Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方で遊戯王2 『カレーは前菜』

2008/04/17 07:56:31
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注意:前回の続きです。
  





















  ________人間の里





魔理沙「(…………今日という夜も、人の気配はまるで無し。世は事も無し、か。
    昼はそこそこ賑わっていても、この時間だと寂しいもんだぜ)」

魔理沙「(にしても、ここの連中も平和だよな。
    いくら妖怪が襲ってくる事が無いからって、無用心にも程がある。
    一番怖いのは、他ならない人間だっていうのに……)」

魔理沙「(…………カードついでに、今日の夜食も調達しておくか)」

アリス「こら」

魔理沙「っ…………!?
    って、なんだお前か。おどかすなよ」

アリス「あんたが勝手に驚いたんでしょ。ひとのせいにしないでよ」

魔理沙「おどかす気まんまんだった奴がよく言うぜ。
    こんな夜更けにこんな所で遭うなんて、珍しいこともあるもんだな。
    いったい何しに来たんだ?」

アリス「それはこっちがききたいわね。そのあからさまな背中の風呂敷は何?」

魔理沙「いちいち説明しなきゃならないのか?
    面倒な奴だな。察しろよそれくらい」

アリス「なんで問い詰められてるあなたがそんなに偉そうなのかわからないけど、まあいいわ。
    いずれにせよ、犯罪は見過ごせないわね。
    ただでさえ、あなたは紅魔館で本を盗んだ前科があるわけだし」

魔理沙「あれは借りただけだよ。あの天狗が勝手にある事ない事書いているだけだ」

アリス「返す予定が無いのなら窃盗と大差ないわ」

魔理沙「この荷物だって、れっきとしたわたしの所有物だぜ。
    もっとも、そうなったのはついさっきだが」

アリス「中身もわかってるわよ。遊戯王のカードでしょう?
    さっき香霖堂で見てきたけど、カードスペースがすっかり空になってたわ」

魔理沙「森から追いかけてきたのか。
    まあそこまでわかってるなら、別にいいじゃないか。
    わたしは煮ても焼いてもうまくはないぜ。
    ……というか、こんな時間にわざわざ店に行って来たってことは、お前もそのつもりだったんだろ?」

アリス「先を越されたからちょっとくやしかったのよ」

魔理沙「…………まあいいか。
    もともとお前のカードもわたしが貸したものだし、必要なカードがあれば分けてやるよ」

アリス「最初からそう言えばいいのよ」

魔理沙「(こいつの方がよっぽど偉そうだぜ……)」

アリス「う~ん、いっぱいありすぎてどれがどれだかわからないわ」

魔理沙「あ! おい、道端でパック開けるな」

アリス「……お、これ凄いわ。
    知ってた魔理沙? この上のビラビラの穴に指入れれば、簡単に開けられるわよ。
    わたしってつくづく器用よね」

魔理沙「話聞けって………………ああ~、もういいや。
    こんな道端で座り込んでても恥ずかしいだけだ。それ、全部持ってっていいぞ」

アリス「あら、いいの? 
    その言質、確かに受け取ったわよ。撤回は認めないわ」

魔理沙「……つくづく都合のいい耳だな。
    まあいいさ。対戦会は明日だ。
    それだけカードがあれば、思うとおりにデッキが組めるはずだ。
    好きなだけ強化するといい」

アリス「あなたは大丈夫なの? 少しぐらいなら分けてあげるけど」

魔理沙「わたしはすでにいくつもデッキを持ってるし、今回だって本当は欲しいカードは2、3枚だったんだ。
    その荷物の中に混じってたら、また後日もらいに行くさ」

