては行くけど…本人は死ぬまで借りるぜ、っていってるけど」

……なるほど、よく分かった。

「…そうか、魔理沙が迷惑をかけたね。申し訳ない」

「…なぜ、あなたが謝るのかしら。あなたには、関係ないことでしょう?」

「いや、僕は、まぁ、魔理沙の兄代わりのようなものだからね」

「…そう、ならあなたが言えば、魔理沙は本を返してくれるのかしら?」

それはない。
魔理沙が、僕のことの言うことを少しでも聞いてくれたら、こんなに苦労はしていない。

「いや、すまないがそれは無理だ」

「どうしてかしら?さすがの魔理沙も、身近な人のことの言うことくらい聞くでしょう?」

「……魔理沙は、僕の店からも勝手に持って行くからね。さらに、返済期限なんてものは存在しない」

心なしか、彼女の目が冷たくなった気がする。

「…そう、つまり魔理沙の盗み癖はあなたの教育のせいね」

「ま、待ってくれ。被害にあってるのはこっちも同じだ!」

そうだ、僕も魔理沙の被害者である。決して、僕の教育のせいではない。
僕たちは、仲間なんだ!そう気持ちを込めて、彼女を見つめた。

「…まぁ、いいわ。あなたをどうにかしても、本が返ってくるわけではないし」

「そ、そうか、一応、僕からも魔理沙に本を返すように言っておこう」

ふぅ、どうやら気持ちが通じたようだ。

「期待しないで待ってるわ」

…まぁ、期待されて待たれるよりかはましか。

「で、なにか面白いものは無いのかしら?」

「面白いものって言われても、たとえばどんなものがお好みかい?」

さすがに、面白いものってだけで、何かを勧めるなんてできない。

「私が欲しいものは新たな知識。なにか珍しい本は無いかしら?」

本か、それなら外からきた本から、幻想郷内の本まで揃っている。

「本なら、そこの左奥にあるよ」

「私は珍しい本が欲しい、と言ったのよ」
「魔理沙から聞いているわ、あなたは珍しいものはお店に置かないそうね」
「私が欲しいとしたら、そこ以外ないわ」

くっ!魔理沙め、余計なことを

「あー、残念だがそれらは非売品なんだ」

「ええ、別に売らなくてもいいわ。珍しい本があれば、貸してくれるだけでいいわ」
「そして、写したらすぐに返す。もちろん代金も支払うわ。これならどう?」

む、それならあまり悪い条件ではなさそうだな。
この少女なら約束は守りそうだし、本も大切に扱ってくれそうだ。

「…わかった。その条件を飲もう。大丈夫だと思うが、本は大切に扱ってくれよ?」

「ええ、そこは約束するわ。じゃぁ、案内してちょうだい」

「ああ、こっちだ。ついてきてくれ」

そう言い、僕は倉庫にある、秘蔵の書庫に彼女を案内した。

「ここがそうだ。どうだい、お気にめしたかい?」

「…まだ、何とも言えないわね。でも、確かに私が見たことのない本が多い」

「まぁ、ここにあるのは、大半が外の世界の本だからね」

パチュリーの大図書館が、どれくらい広いのかは知らないが、少なくとも外の本だったら負けていないはずだ。

「まぁ、じっくりと見てくといいよ」

「……」

どうやらすでに、本の世界に入り込んでいるようだ。
僕もその気持ちは分かるので、そっと店内に引き返し、僕も本を読むことにした。




「ふむ、なかなかよかったな」

そう呟き、僕は本を閉じた。
ふと空を見ると、もう日が落ち始めていた。

「…夕飯の支度でもするか」

そう言いながら、僕は台所に向かった。
しかし、料理を作っている最中、ずっと何かが気になっていた。
大事なことな気もするし、どうでもいい気もする。

「あっ、っ!」

思いだしたと同時に、うっかり指を切ってしまった。
僕は指の血を拭い、布を巻きつけると、倉庫に向かった。

「…やっぱりまだいたか」

そう、すっかり忘れていたが、パチュリーが倉庫で本を読み続けていた。
ご丁寧に魔法で光球を作り出し、それを宙に浮かべていた。

「なぁ、パチュリー?…もし、もーし?…おーい!」

呼んでも返事が無いので、僕は何度かパチュリーに話しかけた。
すると

「…うるさいわ」

そう言いながら、彼女は僕に光球を飛ばして来た。

「おおっ!」

…なんとか、間一髪で避けることができた。
ふと後ろを見るが、別に何も壊れてはいなかった。
