Coolier - 新生・東方創想話

東方月蝕録~冥府魔道の使徒ぴっちゃん~プロローグ

2012/02/22 18:19:50
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 明日は、永遠亭でフリーマーケットが開かれます。
 これは暇を持て余した姫さまの提案です。
 里の人間達との交流を深めるきっかけにもなるし、不要な物を整理できるという事でお師匠様も「是非やりましょう」とにこやかに賛成しました。
 最初はあれこれと準備をしなさいと命令された兎達は渋々でしたが、いつの間にやら、そわそわ……わくわく……としたお祭りの気配は永遠亭中に広がっています。

「鈴仙、この壷と葛篭も明日のフリーマーケットで出しておいてもらえるかしら?」
「了解しましたー」
「れいせーん。人里から参加者の名簿もらってきたから、確認してー」
「てゐ、ちょっとまって、あとで必ず確認するからー」
 どたどたと慌しい一日、鈴仙も休む暇がありません。

「これでひと段落っと」鈴仙は汗を拭い取って、ふーっと長いため息をつきました。
 頼まれていた仕事が片付き、会場であるお庭の掃除も終わっていよいよ明日を待つだけになった時には、もうとっくに日は落ちてしまいました。
「そういえば姫さまのお姿が見えないけれど……。もうとっくに蔵の整理は終わってるはずよね?」
 お昼前くらいに姫さまは「使わなくなった月の珍しい道具を整理するわ!」と、らしくない事を言い放って蔵に閉じこもったのです。
 あれから考えると、蔵の中を整理整頓して床や壁の拭き掃除をしても余裕が出来るくらいの時間が経っています。
 それなのに姫さまの姿は見えません……もしかしたら、蔵の中で急成長した竹が突き刺さって出られなくなったのかもしれません。そういう事が起きてしまうのがここ、永遠亭なのです。
 これはいけないと、鈴仙は大急ぎで蔵へと向かいました。

「姫さま、無事ですか?!」
 鈴仙が慌しく蔵の中へと入ると薄暗い蔵の中で一人、姫さまがクスクスと笑っていたのです。
 その姿に、一瞬背筋に何か冷たいものを感じる鈴仙でしたが、どうやら姫さまは何か本を読んで笑っているようでした。 
「姫さま、こんな薄暗い所でいったい何を読んでいるんですか?」
「あ、丁度いいところに来たわね。面白いわよ、見てごらんなさい」姫さまは日記帳のようなものを手にしてクスクスと笑っています。
 鈴仙が日記帳を受け取ってめくると白紙のページばかりです。
 ずっと白紙が続いていましたが、最後のページにだけ文章があったのです。


――

 いつも、いつも、本当にありがとう
 面と向かって言うのははずかしいのです
 わたしは、本当に感謝しています
 そして誰よりも大切に想っています、これからもずっと好きでいさせて下さい
 ずっとずっとわたしの居場所でいてください
 こんな当たり前な事どうしても伝えたくて、でも伝えられなくて、こんな方法になった事をお許しください

 この本の持ち主より

――


 鈴仙はその文を読むとすぐ熟した柿のように真っ赤になり、パチパチと目から花火を出し頭からはもうもうと湯気がでてしまいました。
「あははは、やっぱりこれ、あなたが書いたのね」いたずらな笑みで姫さまは言います。
「どこで見つけたんですかこれー! ひー! 見なかったことにしてください!」
「内容から察するに、これは永淋への手紙かしら」
「うー……あわわわわ」
「ふふふふ『この本の持ち主より』て、しっかり自分の名前書くべき所でしょうここ。あはは」
「だって恥ずかしいんですもん! うぐー!」
 鈴仙はこの世の終わりだという表情で、頭をかかえて左へ右へと身体をくねらせます。いっそ殺してーと叫びます。
「まあまあ、皆には秘密にしておいてあげるから、この手紙を書いた経緯を教えなさいよ。クスクス」
「あうあー……わたし、ここにきたばかりの時は失敗ばかりで、月から逃げてきた不安で押しつぶされそうだったんですけど、師匠が支えてくれたから今のわたしがあるんです。その感謝の気持ちを伝えたいと考えまして、何十年か前に師匠の目に付く所にこの日記帳をわざと置いて、さりげなくこの想いを伝えてみようかなーとか思って書いてみたのが……これです」
「で、書いてみたらあまりにも恥ずかしくなって、そのまま文字通りお蔵行き……と」
「そのとおりでございます」鈴仙はこうべをたれて、火照る顔をかくすようにして言いました。
「この日記帳、まだ使うの?」
「いえ、黒歴史ですから……最後のページを破り捨てて、フリーマーケットで売ってしまいましょう。ええ、売るべきです。いやいっそ捨てるべき!」
「うーん、ただ売るのは面白くないわね。最後のページ以外はまったく使ってないわけだし」
 姫さまは、あごに手をあてて何かを考えるような仕草で、うんうんとうなりました。