アリス「たった2、3枚のためにこれだけ盗んだっていうの……。さすが魔理沙ね」

魔理沙「さすがの意味がわからないぜ。
    いいか、明日は紅魔館に現地集合だから、遅れるなよ」



    *




  ________マーガトロイド邸



アリス「(…………ええと、魔理沙に貸してもらったカードリスト、と)」

アリス「(ほんとうに、ずいぶんと種類が多いのねぇ。
    これ全部把握するだけで、相当手間取りそうだわ)」

アリス「(魔法使いデッキだけじゃ心細いし、他にもつくっときたいわね。
    ひとまず、使いたいデッキを絞らないと……)」

アリス「(…………)」

アリス「(……古よりの破滅の力、機械。
    不可能を可能とする、幻想の物質か……)」

アリス「(機械族。からくり師のわたしにとっては、いいかもしれないわね。
    ひとまずこの辺でつくってみようかな)」

アリス「(…………)」

アリス「(……明日が楽しみね)」



    *





  ________次の日、紅魔館



咲夜 「お嬢様、魔理沙達がやってきましたわ」

咲夜 「…………って、何ですかこのカードの散らかりようは」

レミ 「うーん、悩むわ。
    次元幽閉も入れたいけど、奈落の落とし穴も入れたい。
    どっちにすればいいか悩むわ~」

パチェ「だからぁ、どっちでもそんな変わんないわよ。昨日からずっとそれで頭抱えてるわね。
    というか、そんなに決められないなら両方入れちゃえばいいじゃない」

レミ 「だめよぅ。これ以上モンス除去にスペース裂けないのよぅ。
    ブレイカーも帝も怖いけど、モグラもゴーズもうっとおしい。悩むわ~」

パチェ「なんでレミィって、デッキ作るときはこう優柔不断なのかしらね。
    いざデュエルが始まると、いつもの調子に輪をかけて高圧的になるのに」

レミ 「だって~。わたしでも悩むものは悩むんだもん。
    デュエルは一歩先すら予想ができないわ」

パチェ「まったく、運命を操る程度の能力が聞いて呆れるわね。
    じゃあ一つだけ言わせてもらえば、あなたのデッキにもうトラップは要らないと思うわ」

レミ 「え、どうして?」

パチェ「だってあなたのデッキ、お触れショッカー全積みじゃない」

レミ 「あ、それもそうね」

咲夜 「あのぅ…………お二人とも、ひょっとして昨日からずっとここにいらしたのですか?」

レミ 「昨日? ああ、そういえばもう日も暮れてるわね。
    って、咲夜じゃない。そんな所で突っ立って何してるの」

咲夜 「はぁ。すいません」

レミ 「なんで謝るのよ」

パチェ「ひょっとして、もう来たの? 魔理沙達」

咲夜 「はい。もうロビーまで通してあります」

パチェ「なるほど。こちらも仕度をしなけれればならないわね。
    レミィ、準備はいい?」

レミ 「うーん、でもなんか心細いよぅ。
    やっぱりどっちか入れたほうが……」

パチェ「もういいでしょ。こういうレミィを見てるのも悪くはないけどね」



    *



霊夢 「気になったことがあるの」

魔理沙「なんだ、藪から棒に」

霊夢 「この紅魔館で、デュエルできる人はパチュリーとレミリアだけでしょ?」

魔理沙「そうらしいな。妹はこういうまだるっこしいゲームは性に合わないっぽいし。
    メイドもカードゲームなんてしてる暇無いって聞いたぜ」

霊夢 「だとすると、よ?
    こっちは3人なわけだから、一人余りが出るわけじゃない?」

アリス「当然の事を口にすると、思慮が浅いと思われるわよ」

霊夢 「前提を確認したまでよっ。
    で、その前提を踏まえると、なんだかわたしには嫌な予感が……」

魔理沙「それは現実に目を背けてるだけだぜ」

アリス「審判でもしてればいいじゃない。ほら、磯野さんもやってたし」

霊夢 「ほとんどセリフ無かった気がしたけど……」

魔理沙「わたしはそれより、何でお前がさん付けしたのかが気になるぜ……」

アリス「にしても、遅いわね。
    一体いつまで待たせるのかしら……」

咲夜 「お待たせしましたわ。こちらへどうぞ」

パチェ「来たわね。いらっしゃい」

レミ 「う~、目がしぱしぱする」

魔理沙「どうした? 夜更かしでもしたのか」

アリス「吸血鬼が目を充血させてるわ。これはどういう皮肉かしら」

霊夢 「世にも珍しい光景ね」

魔理沙「まあ、吸血鬼自体珍しそうだけどな」

レミ 「なによ。そりゃ吸血鬼だって、運動不足なら肩も凝るわよ。
    そんなことより、咲夜~。目薬~」

咲夜 「はいはい、ただいま探してきますからね」

パチェ「それにしても、いつものメンバーね」

魔理沙「ああ。だが、今回は新戦力ができたからな」

アリス「補欠もできたけどね」

霊夢 「…………」

パチェ「いいわ。じゃあまずはわたしが相手をしましょう。
    そちらはどっちがでるの?」

魔理沙「そういや誰とやるか決めてなかったな。どうする?」

アリス「じゃあ、わたしが先でいいかしら。
    新しいデッキを使ってみたくて、うずうずしてなくもないのよ」

霊夢 「微妙に素直じゃないのね」

レミ 「なに? パチェ先やるの?」

パチェ「だって、レミィはまだデッキができてないでしょう。
    わたしがやってる間に完成させて、ついでに目の充血も治しておいて」

レミ 「仕方ないわね。じゃ、ここはパチェに任せようかしら」

パチェ「……さて。なんでも初心者らしいけど、ルールの方は大丈夫かしら?」

アリス「あら、心配してくれるの?
    あなたの方こそ、興奮しすぎで喘息がたたらないといいけどね」

パチェ「抱腹ね。途中で処理を間違えられたら興が削げるだけよ。
    まあそんな口を叩けるぐらいなら、問題は無いようだけど。
    でもその分、容赦するつもりも無いわ。覚悟を決めてもらうわよ」

アリス「そっちこそ。相手がはじめたばかりだからって、勝手に油断してくれないでよね!」

パチェ&アリス「デュエル!」







 アリス【ごちゃ混ぜ機械族】LP8000

               VS

               パチュリー【エレメンタルドリアード】LP8000







アリス「わたしの先攻よ。ドロー!」

パチェ「くっ……先に言われたか。やるわね」

魔理沙「コイントスぐらいやれよ」

アリス「細かい事は気にしないの。さて……」

手札:ブローバック・ドラゴン、サイバー・フェニックス、キャノン・ソルジャー、機械複製術、オーバーロード・フュージョン


   つ 異次元からの帰還


アリス「サイバー・フェニックスを、攻撃表示で召喚!」


《サイバー・フェニックス/Cyber Phoenix》 †
効果モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1200/守1600
このカードが自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
自分フィールド上に存在する機械族モンスター1体を対象とする
魔法・罠カードの効果を無効にする。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが
戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。


霊夢 「サイバー・フェニックス?
    アリスは魔法使いデッキじゃなかったっけ?」

魔理沙「新しいデッキなんだろ。
    サイフェニがでてくるってことは、機械族か炎属性デッキだろうな」

アリス「もう。そんなに先を予測しちゃ、後が面白くないでしょ。
    黙って見てなさいよ」

魔理沙「まあなぁ。でもそのカードを選ぶ眼はいいと思うぜ。
    燻し銀的な性能だよな」

アリス「当然よ。これでもわたしは、幻想郷一の慧眼の自負があるからね。
    カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」



アリス LP8000:手札4:サイフェニ、伏せ1
パチェ LP8000:手札6:無し



パチェ「賑やかな事ね。
    デュエルとは、知略と戦略の勝負。常に大局を見渡す冷静で客観的な視点が不可欠なの。
    今からこのわたしが直々に教えこんであげるわ。ドロー」

パチェ「エレメント・ヴァルキリーを攻撃表示で召喚」


《エレメント・ヴァルキリー/Element Valkyrie》 †
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1500/守1200
このモンスターはフィールド上に特定の属性を持つモンスターが存在する場合、
以下の効果を得る。
●炎属性:このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
●水属性:このカードのコントロールを変更する事ができない。


霊夢 「珍しいカードを使ってくるわね」

魔理沙「エレメントモンスターだな。
    場の状況により違う効果を得ることができる。その分不安定ではあるが……」

レミ 「五行の木火土金水。パチェの能力は、自然界に存在する元素の属性を操ること。
    それはなにも弾幕に限ったことではないわ。
    にしても、咲夜~。目薬まだ~?」

霊夢 「相変わらず幼いわね、この娘も」

魔理沙「だいたい、目薬に頼る吸血鬼がいるのかって話だけどな」

レミ 「仕方ないわ。吸血鬼といえど、現代社会のストレスはこたえるのよ」

パチェ「サイバーフェニックスは炎属性。よって、エレメントヴァルキリーは上の方の効果を得る。
    攻撃力は2000よ。サイバーフェニックスに攻撃」

アリス「サイバーフェニックスは破壊されるけど、墓地に送られたことで誘発効果発動。
    カードを1枚ドローするわ」LP8000→7200

パチェ「エレメントヴァルキリーの攻撃力は元に戻る。カードを2枚伏せてターンエンドよ」



アリス LP7200:手札5:伏せ1
パチェ LP8000:手札3:エレメントヴァルキリー、伏せ2



アリス「わたしのターン。ドロー」

手札:ブローバック・ドラゴン、キャノン・ソルジャー、機械複製術、UFOタートル、異次元からの帰還


 つ 洗脳


アリス「(……いい引きね。さっそく使わせてもらうわ)」

アリス「そのモンスターをいただくわよ。手札から、洗脳を発動!」


《洗脳-ブレインコントロール/Brain Control》 †
通常魔法(制限カード)
800ライフポイント払う。
相手フィールド上の表側表示モンスター1体を選択する。
発動ターンのエンドフェイズまで、選択したカードのコントロールを得る。


