「パチュリー、ラジオって何?」
「あら、知らないの妹様」
「うん。何か楽しいことらしいけど」
「実際に出てみれば?」
「え?」
「あの烏天狗に頼んで来るわ」
「ちょ、パチュリー……行っちゃった」
その後、次の日生放送することが決定した。パチュリーはフランドールに簡単な説明をする。
「突然頼んだから10分番組になっちゃったわ。ちなみにコーナーとか内容はこの台本で確認しとくようにね」
「別に出たかったわけじゃないんだけど……一応分かったよ」
~次の日~
「本番105秒前ー!」
カウントが始まる。そして番組が開始――
「パチュリーと☆」
「フランドールの◇」
「〇△ゐ◇〇▽ ̄㌧ラジオ~……って何で妹様一緒に言わないのよ?」
「言えないよっ! この台本出だし何て読むのか分かんないよ! ラジオの部分しか分かんないよ! ていうかパチュリー今、何語喋ったの!?」
「いやねぇ妹様。私は精々二十ヶ国語くらいしか喋れないわ」
「そんな喋れるの!?」
「まぁそんなんで始まったわ。今日はいつもより時間が五分少ないので早速ハガキを紹介しますね」
「これ十分番組だよね!? 五分少ないとか地獄じゃん!」
「…………」
「な、なに?」
「では葉書を紹介するわ」
「何で今一瞬無言になったの!?」
「フランドール・妹・スカスカレット、時間が無いんだから静かに」
「フランドール・妹・スカスカレット言うな!」
オープニングの曲『ドナドナ』が流れる。
「このタイミングでオープニング曲流すの!? しかも暗すぎるでしょ!?」
「申し遅れたわ。私はアシスタントのパチュリー・ノーレッジ」
「えぅ、あ、私はメインパーソナリティーのフランドール・スカーレットだよ!」
「では、時間無いから葉書読むわよ?」
「うん!」
「ラジオネーム『マスター……スパークもう一杯』さんから頂いたお葉書でぃす」
「魔理沙?」
「妹様、誰か当てちゃ駄目よ。それに魔理沙か分からないわ」
「え、あ、うん。ごめんなさい」
「では内容『私は今犬猿の仲な人が居ます。でも最近その人の良い所も分かってきて、そんなに嫌いじゃなくなりました』」
「ふみゅふみゅ」
『でも、私は相手に良い印象を持たれていません』
「ありゃりゃ」
『私としては、もっと知って、仲良くしたいと考えています。どうすればいいか、教えて下さい』
「難しい、とっても真剣な悩みだね」
「答えは簡単」
「え?」
「本返せや魔理沙」
「本名言っちゃった!? ていうか答えになってないし!」
「じゃあ次のお葉書いっきまーす」
「いいの!? 魔理沙放っておいていいの!?」
「えーラジオネーム『ワシのおっきは百万ボルト』さんから頂きました」
「無視して進むんだね……あ、ありがとう~」
「じゃあ読むわ『フランさん、私には悩みがあります。それは好きな人が妹なんです』」
「うわぁ禁断の恋だね」
『しかも、私は女で吸血鬼なんです』
「ん?」
『妹は最近私の友人とばかり遊んで、私とは遊ぼうとしません』
「ねえ、これお姉様?」
『どうしたらいいか、教えて下さい。私の愛する妹フラン』
「完璧にお姉様だ! お姉様何してんの!? 何を幻想郷全生放送でカミングアウトしちゃってるの!?」
「匿名で来てるんだからレミィかなんて分からないわよ?」
「いや、お姉様だよ!」
「ほら、早く相談に答えてあげなさい」
「……き、きっとその妹さんは貴女のことを好いていると思います。だから――」
突然『魔王』が流れる。
「エンディング曲が流れたのでお終いね」
「これエンディング曲!? 空気重過ぎでしょ!? ていうか今大切なこと言おうとしたのに!」
「それでは、また機会があれば~このラジオを担当したのは私、アシスタントのパチュリー・ノーレッジと」
「……私、メインパーソナリティーのフランドール・スカーレットでした」
「それじゃあさようなら」
「……もう疲れたよ」
この放送は、主に皆さんの愛、喉飴、炭酸飲料の提供でお送りしました。
次回の放送は200X年、世界がパチェの炎に包まれた時を予定しております。
そして、ゲストはミスティアさんと、空腹が頂点に達した状態の幽々子さんをお迎えしたいと思います。
次回までに皆様のゲストに訊きたいこと、などを募集しております。
そしてこのラジオを聴いている方に、今日メインパーソナリティーをしてくれたフランドール・スカーレットの身に着けている物からお好きな物を選び、抽選で2名様にプレゼント致します。