 そしてしばらくすると「いいこと思いついた!」と目を満天の星空のように輝かせて言ったのです。
「物語よ物語。このまっさらな日記帳に物語を書くの!」
「姫さまがですか?」
「そう。白紙の日記帳として売るよりは、物語を書いた方がこの本の価値があがると思わない?」
 いうやいなや、姫さまは急がしそうに蔵の中に無造作に散らばった荷物をまとめながら続けて言います。
「さあ、わたしの部屋にいくわよ。さっそく執筆するから筆と墨、用意してちょうだい」



 鈴仙が姫さまのお部屋に筆と墨を用意した頃には、姫さまはどこから持ってきたのか白い鉢巻を頭に巻いて「さーやるわよー!」と準備万端でした。
「物語を書くと言っても、姫さまは書いた事あるんですか?」
「ないわ。でもね溢れてくるのよ。天才的な発想が、ひらめきが!」
 嬉々として言う姫さまに、はぁ。と鈴仙は気の抜けたため息を返します。
「タイトルは、東方月蝕録、これできまりね! サブタイトルは……冥府魔道の使徒ぴっちゃん」
「な……なんなんですかそれ」
 いったいどこからそんな単語が生まれたのか、鈴仙の理解が追いつくよりも先に姫さまはまくしたてます。
「乳母車をおした月よりの使者、ぴっちゃんが月蝕怪異変に挑む! SFスペクタクルロマンよ! 超大作だから、今回はプロローグね」
「日記帳丸々1冊使ってプロローグ……なんですか」
「そうよ、なんていったって超大作だもの。地上編と黄金時代編、月蝕編に分かれるのよ」
「なんかもう、地上編で100巻くらい使っちゃいそうな勢いですね」
 あきれる鈴仙をよそに、姫さまはもくもくと真っ白なページを文字で埋めていきます。
 普段のゆったりとした姫さまとのイメージとは違い、それはそれはすごい集中力です。
 その姿には鈴仙もあきれながらも、やっぱり姫さまはすごい人だなと漠然と感じるのでした。
「主人公の宿命のライバルは、モッコー大佐。ぴっちゃんを阻む最強の軍人よ。しかも不死身」
「それ、どう考えてもあの人がモデルですよね」
「ヒロインはグーヤ。容姿端麗、才色兼備。だけれどモッコー大佐に父を殺されて。心の底からモッコー大佐を憎んでいるの。しかも不死身」
 容姿端麗と才色兼備って一部被ってませんか? それにグーヤとモッコー大佐の立場ってむしろ逆じゃ……と鈴仙は色々ツッコミたくなりましたが、怒られそうなのでぐっとこらえました。
「主人公とグーヤの旅を陰から支えるのが、最強の女医エリーン! しかも不死身」
「あの……最強の軍人と、最強の女医ってどっちが強いんですか……?」
「そんなの、永淋に決まってるじゃない」
「いや、最強の女医はエリーンですよ。姫さま」
「エリーンはね。最強の軍人より強い超最強の女医なのよ」
 宿命のライバルより強いキャラが仲間にいるなら、主人公の存在する価値がないんじゃ……と鈴仙はツッコミたくなりましたが。怒られて耳をむしりとらそうな気がしたので、ぐっとこらえました。
「ふふ、さらにさらに……月から逃げてきた傭兵兼うどん屋として、鈴仙・優曇華院・イナバウアーを作中に出してあげるわ」
「それ殆ど実名じゃないですか、やだー!」
 鈴仙の抗議をよそに、姫さまはどんどんとページを進めていきます。
 それでも楽しそうに書いてる姿を見ていると、何故だか鈴仙もだんだんと楽しい気分になってきます。
「ほら。鈴仙・優曇華院・イナバウアーの活躍シーンに差し掛かったわよ!」
「うわわ、モッコー大佐にマシンガン乱射されて絶対絶命じゃないですか、姫さまここからどうするんですか?」
「見てなさい。鈴仙・優曇華院・イナバウアーは上半身を仰け反らせて、マシンガンを避ける事ができるの!」
「おおっ! すごいです!」
 姫さまの紡ぐ物語はめちゃくちゃなのだけれど、それでも緊迫したシーンは臨場感があって隣で見守っている鈴仙もはらはらどきどきと、時間を忘れて物語に入り込んでしまいます。
 そして鈴仙が素直な反応で見守ってくれるから、姫さまの筆もすらすらと調子よく物語を生み出していきます。
 そんな二人の夜はどんどんと更けていくのでした。



