~にとりとチルノ~
「ん…?」
青髪の河童が川を泳いでいると、先の浅瀬のほうに一匹の妖精の姿。
冷気を操る氷精、チルノである。
「…きれい」
氷精は氷を作っては川に投げ込んでいる。まるで人間の幼子がするように。
その氷と水の織り成すプリズムが光を反射する。
「おーい、そこの妖精」
「ん~?」
「何してるの?」
「こうやってね、氷を川に投げてるの」
「それはわかるけど…楽しいの?」
「うん、楽しいよ!」
「そっか…一緒にしてもいい?」
「いいよ!」
河童は氷精から氷を受け取ると、川に向かって放り投げる。
ちゃぽん、と音を立てて落ちた氷は水面を揺らす。
なんともきれいなものである。こうも水と光を注意深く観察したことはあろうか。
まぶしい。しかし氷精の無邪気な笑顔は、もっとまぶしい。
ああ、くさいくさい、なんでこんなこと言ってるんだ私。
でも可愛いな。これが噂に聞いた氷精か。
「あ…そうだ、あなたの名前はなんていうの?私は河童のにとり、河城にとり」
「あたいはチルノ」
「チルノちゃんか…可愛い名前だね」
「そう?えへへ…」
「チルノちゃーん!」
「あ、大ちゃん!」
大ちゃん、と呼ばれた妖精はチルノの手を引き、
「皆探してるよ!もう帰ろう?」
「あ、かくれんぼしてたんだっけ。じゃあねにとり!」
「あ、うん、じゃあね」
さよならは突然に。カエルコインは滝くだりで稼いだの思い出した。
彼女は確か紅魔湖に住んでいると聞いた。今度行ってみよう。
もちろんカメラを持って。
~パチュリーとマリーサ~
どーん。扉をふっとばしそこに立つは黒白の魔砲使い。
「ははっ、今日もきのこのこ、元気の子、マリーサが本を借りに来たんだぜ」
「待ってたわ」
そこには、一週間少女が待ってゐた。
「珍しいな。温かい歓迎だぜ」
「果たしてそうなるかしら?」
「きっとならんだろうな」
「わかってるじゃない。
…あなたは私の帽子についてるアクセサリーを気にかけたことはあるかしら?」
「ないな」
「(…くすん。)
そう。甘いわね」
「で、そのアクセサリーが何なんだ?マジックアイテムだったりするのか?」
魔理沙の目が輝く。
「見てなさい」
一週間少女は、帽子についている三日月形のアクセサリーを取り外し、指に挟み構えた。
「サテライト30!」
一週間少女が30人に分身した。
それぞれ頭の形が異なる。新月から満月まであるようだ。
「なっ、なんだこれはぁー!」
「むーん、今日は喘息の調子も良い様だ」
「まっ、まさか…」
「むーん、そのまさかッ!本を全て返してもらおうか、マリーサッ!」
「わわわわわ、こいつぁまずいぜ、今日はいったん退避だな」
「逃がさんっ!」
出口をふさぐ新月パチュリー。
「うわっ…!?こいつ頭がないぜ!」
「し、しまった!」
「どけどけぇー!」
「むーん!!」
紅魔館では、図書館から逃がしてしまった魔理沙を追いかける30人のパチュリーが目撃されたという。
「パチュリー!さすがにもう辛いんじゃないのか!?」
「そんなことな…げほっ!ごほっ!」
「ぐふっ、ぐふっ!」
「ごほごほっ!ぜぇ、ぜぇ」
「ゴホッ、ウホッ!」
「ほらな…言わんこっちゃないぜ」
バタバタと倒れて消えてゆく増えたパチュリー。
「ほら…寝かせてやるから暴れるなよ」
魔理沙はじたばたするパチュリーをお姫様抱っこで抱え、近くの部屋まで連れてゆく。
「ごほっ、ごほっ…」
「本は返せないが…看病ならしてやるぜ。パチュリーのことが、好きだからな」
「…ごほっ」
「ん…?」
青髪の河童が川を泳いでいると、先の浅瀬のほうに一匹の妖精の姿。
冷気を操る氷精、チルノである。
「…きれい」
氷精は氷を作っては川に投げ込んでいる。まるで人間の幼子がするように。
その氷と水の織り成すプリズムが光を反射する。
「おーい、そこの妖精」
「ん~?」
「何してるの?」
「こうやってね、氷を川に投げてるの」