…もしかしたら、よける必要なんてなかったのかもしれない。

「図書館では静かにしなさい。落ち着いて、本が読めないじゃない」

「…まず、落ち着いて周囲を見てくれないか?」

パチュリーは、怪訝そうな顔をしながら、周囲を見回した。

「…ここはどこかしら?」

「ここは香霖堂の倉庫だ。昼間ここに来て、それから君はずっとここにいた。思いだしてくれたかい?」

「…あぁ、思い出したわ」

「それはなによりだ。それで、どうするんだい?」

「そうね、ここにあるものはかなり興味深かったわ。正直、全て頂いて帰りたいくらい」

「それは、勘弁してくれ」

そんなことになってしまったら、僕は死んでしまう。

「ええ、魔理沙じゃないんだから、そんな真似しないわよ」
「私の使い魔か、咲夜をよこして、定期的にいくつか借りて、返すようにするわ」

「そうしてくれると助かる。それで、今日はもう暗くなってしまったがどうする?」
「なんなら、魔理沙の布団があるから、泊まっていっても構わないが」

「ええ、お世話になるわ。でも布団は結構よ。朝まで本を読んでいるから」

む、それはいけない。僕だって魔法使いが睡眠と食事を必要としないことくらい知っている。
しかしそれは、しなくても死なない、という意味で、必ずしも必要ないわけではない。

「悪いが、それは認められない」
「君が睡眠も食事も必要ないことは知っているが、この二つはとても大切なものだ」
「食事はエネルギー摂取以外にも心を豊かにしたり、周囲とのコミュニケーションの一つだ」
「睡眠は心身の休息とともに、記憶の再構成を行っている」
「見たところ、君はあまり健康そうではないね」
「確かに、二つとも無くても死なないかもしれないが、取ったほうが体にいいのは、魔法使いも変わらないはずだ」

「…あなたも、小悪魔みたいなことを言うのね。分かったわ、お世話になる」

「うん、じゃぁ、料理が出来たら呼びに来るから、それまで本を読んでいてくれ」

そう言い、僕は料理に戻った。

一人分で作っていたのを、慌てて二人分に変更し、夕飯を作成した。
無理やり二人分にしたせいか、ずいぶんとちぐはぐな感じになってしまった。

そして僕が、パチュリーを呼びに行くと

「パチュリー、出来たよ…おーい!うぉ!」

何故かまた飛んできた光球を、慌てて避けることになった。

「うるさいわよ。図書館では…」

そこまで言いかけると、彼女は辺りを見回し始めた。

「それで、図書館では、なんだい?」

まぁ、これくらいの仕返しはしてやってもいいだろう。

「くっ!…性格悪いわね」

「すまないね、これが性分なんだ。夕飯ができたよ、行こうか」

「…分かったわ」

そして、僕たちは二人で夕食を食べることにした。

「「いただきます」」

挨拶をして、食べ始めた。
食べ始めて少しすると、

「…意外とおいしいのね」

意外とって、まぁ、彼女のところのメイドに比べれば、僕が料理するのは意外だろう。

「まぁ、これでも一人暮らしして長いからね。それなりに覚えるさ」

「そう」

そして、パチュリーはまた黙ってしまった。

…気まずい。全く会話が無いのだ。
別に僕はそんなにおしゃべりなほうではないが、誰かと食事をしているのに、無言で食べ続けるほど無口でもない。
なにか会話のたねは

「そういえば、君のところの大図書館には、どれくらい本があるんだい?」

「数えたことないから分からないわね。まぁ、広さで言うなら、この店の100倍以上はあるでしょうけど」

「そんなに広いのかい!」

それは想像以上だった。
そんなに本があるならば、いくら人より寿命が長い僕とはいえ、一生かけても読み切れないかもしれない。

「それはうらやましいね。ぜひとも、僕も行ってみたいもんだ」

「別にかまわないわ。正面から、ちゃんと客として尋ねるなら、だけど」

…正面から以外どう行けと?

「…あいにくだが、僕はそれ以外に訪問の仕方を知らないのだが」

「ええ、普通はそうでしょうね。黒鼠以外は」

…魔理沙か

「…本当に魔理沙が迷惑をかけているね。すまない」

「ええ、とっても」

弁解のしようもない。なにかお詫びの品でも、用意したほうがいいのだろうか?