アリス「このカードの効果により、このターンのみエレメントヴァルキリーのコントロールを得るわ」LP7200→6400

パチェ「上級モンスターのリリースにはさせないわよ。
    チェーンしてトラップ発動、メタルリフレクトスライム」


《メタル・リフレクト・スライム/Metal Reflect Slime》 †
永続罠
このカードは発動後モンスターカード(水族・水・星10・攻0/守3000)となり、
自分のモンスターカードゾーンに守備表示で特殊召喚する。
このカードは攻撃する事ができない。(このカードは罠カードとしても扱う)


アリス「それは……数少ないトラップモンスターの一つ、だったかしら」

霊夢 「発動するとモンスターカードになるトラップね。
    だけど、何でこのタイミングで発動したのかしら」

魔理沙「そんなこともわからないから補欠なんだぜ。
    エレメントヴァルキリーの効果を有効にするためだよ」

パチェ「そう。場に新たに水属性モンスターが召喚されたことで、エレメントヴァルキリーは二つ目の効果を得る。
    このカードのコントロールを変更することはできない。
    よって、洗脳の効果は無効になるわ」

アリス「ふぅん……まさかそんな戦法を使ってくるなんてね。やっぱりデュエルは奥が深いわ」

霊夢 「感心してる場合じゃないでしょ。
    無駄にライフまで払って、ちょっと差がついちゃったわよ」

アリス「これは余裕というものよ。
    勝負では鬼気迫った状況でも、心にゆとりを持つことが大切なの。
    モンスターを裏守備で伏せて、ターンエンドよ」



アリス LP6400:手札4:裏守備1、伏せ1
パチェ LP8000:手札3:エレメントヴァルキリー、メタリフ、伏せ1



パチェ「わたしのターン、ドロー」

パチェ「上にあるものは下にあるものの如く、下にあるものは上にあるものの如し。
    あなたも世界の真実を目の当たりにするといいわ。
    手札から、錬金生物ホムンクルスを召喚」


《錬金生物 ホムンクルス/Homunculus the Alchemic Being》 †
効果モンスター
星4/光属性/植物族/攻1800/守1600
このモンスターの属性を変更する事ができる。
この効果は1ターンに1度だけ使用する事ができる。


パチェ「錬金術より生み出されたこのモンスターは、自身の構成概念を自在に操ることができる。
    ホムンクルスの起動効果発動。このカードの属性を炎属性にするわ」

アリス「自分で属性を操作するなんて……」

パチェ「場に再び炎属性モンスターが現れたことで、エレメントヴァルキリーの攻撃力はまた2000になる。
    エレメントヴァルキリーで、裏守備モンスターに攻撃!」

アリス「裏守備はUFOタートルよ」


《UFOタートル/UFO Turtle》 †
効果モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1400/守1200
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の炎属性モンスター1体を
自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。


パチェ「リクルーターか。
    炎属性なら、わざわざホムンクルスを召喚する必要もなかったわね」

アリス「UFOタートルが破壊されたことで効果発動。
    デッキからUFOタートルを攻撃表示で特殊召喚!」

パチェ「同名モンスターね。ホムンクルスで攻撃よ」

アリス「くっ、もう一度UFOタートルの効果発動。
    デッキから、ギガテック・ウルフをもってくるわ」LP6400→6000


《ギガテック・ウルフ/Giga-tech Wolf》 †
通常モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1200/守1400
全身が鋼鉄でできたオオカミ。
鋭くとがったキバでかみついてくる。


パチェ「……何かと思えば、効果無しの弱小モンスターじゃない。
    わたしも舐められたものね。ターンエンドよ」



アリス LP6000:手札4:ギガテックウルフ、伏せ1
パチェ LP8000:手札3:エレメントヴァルキリー、メタリフ、ホムンクルス、伏せ1



アリス「…………わたしのターン、ドロー」

手札:ブローバック・ドラゴン、キャノン・ソルジャー、機械複製術、異次元からの帰還


 つ ユーフォロイド


霊夢 「ねえ、魔理沙。なんでアリスはバニラカードなんて入れてるのかしら」

魔理沙「さあな。でもあいつは初心者だからって、意味の無いカードはデッキには入れないと思うぜ。
    まあとりあえずは、生暖かい目で見守ってやろう」

アリス「いい加減初心者なんて称号も返上したいものね。
    手札から、キャノン・ソルジャーを召喚」


《キャノン・ソルジャー/Cannon Soldier》 †
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1400/守1300
自分のフィールド上に存在するモンスター1体を生け贄に捧げる度に、
相手ライフポイントに500ポイントダメージを与える。


アリス「そしてキャノン・ソルジャーの起動効果発動。
    ギガテックウルフを生け贄に捧げ、相手に500ダメージを与える」

パチェ「500くらい痛くも痒くもないわね」LP8000→7500

アリス「なら、さらにもう一発よ。キャノンソルジャー自身を生け贄にするわ」

パチェ「な……くぅっ」LP7500→7000

レミ 「あらら、何をやってるかしらね。
    わずかなダメージは与えたけど、結局は一方的にアドバンテージを放棄してるだけじゃない」

アリス「もちろん、これだけで終わるつもりはないわ。
    リバースカードオープン。オーバーロード・フュージョンよ」


《オーバーロード・フュージョン/Overload Fusion》 †
通常魔法(制限カード)
自分のフィールド上または墓地から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
闇属性・機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)


霊夢 「あれは……闇属性の機械族専用の融合カード」

魔理沙「なるほど。バーローがあったから、素材を墓地に送ったんだな」

アリス「墓地のキャノンソルジャーと、ギガテックウルフをゲームから除外。
    来なさい、マイフェイバリットカード。迷宮の魔戦車を特殊召喚!」


《迷宮の魔戦車/Labyrinth Tank》 †
融合モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2400/守2400
「ギガテック・ウルフ」+「キャノン・ソルジャー」


レミ 「って、融合でもバニラじゃないの」

霊夢 「どう見てもバニラね。それも最初期のカードじゃない」

アリス「だからこそ味があるのよ。
    いくわよ、魔戦車でヴァルキリーに攻撃!」

パチェ「破壊ね」LP7000→6600

アリス「うふふ、魔戦車が勇士で輝いてるわ。ターンエンドよ」



アリス LP6000:手札4:迷宮の魔戦車
パチェ LP6600:手札3:メタリフ、ホムンクルス、伏せ1



パチェ「迷宮の魔戦車……なかなかいいカードね。
    でも…………ドロー!」

パチェ「せっかくだけどそいつには退場してもらうわよ。まずは手札から、おろかな埋葬を発動」


《おろかな埋葬/Foolish Burial》 †
通常魔法
自分のデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。
その後デッキをシャッフルする。


アリス「(わざわざカードを墓地に送る……?)」

パチェ「わたしは、デッキからダンディライオンを選択。そしてこのカードが墓地に送られたことで、誘発効果が発動するわ」


《ダンディライオン/Dandelion》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/地属性/植物族/攻 300/守 300
このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」
(植物族・風・星1・攻/守0)を2体守備表示で特殊召喚する。
このトークンは特殊召喚されたターン、生け贄召喚のための生け贄にはできない。


