「お姉ちゃん」
「どうしたの穣子」
「お姉ちゃん」
「こいし。何か用ですか?」
「む?」
「ぬ?」
こいしと穣子は互いににらみ合う。
飛び散る火花。
「そこの影の薄い芋神様」
「なによ?荒ぶるグ○コ」
両者の目つきが一層厳しくなる。
まさに一触即発。
その空気を感じ取る姉二人。
巻き込まれては敵わないと静葉はそそくさと逃げ出し、さとりは手に負えないとばかりにやはり逃げ出だした。
「その『お姉ちゃん』という呼称、紛らわしいのよ。やめてくれない?」
「はっ!私の方が先に呼んだのよ。地霊殿は風神録より後、わかる?」
「たかが1ボスが調子乗るんじゃない」
「神様に向かってその口の利き方、どんな教育を受けたの?姉の顔が見て見たいわ」
「私に勝てると思ってるんだ?」
「年長者を敬え、小娘め」
両者は互いの肩を掴み、その指にあらん限りの力を加える。
ギリギリギリ
「わかってる?このままじゃ共倒れよ?」
「悪いけどこれ以上は譲れないの」
ギリギリギリ
「妹キャラがこれ以上増えたら私の立場がなくなるじゃない。アイデンティティ、わかる?」
「十二分に理解してるわよ。50名は軽く越えてる東方メンバーの中で、自らの特徴を持たないと生きていけないことくらい。だから譲りなさい」
肩こりも一発で治る指圧。
そこにやってきた第3の妹キャラ。
「何の話?」
「あなたフランドールね。紅魔館の」
「そうだよ。それで、二人は肩を揉み合って何してるの?」
フランの問に二人は声をはもらせて、
「自らの存在を得る為の真剣勝負」
とのこと。
それは大変重要な話だ。
が、全貌が見えない。
あまり良い空気ではなかったので、フランはとりあえず二人の手を掴んで引き剥がす。
「とりあえず二人とも離れて・・・・・・それで?」
「姉のことをどっちが『お姉ちゃん』と呼ぶか」
「うわすっごいくだらない話」
大層な建前の割に幼稚すぎるないように、フランは早速後悔をする。
対してこいしと穣子は目を血走らせて反論した。
「これは死活問題よ!
例えばあなた、考えて見なさい。仮に新作でふとましいキャラが出てきたとして、レティ・ホワイトロックの存在意義はどうなる?」
「どうなるって・・・・・・・」
「ふとましくなくなったレティなんて、ただの美しい雪女よ!」
「レティ歓喜!?」
レティなら泣いて喜びそうだ。
「仮にエロゲ並の美人妖怪が出てきて新参ホイホイの称号を剥奪されたら、うどんげなんてただの座薬よ!かわいいけど」
「どっちが本音だ」
穣子はハイテンション。
「フルーツでなくなった早苗なんて美人なだけの2Pカラーよ!ニートでなくなった輝夜なんてただの絶世の美女よ!⑨でなくなったチルノなんてただのかわゆい妖精だし、ドSでなくなった幽香なんてただ花の似合うお姉様!みょんでなくなった妖夢なんてただの凛々しい剣士でしかないの!パチュリーは喘息だから萌え・・・」
「あ~わかったわかった」
機関砲ばりに語り倒してくる穣子をフランは静止する。
ていうか列挙した内容、みんな大喜びだと思うのだが。
「それで、『お姉ちゃん』?」
「姉のことをお姉ちゃんと呼ぶキャラが一人に固定されれば、そのセリフができきただけで誰が話しているか分かるでしょ?」
「別にそれくらい」
「『だZE☆』語りの人物が魔理沙と話していたら混乱するでしょう!?」
穣子は必死だ。なるほど、オリキャラというアイデンティティを失った秋姉妹など風に吹かれて消えてしまうかもしれない。
「でもさ」
「少女臭のなくなった紫なんてただのb」
:
:
「つまりはそういうこと。新キャラが追加されても埋もれなくなるような個性を保持していくかが今後の課題なのよ」
「おかしいな。なんで残機なくなってるんだろ・・・・・・」