「ごちそうさま」

そういうと彼女は箸を置いた。

「もういいのかい?」

僕が男で、彼女が少女ということを考えても、食べた量が少なすぎる気がした。

「ええ、これ以上は無理」

まぁ、それならば仕方がない。無理に食べてもしょうがないからな

「そうか、なら先に風呂に入ってくるといい。準備は済んでいる。場所はこのつきあたりを右だ」

まぁ、こんなことも予想してたので、先に風呂の準備も一緒に行っていた。

「そうさせてもらうわ」

そう言い、彼女は風呂に向かった。
一人になってしまった僕は、黙々と食べ続けた。

「ごちそうさま」

そう言い、僕は片づけ始めた。
食器を洗い終わる頃には、パチュリーも風呂からあがってきていた。
だが服装は、先ほどと変わっていなかった。

「おや、霊夢の着替えを用意しておいたのだが、サイズは合わなかったかい?」

僕の見たところ、霊夢よりやや小柄な気がしたから、問題ないと思ったのだが

「ええ、丈は問題なかったけど…胸が苦しかったのよ」

…それは想定していなかった。

「…そうか、それはすまなかったね」

こんな時、僕にはどんな反応をすればいいのか分からない。

「別に、魔法できれいにしたから、問題ないわ」

まぁ、それならいいのだろうか

「それじゃぁ、僕も風呂に行ってくるよ。好きに過ごしてくれるといい」

「わかったわ」

パチュリーが返事をしたのを聞くと、僕も風呂に入った。

「ふぅ、極楽極楽」

あぁ、やはり風呂はいいものだ。
一日の疲れを癒してくれる。
そういえば、博麗神社で温泉がわいたらしい。
なんとかして、ここにも温泉を取り入れられないだろうか?

そんなことを考えていると、つい、いつもより長湯をしてしまったようだ。
仮にも客を待たせて、主が長湯するのはどうかと思う。
…まぁ、どうせまた本を読んでいるのだろうが
そして、僕は風呂を出ることにした。

店に戻ってみると、意外だったが、彼女は店の品物を物色していたようだ。

「こっちにいたのか、てっきり本を読んでいるかと思ったのだが」

「ええ、初めはそうしようかと思ったのだけど、どうせ後で見れるなら、今しか見れないものを見ようと思ってね」

ふむ、一理ある。

「では、何か気に入ったものはあったかい?」

「…気にいるもの何も、いったい何のためのものなのかしら?」

そりゃぁ、見ただけじゃわからないか。

「まぁ、大半は外の世界の道具だよ」
「僕の能力で、名前や用途はわかるのだけど、使い方が分からないんだけどね」

「…使い方が分からない道具に、意味があるのかしら?」

「何を言うんだ。使い方が分からないからこそ、それを発見する喜びがあるんじゃないか」
「それに、仮に使えなくても、素材は幻想郷には無いものだから、別なものにも使える」
「魔理沙のミニ八卦炉にも、外の道具が一部、使われているのだからね」
「ここにあるのは、全て無限の可能性を秘めた道具なんだよ」

まったく、どうしてみんな僕の店をガラクタ屋敷にしたがるんだ。

「なるほど、確かにそのとおりね」
「本から知識を手に入れるのもいいけど、試行錯誤の果てに手に入れる知識には、別の快感があるわ」
「それに、道具は一つの使い方だけじゃない」
「魔法も同じね、術者自身でいくらでも変化するもの」

おお!ついに、僕の理解者が現れてくれた!

「そう、そうなんだよ!わかってくれるかい!」

そう言うと、僕は彼女の手をつかみ上下に振ってしまった。

「む、むきゅー」

おっと、なんかパチュリーが大変そうなことになっている。

「す、すまない。つい、うれしくてね」

あぁ、パチュリーとは良い友達になれそうだ。
そうだ!魔理沙の詫びを兼ねて、何か贈り物をしよう。

「…大丈夫よ」

「まぁ、その詫びと魔理沙が迷惑をかけた詫び代わりと言っては何だが、この店の好きなものを君にプレゼントしよう」

「じゃぁ、あの本「倉庫は店以外だから駄目だ」…そう」

さすがに、僕のコレクションは人に譲ることはできない。
パチュリーは、再び店の中をぶらつき始めた。
なにか変なものを見つけるたびに

「これはなにかしら?」

「それはラジカセ、用途は音を再生する」

「これはなにかしら?」

「それはテレビ、用途は遠くの映像をを映し出す」

  ・
  ・
  ・

「あら、これは」

そんなことを続けていると、彼女はある物を見つけたようだ。

「それはペンダントだね。装着者自身に癒しの効果がある。といっても、気休め程度だがね」

「着けてみてもいいかしら?」

まさか、それが気に入ったのだろうか?
確かに、癒しの力を発揮する道具は珍しいが、正直効果が低すぎる。

「あぁ、構わないよ」

僕がそう言うと、彼女は自分の首にかけた。
そして、そのまま少しすると

「…店主、これにするわ」

「それでいいのかい?確かに珍しくはあるけど」

「えぇ、これは喘息もわずかにだけど楽にしてくれる。私にとってはありがたいものよ」

なるほど、持病持ちならば、わずかなりとはいえ、楽になるのは嬉しいだろう。

「わかった。ならそれをプレゼントしよう」

「ええ、ありがとう」

まぁ、あれはペンダントとして見ても、なかなかいいものだからね。

「まぁ、ペンダントも似合っているよ。萌え萌え、だ…い、いや違うんだ!これは、その」

しまった!僕は馬鹿か!折角仲良くなれたというのに、自分で壊してどうするんだ!

