Coolier - 新生・東方創想話

東方葬送花 ~伍~

2010/04/07 00:24:19
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立花金物屋。

とはいっても、独自に店を構えているわけではなく、精錬と加工による金物の製造と品物の納入だけを行っているところで、はっきりいって工場に近い。
ただ工場というほど生産効率がいいわけでもなく、少人数で職人気質が強い玄人集団で結成されている寄合のような金物屋だ。
造っている品物は蝶番から鉄鍬等の農耕具、包丁等の日用品、刀や槍等の武器に至るまで実に幅広く、他にも老朽化した金物の修繕や陶磁器の生産、硝子製品の製造もしている。
このようなものを造るには里の技術ではどうしても大掛かりになってしまうために、一人一人が工房を建てることができない。
そこで、職人達が共同で使える場所を提供し、これらの芸術品にも劣らない品物の納入を一手に引き受ける、店との仲介役をしているのが、この金物屋の主人である立花の家系なのだ。
また、幻想郷内で比較的老舗な金物屋でもあり、技術力は後から参入したところよりも遥かに優れているため、妖怪の技術屋集団である河童達も感心し、関心を持って共同で勉強会を開くなど、妖怪達との結び付きもある奇妙な集団で、それを主催するのも立花だ。
妖怪と人間が昔よりも近くなったとはいえ自ら妖怪を呼び寄せていることに、同業者以外にも良く思っていない人もいるのだが、勉強会と一緒に抜け目無く河童と取引をし、画期的なものから使い方のよくわからない特徴的な物までいろいろと仕入れて研究、売り物にも影響させるため、強く批判する者もいない。
その立花が主に品物を納入する先が、里で最も多くの物を取り揃える大手道具屋、霧雨店…魔理沙が生まれた家だった。
家族ぐるみでの付き合いがあり、魔理沙も主人だった立花万とは何度か面識があった。
それだけでなく、霧雨店の紹介で歴史家の稗田家とも付き合いがある、幅の広さと同時に人脈も広い大きな家だ。