葉書には、住所氏名年齢生年月日好きな方の名前と、フランさんの何が欲しいかまで書いて、オバケポストに入れといて下さい。
当選者は、夢の中で発表致します。
それでは、次回また会える日まで。――
以下、製作スタッフ
プロデューサー:射命丸文
アシスタントディレクター:犬走椛
音響:河童たち
ディレクター:東風谷早苗&博麗霊夢
野次馬:小悪魔
応援:十六夜咲夜&紅美鈴
脚本:パチュリー・ノーレッジ
葉書投稿:レミリア・スカーレット&霧雨魔理沙
ツッコミ:フランドール・スカーレット
場所提供:八雲一家
「あら、知らないの妹様」
「うん。何か楽しいことらしいけど」
「実際に出てみれば?」
「え?」
「あの烏天狗に頼んで来るわ」
「ちょ、パチュリー……行っちゃった」
その後、次の日生放送することが決定した。パチュリーはフランドールに簡単な説明をする。
「突然頼んだから10分番組になっちゃったわ。ちなみにコーナーとか内容はこの台本で確認しとくようにね」
「別に出たかったわけじゃないんだけど……一応分かったよ」
~次の日~
「本番105秒前ー!」
カウントが始まる。そして番組が開始――
「パチュリーと☆」
「フランドールの◇」
「〇△ゐ◇〇▽ ̄㌧ラジオ~……って何で妹様一緒に言わないのよ?」
「言えないよっ! この台本出だし何て読むのか分かんないよ! ラジオの部分しか分かんないよ! ていうかパチュリー今、何語喋ったの!?」
「いやねぇ妹様。私は精々二十ヶ国語くらいしか喋れないわ」
「そんな喋れるの!?」
「まぁそんなんで始まったわ。今日はいつもより時間が五分少ないので早速ハガキを紹介しますね」
「これ十分番組だよね!? 五分少ないとか地獄じゃん!」
「…………」
「な、なに?」
「では葉書を紹介するわ」
「何で今一瞬無言になったの!?」
「フランドール・妹・スカスカレット、時間が無いんだから静かに」
「フランドール・妹・スカスカレット言うな!」
オープニングの曲『ドナドナ』が流れる。
「このタイミングでオープニング曲流すの!? しかも暗すぎるでしょ!?」
「申し遅れたわ。私はアシスタントのパチュリー・ノーレッジ」
「えぅ、あ、私はメインパーソナリティーのフランドール・スカーレットだよ!」
「では、時間無いから葉書読むわよ?」
「うん!」
「ラジオネーム『マスター……スパークもう一杯』さんから頂いたお葉書でぃす」
「魔理沙?」
「妹様、誰か当てちゃ駄目よ。それに魔理沙か分からないわ」
「え、あ、うん。ごめんなさい」
「では内容『私は今犬猿の仲な人が居ます。でも最近その人の良い所も分かってきて、そんなに嫌いじゃなくなりました』」
「ふみゅふみゅ」
『でも、私は相手に良い印象を持たれていません』
「ありゃりゃ」
『私としては、もっと知って、仲良くしたいと考えています。どうすればいいか、教えて下さい』
「難しい、とっても真剣な悩みだね」
「答えは簡単」
「え?」
「本返せや魔理沙」
「本名言っちゃった!? ていうか答えになってないし!」
「じゃあ次のお葉書いっきまーす」
「いいの!? 魔理沙放っておいていいの!?」
「えーラジオネーム『ワシのおっきは百万ボルト』さんから頂きました」
「無視して進むんだね……あ、ありがとう~」
「じゃあ読むわ『フランさん、私には悩みがあります。それは好きな人が妹なんです』」
「うわぁ禁断の恋だね」
『しかも、私は女で吸血鬼なんです』
「ん?」
『妹は最近私の友人とばかり遊んで、私とは遊ぼうとしません』
「ねえ、これお姉様?」
『どうしたらいいか、教えて下さい。私の愛する妹フラン』
「完璧にお姉様だ! お姉様何してんの!? 何を幻想郷全生放送でカミングアウトしちゃってるの!?」
「匿名で来てるんだからレミィかなんて分からないわよ?」
「いや、お姉様だよ!」
「ほら、早く相談に答えてあげなさい」
「……き、きっとその妹さんは貴女のことを好いていると思います。だから――」
突然『魔王』が流れる。
「エンディング曲が流れたのでお終いね」
「これエンディング曲!? 空気重過ぎでしょ!? ていうか今大切なこと言おうとしたのに!」
「それでは、また機会があれば~このラジオを担当したのは私、アシスタントのパチュリー・ノーレッジと」
「……私、メインパーソナリティーのフランドール・スカーレットでした」