「もえもえ?それはどういう意味かしら?」

「へ?」

まさか、彼女は意味を知らないのだろうか?それなら

「いや、言い間違えただけだ。そんな言葉は存在しない」

「嘘ね。あなたの反応からなんらしかの意味があるのは確実、さぁ、その意味をいいなさい」

くっ!どうしよう…というか、僕も正確な意味を知らないんだった。

「いや、というか僕も正確な意味を知らないんだよ」

「なら、あなたの推測でも構わないわ。あとは自分で調べる」

はぁ、逃げられそうもないか

「その、多分だが、萌えとは可愛いとか、素晴らしいとかの意味のはずだ」
「さっきのは、君にペンダントが似合っている、という意味で言ったんだ。他に深い意味は無い」

そうだ!他に意味なんかない。
まぁ、こう言っておけば、彼女が本当の意味を知っても、僕を軽蔑しないでいてくれるはずだ。
運が良ければ、他の女性たちにも伝えてくれるかもしれない。

「なるほど、そんな言葉があるのね」

「まぁ、最近外の世界から来た言葉だから、無理もない」

「興味深いわね。何か、他の話もないの?」


「そうだな、外の世界では……」

「なるほど、でも、その考え方は……」

「いや、確かに一理あるがそれは……」

「でも、その考え方でも……」

   ・
   ・
   ・

ちゅん、ちゅんちゅん

「…確か、睡眠はとても大切なものだ、と言ってなかったかしら?」

「…そうだね」

僕たちは、一晩中話し続け、気が付いたら朝になっていた。

「まぁ、いいわ、楽しかったし。アリスや魔理沙は、魔法以外でこんな話は出来ないから」

「そうだね。僕も楽しかったよ。出来ればまた、話し相手になってくれると助かる」

あぁ、こんなに僕と対等以上に話せる相手は、いつ振りだろう。
本当に、有意義なひと時を過ごすことができた。

「ええ、構わないわ。でも、次はあなたがうちに来てね」

「わかった。ぜひとも行かせてもらうよ。君の大図書館にも興味があるしね」

「そうしてちょうだい、私の図書館を見たときの、あなたの茫然とした表情が目に浮かぶわ」

そんなに自信があるのか、ぜひとも一度は行ってみたいな。

「わかった。楽しみにしているよ」

「ええ、待ってるわ。それじゃぁ」

パチュリーはそう言うと、店から去って行った。


今日の収入はペンダントを対価に、良い友人と定期的な収入、そして大図書館への招待。
萌えは使えなくなってしまったかもしれないが、すでに十分すぎるほどの対価は得た。
もともと、繁盛していない店だったのだ。
あまり繁盛するよりは、こっちのほうが向いているのかもしれない。

…そう、自分に言い聞かせることにした。











私が図書館に戻ると、小悪魔が出迎えてくれた。

「あ、パチュリー様お帰りなさい。昨日はどこにお泊りだったんですか?」

「ただいま、ちょっと、香霖堂にね。気が付いたら朝になっていたわ」

「香霖堂?確か、店主は男性の方ですよね?まさか…」

「あなたの考えているようなことは、何もないわよ」

全くこの子は、良い子なんだが、そういうゴシップネタが大好きなのが問題ね。

「そうですか、残念です」

そう言うと、本当に残念そうにしょんぼりしてしまった。

「はぁ、まったく、こっちはなんにも無かった?」

「はい、魔理沙さんも来ませんでしたし、平穏無事でした」

それは良かった。
私がいない以上、小悪魔には魔理沙を放っておけ、と言っておいたが、この子ならきっと一人でも立ち向かってしまうだろう。

「あ、でも咲夜さんにメイド服を頂いたんですよ、似合いますか?」

そう言い、小悪魔はくるっと回った。
なぜメイド服を着ているのかと思えば、そういうことだったのね。

「まぁ、似合っていると思うわよ。萌え萌えね」

つい、香霖堂で先ほど知った知識を使ってしまった。

「え、ぱ、パチュリー様?確かに私はパチュリー様のことを敬愛していますが、そっちのケはないんですが…」

「何を言ってるの?」

突然、小悪魔がわけのわからないことを言い出した。疲れてるのだろうか?

