「妹様」
「うにゅ?」
「漫才しましょ!」
「ふぇ?」
「漫才しましょ!」
「ちょ、意味が分からないよ!?」
「漫才しましょ!」
「説明してよ!」
「漫才しましょ!」
「何この強制的に選択肢が一つしかない状況!」
「漫才しましょ!」
「これ私が頷くまでずっとその台詞しか言わないパターン!?」
「漫才しましょ!」
「あ~もう分かったよ!」
「妹様優しいわね……目から緑色の液体が流れるわ」
「どこの妖怪さんだよ!」
「ていうかレミィが見たいらしいのよ」
「お姉様が?」
「そう。だから叶えてあげたいと思って」
「むぅ~仕方無いか」
「じゃあ明日、レミィに見せるから。これ台本よ」
「……分かったぁ」
――当日
「どうもパチュリーでぃす!」
「フランドールです!」
「二人合わせてパールです!」
「妹様、最近昔の遊びって懐かしいにゃーと思うのよ」
「そうだねぇ。今猫がいたねぇ」
「久し振りにやってみましょう」
「分かったよ」
「じゃあ妹様、フランって10回言って」
「フランフランフランフランフランフランフランフランフランフラン」
「生物の体が腐って崩れることを何と言う?」
「腐乱」
「正解!」
「え、これ何が面白いの?」
「強いて言うなら妹様の必死な態度」
「捻り潰すよ」
「まぁまぁ」
「何で私が窘められてるの!?」
「まぁでも懐かしいものって遊びだけじゃないと思うのよ」
「他に何があるの?」
「例えば絵本とかね」
「あぁ~何か展開が読めてきちゃったよ……」
「でも、絵本って少しベタじゃない?」
「まぁそうだねぇ」
「だからもっと先が読めない展開にすれば良いと思うのよ」
「ふぇ」
「だから今日作ってきたからちょっと聴いてくれる?」
「おっけだよ!」
『昔、未来、ちょっと人には言えない場所にお爺さんとお婆さんが居ました』
「どっちだよ!? あと何処に居たの!?」
『そこから10年後、やっと釈放されたお爺さんとお婆さんは家に着きました』
「あー監獄に居たんだー夢の無い」
『お爺さんは山へカツアゲに、お婆さんは川をせき止めに行きました』
「お爺さんまた捕まるよ!? そしてお婆さん一人じゃ無理だよ!」
『お婆さんが川をせき止めしていると、川上から大きなマグロが』
「ありえない!」
『家に持ち帰ると、お爺さんが捌こうとしました』
「まずお婆さん良く持ち帰れたね!? あとお爺さん何も違和感を感じないの!?」
『捌くと中から桃太郎が』
「桃ですら無いよ」
『血塗れで出てきました』
「お爺さんマグロと一緒に捌いちゃった!?」
『再び逮捕』
「でしょうね!?」
『お婆さんは、ずっとずっと待ってるから! あなたが、好きだからー! とお爺さんを見送りました』
「あぁ、ツッコミ所多すぎるよ……」
『しかし、お爺さんもお婆さんも歳なので、老いて朽ちましたとサァ♪』
「最悪なバッドエンド!?」
『めでたし? MEDETASHI?』
「いや、私に訊かないでよ!?」
「どうだったかしら妹様?」
「うん、凄くダメだと思うよ」
「じゃあ妹様が絵本作れば良いじゃない!」
「逆ギレ!?」
「もういいわよっ!」
「こっちの台詞だよ! もういいよ。ありがとうございました」
「さぁレミィどうだった?」
「フランのドロワがチラチラ見れて良かったわ」
「いつの間に見てたの!? ていうか内容に触れてよ!」
「内容なんて気にしないわ。フランのドロワさえ見えれば!」
「最悪!」
「いえ、妹様。レミィの言葉には一理あるわ」
「え?」
「あの有名な博士の言葉を思い出しなさい。『少女よ、ドロワを抱け!』」
「そんな言葉無いよ! あーもう嫌だぁ!」
今日も紅魔館は平和じゃけぇ。
「うにゅ?」
「漫才しましょ!」
「ふぇ?」
「漫才しましょ!」
「ちょ、意味が分からないよ!?」
「漫才しましょ!」
「説明してよ!」
「漫才しましょ!」
「何この強制的に選択肢が一つしかない状況!」
「漫才しましょ!」
「これ私が頷くまでずっとその台詞しか言わないパターン!?」
「漫才しましょ!」
「あ~もう分かったよ!」
「妹様優しいわね……目から緑色の液体が流れるわ」
「どこの妖怪さんだよ!」
「ていうかレミィが見たいらしいのよ」
「お姉様が?」
「そう。だから叶えてあげたいと思って」
「むぅ~仕方無いか」
「じゃあ明日、レミィに見せるから。これ台本よ」
「……分かったぁ」
――当日
「どうもパチュリーでぃす!」
「フランドールです!」
「二人合わせてパールです!」
「妹様、最近昔の遊びって懐かしいにゃーと思うのよ」
「そうだねぇ。今猫がいたねぇ」
「久し振りにやってみましょう」
「分かったよ」
「じゃあ妹様、フランって10回言って」
「フランフランフランフランフランフランフランフランフランフラン」
「生物の体が腐って崩れることを何と言う?」
「腐乱」
「正解!」
「え、これ何が面白いの?」
「強いて言うなら妹様の必死な態度」
「捻り潰すよ」
「まぁまぁ」
「何で私が窘められてるの!?」
「まぁでも懐かしいものって遊びだけじゃないと思うのよ」
「他に何があるの?」
「例えば絵本とかね」
「あぁ~何か展開が読めてきちゃったよ……」