 そして翌日、いよいよフリーマーケット開催日です。

「ふふふ、何とか完成したわね。私の超大作」徹夜あけで目の下にクマを作りながら、うふふと姫さまは不気味にわらいます。
「のプロローグ……ですけどね。でも、本当に売りに出しちゃっていいんですか? せっかく頑張って書いたのに」
「当然、物語というものは読んでもらう事で、初めて価値を持つ物なのよ」
「誰かが買ってくれるといいですね!」
「ふふん、どうせなら物の価値が分かる人に買ってもらいたい所だけれどね」

 フリーマーケットでは永遠亭のお庭に、沢山の人間達がそれぞれのお店を開きました。
 使い古しの着物だったり食器だったりするけれど、必要な人にとっては格安で欲しい物が手に入る夢の市場です。
 永遠亭のお店も大好評で、常備薬はもちろん必要の無くなった骨董品なども飛ぶように売れていきます。
 売りたい人も買いたい人も、今日だけは妖怪も人間も仲良く楽しく、わいわいと皆笑顔です。
 
 そんな楽しい楽しいフリーマーケットの時間は止まる事なく過ぎていきます。
 しかし……姫さまだけは笑顔ではありませんでした。
 徹夜をして書き上げた自信作。その本は正午を過ぎた今も、ちょこんと売れ残っているのです。
 古ぼけた日記帳にしか見えないからか、どうにも手にとって読んでくれる人がいません。
 姫さまは最初こそ、誰か人が通る度にそわそわと見守っていたのですが、今となってはお客人の前なのにごろんと横たわってしまう始末。
「姫さまー、はしたないですよー」
「いいのよ。どうせ、見る人なんていやしないんだから」
 姫さまは完全にへそを曲げてしまって、鈴仙も困ってしまいました。

