「……へ?」
呆気にとられた様子で、美鈴が声をあげた。
「いえ『へ?』ではなく」
ふりふりと首を振るのは早番の門前担当だ。
「美鈴さん、今日は休みですよ。ほら」
未だクエスチョンマークを飛ばしている彼女に、当直の彼女はシフト表を見せた。
「今日は入ってないでしょう? 美鈴さんは明日の早番ですよ。というわけでさあさあ、明日のために本日は英気を養って下さい」
美鈴の肩を掴んで回れ右をさせ、背を押す。
そして有無を言わさず、彼女は正面扉を閉じた。
ふう、とため息をついて額を拭う。
「もう、人三倍くらい気を使ってるくせに、自分のこととなると気が回らないんだから」
メイド長と同じよね、と呟く。
「ま、それがいい所なんだけど……ぃよしっ!」
気合いを入れて、ガッツポーズ。
「今日も一日、がんばろー!」
自室に戻る途中、何人かのメイドに挨拶したときにも絶えなかった笑顔がふいと消える。
音もなく息をつき、ベッドに腰掛け、そして彼女は今度こそため息をついた。
全身から力が抜ける。くて、と身を倒した。
「……はー」
天井を見上げ、意味もなく声をあげる。
「そっかー……今日は休みだったかー……」
全然気付かなかった。しかし気付いたからには、休ませてもらおう。
時間でも止まったかのように、美鈴はそのまま宙を見つめていた。
ノックの音がした。
はっと我に返る。
あれからほどの時が経過したのだろうか。日も高いので夕方というわけでもなさそうだが。
「どうぞー」
思索を打ち切って身を起こし、外の誰かにそう声をかける。
「……入るわよ」
やや躊躇いがちに言って扉を開けたのは、
「咲夜さん」
思ってもみなかった人物の訪問に、美鈴は意外そうに目を丸くした。
いつもと違う表情をしているのは、美鈴だけではなかった。咲夜も同じく、奇妙な表情をしている。気遣わしげに、眉をひそめ。
「? どうかしました?」
「……大丈夫?」
「はえ?」
いきなりな彼女の発言に、美鈴は首を傾げる。
「何がです?」
「……私、この部屋をノックしたの、初めてなんだけど」
いつもなら、ノック以前に中から声がかけられる。誰何すらされることなく、招かれるのが常だった。
「それにあなた、朝食どころか昼食にすら顔を出さないし」
「え? もうそんな時間ですか」
驚いたように、しかし慌てた様子もなく美鈴が眉を上げる。
「そうよ。……もう、メイド達の間でもその話で持ちきりよ」
「……私って、そんなに食い意地張ってるように見えます?」
実際彼女と同じ卓につけば分かることだが、彼女は食が細い。この量でハードな外回りをこなしているというのが信じられないほどに、彼女は小食だった。
不思議に思って一度咲夜は美鈴に尋ねたところ、彼女曰く「霞食べてますから」。
真偽のほどはともかく……そもそも彼女が嘘をつくとは思っていないが……このことを知っている咲夜は、否と首を振った。
「いつも定時に、いつも同じ席で食事をしてる人が、二度もそこにいなければ嫌でも話の種になるわよ」
肩をすくめる。狭くはないが、広大でもない紅魔館。全員が顔見知りだ。
もっとも、話の種になる理由は、それだけでもないのだが。
「それで咲夜さんが様子を見に来てくれたんですか」
「まあ……そうね」
「それはご心配をおかけしました」
へこり、と頭を下げる。
「病気とか、そういうことじゃないのね?」
「病『気』になんてなりませんよ。少なくとも体調不良ってわけじゃありませんから」
笑って彼女は首を振る。
「そう。ならいいんだけど。……椅子、いい?」
「あ、はい。かまいませんけど。……こんなところで油売ってていいんですか? 仕事中でしょ?」
腰をかけつつ、咲夜は美鈴に少々非難がましい視線を向けた。
「……私も今日は、非番なの。お嬢様に、『咲夜は休ませないと休まないから』って言われてね」
「あ、そうなの?」
がらりと口調を変えて、彼女は言う。
「『そうなの?』じゃないわよ。あなたの進言でしょ」
「化粧でごまかせるのは顔色だけよ、咲夜」
悪びれもせず、美鈴は悪戯っぽく笑った。
一方の咲夜は、諦めたようにため息をつき、首を振った。
「いいけどね。少し過労気味だったのは確かだし。美鈴の目測が誤ってたとも思えないし」
「ま、ね。こういうのなら、外れてくれてもいいんだけどねぇ」
両手を頭の後ろに回して、あっけらかんと言う。
「それにしても、相変わらずの公私分別っぷりね」
「お気に召しませなんだか、侍女長殿?」
「止めて頂戴よ、気味の悪い」