穣子は首を傾げるが思い出せない。すごい危険なラストワードを発動しそうだったというおぼろげな記憶はあるのだが。
穣子が記憶を辿っている間に、フランはこいしに質問を投げかける。
「そんなこと言ったら『あたい』も3人いるよ」
「あれはいいの。『あたいったら最強ね』『あたいサボる』『あたい死体運ぶ』でそれぞれ別のポイントがあるんだし。でも、後に行くほど新鮮味は薄れるわ」
「ん~、まぁ」
「個性を失ったキャラの末路は凄惨そのものよ。キャラ投票では常に下位、二次創作でも話題に上がらず、出ても誰かのおまけみたいな扱い。
それが旧作勢ならまだしも、風神録にでたキャラだったら・・・・・・」
ちらりと穣子を見やるこいし。
オリキャラという不名誉な称号ながら、それで持たせているような姉妹の片割れを哀れみの目で見つめる。
その視線に気づき、オリキャラバカにすんな最近人気上昇中だぞ人気投票の結果も見てみろと目で訴えてくる穣子。
「だからといって私も自分がかわいいもの。譲歩してやる気はない」
「プリズムリバーの3姉妹は無視するんだ」
「あれは音楽で勝負してるからね。3人寄れば文殊の知恵ってやつ?さすがとしかいいようがない」
こいしは嘆息する。
これは深刻だ。
「それならさ」
ゴニョゴニョ
フランはこいしに耳打ちする。
「ふむふむ・・・・・・いいの?」
「ほとぼりが冷めたら返してよ」
「フラン、あんたいい奴!呆けてないで穣子もちょっと来なさい!」
「ねぇお姉ちゃん」
「どうしたの穣子」
「えへへ」
「えっと、さとりお姉様」
「・・・・こいし?」
「ふふ」
「あらフラン。あなたという子はまた勝手に飛び出して・・・・」
「れみりあ おね~たま!」
「ぶふぅ!!?」
「どうしたの穣子」
「お姉ちゃん」
「こいし。何か用ですか?」
「む?」
「ぬ?」
こいしと穣子は互いににらみ合う。
飛び散る火花。
「そこの影の薄い芋神様」
「なによ?荒ぶるグ○コ」
両者の目つきが一層厳しくなる。
まさに一触即発。
その空気を感じ取る姉二人。
巻き込まれては敵わないと静葉はそそくさと逃げ出し、さとりは手に負えないとばかりにやはり逃げ出だした。
「その『お姉ちゃん』という呼称、紛らわしいのよ。やめてくれない?」
「はっ!私の方が先に呼んだのよ。地霊殿は風神録より後、わかる?」
「たかが1ボスが調子乗るんじゃない」
「神様に向かってその口の利き方、どんな教育を受けたの?姉の顔が見て見たいわ」
「私に勝てると思ってるんだ?」
「年長者を敬え、小娘め」
両者は互いの肩を掴み、その指にあらん限りの力を加える。
ギリギリギリ
「わかってる?このままじゃ共倒れよ?」
「悪いけどこれ以上は譲れないの」
ギリギリギリ
「妹キャラがこれ以上増えたら私の立場がなくなるじゃない。アイデンティティ、わかる?」
「十二分に理解してるわよ。50名は軽く越えてる東方メンバーの中で、自らの特徴を持たないと生きていけないことくらい。だから譲りなさい」
肩こりも一発で治る指圧。
そこにやってきた第3の妹キャラ。
「何の話?」
「あなたフランドールね。紅魔館の」
「そうだよ。それで、二人は肩を揉み合って何してるの?」
フランの問に二人は声をはもらせて、
「自らの存在を得る為の真剣勝負」
とのこと。
それは大変重要な話だ。
が、全貌が見えない。
あまり良い空気ではなかったので、フランはとりあえず二人の手を掴んで引き剥がす。
「とりあえず二人とも離れて・・・・・・それで?」
「姉のことをどっちが『お姉ちゃん』と呼ぶか」
「うわすっごいくだらない話」
大層な建前の割に幼稚すぎるないように、フランは早速後悔をする。
対してこいしと穣子は目を血走らせて反論した。
「これは死活問題よ!