「あー、パチュリー様、萌えの意味ってご存知ですか?」

なにやら、呆れたような顔で小悪魔が聞く。
もしかして違うのだろうか?確かに、あの店主も自信は無さそうだったが

「萌えって、可愛いとか、似合っているとかじゃないの?」

「あー、まぁ、そういう意味もなくはないですが、ちょっと違うんですよ」

「では、本当はどんな意味なの?」

私の知識は常に正しくなくてはいけない。知らないならば、知らなくてはならない。
正しい意味が分かったら、あの店主に教えてやるのもいいかもしれない。

「えーと、主に男性が女性に言う言葉で、好き、とか愛しているとかの意味があります。最近は、そうやって告白する人もいるようですね」

は?小悪魔は今、何と言ったのだろうか?好き?愛している?告白?

「なんで、パチュリー様がそんな勘違いをしたのか気になるんですが、どこで聞いたんですか?」

「え、え、だ、だって店主が私に萌え萌えだって、意味はそうだって」

混乱して、思わず喋ってしまった。
……気のせいか、小悪魔の目がキュピーンと光った気がした。

「つまり、パチュリー様は香霖堂の店主に告白されたんですね?」

「ち、違うわよ!あの店主も自信なさそうだったし、向こうも勘違いしてたのよ!」

そうだ、店主もはっきりしない感じだった。

「ふーん、では詳しく聴かせていただきましょうか?」

私は、小悪魔に香霖堂についてからのことを、全て話してしまった。
…こうなると、この子はてこでも動かないのよね。



「なるほど、分かりました。パチュリー様が悪いです」

「ちょっと、なんでそうなるのよ!?」

なぜか、いきなり私が悪いことにされてしまった。

「いいですか?香霖堂の店主、森近さんとお呼びしますが」
「森近さんは、パチュリー様に一目ぼれをしてしまったんです」
「そのため、パチュリー様に思いを言ってしまいました。それなのに、パチュリー様ったら…」

私がいったいなにを言ってるんだ、という顔で見ていると、小悪魔が説明し始めた。

「初めから、順々に説明しますね」
「まず、森近さんは魔理沙さんから話を聞いて、パチュリー様に興味を持っていたんです」
「この時までは、同じ本好きのよしみ、という興味だったんでしょう」

確かに店主は私のことを知っていたようだが、なぜいきなり私を好きになるのだろうか?

「そして、パチュリー様が同じ魔理沙さんの被害者だと知り、親近感が芽生えます」

「…確かに、変な目で私を見ていたわね」

「そうでしょう。そうでしょう」

しまった。余計なことを言ってしまったようだ。
小悪魔はうんうん、とうなずき、続きを話し始めた。

「その頃にはもう、パチュリー様に強い興味を抱いていたんでしょう」
「それは、妹のような魔理沙さんですらいれない倉庫に、案内したことからも分かります」
「パチュリー様の提示した条件は、森近さんにとっても願ってもないことでした」
「なにせ、定期的にパチュリー様とつながるパイプが出来たんですから」

そうなのだろうか?取りに行くのは、どうせこの子か咲夜だろうし

「本当は、パチュリー様ともっと話したかった森近さんですが、パチュリー様が本の世界に入ってしまったので諦めることにしました」
「でもその時、森近さんの脳裏に天啓が閃きました」
「もしかしたら、このまま放っておけば一緒にお夕飯を食べることができるかもしれない、と」
「そして森近さんは、苦手な料理をがんばって作りました」

む、そこはおかしいはずだ

「待ちなさい、そこはおかしいわ。咲夜には劣るけど、それなりに美味しいものだったわ」

「ふっふっふ、それは森近さんが必死に頑張ったからですよ」
「パチュリー様は先ほどおっしゃいました。店主の指に傷があったと」
「森近さんは男の一人暮らし、普段は適当に済ましてしまうんでしょう」
「でも、パチュリー様のために必死に頑張りました。」
「そしてパチュリー様に話しかけると、なんと泊まっていってくれることまでわかりました」
「でも、パチュリー様は食事も睡眠もしそうにありません」
「もちろん自分が一緒に食べたい気持ちもあったでしょう。でもそれ以上にパチュリー様が心配だったはずです」
「恐らく、献立も工夫したんでしょう。どんな料理、または食材を使っていましたか?」

「…料理名は分からないけど、発芽玄米や魚、ほうれん草、胡麻、かぼちゃ、モロヘイヤ、人参、ニラ、大豆…とかかしら」

「私の予想通りですね。その食材は、喘息や貧血に効果があるものばかり、さらにビタミンAも豊富に含んでいます」
「きっと、今までの知識とパチュリー様との話で、パチュリー様の体にいいものを作ったんでしょう」