それだけ大きな家だというのに…、今は三人しかいない。


          ※


時を重ねた木製の戸が思い切り開かれた。
魔理沙が急に用事を思い出して博麗神社を飛び出してから一夜が過ぎた早朝、戸を開けたのはくすんだ藍染の作務衣を着込んだ無精髭の青年だ。
「…はあ…はぁ…、だっ…旦那ぁっ! 大変だっ、霧雨の旦那ぁっ!!」
急いで飛び出してきたのだろう、近くにあった服を引っ掴んで着て来たように、簡単に着れるものなのにところどころ崩れている上、戸を開けたところでへたり込んで息を落ち着かせている。
それほど家が離れているわけではないのだが、気が急いて余計に絶え絶えになっている。
伝えなくてはならないことがあるから…
「何だ、どうした? 妖怪にでも追われたか?」
奥の襖を開けて出てきたのはこの家の主、大手道具屋の店主。
この辺りでは知らぬ者のいない霧雨の大旦那だ。
まだ通りに陽が差し始めたばかりで、誰が駆け込んできたのかわからないが、霧雨の旦那と呼んだからにはこの近くに住んでいる者には違いない。
「いや…いや、違います。…ハァ…」
「じゃあ何だって…っ! お前っ! 立花んとこの農具屋かっ!!」
金物屋主人の万が倒れてからというもの、寄合のまとめ役をその妻がたった一人で切り盛りしていた。
職人気質の鍛冶達は我が強いが、立花家を深く尊敬していたため一丸となって仕事の手伝いだけでなく率先して家の事を手伝っていたのだが、こと納入の仕事に関してはめっきりで、帳簿の付け方等はまるでわからなかった。
技術一辺倒であるためにこのような仕事には縁が無い鍛冶達と妻は、仕事を教え込まれていた二人の息子に仕事を任せるよう、床に臥せていた万に進言したのだが『まだ任せられない』と拒否された。
家族に対して、特に息子達に対してはかなり厳しく当たっていたのだが、息子達は全くめげる様子も無く、それどころか鍛冶達以上に父親を尊敬し、その父が倒れても日々仕事の勉強を欠かしていなかったのだが…。
言葉は少なかったが、万は嫌われてなどいなかったのだ。
そこで品物の納入先であり、万の親友でもあった霧雨の店主が仕事の手伝いを買って出た。
しかし、大旦那にそんなことまでさせられないと万が拒絶し、実の妻の制止さえ振り解き、無理に起き上がって仕事を再開した。
できるのは書類の管理だけである。
すでに立って歩くのがやっとの身体だった。
しばらくしなくとも、病が悪化して寝たきりになってしまうのは当然のことだった。
それでも万はごく最近まで、寝たきりのままでさえ仕事をしていたのだ。
目が見えなくなったのは一週間前ぐらいだったが、その頃には書類の整理などほとんど終わって、帳簿等の筆を執る作業は家事の合間に妻を呼んでつけていた。
毎日見舞いに来ていた親友、妻子、仕事仲間の鍛冶達の心配を他所に、不治の病など何処吹く風と言わんばかりの仕事振りだった。
そして今日…
「どうしたっ!? 万に何かあったのかっ!?」
農具屋が来たということは万の容体以外に有り得ない。
「奥さんには…旦那には黙っていてくれって頼まれたが、俺は…」
「どうしたって訊いてんだっ!! あいつはっ…!!」
大きな家の軒下まで響かんばかりの大音声を張り上げて思わず農具屋に掴みかかっていた。
「…昨日…、花を見に行くって出て行ったきり…、帰ってきてません。」
青年は涙声になって静かにそう告げた。
「なっ…」
頭が真っ白になった。
農具屋が何を言ったのか、さっき聴いたばかりなのに思い出せない。
肩を掴んだ手は離れ、青年は堰を切ったようにくず折れて泣き始めた。
「…今…、何て言った…?」
次第に全身がわなわな震え出し、それでも口の震えを必死に堪えながらもう一度訊いた。
「…あっ…うぅ、…立花のっ、親父が…っ、逝っちまった…」
無意識に手で頬を拭ったら、そこには自分の目から流れた涙があった。
すんなり理解してしまった。
自分が親友の死を受け入れたことに腹立たしくなり、ぐっと歯を噛み締めていた。
「…今すぐ支度するっ…!」
それだけ言ってすぐに自室に引っ込み、数刻もしないうちに戻ってきた。
何とか泣くのを堪えた青年は裏口に待っていた。
草履を突っ掛けていざ出て行こうとして…、
「何処へ行かれるんです?」
自分の妻に呼び止められた。
先程の大声で起こしてしまったようで、寝巻きに掛け布団代わりの羽織姿だ。
心配を掛けまいと農具屋は早々と出入り口の前から遠ざかっていた。
青年が逸早く妻に気付いたことと、妻が部屋から顔を覗かせただけで近寄ってこないことを感謝しながら、振り返らずに、
「ちょっと、散歩に行ってくる。」
とだけ告げて…、戸を閉めた。