「あはは。里の人間を集めたかと思ったら、自分の自堕落さを見せ付ける為だったのか?」
 そう言いながら現れたのは、姫さまの宿命のライバル。モッコー大佐……ではなく、藤原妹紅でした。
 姫さまはその声に反応するやいなや、起き上がりこけしのようにスッと起き上がり。妹紅さんを睨み付けます。
「はん? なんであんたがここにいるのよ。あまりにもお金が無くてここで盗みでも働きにきたのかしら?」
 姫さまはすぐにいつもの調子に戻ると、憎まれ口をたたきつけます。正直ここで暴れてほしくないなと鈴仙は思いました。
「ふん。誰かが里の人間を大量に呼び寄せるもんだから、道案内が必要で借り出されただけだ。こんな昼間の人間が多い時にお前とやりあうつもりは無いさ」
 鈴仙はいたく感動しました。
 姫さまと夜な夜な殺し合いをしている仲であるから、妹紅さんもちょっとキレた人なんだろうと思い込みをしていたのですが、妹紅さんの方がはるかに大人だったのです。
「きぃーー……。用が無いならさっさとあっちいきなさいよ!」あいつの方から突っ掛かってきたくせに、と姫さまは悔しそうです。
「言われなくてもそうするさ」
 妹紅さんは片手を挙げ、身を翻して立ち去ろうとしたのですが……、何かに目を付けて立ち止まりました。
 その目線の先にあったのは……そう、売れ残った可哀想な本『東方月蝕録~冥府魔道の使徒ぴっちゃん~プロローグ』だったのです。
「ん? 大分、古い本だな」
 なんという事でしょう、誰の目にも入る事が無かった姫さまの自信作。それをはじめて目に留めたのは妹紅さんだったのです。
「へぇ、中々目が利くじゃない。これはわたしが月から持ってきた本よ」
 姫さまはふんぞり返っていいます。その表情に複雑な笑みが含まれていたのを鈴仙は見逃しませんでした。
 しかしよくもまあ平気でそんな嘘をひらめくものだと、鈴仙は苦笑しました。
「ふむ。これ、ちょっと読んでもいいか?」
「はん、誰があんたな……」
「どうぞ! 是非読んでください!」
 憎まれ口を叩こうとする姫さまを押さえつけて鈴仙は言い切りました。
 本当は誰かに読んでほしくてたまらない事は鈴仙がよく知っています。たとえそれが妹紅さんでも、一人の読者として姫さまの作品を読んでもらったほうが、姫さまが喜ぶと思ったからです。
「どれどれ……」
 ほうほう、なるほど、へぇー。立ち読みしながら妹紅さんは、うんうんと頷きます。
 その表情を盗み見ている姫さまの顔も、妹紅さんの動作ひとつひとつで青くなったり赤くなったりを繰り返します。
 そしてしばらくして、むむむ……と気むずかしげな声をあげたまま妹紅さんは本を広げ、薪を背負って本を読む像のように固まってしまいました。

「ふふん、あなたには理解できないかもしれないわね」
 姫さまは、ちょっとだけ残念そうに言いました。
 けれどもその言葉は妹紅さんまで届かなかったようで、無視されてしまいました。
「ちょっと何時まで読んでるのよ。ほら、やめさせなさい!」姫さまは鈴仙に命令をします。きっと自分で直接言うのは恥ずかしいからです。
「あ、はい。すみません、立ち読みはそのくらいにしてもらってもいいですか……?」
 しかし、鈴仙の言葉も妹紅さんに届かなかったのか無視されてしまったようです。
 そしてしばらくしていよいよもって困り果てた鈴仙が、強引に本を取り返そうかと思った頃、妹紅さんはその硬直していた表情を笑みに切り替えて言いました。
「……面白いっ」
「へ?」「は?」鈴仙と姫さまは、きょとんとしてしまいます。
「いや、面白い……。びっくりした、これが月で書かれた読み物なのか……」
「そ、そうよ」姫さまは裏返った声で返事をします。
「これ、続きは?」
「へ?」
「いや、続きはないのか? 表紙にはプロローグって書いてあるが……」
「え、いや、それはーあのー」鈴仙は何と言えばいいのかわからず、しどろもどろになってしまいます。
「今回見つかったのは、そのプロローグだけだったのよ。もしかしたら探せばあるかもしれないけど、今回はそれだけね」
「そうなのか……」妹紅さんはしゅんっと火の消えた火鉢のようになってしまいました。
 けれども落ち込んだ表情の妹紅さんがもう一度本に目線を落とすと、めらめらと燃え上がるような笑顔で言います。
「このグーヤってヒロイン。父を殺された復讐からモッコー大佐を追いかけるけれど、このヒロインの感情がすごい共感できる! ああ、面白い!」
 鈴仙は自分が褒められたわけではないけれど、ぱちくりぱちくりと目をしばたかせて、何だかうれしいような恥ずかしいような感覚になってしまいます。
 それを聞いた姫さまも、何だかおかしな表情をして完全に固まってしまいました。
「で、いくらだ?」
「え?」
「これ、売り物なんだろう? まだ読み終わってないからな、買って家でじっくり読むさ」
「あ、毎度ありです」
「ああ、あと。もし、続き見つかったら後で売ってくれないか?」
「ええ……もし見つかったら、お売りします。ね、いいですよね? 姫さま」
 鈴仙が問いかけても、姫さまは固まったまま微動だにしません。
「おう、頼んだぞ。じゃあな」
 鈴仙が取引を終えて妹紅さんを見送ってからもしばらく、姫さまは顔を真っ赤にして汗をだらだらと流したまま無言でぷるぷると震えていました。