アリス「デッキから捨てても効果が発動するなんて……そんなカードもあるのね」

パチェ「感心してる場合じゃないと思うけどね。効果によりわたしの場には綿毛トークンが2体並ぶ。
    そしてここでリバースカードオープン! これは風霊術-雅よ」


《風霊術-「雅(みやび)」/Spiritual Wind Art - Miyabi》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する風属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択し、
選んだカードをデッキの一番下に戻す。


パチェ「綿毛トークン一体を生け贄に捧げ、魔戦車をデッキに戻すわ」

アリス「ああ~れ~」

霊夢 「何それ」

魔理沙「わたしに言うなって」

レミ 「……ああ~、やっときた。咲夜遅い~」

咲夜 「すみません。
    なかなか見当たらないと思ったら、全部パチュリー様の部屋に移されてまして」

パチェ「ああ、そういえば最近本読んでると目疲れするから使ってたのよ」

咲夜 「一言断ってほしいですわ。
    さあお嬢様、動かないでしっかり目を開けてください。ちゃんとさせませんわ」

レミ 「ううう。だって怖いものは怖いのよぅ」

魔理沙「500年も生きてて目薬も満足にさせないのか、こいつは」

パチェ「どれだけ長く生きてても、苦手なものは苦手なのよ。
    わたしだって、枝毛と湿気だけは好きになれないしね」

アリス「どうでもいいから早くやってよ……」

パチェ「……と、そうだったわね。では手札から、エレメント・ドラゴンを召喚」


《エレメント・ドラゴン/Element Dragon》 †
効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1500/守1200
このモンスターはフィールド上に特定の属性を持つモンスターが存在する場合、
以下の効果を得る。
●炎属性:このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
●風属性:このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
もう一度だけ続けて攻撃を行う事ができる。


パチェ「炎属性のホムンクルスが場にいることで、このカードも攻撃力が500ポイント上昇するわ」

パチェ「さあ、お待ちかねのバトルフェイズよ。
    エレメントドラゴンとホムンクルスでダイレクトアタック!」

アリス「くっ、さっきホムンクルスの方を攻撃しとけばよかったわね」LP6000→4000→2200

パチェ「これでまた差が開いたわね。ターンエンドよ」



アリス LP2200:手札4:無し
パチェ LP6600:手札2:メタリフ、ホムンクルス、エレメントドラゴン、綿毛トークン


アリス「ドローするわ」

手札:ブローバック・ドラゴン、機械複製術、異次元からの帰還、ユーフォロイド


 つ サイバー・ドラゴン


アリス「よし。このカードよ、サイバー・ドラゴンを特殊召喚!」


《サイバー・ドラゴン/Cyber Dragon》 †
効果モンスター(準制限カード)
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。


パチェ「くっ、サイドラ。やっぱりそのカードもはいってたのね」

魔理沙「スタンにも入る機械族のエースだな」

アリス「(このカードをリリースしてブローバックドラゴンを召喚してもいいけど……ここは)」

アリス「サイバードラゴンでホムンクルスに攻撃!」

パチェ「破壊されるわ」LP6600→6300

アリス「メインフェイズ2に移行。
    サイドラをリリースして、裏守備でモンスターをセットするわ。ターンエンド」

パチェ「……リリースして裏守備ですって?」



アリス LP2200:手札3:裏守備1
パチェ LP6600:手札2:メタリフ、エレメントドラゴン、綿毛トークン



霊夢 「せっかくのアタッカーをリリースして、しかも裏守備だなんて。
    アリスは一体何を考えてるのかしら。
    でなかったら、何も考えてないのかしら」

魔理沙「あいつは隠すのが好きな女だからな」

霊夢 「あー? 意味わかんないんだけど」

レミ 「大局を見極めろということよ。
    あなたも空を飛べるなら、地上を眺めるでしょう。
    現在、過去、未来。その全てを俯瞰して、初めてデュエルの道は拓かれるのよ」

魔理沙「お、目はもういいみたいだな」

レミ 「ええ。しっかり見えるわ。わたしに仇なす、厚顔な痴れ者共の顔がね」

魔理沙「調子を戻したら戻したでこれだもんな。付き合いきれないぜ」

パチェ「わたしのターンね、ドロー」

パチェ「エレメントドラゴンで、裏守備に攻撃よ」

アリス「怖がらずによく攻撃したと褒めてあげたいけど、これはユーフォロイドよ」


《ユーフォロイド/UFOroid》 †
効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻1200/守1200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の機械族モンスター1体を
表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。


霊夢 「何かと思えば、またリクルーターなの……?」

アリス「墓地に送られたことで誘発効果発動。
    デッキからユーフォロイドを特殊召喚するわ」

パチェ「……やはりね。あなたのデッキが機械族なら、それだと思っていたわ。
    しかし、場に風属性の綿毛トークンがいることで、エレメントドラゴンのもう一つの効果が適用される」

アリス「なんですって?」

パチェ「わたしの場には風属性の綿毛トークンもいる。
    そう、相手モンスターを破壊したことで、エレメントドラゴンはもう一度攻撃ができるのよ。
    ユーフォロイドを破壊しなさい!」

霊夢 「すごいタクティクス…………ダンディライオンを墓地に落としたのはこのためでもあったわけね」

アリス「くっ、でも再び誘発効果発動。デッキからこの子を特殊召喚よ。
    来なさい、サテライト・キャノン!」LP2200→1900


《サテライト・キャノン/Satellite Cannon》 †
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻 0/守 0
このカードはレベル7以下のモンスターとの戦闘によっては破壊されない。
自分のエンドフェイズ毎に、このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
このカードが攻撃を行った場合、このカードの効果によってアップした攻撃力は
ダメージ計算後0に戻る。


パチェ「攻守0だけど戦闘では破壊されないモンスター……なるほど、そいつの召喚を狙ってたのね。
    カードを1枚伏せて、ターンエンド」



アリス LP1900:手札3:サテライト
パチェ LP6600:手札2:メタリフ、エレメントドラゴン、綿毛トークン、伏せ1



アリス「それだけじゃないわよ。ドロー」

手札:ブローバック・ドラゴン、機械複製術、異次元からの帰還


 つ 聖なる魔術師


アリス「手札から、機械複製術を発動!
    対象はもちろんサテライトキャノンよ」


《機械複製術/Machine Duplication》 †
通常魔法
自分フィールド上に存在する攻撃力500以下の機械族モンスター1体を選択して発動する。
デッキから同名カードを2枚まで特殊召喚する事ができる。


