「お嬢様……んっ、もっと……」
「フフッ、咲夜は欲張りね」
ねっとりとした空気が紅魔館全体を包んでいる。
今この館では、まさにソドムの狂宴が再現されていた。
未来を憂うことなく、誰もが刹那的な欲望に身を任せる肉欲の祭典。
だけどそんな中で、私一人だけはその輪から外れて、ただぼんやりと眺めているだけだった。
まさか知識と日陰の少女という己の二つ名のせいではないだろうけど、こんな宴に加わりたいという衝動がまったく起こらないのだ。
だから私は酷く冷めた表情で、眼前で欲望にまかせてはしたない姿を晒し続ける紅魔館の面々を、黙って見つめ続けている。
「はぁ……咲夜。凄いじゃない、こんなの隠してて」
「ちょ、ちょっとお嬢様。そんなに焦らない……ああっ!」
咲夜の制止も聞かずに、胸にむしゃぶりつくレミィ。飛び散る汁が彼女の全身を汚していく。
「隠すつもりはなかったのですが……」
「言い訳してもだーめ。見つけた以上は、最後の最後までしゃぶりつくさせてもらうわ」
そう言ってレミィは、ちろりと舌なめずりをする
胸を乱暴にわしづかみにしてきた主人に、咲夜の口からは切なげな溜息が漏れた。
そんなレミィと咲夜から目を移せば、もう一方では妹様と美鈴が戯れている。
「妹様。ほら、ぼんやりしてると、どんどんいっちゃいますよ」
「あ、ダメだって美鈴……むっ」
美鈴は声を上げかけた妹様の口をふさぐ。
そうしながらも股の方に手を伸ばすことも忘れない。
しばらくむぐむぐと口を動かしていた妹様は、「ぷはっ」という声とともに唇を離した。唾液の糸がつぅっと橋を作る。
「ほら妹様。ねだるばかりじゃいけませんよ」
美鈴はぐっしょりと汁にまみれた手を見せ付けるかのようにかざす。
「自分からも動かないと……ね?」
そう言って微笑みながら、両手で大きな胸を持ち上げる。
妹様は差し出された胸におずおずと顔を近づけていったが、やがてそっと這わせるかのように唇をつけた。
「パチュリー様は、見てるだけなんですか?」
と、そのとき小悪魔が声をかけてきた。
彼女の唇もてらてらとあやしく光っている。
「今は……そんな気になれないわ」
「そう言わずに。せっかくですから、ほら」
「いらないって……!」
抗議しかけたその口を小悪魔にふさがれた。
むせかえるような匂いに頭がくらくらしてくる。
しかしそれをなんとか我慢して、口の中のものを飲み込んだ。
「どうです? 美味しいでしょう?」
「……あんまりお腹空いてないのよ。この一本だけだからね」
「ええー!? まだこんなに残ってるのに」
そう言って小悪魔は、さらに新たな鶏肉を差し出した。
「お嬢様。ダメですよ、行儀の悪い……」
「悪魔のディナーに作法を求める方が間違ってるわね」
向こうではレミィは制止の声も聞かず、豪快に鶏股肉に食らいついている。妖精メイドが持ってきた新たな皿も一瞬で空にする勢いだ。
飛び散った油分がドレスに盛大なシミを作ったのを見て、咲夜はまた「ああっ!」というガッカリした声を上げた。
妹様は「あーん」と口をあけて、美鈴が差し出す鶏胸肉にかぶりついている。
美鈴はその様子を笑顔で見ながら、自分も凄い勢いでチキンをわしづかみにして食べていた。
「いくらフライドチキンが大量幻想入りしたからって、みんなこんなに買い込むほど夢中になるとは思わなかったんですけどねー」
小悪魔はイタズラっぽい表情を浮かべながらそう呟いた。
……。
…………。
………………。
うん、「フライドチキン」なんだ。済まない。
胸とか股(モモ)とか言ってたのは、みんな鶏肉のことだったんだ。
でも、このタイトルを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
「フフッ、咲夜は欲張りね」
ねっとりとした空気が紅魔館全体を包んでいる。
今この館では、まさにソドムの狂宴が再現されていた。
未来を憂うことなく、誰もが刹那的な欲望に身を任せる肉欲の祭典。
だけどそんな中で、私一人だけはその輪から外れて、ただぼんやりと眺めているだけだった。
