Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

八坂家の掃除

2009/02/02 22:44:18
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幽「ガイアがもっと私に作物を育てろと囁いている」
マ「来なさい、どこまでもクレバーにマッチョにしてあげるわ」
文「ストーキングの最前線に立ち続ける覚悟はありますか??」
咲「一つだけ言える真理があります。『女は皆PAD』」

慧「だ、ダメだこいつ等。まとめて粛清しないと……」


幻「さぁ、幽香も壊れたし始めるわよっ」
て「もう諦めたよ……いくでガンス」
椛「文さぁ~~ん」
レ「何この始まり」












「はぁ??掃除」
「はい、掃除です」

私の自分でも唐突だと思う一言に神奈子様は目を白黒させている。
それもそうだろう、たぶん私も同じ反応をするだろうから。
でももう我慢できない。
花も恥らう年頃の乙女がこんな、こんな所で生活するなんて耐えられない。

「掃除、しますから手伝ってください」
「「えー、めんどくさーい」」
「…………残念です、今晩のお二方のご飯は沢庵だけだなんて」
「きょ、脅迫するつもり??」
「お、おうぼうだぞー、早苗の鬼ー」
「好きなだけ言ってください。まあ言えば言うほど食事レベルは低下しますけど」
「バカー」
「アホー」
「沢庵三切れ」
「脇ー」
「2P-]
「沢庵一切れ」

ほらほら、これ以上下がるとご飯が無くなっちゃいますよ??
いいんですかご飯抜きで。

「うぐう、す、すまないケロや」
「か、神奈子ーーーーっ、お、おのれ早苗ぇ、神奈子の仇っ。早苗のしげもりっ」
「ばんごはんは ぬき ですね」

お二方は折れた。
ああ、心が虚しい。









ゴミ溜めもとい我が神社の居間。
解りやすく表現するなら夢の島。

「お二方が毎日馬鹿みたいに宴会を開くせいでゴミ屋敷みたいですね」
「ハイ、ソウデスネ(逆らったら雑炊、逆らったら雑炊)」
「諏訪子様、この惨状を見てどう思います??」
「すごく……汚いです(逆らったら梅干、逆らったら梅干)」
「ですよね、だから雑巾と箒持って頑張ってください」

私は台所や廊下、その他もろもろの掃除があるので居間は全てお二方に任せます。
いささか不安ですけどまあ大丈夫でしょう。

「ではよろしくお願いします、サボってたら………後は解りますね??」
「「はい」」

私の方が一区切り付いたら様子を見に行ったほうがいいだろうなぁ。
はぁー。







「うわぁー、洗物がこんなに………」




「なあケロ子、これは燃えるゴミで良いと思う??」
「いいんじゃない??ってかケロ子言うな」
「じゃあこれは??」
「たぶん燃えるでしょ」
「んじゃ全部燃えるで」




「な、なんだろこのヌメッとしたの」



「お、まだ少しお酒が残ってる」
「あ、ちょうだーい」
「やだよ、私が先に見つけたんだから」
「神奈子のケチっ」
「へへーん」



「うー、水が冷たい」



「お酒が欲しかったら実力で奪いな」
「言ったなー、早苗の箒で叩いてやる」
「ぶ、武器とは卑怯だぞっ」
「うっさい、変なツタ使って私の鉄の輪錆びさせた神奈子に言われたくはないわっ」
「ま、まだ引きずってたの??」
「勿論よっ」



「お二方は大丈夫でしょうか??」



「見ろ諏訪子これぞ必殺の罰当たり兵器、卒塔婆ソードだ」
「なにおう、年季じゃ負けない早苗の箒を舐めるなよー」
「じゃあどっちが強いか試してみるかい??」
「今度こそ負かしてあげるよ」
「あの時みたいにベソかかない謔、にね」




「様子、見に行ってみようかな」

あれだけ念を入れておいたんだから大丈夫だろうけど……。
でも変にご飯抜いて翌日干からびててもなぁ……。
あんまり甘やかしたらまた毎日宴会コースだし……。
とりあえず様子を見て決めよう。