魔理沙「なるほどな。真の狙いはこれか」

アリス「そういうこと。サテライトキャノンの攻撃力は0。
    よって、デッキからサテライトキャノン2体を守備表示で特殊召喚!」

霊夢 「サテライトキャノンはレベル7以下のモンスターとの戦闘では破壊されない……
    しかもそれが3体ともなれば、まさに鉄壁ね」

レミ 「軟弱なモンスターね。
    わたしの槍なら、例え敵が宇宙空間にいようが確実に射抜いて見せるのに」

魔理沙「ふん。わたしの魔砲だって、その気になれば月ぐらいには届くぜ」

霊夢 「(どっちも無理でしょ……)」

アリス「もう一体のサテライトキャノンを守備表示に変更。
    さらにモンスターを裏守備でセットして、ターンエンドよ。
    そしてエンドフェイズに、場のサテライトキャノンは全て攻撃力が1000上昇するわ」



アリス LP1900:手札2:サテライト3(攻撃力1000)、裏守備1
パチェ LP6600:手札2:メタリフ、エレメントドラゴン、綿毛トークン、伏せ1



パチェ「……わたしのターン、ドロー」

パチェ「(サテライトキャノン……。
    今はどうにもできないけど、あのカードさえくれば……)」

パチェ「(今はこのまま終わるしかないわね)
    ターンエンドよ」



アリス LP1900:手札2:サテライト3(攻撃力1000)、裏守備1
パチェ LP6600:手札3:メタリフ、エレメントドラゴン、綿毛トークン、伏せ1



アリス「(……攻撃の手が止まった。今がチャンスね)」

アリス「ドローするわ」


手札:ブローバック・ドラゴン、異次元からの帰還


 つ サイバー・ヴァリー


アリス「裏守備を反転召喚。聖なる魔術師よ」


《聖なる魔術師(セイント・マジシャン)/Magician of Faith》 †
効果モンスター(本当は禁止カード)
星1/光属性/魔法使い族/攻 300/守 400
リバース:自分の墓地から魔法カードを1枚選択する。
選択したカードを自分の手札に加える。


パチェ「セイマジだったのね。攻撃しておけばよかったか……」

アリス「リバース効果発動よ。墓地から機械複製術を手札に加えるわ。
    そして聖なる魔術師をリリースし、ブローバックドラゴンを召喚!」


《ブローバック・ドラゴン/Blowback Dragon》 †
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2300/守1200
コイントスを3回行う。その内2回以上が表だった場合、
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。


アリス「優先権を行使して、起動効果を発動。対象はメタルリフレクトスライムよ。
    コイントスが2回成功すれば、相手のカード1枚を破壊できる。魔理沙」

魔理沙「あー? わたしがやるのか?」

アリス「一応公平を期さないとね。でもいい?
    表を出さなかったら承知しないわよ」

魔理沙「言ってること矛盾してるぜ。よっと」


    表  裏  表


アリス「成功ね。メタリフは破壊よ。
    そしてバトルフェイズ! ブローバックドラゴンで、エレメントドラゴンを攻撃!」

パチェ「エレメントドラゴンは破壊されるわ」LP6600→5800  

アリス「カードを1枚伏せて、エンドフェイズにサテライトキャノンの攻撃力上昇。ターンエンドよ」



アリス LP1400:手札2:ブローバック、サテライト3(攻撃力2000)、伏せ1
パチェ LP5800:手札3:綿毛トークン、伏せ1



霊夢 「サテライトキャノンの攻撃力2000。
    これだけあれば、次のターンは総攻撃いくわね」

魔理沙「だろうな。もっとも、このターン何も起こらなければの話だが……」

パチェ「わたしのターンね。ドロー」

パチェ「……ようやくきたわね。手札から、マンジュゴッドを召喚」


《マンジュ・ゴッド/Manju of the Ten Thousand Hands》 †
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
このカードが召喚・反転召喚された時、自分のデッキから
儀式モンスターカードまたは儀式魔法カード1枚を選択して手札に加える事ができる。


魔理沙「儀式カードのサーチャー、てことは……」

パチェ「誘発効果を発動。わたしが手札に加えるのは、ドリアードの祈り」


《ドリアードの祈り/Doriado's Blessing》 †
儀式魔法
「精霊術師 ドリアード」の降臨に必要。
フィールドか手札から、レベルが3以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。


パチェ「そしてこのカードを発動! 
    この儀式は、全ての属性を束ねし賢者を降臨させる。
    場のマンジュゴッドを儀式の生け贄に捧げ……
    出でよ! エレメンタルマスター!!」


《精霊術師(エレメンタルマスター) ドリアード/Elemental Mistriss Doriado》 †
儀式・効果モンスター
星3/光属性/魔法使い族/攻1200/守1400
「ドリアードの祈り」により降臨。
このカードの属性は「風」「水」「炎」「地」としても扱う。


アリス「(あれは…………儀式モンスター!?)」

レミ 「ふふふ、どう? あれこそがパチェの切り札よ」

霊夢 「どうもなにも、面倒な手順を踏んだわりには、ステータスは貧弱そのものじゃない。
    効果だって、あれだけじゃとても強力そうには見えないけど」

パチェ「あそこの紅白はああ言ってるけど……
    あなたも同じ考えだとしたら、多少の痛い目ぐらいではすまなくなるわよ」

アリス「なんですって?」

パチェ「伏せカードをオープン。風林火山」


《風林火山/Fuh-Rin-Ka-Zan》 †
通常罠
風・水・炎・地属性モンスターが全てフィールド上に
表側表示で存在する時に発動する事ができる。
次の効果から1つを選択して適用する。
●相手フィールド上モンスターを全て破壊する。
●相手フィールド上の魔法、罠カードを全て破壊する。
●相手の手札を2枚ランダムに捨てる。
●カードを2枚ドローする。