 やがて人間たちも里に帰り、フリーマーケットも大盛況に終わりました。
 師匠も道具を整理できたうえに、珍しい小物が手に入ったと大満足のようです。
 もう一人、大満足だったのが……姫さまです。
「見た? 鈴仙。あの嬉しそうな顔。私が書いた作品だと知らないで……」
「ええ、見ました。わたしも妹紅さんのあんな笑顔、初めて見ました」
「クスクス、続きが見つかったらまた売ってくれだって。続編を書いてだまし続けて、最後の最後にネタばらしをしてやるわ! クスクスクス」
 うれしそうな表情をかくしきれず、姫様はいつまでもクスクスと笑っていました。
 鈴仙も姫さまのその笑顔も初めて見ましたよ。と言おうと思ったのですが、怒られて耳を蝶々結びにされそうな気がしたので、ぐっとこらえました。

 そんなわけで、誰もが幸せな気持ちいっぱいで永遠亭のフリーマーケットは終了したのです。











 その後、鈴仙は気づいてしまったのです。
 あの日記帳の最後のページ。鈴仙が書いた師匠への感謝状を破り捨てるのを忘れていた事に……。
 でも、恥ずかしくて姫さまには伝えられず、熟したトマトのようになって頭からシューシューと湯気をだすだけなのでした。
初めての投稿になります。ぬんぬんです。
さて、読んで下さった方はもうお分かりだと思いますが、タイトルにプロローグと付いていますがこの話で完結しています。
これから読むよ! って方も、実は超大作ではないので気楽に読んじゃって下さい。
児童文学的な語り口ですので、ちょっと読みにくい部分があるかもしれませんがご了承ください。

この作品は、どんな小説だって楽しいと思ってくれる人は必ずいるので、自信を無くしてしまった人も勇気をもって書き続けて欲しいという想いで書きました。

こんな残念なタイトルのお話を楽しいって思ってくださる方がいましたら、是非コメントの方よろしくお願いします。
それが私の勇気につながります!

それではまた次回作であいましょう。ありがとうございました!
ぬんぬん
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コメント



0.470簡易評価
4.70名前が無い程度の能力削除
面白かったけどさ、題名もタグも釣りすぎてちょっと……。
事前にネタと分かるようしといた方がいいかと。
6.90名前が無い程度の能力削除
裏切られたぁっ!
いつか誰かがやるとは思ってましたが……いやあ、やられました。
7.50名前が無い程度の能力削除
内容を読みもせずテキトウに点数をつけてる人が居ることがわかったのが一番面白かったです。
8.20名前が無い程度の能力削除
タイトルが釣りって発想も内容も結構好きだけど、タグまで釣りだと嘘になるから止めようね
タグはやっぱり後々検索かける時にも重要だし、一定の信頼性を置かれてる部分だから
あとこういう釣り題系は出オチのためにやるものだから、かぐやが小説を書くくだりを最初に持ってこないと誰もオチまで読んでくれないよ
目に付く題名はクリックさせる以外の効果はないから
9.60名前が無い程度の能力削除
ああ、なるほど。
読まずに点数入れてる人がどのくらいいるかっておまけつきね。作者さん、皮肉屋だな。
10.100名前が無い程度の能力削除
タイトルとタグに苦笑いしつつ開き、冒頭で違和感を感じつつそのまま読了。
内容にメッセージ性があり、単なる釣りで終わってないところがいいね。
11.50名前が無い程度の能力削除
上の感想で笑ったので、この作品は成功したと思います。
が、内容は目立ったところがなく、ありがちなので、次があれば別な作品を読みたいです。
12.80コチドリ削除
拝一刀が鼻汁を飛ばしそうなタイトルはともかくとして、
うん、可愛らしい。とてもチャーミングな物語でした。