例えばあなた、考えて見なさい。仮に新作でふとましいキャラが出てきたとして、レティ・ホワイトロックの存在意義はどうなる?」
「どうなるって・・・・・・・」
「ふとましくなくなったレティなんて、ただの美しい雪女よ!」
「レティ歓喜!?」
レティなら泣いて喜びそうだ。
「仮にエロゲ並の美人妖怪が出てきて新参ホイホイの称号を剥奪されたら、うどんげなんてただの座薬よ!かわいいけど」
「どっちが本音だ」
穣子はハイテンション。
「フルーツでなくなった早苗なんて美人なだけの2Pカラーよ!ニートでなくなった輝夜なんてただの絶世の美女よ!⑨でなくなったチルノなんてただのかわゆい妖精だし、ドSでなくなった幽香なんてただ花の似合うお姉様!みょんでなくなった妖夢なんてただの凛々しい剣士でしかないの!パチュリーは喘息だから萌え・・・」
「あ~わかったわかった」
機関砲ばりに語り倒してくる穣子をフランは静止する。
ていうか列挙した内容、みんな大喜びだと思うのだが。
「それで、『お姉ちゃん』?」
「姉のことをお姉ちゃんと呼ぶキャラが一人に固定されれば、そのセリフができきただけで誰が話しているか分かるでしょ?」
「別にそれくらい」
「『だZE☆』語りの人物が魔理沙と話していたら混乱するでしょう!?」
穣子は必死だ。なるほど、オリキャラというアイデンティティを失った秋姉妹など風に吹かれて消えてしまうかもしれない。
「でもさ」
「少女臭のなくなった紫なんてただのb」
:
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「つまりはそういうこと。新キャラが追加されても埋もれなくなるような個性を保持していくかが今後の課題なのよ」
「おかしいな。なんで残機なくなってるんだろ・・・・・・」
穣子は首を傾げるが思い出せない。すごい危険なラストワードを発動しそうだったというおぼろげな記憶はあるのだが。
穣子が記憶を辿っている間に、フランはこいしに質問を投げかける。
「そんなこと言ったら『あたい』も3人いるよ」
「あれはいいの。『あたいったら最強ね』『あたいサボる』『あたい死体運ぶ』でそれぞれ別のポイントがあるんだし。でも、後に行くほど新鮮味は薄れるわ」
「ん~、まぁ」
「個性を失ったキャラの末路は凄惨そのものよ。キャラ投票では常に下位、二次創作でも話題に上がらず、出ても誰かのおまけみたいな扱い。
それが旧作勢ならまだしも、風神録にでたキャラだったら・・・・・・」
ちらりと穣子を見やるこいし。
オリキャラという不名誉な称号ながら、それで持たせているような姉妹の片割れを哀れみの目で見つめる。
その視線に気づき、オリキャラバカにすんな最近人気上昇中だぞ人気投票の結果も見てみろと目で訴えてくる穣子。
「だからといって私も自分がかわいいもの。譲歩してやる気はない」
「プリズムリバーの3姉妹は無視するんだ」
「あれは音楽で勝負してるからね。3人寄れば文殊の知恵ってやつ?さすがとしかいいようがない」
こいしは嘆息する。
これは深刻だ。
「それならさ」
ゴニョゴニョ
フランはこいしに耳打ちする。
「ふむふむ・・・・・・いいの?」
「ほとぼりが冷めたら返してよ」
「フラン、あんたいい奴!呆けてないで穣子もちょっと来なさい!」
「ねぇお姉ちゃん」
「どうしたの穣子」
「えへへ」
「えっと、さとりお姉様」
「・・・・こいし?」
「ふふ」
「あらフラン。あなたという子はまた勝手に飛び出して・・・・」
「れみりあ おね~たま!」
「ぶふぅ!!?」
このフランちゃんはおもちかえ(全世界ナイトメア
水崎さんとは真面目に話が合いそうww
レティさんは最初から美女じゃないかwww
…と変なとこだが個人的に重要な事に突っ込んでみる