パチェ「ドリアードは風・水・炎・地の4属性としても扱う。
    つまり、このカードの使用条件は満たされるわ」

魔理沙「やっぱりそうきたか。しかし、もうすでに伏せてあったとはな」

パチェ「そしてわたしが選択する効果はもちろん、一番上の効果。
    あなたのフィールドのモンスターを全て破壊する!」

アリス「わたしの機械達が…………なんて強力な効果なの」

パチェ「これでようやく場がすっきりしたわね。
    さあいくわよ、ドリアードでアリスにダイレクトアタック!
    デリュージュフォーティディ!!」

アリス「……きゃああっ!」LP1900→700

霊夢 「アリスのライフが・・・・・・あと700」

魔理沙「確かにライフ差はある。
    だが、ドリアードはステータス自体は大したことはないカードだ。あいつさえ倒せれば……」

パチェ「聞こえたわよ。このカードで、その甘い希望を絶ってあげる。
    手札より、ミストボディを発動」


《ミスト・ボディ/Mist Body》 †
装備魔法
このカードを装備している限り、
装備モンスターは戦闘によっては破壊されない
(ダメージ計算は適用する)。


パチェ「ドリアードに装備するわ。
    これで、攻撃力の低いドリアードでも戦闘で破壊されることはない。ターンエンドよ」



アリス LP 700:手札2:伏せ1
パチェ LP5800:手札2:ドリアード、綿毛トークン、ミストボディ



レミ 「ふふふ……さて、この状況。危機と呼ぶには十分すぎる事態だと思うけど。
    どう足掻くのか見ものね」

霊夢 「ライフ差は圧倒的。場にモンスターもいなければ、手札も少ない。
    ここから逆転できるとしたら、それこそ蜘蛛の糸のような道のりになるわね」

魔理沙「つまり、ここであいつのデュエリストとしての資質が大いに問われるわけだ。
    果たして、どう転ぶかな」

アリス「ふん。どう転ぶかなんて、そんなのもう決まっているわ。
    なぜなら、すでにわたしの手札には逆転の布石があるんだもの。ドロー!」


手札:サイバー・ヴァリー、機械複製術


 つ 人造人間-サイコ・ショッカー


アリス「手札から、サイバー・ヴァリーを攻撃表示で召喚!」


《サイバー・ヴァリー/Cyber Valley》 †
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 0/守 0
次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●このカードが相手モンスターの攻撃対象になった時、
このカードをゲームから除外する事で自分はデッキからカードを1枚ドローし、
そのバトルフェイズを終了する。
●このカードと自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を
選択しゲームから除外する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
●このカードと自分の手札1枚を選択してゲームから除外する。
自分の墓地のカード1枚をデッキの一番上に置く。


パチェ「(サイバーヴァリーですって? まさか……)」

アリス「そしてサイバーヴァリーを対象に、機械複製術を発動!
    デッキより、新たに2体のヴァリーを攻撃表示で特殊召喚するわ!」

霊夢 「うわぁ~。これは鬱陶しいわね」

魔理沙「これでパチュリーは最低でも3回バトルフェイズを行わなければ、戦闘ダメージを通すことはできない。
    その間に体勢を整えることはできそうだな」

アリス「わたしはこれでターンエンドよ」



アリス LP 700:手札1:ヴァリー3、伏せ1
パチェ LP5800:手札2:ドリアード、綿毛トークン、ミストボディ



パチェ「(少し向こうに風が吹いてきたみたいね。
    でも、わたしのデッキにはあと2枚風林火山が入っている。
    それさえひきあてれば、サイバーヴァリーを一掃できる……)」

パチェ「わたしのターン、ドロー」

パチェ「(…………2枚目の風霊術か。
    風林火山じゃなかったけど、まあいいわ)」

パチェ「バトルフェイズよ。ドリアードで右のサイバーヴァリーを攻撃!
    デリュージュフォーティディ!!」

アリス「この瞬間、ヴァリーの誘発効果発動。
    このカードを除外し、バトルフェイズを強制終了する。
    そして、わたしは1枚ドローよ」

パチェ「……カードを3枚伏せ、ターンを終了するわ」



アリス LP 700:手札2:ヴァリー2、伏せ1
パチェ LP5800:手札0:ドリアード、綿毛トークン、ミストボディ、伏せ3



霊夢 「伏せカードを3枚も…………これじゃあ時間を稼ぐことはできても、迂闊に攻め込めないじゃない」

魔理沙「この期に及んで、ブラフとも思えないしな」

アリス「ふん。生憎だけど、勝負を長引かせるつもりはないわ」

パチェ「あら、このターンで決めるとでも言いたいのかしら?」

アリス「そう受け取ってもらっても構わないわよ。わたしは嘘は嫌いなの」

アリス「そろそろいくわ。ドロー!」

手札:サイコショッカー、リミッター解除


 つ 終末の騎士


アリス「デッキもわたしの呼びかけに答えてくれたようね。終末の騎士を召喚!」


《終末の騎士/Armageddon Knight》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから闇属性モンスター1体を選択して墓地に送る事ができる。


霊夢 「闇属性限定のおろかな埋葬内蔵モンスター……!
    でも、今更何を……」

アリス「終末の騎士の誘発効果発動!
    デッキから、リボルバー・ドラゴンを墓地に捨てるわ!」

パチェ「(! まさか……)」

アリス「気づいたのなら、感がいいわね。
    さあ、ここからはずっとわたしのターンよ」

アリス「まず、サイバーヴァリーの起動効果発動!
    わたしは三つ目の効果を選択。このカードと手札のサイコショッカーをゲームから除外することで、
    墓地のカード1枚をデッキの一番上に置くことができる!
    わたしはオーバーロード・フュージョンを選択!」

アリス「さらに、もう1体のヴァリーの起動効果発動。今度は二つ目の効果よ。
    場のこのカードと終末の騎士を除外し、カードを2枚ドロー!」


 つ オーバーロード・フュージョン、光の護封剣


霊夢 「……すごいわね。再利用したバーローをそのターンで手札に加えるなんて」

魔理沙「ああ。だが、まだまだ終わりそうにないぜ」

アリス「手札から、今ドローしたオーバーロード・フュージョンを発動!
    墓地のブローバック・ドラゴンとリボルバー・ドラゴンを除外し……」

アリス「機械竜、ガトリング・ドラゴンを特殊召喚!!」


《ガトリング・ドラゴン/Gatling Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2600/守1200
「リボルバー・ドラゴン」+「ブローバック・ドラゴン」
コイントスを3回行う。表が出た数だけ、フィールド上のモンスターを破壊する。
この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。


パチェ「(……っ!? ガトリング・ドラゴン!)」

魔理沙「運次第ではあるが、場合によっては場のモンスターを一斉に除去することが可能なモンスター。
    強力極まりないな」

霊夢 「まったくね。こんな切り札があったなんて……」

アリス「いくわよ。ガトリング・ドラゴンの起動効果発動。魔理沙!」

魔理沙「あ、そうか。わたしか」

アリス「いっとくけど、3枚とも表を出したら承知しないわよ」

魔理沙「つくづく無茶なことを言う奴だぜ」

パチェ「待ちなさい。チェーンしてリバースカードを発動するわ。
    2枚目の風霊術-雅!」

パチェ「綿毛トークンをリリースする。
    さらにチェーン3でスケープ・ゴート、チェーン4で非常食を発動!」

霊夢 「……一度に3枚全部使うっていうの!?」


《スケープ・ゴート/Scapegoat》 †
速攻魔法(制限カード)
このカードを発動する場合、自分は発動ターン内に召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)を
4体守備表示で特殊召喚する。(生け贄召喚のための生け贄にはできない)


《非常食/Emergency Provisions》 †
速攻魔法
このカードを除く自分フィールド上の魔法または罠カードを墓地へ送る。
墓地へ送ったカード1枚につき、自分は1000ライフポイント回復する。


パチェ「順に処理していくわよ。まずは非常食から。
    場のスケープゴート、風霊術-雅、ミストボディを墓地に送り、ライフを3000回復」LP5800→8800

パチェ「次にスケープゴートの効果で、場に羊トークンを4体特殊召喚するわ。
    そして風霊術の効果。ガトリングドラゴンをデッキに戻す!」

アリス「デッキには戻されたけど、最後にガトリングドラゴンの効果を処理するわよ。
    魔理沙、事情が変わったから、今度は表三つ出してもいいわ。
    裏三つならあなたを人形にして呪ってやるけど」