まさか知識と日陰の少女という己の二つ名のせいではないだろうけど、こんな宴に加わりたいという衝動がまったく起こらないのだ。
だから私は酷く冷めた表情で、眼前で欲望にまかせてはしたない姿を晒し続ける紅魔館の面々を、黙って見つめ続けている。
「はぁ……咲夜。凄いじゃない、こんなの隠してて」
「ちょ、ちょっとお嬢様。そんなに焦らない……ああっ!」
咲夜の制止も聞かずに、胸にむしゃぶりつくレミィ。飛び散る汁が彼女の全身を汚していく。
「隠すつもりはなかったのですが……」
「言い訳してもだーめ。見つけた以上は、最後の最後までしゃぶりつくさせてもらうわ」
そう言ってレミィは、ちろりと舌なめずりをする
胸を乱暴にわしづかみにしてきた主人に、咲夜の口からは切なげな溜息が漏れた。
そんなレミィと咲夜から目を移せば、もう一方では妹様と美鈴が戯れている。
「妹様。ほら、ぼんやりしてると、どんどんいっちゃいますよ」
「あ、ダメだって美鈴……むっ」
美鈴は声を上げかけた妹様の口をふさぐ。
そうしながらも股の方に手を伸ばすことも忘れない。
しばらくむぐむぐと口を動かしていた妹様は、「ぷはっ」という声とともに唇を離した。唾液の糸がつぅっと橋を作る。
「ほら妹様。ねだるばかりじゃいけませんよ」
美鈴はぐっしょりと汁にまみれた手を見せ付けるかのようにかざす。
「自分からも動かないと……ね?」
そう言って微笑みながら、両手で大きな胸を持ち上げる。
妹様は差し出された胸におずおずと顔を近づけていったが、やがてそっと這わせるかのように唇をつけた。
「パチュリー様は、見てるだけなんですか?」
と、そのとき小悪魔が声をかけてきた。
彼女の唇もてらてらとあやしく光っている。
「今は……そんな気になれないわ」
「そう言わずに。せっかくですから、ほら」
「いらないって……!」
抗議しかけたその口を小悪魔にふさがれた。
むせかえるような匂いに頭がくらくらしてくる。
しかしそれをなんとか我慢して、口の中のものを飲み込んだ。
「どうです? 美味しいでしょう?」
「……あんまりお腹空いてないのよ。この一本だけだからね」
「ええー!? まだこんなに残ってるのに」
そう言って小悪魔は、さらに新たな鶏肉を差し出した。
「お嬢様。ダメですよ、行儀の悪い……」
「悪魔のディナーに作法を求める方が間違ってるわね」
向こうではレミィは制止の声も聞かず、豪快に鶏股肉に食らいついている。妖精メイドが持ってきた新たな皿も一瞬で空にする勢いだ。
飛び散った油分がドレスに盛大なシミを作ったのを見て、咲夜はまた「ああっ!」というガッカリした声を上げた。
妹様は「あーん」と口をあけて、美鈴が差し出す鶏胸肉にかぶりついている。
美鈴はその様子を笑顔で見ながら、自分も凄い勢いでチキンをわしづかみにして食べていた。
「いくらフライドチキンが大量幻想入りしたからって、みんなこんなに買い込むほど夢中になるとは思わなかったんですけどねー」
小悪魔はイタズラっぽい表情を浮かべながらそう呟いた。
……。
…………。
………………。
うん、「フライドチキン」なんだ。済まない。
胸とか股(モモ)とか言ってたのは、みんな鶏肉のことだったんだ。
でも、このタイトルを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
というか鳥は筋肉の関係上胸肉はかなり引き締まっててうまいですお
途中からは、まさか本気で年齢制限ネタか…? と思い始めたところにこのオチ
気が抜けたような、ほっとしたような(笑)
・・・・やられた・・・orz
フライドチキン昨日食ってきました。
ってことでちょっとケンタ行ってくるぜ
ということで混ざってくる
しかしまさか結城心一の名前が出てくるとはねwww
あー、カーネルの店にいきてー
しかし今日じゃなかったら騙されてたところだったw
あのむちゃくちゃ加減がなかなかに面白いんですよねぇ。
ふざけるなぁああああああああああ!!!!!!!!!!
リアルで絶叫しちまったぜw