黒歴史を発掘されてオタオタ&主思いの鈴仙。
唯我独尊&妹紅の前ではどうにも素直になれない姫さま。
設定だけを見た場合、どう考えてもアレな方向のお話に感動してしまうモコちゃん。
地の文の柔らかい言い回しと相まって、微笑を誘われる可愛らしさでした。

少し気になったのは、何故鈴仙は感謝の言葉を日記帳の最後のページに書いたのか、ということ。
気恥ずかしさや彼女の持つ奥ゆかしさがその理由なのかな? などと自分は解釈したのですが、
できれば作中で説明して頂ければ有難かったです。

初投稿お疲れ様でした。
今後も作者様が、喜び・苦労を含めて楽しい創作活動が為されんことを期待しております。
13.無評価コチドリ削除
あくまで俺がこの表現の方が一般的なんじゃないか、と思うレベル。参考程度に

>パチパチと目から花火を出し頭からはもうもうと湯気がでてしまいました →目から火花を
>「で、書いてみたらあまりにも恥ずかしくなって、そのまま文字通りお蔵行き……と」 →お蔵入り
>起き上がりこけしのようにスッと起き上がり →起き上がりこぼし
>道案内が必要で借り出されただけだ →駆り出された
14.100過剰削除
いつもの地雷臭いタイトルと思いきや意外な仕掛けに成る程と思いました。こういうのは面白いですね。
普通に続きが気になるところです。最後のページの使い方とか。

まだ始まったばかりなので100点は入れたくない所ですが、タイトルのせいで色々損してる気がするのでもっと評価されるべきという意味合いも込めて10点付け足します。
コメント欄でも楽しめるいい作品でした。
15.90名前が無い程度の能力削除
まったく期待しないで読み始めたんですが、予想外に読めてお得感が非常にありました。
雰囲気が好きなので期待しています。
16.90名前が無い程度の能力削除
「これ、続きは?」
「いや、続きはないのか? 表紙にはプロローグって書いてあるが……」
17.80名前が無い程度の能力削除
最後のページを読んだ妹紅を想像して、僕は今日もがんばれます
18.30名前が無い程度の能力削除
タグ詐欺は感心しないね。
19.100名前が正体不明である程度の能力削除
創想話にようこそ。

SA☆GI☆DE☆SU。
20.90久々削除
タグを見て、最初は作者自身の自己満足作品かとたかをくくってましたがわ見事に騙されました(笑)
児童文学のような、落語のような、掴み所のない雰囲気が、迷いの竹林に佇む永遠亭の雰囲気とマッチしていました。
なるほど、こういう作風もあるのか。
22.100名前が無い程度の能力削除
やってくれた喃!作者!
25.80名前が無い程度の能力削除
ちょっと釣りを狙いすぎかな と思いましたが
話はしっかりしてるし、のんびりにぎやかな感じが好きなのでこの点数で
次回も期待してます
26.90名前が無い程度の能力削除
詐欺だけれど、今までにやった人がいないから独創的!二度目はないぜ!☆
27.100名前が無い程度の能力削除
内容は面白かったし、タイトルもギミックの内
28.100名前が無い程度の能力削除
山場も落ちもしっかり用意されているし、テーマもあるのがいいね。
釣りがえげつないけど、期待をしっかり裏切る内容だったのでこの点数にしました。
次回も期待してます。
29.100がいすと削除
うーむ、これはお見事也。
ハッキリとやりたい事が見えすぎていてドン引かれる可能性を差し置いても価値ある一策!
34.100名前が無い程度の能力削除
とても良かったです
最後のページを読んだ後の妹紅がどんな反応するか楽しみです
35.100名前が無い程度の能力削除
なるほど、いい皮肉ですw
ただ普通に作品としても面白かったのは流石