魔理沙「はいはい」


    裏  裏  表


アリス「表は一つね。よって破壊できるモンスターは1体。
    ドリアードを破壊するわ!」

パチェ「(ぐっ、ドリアードが……)」

パチェ「でも、残念ね。わたしの場には4体ものトークンがいるけど、あなたのガトリングドラゴンはもういない。
    おまけにライフ差はさらに広がった」

アリス「言ったはずよ。ここからは、ずっとわたしのターンだとね。
    これで終わるわけがないでしょ」

アリス「リバースカードオープンよ! 異次元からの帰還!!」


《異次元からの帰還/Return from the Different Dimension》 †
通常罠
ライフポイントを半分払う。
ゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
エンドフェイズ時、この効果によって特殊召喚されたモンスターを全てゲームから除外する。


レミ 「(ここで帰還か…………面白いことしてくれるわね)」

アリス「ライフを半分払い、除外されているカードを可能な限り特殊召喚する!
    わたしは、サイバーヴァリー2体と、ブローバック・ドラゴン、リボルバー・ドラゴン、
    そしてサイコ・ショッカーを特殊召喚! 全て攻撃表示よ!!」LP700→350


《リボルバー・ドラゴン/Barrel Dragon》 †
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2600/守2200
コイントスを3回行う。
その内2回以上が表だった場合、相手フィールド上モンスター1体を破壊する。
この効果は1ターンに1度だけ自分のターンのメインフェイズに使用する事ができる。


《人造人間-サイコ・ショッカー/Jinzo》 †
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り罠カードは発動できず、
全てのフィールド上罠カードの効果は無効になる。



アリス LP 350:手札3:リボルバー、ブローバック、ショッカー、ヴァリー2
パチェ LP8800:手札0:羊トークン4



パチェ「(そんな……! 一気にモンスターが5体も……)」

霊夢 「うわ、モンスターゾーンが全部埋まっちゃったわ」

アリス「そしてリボルバードラゴン、ブローバックドラゴンの起動効果を発動!
    対象は羊トークンよ。魔理沙、もうまとめてやっちゃって」

魔理沙「そんな感じで言われると気が楽でいいぜ」


    裏  裏  裏


    表  表  裏


アリス「成功は片方だけね。羊トークン1体を破壊!」

パチェ「(くっ…………でもまだトークンは3体残っている。
    サイバーヴァリーの攻撃力は0だから、アリスのフィールドも攻撃できるモンスターは3体。
    このターンさえ凌げば、異次元からの帰還によって特殊召喚されたモンスターは全て破壊される。
    なんとか持ちこたえられたようね……)」

アリス「甘いわね。サイバーヴァリーが効果を発動できることを忘れては困るわ」

パチェ「(な……まだ続くというの!?)」

アリス「ヴァリーの起動効果発動。
    場のヴァリー2体を除外することで、デッキからさらに2枚ドローする!
    これで決めさせてもらうわ!」


 つ 強制脱出装置、パワー・ボンド」


アリス「見なさい、これが主人公補正よ!
    手札から、パワー・ボンドを発動!!」


《パワー・ボンド/Power Bond》 †
通常魔法
手札またはフィールド上から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、
機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
このカードによって特殊召喚したモンスターは、
元々の攻撃力分だけ攻撃力がアップする。
発動ターンのエンドフェイズ時、このカードを発動したプレイヤーは
特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)


霊夢 「機械族専用の融合カード! ってことは…………まさか!?」

アリス「場のリボルバードラゴンとブローバックドラゴンを融合!
    再び現れなさい、ガトリング・ドラゴン!!」

パチェ「(……またガトリングドラゴンですって!?)」

アリス「パワーボンドで特殊召喚したモンスターは攻撃力が二倍になる。
    よって、ガトリングドラゴンの攻撃力は……」


    ガトリング・ドラゴン    攻撃力5200


パチェ「(ごっ、5200っ!?)」

魔理沙「1ターンで二度もあのカードを召喚するとはな。
    それも、このカードは異次元からの帰還の効果で特殊召喚したわけじゃないから、
    エンドフェイズに破壊させずに済む。
    おまけに、今度のは攻撃力が二倍に上昇。
    さすがアリス、かつてEXボスだっただけはあるぜ。あまり関係は無いが」

アリス「昔の事を掘り起こすなんて、魔理沙は老人ね。
    さて、新たなガトリングドラゴンが召喚されたことでまた効果を発動できるわ。コインを振りなさい」

魔理沙「わかってるぜ。ほいさっと」


    表  表  表


アリス「スリーセブンね! よって、あなたの場の羊トークン3体全て破壊! これでがら空きよ!」

パチェ「……トークンまで全て破壊されるなんて。
    でも…………まだよ。あなたの場には攻撃力5200のガトリングドラゴンと、2400のサイコショッカー。
   2体でダイレクトアタックされても、わたしのライフはまだ1600残る。
   そうなればパワー・ボンドの効果で……」

アリス「残念だったわね。わたしはまだ駒から指を離していない」

パチェ「なんですって?」

アリス「これで最後よ。リミッター解除を発動!!」


《リミッター解除/Limiter Removal》 †
速攻魔法(制限カード)
このカード発動時に自分フィールド上に存在する
全ての表側表示機械族モンスターの攻撃力を倍にする。
エンドフェイズ時この効果を受けたモンスターカードを破壊する。


霊夢 「出たわ! 機械族の切り札!」

魔理沙「どうやらこれで決まったみたいだな」

アリス「このカードの効果により、わたしの場の機械族モンスターの攻撃力はさらに二倍になる!!」


    人造人間-サイコ・ショッカー 攻撃力4800


    ガトリング・ドラゴン 攻撃力10400


パチェ「(ううっ……。まさか、こんなことが……)」

アリス「終幕ね。ガトリングドラゴンで、パチュリーにダイレクトアタック!
    魔彩光の上海キャノン!!」

パチェ LP8800→0



    *



霊夢 「二人共お疲れ様。なかなかのデュエルだったわね」

アリス「ありがとう。なんというか、爽快な気分だわ」

魔理沙「そりゃ、あれだけぶんまわったらな。
    なんだあの最後のターンは。社長も真っ青どころじゃないだろ」

レミ 「あらあら。パチェも、今回だけはいつもの計算どおりにはいかなかったみたいね」

パチェ「今回はわたしの負けね……。
    あなたの可能性、見せてもらったわ」

アリス「可能性なんて、チャチな言葉で括ってほしくないわね。
    それがデュエリストってものじゃない?」

霊夢 「なーんか変な風格まで備わっちゃったわよ」

魔理沙「いいことじゃないか。自信はときに、肉体をも強くするんだぜ」

レミ 「そうね。でも肉体の強化には限界がある。
    ましてや、それが人間風情なら尚の事。
    誇り高き高潔種であるわたしの前では、いかなる自信も、努力も、無意味であることを教えてあげる」