「終わりましたか??」

「ぬぅ、やるな諏訪………子」
「そ、そっちこ……そ」

「うふふ、楽しそうですね」

なんで私あんなに悩んでたんでしょう。
卒塔婆と私の箒を持ってチャンバラごっこしてる神様で悩む必要なんて無かったんです。
そう、最初から解ってたじゃないですか。
もう雑炊でもいいよね??って。

「今晩は雑炊ですね、楽できます」

勿論私は別の物を用意しますけど。
焼き鮭とか、味噌汁とか。

「い、いや、そのね」
「い、息抜きは必要だなー、ってね」
「へぇー、随分と長い息抜きですね。全然終わってないじゃないですか」

山積みされた酒樽はそのまんま、酒瓶も床に落ちたつまみもそのまま。
申し訳程度には仕分けをしてるけど、全体から見たら山の一角に過ぎない。

「神奈子さま、その手に持ってる物はなんです??」
「こ、これは卒塔婆」
「そんな事は解ってます。私が聞きたいのは、何故、卒塔婆でチャンバラをしてるかです」
「な、なんとなく剣に見えない??」
「罰当たりな……」

本当に神様かと問いたくなる事を言いますね。
アナタは小学生ですか??
それに諏訪子様まで一緒になって。

「私の箒は剣でも刀でもないんですけど??」
「ご、ゴメンなさい。ですから、なにとぞ、なにとぞ梅干だけは勘弁をっ」
「安心してください、雑炊も付いてきます」
「ジーザスッ」

変なリアクションを取らないでください諏訪子様。

「いいですか、最後のチャンスです」
「「おおっ、ありがたき幸せ」」
「私はこれから買い物に行って来ます」
「「帰ってくるまでに終わらせればいいんですね、早苗様」」
「別に様は付けなくてもいいです、でも終わってなかったら米さえも食わせません」
「「肝に銘じます」」

これでダメなら粟雑炊ですね。
非常に低コストですのでお勧めですよ。






「行った……かな??」
「そうみたいだね、はぁー」
「仕方無いから掃除するか」
「でも終わるの??」
「終わらせないといけないんだろ………夕飯食べたいし」
「何時から早苗はあんな子になったんだろうねぇ」
「もう少しユーモアをだなぁ」
「いや、いまさらだけど卒塔婆は無いわ。私達一応神様だし」
「むぐう」








「ありがとーございやしたー」
「結局三切れ買ってしまった」

私って結構甘いのだろうか??
買ってしまった以上は食卓に出さないと勿体無い。
はぁ、掃除してくれてるといいけど……。



ガラガラガラ



「ただいま戻りましたー」
「おかえりー」
「掃除終わったよー」

おお、足の踏み場も無かった居間や廊下が綺麗にっ。
これが普通だと解っていながらも感動してしまう。

「ところで、あれほどのゴミはどちらに??」
「あー、焼却炉に持ってたよ」
「そ、そうそう」
「焼却炉??それよりご飯にしますから用意してください」
「「はーい」」

さて、これに懲りて少しは宴会を自重してくれると助かるんですけど。
ま、無理ですかね。

「早苗ー、ご飯ご飯」
「お腹減ったー」

チンチンチンチンチン

「そんなすぐに出来ませんっ、大人しく新聞でも読んでてください」
「ぶー」
「ぶー」

ホントに子供っぽいですね。

「おお、見ろ諏訪子」
「えーと、『人間の里で暴れる謎の箱』これってただの冷蔵庫じゃん」
「またにとりが魔改造でもやらかしたかな??」

大丈夫ですか人間の里。
いいんですか、こんなこと許して。

「これに対し人間側のコメント『可愛いから許す』」

あ、そうですね、そんな所ですね。
さー、お米研いでご飯炊こうかな。









灼熱地獄

「ちょ、誰ですか炉にゴミを入れたのはっ」
「あ、アタイじゃないよ」
「わ、私しらなーい」
「あーーーもう、業者呼んで修理させてくださいっ」
「「はっ、はいっ」」




一方の業者

「河城にとり、全くアナタは人里で騒ぎを起こすとは一体何を考えているのですか……」
「すみません」
「偶々被害者は皆無でしたから良かったですけど、聞いてます??」
「はい」
「アナタは妖怪としての――――――」
「ううー」
「クドクドクドクドクド」
皆さんお久しぶりです。
気が付いたら二月になってて焦りましたよ。
さて、前回あとがきで宣言したマチョリーですが居ますよね。
ほら、一番上の辺に。
では、次回も下手したら期間が大分開くかもしれませんがよろしくお願いします。
紅魔レヴォリューション
コメント