「それじゃあさようなら」
「……もう疲れたよ」
この放送は、主に皆さんの愛、喉飴、炭酸飲料の提供でお送りしました。
次回の放送は200X年、世界がパチェの炎に包まれた時を予定しております。
そして、ゲストはミスティアさんと、空腹が頂点に達した状態の幽々子さんをお迎えしたいと思います。
次回までに皆様のゲストに訊きたいこと、などを募集しております。
そしてこのラジオを聴いている方に、今日メインパーソナリティーをしてくれたフランドール・スカーレットの身に着けている物からお好きな物を選び、抽選で2名様にプレゼント致します。
葉書には、住所氏名年齢生年月日好きな方の名前と、フランさんの何が欲しいかまで書いて、オバケポストに入れといて下さい。
当選者は、夢の中で発表致します。
それでは、次回また会える日まで。――
以下、製作スタッフ
プロデューサー:射命丸文
アシスタントディレクター:犬走椛
音響:河童たち
ディレクター:東風谷早苗&博麗霊夢
野次馬:小悪魔
応援:十六夜咲夜&紅美鈴
脚本:パチュリー・ノーレッジ
葉書投稿:レミリア・スカーレット&霧雨魔理沙
ツッコミ:フランドール・スカーレット
場所提供:八雲一家
相変わらずのノリで安心しました
>本返せや
吹いたwパチュリーさん私怨入ってますねw
>匿名で来てるんだから~
こっちでは惚けてくれるしw
次回予告もヒドイwww
パチェの炎とかミスティア捕食フラグとかプレゼントとかさりげなく好きな人とか
もう突っ込みきれないwww
次回も期待してます
『ドナドナ』で吹いたwwww
なんという不意打ちwwwwww
このシリーズも続くんですよね?
むしろパチュリーがメインパーソナリティに見えると思ってたらスタッフロールは違うし。
しかも葉書くれた人ばらしてるし。
>200X年、世界がパチェの炎に包まれた時
次にロイヤルフレア(=太陽=核)を発動したときですね。
これから紅Exに行けば放送してくれますか?
お嬢様、きっと貴方たち両想いだから本能のままに気持ちをぶつけたら良いと思います。押し倒すとか。
さくさくテンポ良く進んで読み易かったです。
下剤でも飲んでゆっくり寝て早く治してくださいね。
次は負けないぞ!(期待してます)
なぜかあなたの作品には5行に一回くらいの割合で吹かされる
のです。
ところで一通目の葉書投稿は魔理沙ではなく、魔理沙に思わせよう
としたアリスですね? まるっとずばっとお見通しd
今回はラストの宣伝に力を入れましたからww
>>こうが様
不意打ちで笑わせるの大好きですw
そろそろ教えて!シリーズも皆さん飽きてきたんじゃないでしょうか(苦笑)
>>3様
105秒前はフェイクボケとして入れましたwあれで笑う方はなかなかいないでしょうw本命は番組名でしたからw
それを一発でクリア出来たなら続きを書きましょうw
>>過酸化水素ストリキニーネ様
抽選は今夜の皆様の夢の中です。お嬢様大胆w
お褒め頂き有り難いです。
ありがとうございます。早めに治します!
>>5様
期待して下さって、笑って下さって本当に嬉しい限りでぃす!
>>敬称略の人様
ツボってくれて嬉しいですww
あれは魔理沙に思わせようとしたアリスに思わせようとした魔理沙ですww
読んで下さって嬉しい限り!全ての方に、感謝を!
それさえあれば喉飴さんの作品は輝き続ける気がします。
……………ハッ、なんて失礼な事を……すいませんパチュフラパチュとかこあレミとか咲魔理とか美霊とか大好きでつい……(いや関係無ぇだろ)
しかしこのパチュリーは火水木金土日月よりも場の空気を(カオスな方向へ)操る程度の能力を有してますね。
つまり何が言いたいかというと、いいぞもっとやれ!
欲しいもの? それは妹様のここr(投擲型レーヴァテイン
相変わらず素晴らしいギャグセンスだ
久し振りに激甘な話しでも書いてみたいですw
>>名前を表示しない程度の能力様
パチュリーの能力は108式まであるぞw
心は既にレミィが奪ってますw
>>10様
少しは私、ギャグマシになってきたの……かなw?
お褒め頂き有り難いです!
読んで下さった方全てに感謝!
パチェは気に入ったんですね、このネーミングをww
分かります
これを知ってるということは私の前シリーズを読んで下さってる証拠!
ありがたやありがたやw
読んで下さってありがとうございます!
魔理沙の好きな人は…誰?