…そうなのだろうか?正直、そっち方面は小悪魔に任せきりで、そんなに詳しくは知らない。
でも、そこまで気を使ってもらえるのは、悪い気分じゃない。

「そして、食事中にパチュリー様の家へ行く約束を、取り付けることができました」
「また、パチュリー様が食が細いのも予想し、お風呂の準備もしておきました」
「でも、わざとサイズの合わない服を用意しておきます」
「しかし、残念ながらパチュリー様は、その服を着てくれませんでした」
「森近さんは悲しかったでしょう。やはり男の人である以上、興味はあるでしょうから」

確かにうつむいていて、反応がおかしかったが、そうだったのだろうか?
私の体に興味があった?…なぜか顔が熱くなってくる。

「そして、森近さんはお風呂に向かいました。でも、そこであることに気がつきます」
「つい先ほどまで、自分が気になる少女が入浴していた場所です」
「我が家のことながら、森近さんはとても緊張してしまいました」
「そのため、いつも以上に時間がかかってしまったのでしょう」
「髪の長い女性であるパチュリー様よりも長風呂だとは、あまり考えられないですからね」

…確かに長いと思ったが、男の人の入る時間なんて知らないからそんなものだと思っていた。
思えば、私が入った後にあの店主が入ったことになる。
……なぜか、無性に恥ずかしくなってくる。

「ようやく、お風呂から出てきた森近さんは、店にいるパチュリー様を見つけます」
「そこで森近さんは、今まで誰にも理解してもらえなかった考えの、賛同者を手に入れます」

…確かに私の手を握って、すごい喜んでたわね。
…男の人に手を握られたのも、100年ほど生きているが初めてかもしれない。
…顔が熱くなり、心臓が高鳴り始めた。

「森近さんは、その感謝と自分の好意を伝えるために、プレゼントすることにします」
「でも、本をあげてしまうと、パチュリー様はもう来てくれません」
「すでにそれは、森近さんにとっては、耐えられないことだったのでしょう」
「なので、パチュリー様には店の中から選ぶように言います」
「そして、ペンダントをつけているパチュリー様を見て、つい、気持ちがこぼれてしまったのでしょう、萌え萌えだ、と」
「森近さんは大慌てです。さすがに、会ってその日に告白したのでは、軽い男と思われるかもしれません」
「でも、運が良かったのか悪かったのか、パチュリー様はその言葉の意味を知りませんでした」
「森近さんは、必死に言い訳を考えました。そして、さりげなく褒める言葉を伝えることにも成功します」

…萌え、という言葉に夢中で気付かなかったけど、あの意味で使っても、可愛いって言われてるのよね。
…だめだ、熱が出てきたようだ。それに胸も苦しくなってきた。風邪でも引いたのかしら?

「なんとか、誤魔化すことができた森近さんは、パチュリー様との話のきっかけを入手します」
「一晩中会話した後、改めて、パチュリー様との相性を再認識したでしょう」

…確かに、私もとても楽しかった。
口下手な私では、あまり話すことはなく、主に聴き手か説明役になる。
でも、店主との会話は、対等に自分の考えを話し、自分とは違う意見が聞けた。
あんなに楽しい一時は久しぶりだった。
…だめだ、本格的に風邪を引いてしまったようだ。
…あと、やたらと店主の顔が脳裏に浮かんでしまう。
…あとで、小悪魔に薬を持ってきてもらおう。

「そして、最後に図書館に遊びに行く約束を、再びかわしました」
「きっと、今頃森近さんはパチュリー様のことで、頭がいっぱいのことでしょう」

店主も、私のことであたまがいっぱい?どういうことなのだろうか?

「なぜ、私のことで頭がいっぱいになるのかしら?」
「さっきから私も、頭に店主の顔がよぎってくるし」
「それに風邪を引いてしまったようね。悪いんだけど、あとで薬を持ってきてくれる?」

私がそう言うと、小悪魔はびっくりした顔をした後、なぜかにやにやし始めた。

「おや、パチュリー様もなんですか?」
「あとあいにくですが、その風邪を治す薬は持っていません」
「というか、その薬はあの永遠亭の薬師でも作れないものですから」

「…永遠亭の薬師に作れない薬なんてあるの?」
「別に、完全に直すものではなく、普通にここに置いてあるものでいいんだけど」

ただの風邪薬くらいは、ここにも常備されている。
以前もお世話になったはずだが
しかし、小悪魔はにやにやした顔で言う。

「いえいえ、そもそもがパチュリー様は風邪じゃありませんから」

「風邪じゃない?」

風邪ではないのか、では何の病気なのだろうか?