1.地球人撲滅組合削除
1番上の辺の4人さえいればどんなRPGでも余裕クリアできそうな気がするッ

>「ジーザスッ」
駄目もう吹いたwww
2.NEOVARS削除
>解りやすく表現するなら夢の島。
昔はともかく、今は綺麗なものですよ。と、地元住民が言ってみる。
灼熱地獄でも、不法投棄は迷惑そうだなぁ。
3.名前が無い程度の能力削除
〉次回も下手したら期間が大分開くかもしれません


可愛いから許す!
4.名前が無い程度の能力削除
夢の島はゴミの埋め立てで作られた土地だから綺麗に見えてもゴミの上で生活してることは変わらないわけなのですよね
まあアスファルトで固められてるから気になりませんけどね

灼熱地獄は核融合反応炉だからその温度はおよそ1億度
どんな燃えないゴミも燃やし尽くしてしまいますねw
5.謳魚削除
一番上の方々はチート級パーティーですね分かります。
罰当たりにも程がある、と言いたいトコですが既に「シャー〇ン〇〇グ」第一話でやっちゃっていますから良いんじゃないかと(つまりはお茶目な神奈子様も愛してる)
『うぐぅ』な神奈子様を想像して悶えましたありがとう。
鬼神の如き風祝の早苗すゎんに痺れました\キャーコチヤー/
ケロちゃんには「何も言う事はないbyジューダス」
灼熱地獄は多分お空ちゃんがFusionで全て解決してくれる筈!
四季映姫様に怒られてるにとりん可愛いよにとりん。
誤字らしきもの
>「クレイバー」→「クレバー」かと。
ただ「クレイジー」と「クレバー」が『エンシェントスピリットエボリューション!』して出来た言葉とかでしたらごめんなさいです。
6.紅魔レヴォリューション削除
1>
幽「なら勇者は私ね」
文「じゃあ私は戦士で」
咲「私はアサシンかしら??」
マ「だったら私が賢者ね」
幽,文,咲「黙れ武闘家」
2>
わーお、初めて知ったよ。
ネタにしてごめんなさい。

さ「あーもう業者はまだですか??変な煙が出るから炉を止めたままなんですけど」
燐「おかしいなぁ、お空が連絡した筈なんだけど」
空「あ、そういえば誰もいなかったよ」
さ「……………」
燐「……………」
こ「おねえちゃーん、なんで暗いのー??」
空「えーと、てへっ♪」
さ,燐「早く言えっ」
こ「ねえなんでー」
3>
よしっ、許可を得たぞ。
これで心置きなくサボれ………ゲフンゲフン、なんでもないです。
4>
三日後

さ「で、炉に火を入れたら紫な煙が出て有害オーラを出してるんですけど」
に「あちゃー、これ変な物入れなかった??」
さ「知らない間に不法投棄されまして」
に「うわぁ……とりあえずゴミを全部取り除くよ」
さ「そうしてください、もう地霊殿全体が暗くて暗くて」
に(あ、ゴミが詰まって排熱機構がイってる………これは修理に一週間はかかるかな??)

その後、地霊殿の灼熱地獄は二週間停止し、さとり様はえーき様に叱られる事となったのでした。

5>
空「核の力ーーー」
燐,さ,こ,に「A、HOOOOOOOOOOOOOO!!」
空「ぜーんぶ燃やしちゃえば一緒だって」
に「は、排熱できずに炉が、炉が融解し始めてる………」
さ「うきゅう」
こ「おねいちゃーーーーん!?」
燐「さとりさまぁぁぁぁ」
空「あ、あれ??」

修理がもう一週間増えました。

なお、誤字修正しました。
別にそんなデジ○ンみたいな言葉じゃありません。
では。
7.名前が無い程度の能力削除
どうしようコメ欄のお空がかわいい・・・!