「でも、絵本って少しベタじゃない?」
「まぁそうだねぇ」
「だからもっと先が読めない展開にすれば良いと思うのよ」
「ふぇ」
「だから今日作ってきたからちょっと聴いてくれる?」
「おっけだよ!」
『昔、未来、ちょっと人には言えない場所にお爺さんとお婆さんが居ました』
「どっちだよ!? あと何処に居たの!?」
『そこから10年後、やっと釈放されたお爺さんとお婆さんは家に着きました』
「あー監獄に居たんだー夢の無い」
『お爺さんは山へカツアゲに、お婆さんは川をせき止めに行きました』
「お爺さんまた捕まるよ!? そしてお婆さん一人じゃ無理だよ!」
『お婆さんが川をせき止めしていると、川上から大きなマグロが』
「ありえない!」
『家に持ち帰ると、お爺さんが捌こうとしました』
「まずお婆さん良く持ち帰れたね!? あとお爺さん何も違和感を感じないの!?」
『捌くと中から桃太郎が』
「桃ですら無いよ」
『血塗れで出てきました』
「お爺さんマグロと一緒に捌いちゃった!?」
『再び逮捕』
「でしょうね!?」
『お婆さんは、ずっとずっと待ってるから! あなたが、好きだからー! とお爺さんを見送りました』
「あぁ、ツッコミ所多すぎるよ……」
『しかし、お爺さんもお婆さんも歳なので、老いて朽ちましたとサァ♪』
「最悪なバッドエンド!?」
『めでたし? MEDETASHI?』
「いや、私に訊かないでよ!?」
「どうだったかしら妹様?」
「うん、凄くダメだと思うよ」
「じゃあ妹様が絵本作れば良いじゃない!」
「逆ギレ!?」
「もういいわよっ!」
「こっちの台詞だよ! もういいよ。ありがとうございました」
「さぁレミィどうだった?」
「フランのドロワがチラチラ見れて良かったわ」
「いつの間に見てたの!? ていうか内容に触れてよ!」
「内容なんて気にしないわ。フランのドロワさえ見えれば!」
「最悪!」
「いえ、妹様。レミィの言葉には一理あるわ」
「え?」
「あの有名な博士の言葉を思い出しなさい。『少女よ、ドロワを抱け!』」
「そんな言葉無いよ! あーもう嫌だぁ!」
今日も紅魔館は平和じゃけぇ。
なんですかこの不親切なゲームの選択肢。
初っ端から面白かったじゃないですか。
しかもフラ様承諾しちゃうのですね、なんて良ぇこ。
内容については『なんだと……パチュリー先生が進化しやがった……!』この一言に尽きちゃった。
段階的にはハイパースピリットエボリューション。(ネタ分からなかったらすいません)
>「めでたし?MEDETASI?」
私ローマ字弱いのぉ、らめっ吹いちゃうぅぅ!
>『少女よ、ドロワを抱け!』
レミリアお嬢様、ひいては全次元の暗黙の常識ですね分かります。
あと幻想郷の場合は(姉妹や家族のドロワならば尚良し)とか『変態と言う名の淑女補正』が掛かってたり。
いやはや、素晴らしいの一言しか出ません。次回作品も期待してますよ
やっぱり笑いは掛け合いのある漫才が好きです。
だからドロチラよりネタをちゃんと見てやれお嬢様ww
タイトルを見て「フュージョンしましょ」が即行で出てきたのでちょっと蒸発させられにいってきます。
>>「妹様優しいわね……目から緑色の液体が流れるわ」
「どこの妖怪さんだよ!」
「ていうかレミィが見たいらしいのよ」
その情報kwsk
しかしこちらでも十分面白いですな。w
絵本もまだまだ面白い。笑わせていただきましたw
漫才はいいなぁ… 幾ら書いても飽きませんもの。
7組目、オンバ○とM-○の両方制覇は出来るかな?
パチュリー先生は常に進化していますねw
いやぁ笑って下さって嬉しいですw
読んで下さってありがとうございます!
>>2様
そんなお褒め頂き有り難いです!
次回作まで期待して下さるなんてHappyです!
>>名前を表示しない程度の能力様
いやぁ優勝者の予想は無事当たりましたw
はやまらないでー!?
>>こうが様
実は見たいと言っていたのはドロワのことで漫才はパチュリーがやりたかっただけですww
>>5様
私の過去作を読んで下さってますね!? 有り難い限りです!
>>しんっ様
見終わりましたw1位と3位は予想当たりましw
絵本ネタたまにこれからも紛れるかもしれません。
>>欠片の屑様
両方制覇しましたね! 2位だけ予想外してしまいましたorz
漫才ネタは非常に書きやすいです。
>>8様
今回『も』と言うことは過去作品読んで下さってる!
有り難いです!パチュリーは無限を目指しますw
全ての読んで下さった方に感謝を!
フランの「うにゅ?」と「ふぇ?」に萌えたのは!?
緑色の液体とか、更に無茶苦茶な昔(未来?)話とかもうw
しかし、お嬢様は最悪ですねw
毎回あの相槌や態度は私の趣味ですwあれの良さが分かるとはあなた様とは良い三ツ矢サイダーが飲めそうですw
>>コメ10様
久し振りの絵本ネタを混ぜましたから受け入れてもらえるか心配でしたが、笑って下さって嬉しい限りww
お嬢様が見たかったのはドロワですからww
私の中でお姉様のキャラが固まらないままでいますww
と思ったらいつもと同じく妹様が振り回されてるだけだった(良い意味で)ww
そろそろ妹様を休ませてあげたいと考えてますww