「そうです。それは森近さんと同じ不治の病です」

…いきなり、不治の病と宣告された。しかも、店主もそうらしい。

「…小悪魔、冗談が過ぎるわよ」

しかし、小悪魔は動じない。

「本当です。私が嘘をつけないのは、パチュリー様もご存じでしょう?」

…確かに、使い魔契約をしている小悪魔は、私に嘘をつくことはできない。

「…じれったいわね。はっきり言いなさい」

「そうですか、では言いましょう」
「パチュリー様は、森近さんに恋をなさっているのですよ」
「おめでとうございます。両想いですよ?」

…は?小悪魔は何を言ってるのだろうか?
初めは店主が私を好きだと言った。そして今は、私が店主に恋をしているという。両想い?
そこまで考えが及んだ瞬間、私は頭に血が上ってしまった。

「あ、あなたは、いきなり何を馬鹿なことを言い出すのよ!」
「わ、わ、私が店主に、こ、恋をしているって言うの!?」
「そ、それに店主が私を好きだって、何を根拠に言ってるのかしら?」

私がそう言うと小悪魔は

「そうですね。すみませんでした」
「森近さんはきっと、パチュリー様のことなんて好きじゃないですよ」
「きっと、魔理沙さんのように明るい子が好みで、パチュリー様のように暗い子は嫌いかも知れませんね」

…それを聞いた私は、何故か地獄に突き落とされた気がした。

「そ、そうよ!店主は私のことなんて、き、き、ら、…ぅぅ」

何故か、涙があふれてくる。

「ああ、もう自分で言って泣かないで下さいよ」
「大丈夫です、きっと森近さんもパチュリー様に好意を持ってますから」
「パチュリー様と話している森近さんは、楽しそうだったんでしょう?」
「その時間を疑うのは森近さんに失礼ですよ」
「大丈夫、パチュリー様は魔理沙さんに劣らずかわいらしいです」
「もっと、自分に自信を持ってください」

…そう言いながら小悪魔は、私を抱きしめてくれた。
…これではどっちが主なのだか分かったものじゃない。
…それでも、私は泣きやむまで小悪魔に抱きしめられていた。



「落ち着きましたか?」

「…ええ」

「森近さんはパチュリー様に好意を抱いていても、魔理沙さんが邪魔をしてくるかもしれません」
「どうしますか?諦めますか?いつものように奪われますか?それとも…」

「…決まってるじゃない。誰に向かって言ってるのよ」

「失礼いたしました。My Master」

そう言い小悪魔は頭を下げた。しかし、その顔は笑っている。

私は誰だ?100年を生きる七曜の魔女、パチュリー・ノーレッジだ。
これだけは、あんな新米の黒鼠ごときには負けられない。

待っていなさい、店主、いや霖之助。
魔女は、欲しいものはあらゆる方法で手に入れる。
あなたが気がつくころには、すでに私の手の中にいるでしょう。

いいわ、あなたには私の知識を、私の全てをあげましょう。
その代わり、あなたの全ては私のものよ。
ふふ、覚悟しておきなさい?
どうも、4作目です。今回は小悪魔さんの迷推理に助けられました。
冒頭にも書きましたが、何故か無駄に長くなってしまいました。申し訳ありません。
もっと、シンプルに書きたいのですが、自分の設定の性格を付与したキャラクターを作ってから、あとは勝手にしゃべらせているのでどうにもなりませんでした。精進します。

このシリーズも多分次で最終回か、あと一回やってから最終回となりそうです。
各シリーズで一人ずつやってほしいとの御意見も頂けるのですが、恐らく無理です。
もしかしたら、完結してから、短編のような形で勘違い系をやるかもしれませんが、ひとまず完結になります。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。



おまけ
「なによこれ!運命は霖パチェじゃなくてレミパチェのはずよ!」
「落ち着いてください、お嬢様」
「落ち着いているわよ!咲夜、さっさとあの店主を殺してパチェを取り戻すわよ」
「いけません。それではパチュリー様に嫌われますよ。それに力で解決するのは蛮族のすることです」
「っ!なら、どうすればいいのよ!」
「パチュリー様を信じましょう。もし、本当にパチュリー様があの店主を選んでも、咲夜はずっとお嬢様の側にいます」
「さ、さくやー!」
「お嬢様!(ふっ、計画通り)」
年寄りの知恵袋
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
この際、幻の十六連鎖を達成してしまえw
そこまで行けば死亡フラグも消し飛ぶはず……なわきゃないですね。
2.名前が無い程度の能力削除
パツリー可愛すぎだろ!!