走っている間は誰にも会わなかった。
早朝ということもあるのだろう、今はそれがありがたかった。
今の自分の顔を、知っている人に見られたくはなかったからだ。
着物の走りにくさも気にせず、体力の配分も考えずに短い距離でも全速力で走りぬいて、目的の古い家に滑り込んだ。
普通だったら息切れしているところだが、ただ深呼吸一つで整えられた。
裏の戸を静かに開けると、台所から万の妻、立花菫が顔を出した。
すでに起きていたというより、昨日から一睡もしていないかのような、泣きはらして赤くなった目と頬が、主人の帰宅という期待から絶望に変わってしまう。
思わずこちらも目を伏せる。
「…おはようございます、旦那様…」
菫は取り乱すことなく、ぽつりと挨拶した。
「…ああ、おはようございます。奥さん…」
返事はしたが、今さっき知ったばかりのことを言葉にすることができず、そのまま黙り込んでしまった。
農具屋の青年は失礼しますと小さく断って、万の書斎に入っていった。
「知られてしまったみたいですね…」
微かに笑って平静でいるように見せかけているが、それさえとても無理しているように見えた。
「ええ、鍔木の奴が家に来て初めて知りました。」
「そうでしたか…黙っていて、申し訳ございませんでした…」
慇懃に頭を下げる菫に、慌てて頭を上げるように促す。
「頭を上げてください。お心遣い、痛み入ります。」
そう言われてもう一度深々と頭を下げる菫に、申し訳なくなってこちらも頭を少し下げ、今度はきちんと前を見据えた。
「あいつは…どうなったんでしょうか。」
何処に花を見に行ったかは誰一人として聞かされておらず、一晩経っても家に帰ってこなかったのだから、もうこの世にいないのだろうと心の中では受け入れているのだが、妻子のことを思うと今一度否定したくなってくる。
すぐ後ろを振り返れば何食わぬ顔で立っているんじゃないかとさえ錯覚したくなってしまう。
すぐ後ろにも、戸越しにも万の気配は感じられない。
それでも何故だろう…いないはずなのに、この家は温かい。
「もう二度と…お戻りにはならないでしょう。…あの人は優しくて、へそ曲がりでしたから…」
「そう…でしたね。そして頑固だ…最後まで迷惑掛けやがって…」
少しだけ親友との思い出に浸ってから、葬儀の準備で忙しいだろうとお暇する折を伝えて立ち去ろうとすると、菫が呼び止めた。
「お茶を入れてきますから、もう少し居ていただけませんか…?」
返事は待たず、すぐに奥へ引き返していった。
このまま帰ってしまっては失礼だと思い、書斎で待ちますと台所まで聞こえるように、それでいて子供を起こしてはいけないとできるだけ押し殺して言った後、草履を脱いでいつもどおり端に揃えると、先に農具屋の鍔木が入っていった障子貼りの戸を潜った。
中は紙と墨汁の匂いで満ちていた。商売人にとっては珍しくも何とも無い匂いのはずだが、今は妙に懐かしい。
鍔木は大旦那が入ってきたときに少し驚いたような顔をしたが、黙って座布団を差し出して作業に戻った。
部屋の整理を頼まれていたようだ。
「大変そうだな。手伝おうか?」
ほぼ毎日のように訪れていたそこの勝手は職人たちよりよく知っている。
ただ、確かに書類の量は部屋の押入れをいっぱいにしただけでは飽き足らず、畳から天井まで届かんばかりに平積みされた柱が何本も屹立している有様だが、きちんと日付や種類によって分類されているから然程時間も労力も掛からない。
万がこまめに整理整頓をしていたおかげだ。
「いえ、私が頼まれた仕事ですから…」
「ははっ、仕事だと思ってないくせに…」
二人して静かに微笑んだ。
よっこらしょと座布団に腰を下ろして胡坐を掻いた。
見渡してみると、積まれている紙の合間にちらほらと額に入れられた書が見受けられる。
これらのほとんどは霧雨家の紹介で間接的に知り合った稗田家九代目当主、稗田阿求に書いてもらった物だ。阿礼乙女として何度も転生しては歴史書の編纂を行っているからこそ、その書には子々孫々まで御家の隆盛を叶える効果があると里では絶賛されている。
無病息災や商売繁盛の文字が書かれているのは、自分自身のために書いてもらったものではなく、妻や息子達のために書いてもらったものだと本人がよく話をしていた。
妻子には一切語らなかったが…。
書を見ながらまた一度親友を思い出していると、鍔木がそのうちの一つ、万が書いたものを手に取って額をひっくり返し、蓋を開けていた。
「あっ、おい。何やって…っ!?」
思わず呼び止めたが、黙って平たいものを差し出されたので少し面食らった。
あんなところに何が仕舞われていたというのか?
「…黙っていて申し訳ありませんでした、旦那…」
そこには信じられないものがあった。
見慣れた文字で表には…『我が友へ』。
「…親父より、帰らなかったらこれを旦那に渡すよう承っておりました…」
「!!」
手紙を奪うように受け取った。
農具屋に書斎の整理をするよう頼んだのは万本人だったのだ。
何時書いたのだろう、少なくとも自分で文字を書けたのは一週間よりも前の、まだ目が見えていたときのはず。
そのときにはもう気付いていたというのか、自分の死期を…
「奥さん…菫さんには…」
「黙っていろと、言われたもので…」
「…そうか…」
虚空の誰かに断るように軽く一礼すると手紙の封を開けた。
中には少し黄ばんだ紙、手紙に使うような上等な和紙ではなく、書類に使っていた適当な紙を引っ張り出して書いたものだ。
封筒も手紙用のものではなく、納入先に送る明細を入れるためのそれだ。
書類に関しては几帳面なくせに、こういうことには見た目通りにがさつな親友に苦笑しながら、最後の言葉を読み終えた。
短い手紙だった。
「…自分で言えってんだ…、あのバカ…」