「うわ、ひっど」
わざとらしく悲しげに、よよよと泣き崩れる。はいはい、と軽くあしらわれるが、別に気にした風もない。
案の定、けろりと立ち直り、
「で、咲夜、あんた今日どうするの? すっごい休むの下手そうだけど」
「悪かったわね。……とりあえず、お昼でもしない? 何がいい?」
「んー、そうね……っていいわよ。食堂行きましょ」
「いいから」
苦笑する。まあ、たまにはいいかもしれない。
「……じゃ、B定食で」
「わかった……お待たせ」
数瞬後。丸テーブルは食卓と化した。
再び苦笑。お待たせ、と言われて待たされたことなど、美鈴は一度たりとてなかった。
B定食美鈴スペシャルと、A定食が並ぶ。
ちなみに美鈴スペシャルというのは、通常の分量の三分の一という特別仕様である。お値段はそのままだ。
「では早速」
嬉しそうに手をすりあわせながら、彼女は着席した。
食べる量が少ないとはいえ、食欲がないわけではない。いただきまーす、と手を合わせる。
箸を手にしたところで、美鈴は咲夜がこちらを見ているのに気付いた。
正確には彼女の手元。自分と美鈴の食事、さらには自分と彼女の胸元を見比べているようだった。
彼女の三倍ほどの、自分の食量。そして自分の三倍ほどの、彼女の胸囲。微妙に目元に陰が落ちている。
その様に、美鈴は声もなく笑い、
「咲夜のそういうところ見ると、やっぱりあんたは人間なんだなぁって思うよ」
普段は妖怪のほうから数えたほうが近い感じなのにさー、と付け加え。
「……あなたのそういうところを見ると、やっぱり妖怪なんだと思うわね」
そういうところ、の所で彼女の昼食と胸元に目をやる。
皮肉にしては弱かったようだ。美鈴は意味ありげに笑うだけ。かっくりと、咲夜はうなだれた。
「まあ何にしても、人間が人間らしいのはいいことよ」
箸をすすめつつ美鈴が言う。
「妖怪が妖怪らしいのは?」
「ここで咲夜を食べるわけにもいかないでしょ」
「その場合、困るのはどっちかというとあなただと思うけど」
咲夜の指摘に彼女は、違いないと笑った。
「それに私、人間好みじゃないし」
「そうなの?」
首を傾げる。巫女は食べるようなことを言っていたような気がするが。
「あれはまあ脅しよ。……効くようなタマでもなかったけど。それに自分と同じ形したもの食べるのって抵抗あるし。なにより人間より、人間が作った料理のほうが美味しいし」
言って、目の前の食事にぱくつく。
「それに霊夢こそ、妖怪から数えたほうが近い人類よね」
例の隙間妖怪にそっくり、という彼女に、咲夜は眉をひそめた。
彼女らの共通点というと、物臭くらいしか思い当たらない。
「長く生きると、些細なことに快楽を見いだせたり、刹那的な快楽に身を委ねたりする傾向が出てくるのよね。……ほら、話に聞いた蓬莱人なんて、飽きることなく殺し合ってるって話じゃない」
これは後者の例。
紫は前者だろう。彼女の場合、それと合わせてやりたくないことはとことんやらないようだが。
「生き急いでるというか、急いで生きてるというか。霊夢のあの無関心っぷりというか、厭世っぷりは多分紫の前段階ね。そのうちお嬢様とアバンチュールしだすかもしれないわ」
めぎゃ。
妙な音が咲夜の手元からした。箸だったものがばらばらと床に落ちる。
「ま、まあそれはそれとして」
うかつ。
変なオーラを垂れ流しだした彼女から目を逸らしつつ、美鈴は嘘臭い咳払いをする。
「で、さ。咲夜結局、今日はどうすんの?」
話題転換もかねて、先ほどの問いをも一度投げかけた。
その言葉に、咲夜は顎に手を当て、少し俯く。
美鈴の「咲夜って休むの下手そう」という発言は、実は実に的を射ていた。何しろまともに休暇を取ったことがないのだ。
これが今まで無駄なく時間を使ってきたツケなのだろうか。
「私でよければ相手するけど」
思い悩む彼女に、美鈴はそう助け船を出した。
その言葉に、咲夜は顔を上げ、
「……そうね。なら一緒に時間を潰しましょ。だらだらと」
実にらしくない科白を言う彼女に、美鈴は笑って頷いた。
三人よれば姦しいと言うが、二人でも十分に話のネタは尽きないものだった。
労働者二人の会話となれば、真っ先に出てくるのは上司への愚痴であるが、この二人に限ってそんなものが出るはずもない。
「……そういえば」
はたと思い出したように咲夜が言った。
ん? と美鈴が目で先を促す。
「美鈴ってどうしてここで門番しているの?」
その問いかけに彼女は一瞬硬直し、ややあってあっはっは、と乾いた笑い声を上げた。