「それはわかるけど…楽しいの?」
「うん、楽しいよ!」
「そっか…一緒にしてもいい?」
「いいよ!」
河童は氷精から氷を受け取ると、川に向かって放り投げる。
ちゃぽん、と音を立てて落ちた氷は水面を揺らす。
なんともきれいなものである。こうも水と光を注意深く観察したことはあろうか。
まぶしい。しかし氷精の無邪気な笑顔は、もっとまぶしい。
ああ、くさいくさい、なんでこんなこと言ってるんだ私。
でも可愛いな。これが噂に聞いた氷精か。
「あ…そうだ、あなたの名前はなんていうの?私は河童のにとり、河城にとり」
「あたいはチルノ」
「チルノちゃんか…可愛い名前だね」
「そう?えへへ…」
「チルノちゃーん!」
「あ、大ちゃん!」
大ちゃん、と呼ばれた妖精はチルノの手を引き、
「皆探してるよ!もう帰ろう?」
「あ、かくれんぼしてたんだっけ。じゃあねにとり!」
「あ、うん、じゃあね」
さよならは突然に。カエルコインは滝くだりで稼いだの思い出した。
彼女は確か紅魔湖に住んでいると聞いた。今度行ってみよう。
もちろんカメラを持って。
~パチュリーとマリーサ~
どーん。扉をふっとばしそこに立つは黒白の魔砲使い。
「ははっ、今日もきのこのこ、元気の子、マリーサが本を借りに来たんだぜ」
「待ってたわ」
そこには、一週間少女が待ってゐた。
「珍しいな。温かい歓迎だぜ」
「果たしてそうなるかしら?」
「きっとならんだろうな」
「わかってるじゃない。
…あなたは私の帽子についてるアクセサリーを気にかけたことはあるかしら?」
「ないな」
「(…くすん。)
そう。甘いわね」
「で、そのアクセサリーが何なんだ?マジックアイテムだったりするのか?」
魔理沙の目が輝く。
「見てなさい」
一週間少女は、帽子についている三日月形のアクセサリーを取り外し、指に挟み構えた。
「サテライト30!」
一週間少女が30人に分身した。
それぞれ頭の形が異なる。新月から満月まであるようだ。
「なっ、なんだこれはぁー!」
「むーん、今日は喘息の調子も良い様だ」
「まっ、まさか…」
「むーん、そのまさかッ!本を全て返してもらおうか、マリーサッ!」
「わわわわわ、こいつぁまずいぜ、今日はいったん退避だな」
「逃がさんっ!」
出口をふさぐ新月パチュリー。
「うわっ…!?こいつ頭がないぜ!」
「し、しまった!」
「どけどけぇー!」
「むーん!!」
紅魔館では、図書館から逃がしてしまった魔理沙を追いかける30人のパチュリーが目撃されたという。
「パチュリー!さすがにもう辛いんじゃないのか!?」
「そんなことな…げほっ!ごほっ!」
「ぐふっ、ぐふっ!」
「ごほごほっ!ぜぇ、ぜぇ」
「ゴホッ、ウホッ!」
「ほらな…言わんこっちゃないぜ」
バタバタと倒れて消えてゆく増えたパチュリー。
「ほら…寝かせてやるから暴れるなよ」
魔理沙はじたばたするパチュリーをお姫様抱っこで抱え、近くの部屋まで連れてゆく。
「ごほっ、ごほっ…」
「本は返せないが…看病ならしてやるぜ。パチュリーのことが、好きだからな」
「…ごほっ」
因みに私はアリさんふみふみ!
慣れるとカエルコイン専用商品買い占め分位は余裕かと。
棺桶ってパラダイス!
無垢な感じでよかったです。
で、ムーンフェイスwww
私はガケ登りで稼ぎましt 懐かしいネタです
申し訳ない、確かにワイン川下りでしたw
アリさんふみふみもありましたね。
しかし小さい頃は地理的によくわからなかったのでワイン川ばかりでした。w
棺桶ってパラダイス!
>2番目の名無しさん
よかったと思っていただいて嬉しいです。
思うにチルノちゃんは無垢で氷のように透き通っていてつまりかわいいと思います。
新月パチュリーは頭がありませんでしたが、三日月パチュリーなんてどんなことになってるんでしょうか・・w
>3番目の名無しさん
焦らず急げの隊長ですねww
パタパ隊懐かしや。僕も挑戦したことがあります。