          ※


悲しい顔を一瞬だけしたが、もう迷っていないのか菫は冷静に話を聴いた。
手紙には、息子達に仕事を教えてやってほしいとだけ書かれていた。
まだ一人前とはいえないが、彼らは勤勉でよくできた子達だ。
すぐ仕事をこなしていけると自分の子でもないのに信用していた。
万もそんなことはわかっていて、それでも敢えてそれだけ書いたのだろう。
そして、妻である菫、一緒に仕事をしてきた鍛冶達を信用しているからこそ、それ以上のことは何も書かなかったのだろう。
傍で聴いていた鍔木も、もちろん菫もそのことは言わなくてもわかっている。
「どこまでいっても…何にも言わない人ですね…」
「それでも私達に理解を強要する…奥さんの前でこう言うのはいけないことなんだが、あいつはまるで子供です。」
「いいんですよ、あの人は子供です。」
所在無げに鍔木は正座をしていた。
親父に頼まれたことではあったものの、大旦那や菫に秘密にしていたことをすまなく思っているような表情だった。
「…ありがとうな…」
突然感謝されて今まで硬直していた鍔木はびくっとはねた。
「いや、…でも…」
「怒ってない。寧ろ万のわがままに付き合ってくれて感謝している。」
気恥ずかしそうになりながら差し出されていた熱いお茶を一気に飲み干し、ありがとうございますと蚊の鳴くような声で言った。
職人集団の中で最も腰が低く、口数が少なく言葉の少ない男だ。

その後、息子達の教育と葬儀の段取りについて話し合い、一旦解散することになった。
会話によって万の死に対するつっかえがなくなったわけではないが、自分の仕事に差し支えるような焦燥は取り払われたと思った。思い込むことにした。
仕事は道具屋としての仕事ではなく、自分で買って出た葬儀に関する仕事だ。
鍔木は先に家を出ている。他の鍛冶仲間に伝えに行ったのだろう。何度もその事実を他者に告げなければならないというのは、万を尊敬する者にとって拷問だろうが、誰かがしなければならないことだ。
自身も今から同じことをしなければならない。
始めは稗田家になるだろう。
内と外を分け隔てる玄関を抜けたなら、気持ちを切り替えねばならない。
菫は玄関まで見送りに来てくれた。
「ここまでで結構です、奥さん。これから大忙しになりますから。」
端に揃えた草履を中央に戻すことなく、素早く突っ掛けると、一度振り返って小さく会釈した。
菫の顔色も幾分かよくなっている気がした。
おそらく自分もそうなのだろう。

…ガタッ…

すぐ後ろ、戸の向こうで突然物音がした。
酷く懐かしい気配が戸越に感じられた。懐かし過ぎてわけが分からない。

ただ…、その戸をすぐに開けなければならないという、呪いにも似た感情が込み上げた。

すぐに振り返って思い切りガラッと戸を開け放った。
そこには誰もいなかった。
何かを探すように、何かを捉えるように周りを見渡す。

失って…、もう元に戻らないはずのものが、戻ってきたような感覚…。

ふと足元を見た。
見なければならない気がした。

そこには…、来たときにはなかったものがあった。

小さい葉、小さい花…、そんな慎ましさ中にも、その色は、その香りは…、力強く存在を主張していた…。

それは、生者のために飾る花ではない。

死者を葬るために送る花…。

ほんのりと紫色の、小さな花…。

「あの…、どうかなさいましたか?」
心配した菫が声を掛けてきた。
「…あっ…、いや…」
多分とか、おそらくとか、そんな確証のないことだというのに、解ってしまった。
思い出してしまった。
「失礼しますっ!」
家を出ることと、これからすることへの謝罪を口にして、その花を菫に手渡し、戸を閉め、庭を抜けて道の真ん中へ飛び出した。
前方には、もうかなり小さくなった人の後姿が二人分…それだけだ。