パチェ「わたしがやってる内に、レミィはもう臨戦態勢にはいってたみたいね。
    デッキはできた?」

レミ 「ええ。迷ったけど結局両方入れたわ」

パチェ「(だったらお触れ抜きなさいよ……)」

魔理沙「なんだか知らんが、わたしはお前が思ってるより強いぜ? きっとな」

レミ 「ふふふ、面白いわ。その居丈高な態度がいつまでもつのかしら」

魔理沙「この性格はわたしのアイデンティティのひとつだからな。
    命が尽きるまでは、このままでいたいものだぜ。
    じゃあそろそろいかせてもらおうか。デュエル!」























                                             ・・・・・・To be continued
第二話です。第一話では、数々のコメントありがとうございました。
前回はあとがきに説明が不足していたので、今回改めて詳細を書き連ねようと思います。

コンセプトはそのまんま「もし幻想郷でDMが流行ったら、キャラ達はどんなデュエルとするか」という事です。DMは今やかなりカード数も増え、組み立てられるデッキの種類も相当なものとなりました。それを東方の個性的なキャラ達はどんなカードを好んで使い、どんな戦術を選び、どんなノリで闘うか。そんなことをめくるめく妄想の波に乗せて書いた作品です。

ただ前回いただいたコメントにもありました通り、やはりデュエルシーンがメインな為、どうしてもそっちに尺が裂かれてしまいます。話自体の進行は遅々としたものになってしまう為、東方キャラでデュエルしているだけにしか見えないという感想は最もな事だと思います。
デュエルという無関係な題材を主軸に据えた上で“東方らしさ”というものを出すのは、やってみてとても難しいことで、クロスものの難しさを知りました。
しかしデュエル自体は真面目に書きたい気持ちはあるので、せめてキャラの口調や会話の雰囲気などは徹底し、背景から自分なりに精一杯“東方らしさ”を出していこうと思います。
続きを載せていくか悩みましたが、次回を期待して下さるコメントもいただけてとても嬉しかったので、これからもがんばっていこうと思います。
賛否両論あるかと思いますが、かなり長い作品になりそうなので、これからも生暖かい目で見守っていただけると幸いです。これを読んで東方のキャラ達が楽しそうにデュエルしている姿が頭に浮かんでくれれば、それはそれは心が洗われるというものですm(_ _)m




<以下あとがきのあとがき>
・今回は実験的に主人公視点の手札を公開しましたが、これから先どうなるかは未定です。
・物語中の禁止・制限カードは現行のOCGに準拠していますが、この作品を書き始めたのが去年なのでリスト改定前に使用可能だったカードが作中にちらほら出てきます。ご容赦下さい。まさかリビデが禁止になるとは……orz
・同じく執筆時期から生じた問題なのですが、第6期から改称された「リリース」「アドバンス召喚」等の用語も、以前のように「生け贄」「生け贄召喚」と呼称していくことになります。ただし、こちらの問題に関しては修正するのは容易なので、もし要望があれば直そうと思います。自分としてはまだ新しい呼び名はしっくりきていないので、微妙なところなのですが……
・前回は一話目ということでデュエル自体は簡潔な内容にしましたが、この回から次第にそこそこ高度なプレイングが垣間見えるようになります。
・やたらと説明的な台詞が多いのは、その弊害を防ぐためです。OCGについてあまり知らない人が読んでも、なるべく把握できるようにしました。それでも難しい所はあるでしょうが……その辺はノリでお願いします(ノ∀`)
・最後に……筆者はOCGはやってませんが、オンラインの方で割と長いことやってます。なので遊戯王に関しての知識は素人ではないつもりですが、ルールについての間違い(特にオンラインでの未実装カードを使った場合など)はどうしても出てくると思います。もし目に付いた時は、その都度ご指摘いただけると助かりますm(_ _)m
クラミ痔あ
コメント



1.名無し妖怪削除
DMはやった事がありませんが、読んでいて楽しかったです。
一時期MTGは狂っていたので、デュエル中の雰囲気が伝わるのでしょうか。
次回も期待しています。
2.名無し妖怪削除
多分誤字です
アリス「気づいたのなら、感がいいわね。
        ↓
アリス「気づいたのなら、勘がいいわね。
3.名無し妖怪削除
んでどこが東方?
4.名無し妖怪削除
懲りないお人だ…
2つのssを交互に読んでるような感じがします。
弾幕合戦の中に何かしらの形で取り入れるならまだしも、
ただカードゲームをするのは幻想郷の住人には合わないのでは?
キャラが楽しんでいるのは伝わりました。
5.名無し妖怪削除
私はそれぞれのキャラの性格がちゃんと出てるのと、キャラがDMを楽しんでいるのが伝わってくるという点においては、これはこれでアリだと思いますよ。
ただ、
マンジュ・ゴッド/Manju Of The Ten Thousand Hands
God Of~では?
これでは『マンジュ・マンジュ』になってしまう気がするのですが……
6.名無し妖怪削除
どうも、以前もコメントした東方と遊戯をしってる人です。
今回も楽しませていただきましたw最近のは全く知らないんですが、
色々あっておもしろそうですね。パチェのデッキなんか実にそれらしいw
デュエルの雰囲気や東方らしさもしっかり出てたと思います。

しかしまぁ、東方のキャラがDMをするということ自体が純粋に気に食わない人は
もう読まない方がいいと思う。これはそういう話なんです。
次回も期待しております。
7.名無し妖怪削除
遊戯王ではなく、東方を主にしてください
ここは『東方創作話』であって、『遊戯王創作話』ではありません
8.名無し妖怪削除
自分はあまり最近の遊戯王には詳しくないのですが、楽しく読めました。
クロスオーバー物としてはギリギリ許容範囲内に入っていると思います。
キャラクター同士の掛け合いも含まれていますし。
次のSSを心待ちにしてます。
9.名無し妖怪削除
1話目から面白く読ませてもらってます。
遊戯王はあまり詳しくはないのですがスペルカード=デッキと考えれば十分に東方だと感じました。
キャラの特徴をデッキとセリフで表現するのは大変だとは思いますが
次回作も頑張ってください。
10.名無し妖怪削除
続きを楽しみにしています。
11.名無し妖怪削除
寒波ダムドなルーミアは何時出るんですか?
12.名無し妖怪削除
読んでいて面白いデュエルでした。
デュエルを小説として書いて、かつ面白く仕上げるのは難しいですよね…
公式がバイクレース始めたくらいですし、弾幕ごっこ式デュエルも可能かもしれません。
続きが楽しみです。
13.名前が無い程度の能力削除
※遊戯王において英語名は結構謎なのが多いのでその辺はご了承下さい