こーりんも罪な男だぜ
3.名前が無い程度の能力削除
ぱちゅりー萌え萌えや~
そしてこーりんの修羅場フラグがやばいことにw

一つ気になったんですがセリフの部分は改行のたびに「」でくくらない
ほうが読みやすいと思いますよ?
4.名前が無い程度の能力削除
これは叶ってもレミリアに殺され、叶わなくても咲夜に殺され…
あれ、詰んだんじゃね?

あと博霊→博麗ですよ
5.名前が無い程度の能力削除
小悪魔が小悪魔www
6.名前が無い程度の能力削除
駄目だ・・・萌え死ぬ・・・
いいぞ、もっとやれ!
7.名前が無い程度の能力削除
おわた
8.K-999削除
早苗に誤解されて(極々一部の)社会的に死んだ。
数多の少女(擬似含む)に誤解されて物理的にも死にそう。
鮮血の結末は回避できるんでしょうか?

しかし早苗さんよ、アキバ系を忌避しては得られるはずの信仰の8割方を逃してしまいますよ!
9.名前が無い程度の能力削除
はぁ
超絶美形霖之助様は一声掛ければその気は無くともハーレムくらい当たり前ですか
10.七人目の名無し削除
今回は無難に終わるのかと思いきや・・・小悪魔ーーーーーー!!!
でも、可愛いパチュリーが見れたのでむしろGJ!

前から、霖之助さんとパチュリーの相性は良いんじゃないかと思っていた私にとって今回の話はベリーグーでしたよ。
最後の本気になったパッチェさんが可愛すぎて私はもう、もう~~~!!!

ここまで来たら是非魔理沙や霊夢の話も読みたいですね。
11.名前が無い程度の能力削除
パチュリー可愛すぎるだろ…
はやく続きを!!!
12.謳魚削除
霖ちゃんは勇猛果敢に皆のよmフラグを着々と立てておられていて何よりです。

パッチュさん、霖ちゃんの弱点はまっすぐな愛の囁きです(超嘘)がむばって!

あと小悪魔さんの超パチュ霖理論に脱帽で御座います。
13.名前が無い程度の能力削除
この作品上での「」の使い方は一つの特徴ですよね。
言葉のまとまりを意識してるようですし、Web小説だし文の書き方は自由だと思うので、このままでもいいと思います。

小悪魔スゲー!
天然で悪魔の囁きだ
こーりんは幻想郷のパワーバランスを一つに集束させるつもりか?
14.名前が無い程度の能力削除
作者さんは神ですね。続けて下さいw
15.名前が無い程度の能力削除
小悪魔の解釈がすんごいなww
おもしろかった!
16.年寄りの知恵袋削除
皆様、誠にありがとうございます。
>1.
 幻とは…ないから幻なんですよ
 まぁ、死亡フラグは正直ノリ次第です。
>2.
 パチェさんもいいものです。
 霖之助はきっと黒です!
>3.
 「」邪魔ですかね?正直台詞が長い時は、これがないと自分でもわけがわからなくなるんですよね。
 多分「」が消えるときは、もっと私が成長したときです。すみません。
>4.
 ああ、本当だ!すみません。時々間違えてしまいます。
>5.
 小悪魔も立派な悪魔ですから
>6.
 これでパチェ信者が増えましたね?
>7.
 さようなら、霖之助
>8.K-999様
 どうなるかは、ホント気分次第というかキャラ任せというか…
 …早苗さんには昔つらいことがあったのですよ。
 現代社会でリアル脇巫女…萌えー!
>9.
 男は顔なんですかね?
>10.七人目の名無し様
 ええ、本好き通しだし、趣味嗜好が合ってそうですよね。
 霊夢と魔理沙…書きたいけど書くとしたら短編ですかね。
>11.
 今作成中です。でも次で最終回になりそうです。
>12.謳魚様
 霖之助にそんな弱点が!小悪魔は本気で言ってます。天然っていいですよね?
>13.
 ありがとうございます。
 ああ、確かに4人いて、霖之助の道具、藍や橙も来る…最強じゃん!
>14.
 ありがとうございます。紙にならないようにがんばります。
>15.
 小悪魔理論は完璧です!
17.奇声を発する程度の能力削除
咲夜さんwwwww
18.名前が無い程度の能力削除
やはり咲夜さんはいつもどおりだった
19.名前が無い程度の能力削除
ちくしょー!やられたー!盗まれた!オレのハートが盗まれたー!
キルア並みの見事なお手並みです、ぱつりーさん…
20.読む程度削除
プチでこんなにコメントあるのも珍しい……とりあえず俺はパチュリーに萌え萌えです(^-^)/
21.名前が無い程度の能力削除
こあ・・・・GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
22.名前が無い程度の能力削除
今回も面白かった

>「あ、えーと、森近さんってそういう、人だったんですか?」

意味知ってる現代人はやっぱそう思うよなw