届けとばかり、喉を裂く想いで叫んでいた。

「こんの…、バカむすめぇーっ!!」


          ※


「…いいの? 振り返って『バカ親父』って言わなくて。今なら寄りを戻せるんじゃない?」
大きな日傘と派手な服を着た妖怪が見透かしたように、隣の人間に尋ねる。
「いいんだよ。もう元に戻そうったって、戻らないし戻れない。…そうなっちまったもんは、仕方がないんだぜ。」
何もかも吹っ切ったように、大きな帽子に白黒魔女服の人間が返した。
それで納得した。
「…そう。妖怪だって人間だって、時が経てば死にもするし、気持ちが変わることもある。…それぞれが違った生き方をして、それでも複雑に絡み合っていく…。愛でるものが増えて嬉しくもあるし、腑に落ちない気もするけど…」
「ハハハッ、天下の人間嫌いもここにきてやっと好きになったのか? 自尊心が崩壊してるぜ?」
「さっきの男じゃないけど…、あなたってほんとにバカね。」
そう言って、口元は笑っていた。
いつもと変わらない、不敵で不気味な笑顔ではなく…
純粋に、それこそ慎ましくも確固として美しい花のように…。
人間はやれやれといった感じに鼻息を一つ吐いた。
「それじゃ、わたしは神社に帰るぜ。」
手に持っていた箒に跨って、歩く速度でふよふよ飛び始めた。
この人間は大雑把で、どうしようもなく女の子で、気持ちいいほど男らしい。
どんな生き方をしてきたのだろうか。
「それは帰るって言わないわね。…でも、私もさっさと帰るわ。花の世話をしなくてはいけないしね…。」
そう言うと、日傘を持っていないほうの腕を前方へゆっくり持ち上げた。
風に吹かれたわけでもないのに、何処からともなく色とりどりの花弁達が飛んできた。それらはとてつもない量と勢いで妖怪を押し包み、華やかな竜巻を形作る。
そして…爆発。
その爆発と共に人間は空高く舞い上がり、妖怪は跡形もなく姿を消していた。

後に残ったのは…、ただ鮮やかな花弁の絨毯のみ…。
まず、この場をお借りしまして、後書の件について謝罪いたします。
本来、後書通りに加筆修正をするつもりでおり、読者様にはそのように告知いたしましたが、
私自身が、東方ssを知る以前に書いた本作品が、どれだけ読者様に読んでいただけるのか、
評価していただけるのか、テストという意味では決してない挑戦という形でUPしたいと思い、

今日中に本作品を完結することを目標としました。

自ら定めた約束を自ら反故にするという誠に勝手なことをしてしまい、深くお詫び申し上げると共に、
本作品了後までと言わず、また私の作品をお読みいただければ幸いです。


連作という形をとったことと、場面を私自身が考慮した際、
今回を含め、残り3回のUPとなります。
急速に終息へ向かってまいります。
最終回は非常に短いものとなっておりますので、あらかじめどうかご容赦いただきたいと思います。

物語の終わりは作品を駄文とするか、良文とするか、
決定的な分かれ道です。
それだけ重要なものですので、読者様のご意見ご感想及び評価を真摯に受け止め、
精進していきたいと思います。
遠慮なく評価していただきたいと思います。

最後に重ねて、終わりまでお付き合いいただきたく存じます。
E-
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コメント



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1.80不動遊星削除
 あと2回、楽しみにしていますが、是非焦らないでください。矛盾するようですが。肆の方にコメントをしてきましたので、そちらを読んで置いてください。
 作品の方はいよいよクライマックスですね。幻想郷における軽工業の最先端を行った職人の死が、いかに大きな喪失だったのか。いよいよ心に響く感動を頂きました。
 では。
3.無評価E-削除
確かに私は謙虚過ぎたのかもしれません。
ですが、こんな私でも自分の作品に対して少なからず自信を持っております。
短くなりますが、

不動遊星様、あなたのおかげで私は本作品を完結まで投稿する決心がついたといっても
過言ではありません。
私の作品を素敵と言ってくださり、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
6.100ピエロ削除
万さんってそういう人だったんですか。霧雨道具店と結び付ける発想は私は見たことが無いので新鮮でしたね。
7.80ずわいがに削除
面白い独自設定です。ちゃんと幻想郷の事情に絡んでて、展開も自然に納得出来ます。ほぼオリキャラで構成されてるのに、退屈しない。

みんな頑固者過ぎるんですよね。あの男も、その友人も、そのまた娘も。