「……それを話すには、まず咲夜が昔何をしていたのか話してもらわないと」
その科白に咲夜は一瞬硬直し、ややあっておほほほほ、と変な笑い声を上げた。
「……そういう話なのね」
「そういう話なのよ」
頷きあい、
「やっぱりそういう話なのね」
「そういう話なのよ」
頷きあう。
沈黙。
しばらくして、美鈴はありもしない煙草を吸う真似をしつつ、
「……まあ、誰だって言いたくない過去の一つや二つはあるわよね」
「私でさえそうなんだから、お嬢様やパチュリー様なんかも色々あるんでしょうね」
同意するように、咲夜が頷く。
美鈴も同じく頷き、
「ま、言わぬが花って言葉もあるし……まあ、今いる理由としては、修行のためかなぁ。霞だけで生きてくためには、まだまだ修行が足りないわ」
「末は仙人世捨て人?」
いまいち想像しがたい。白髭を生やした彼女を思い浮かべ、吹き出す。
「失礼な想像してるでしょ」
「全然」
悪びれもせずに首を振る。ちょっと不満そうに咲夜を見るが、やはりあっさりと肩をすくめた。
「何にせよ、あと五百年くらいはかかりそうね。その時は目にも見なさい」
「気の長い話ね。さすがに私はこの世にいないと思うわ」
こういうことを聞くだに、彼女が妖怪だと思い知る。
「そうかな」
首を傾げる。
内心の呟きを見透かされたような気がして、咲夜はぎくりとした。
「近日中に、こっち側に来そうな気がするけどなぁ、咲夜は」
その気なし? とちらりと視線をやる。
「……どうかしら。あっちの世界から弾かれた時点で、人間に未練はないけど。でも私の一存でどうこうという話じゃないでしょ、それは」
微妙な口調で言った。
「まぁね」
美鈴は、短く答える。
静寂の帳が落ちた。
「……あ」
それを破ったのは、美鈴の唐突な呟き。
「どうしたの?」
「んーん、何でもない。あ、食器片付けてくるね」
どこか反論許さぬ彼女の口調に、咲夜は言葉を続けなかった。こくりと頷く。
「じゃ、そういうことで。ちょっと待っててねー」
言って立ち上がり、美鈴はキャスターに食器を乗せると、にこやかに退場していった。
手持ちぶさたになる。
咲夜は懐から本を一冊取り出した。
十ページほども読みすすめたところで、美鈴が帰ってきた。
「遅かったわね」
「んー」
曖昧に返事をしつつ、彼女は着席する。
歯切れの悪い美鈴に、眉をひそめた。
「……遅かったわね」
「んー」
「お・そ・か・っ・た・わ・ね?」
「……んー」
大迫力に、たじろぎ唸る。
ややあって観念したのか、彼女は頭を掻きつつ、
「霊夢と魔理沙が来るみたいだけど、今日は迎撃はいらないからって、当直に伝えてきたの」
「何ですって?」
美鈴の言葉に、咲夜は腰を浮かせかけた。
「あーぅ、そうなると思ったから言葉濁したのにー」
彼女の肩に両手を置いて、諫めるように美鈴が言う。
しかし、咲夜の反応も無理はなかった。霊夢が紅魔館を訪れる理由など、お茶しに来る以外にない。そして魔理沙を素通すとなると、彼女の目的は霊夢と同じということだ。
お茶を煎れるのは自分の仕事。筋金入りのワーカーホリックだ。
「今休暇中でしょ? なのに顔出しちゃ、逆に怒られるわよ」
う、と詰まる。返す言葉もない。
「まあ、お茶の心配ならいらないわよ。パチュリー様も図書館からお出になったみたいだし、司書の子がやるでしょ」
「彼女が?」
不思議そうに言葉を返す。
司書の小悪魔。本の管理に関しては文句ない働きをする彼女だが、どうも冷静に狂っている節がある。痩せても枯れてもやはりは悪魔か。
「そ。パチュリー様が余らせた薬草を、ハーブティーにするのが趣味なんだって。結構だったわよ。飲んでみる?」
「あるの?」
「分けてもらったのがいくらかね」
「……じゃ、頂こうかしら」
咲夜の返事に、美鈴が立ち上がった。
「では、少々お待ちあれ」
五ページほど読みすすめたところで、美鈴が隣の部屋から帰ってきた。
手にはトレイ。湯気を立てる二つのカップが乗せられている。
「……へぇ」
目の前に置かれる、薄紅色の液体を湛えたカップ。香気が鼻孔をくすぐる。
「悪くないわね」
「でしょ」
美鈴が自分のカップを手に取る。それを傾ける様は、どこか気品を感じさせた。
「絵になるわね」
その言葉に、彼女は照れたように笑った。
「誉めてもお茶しかでないわよ」
どうぞ、と美鈴のすすめるままに、咲夜はカップを手に取った。
数分後。
茶を啜る音に異音が混じる。
安らかな、寝息。
かくんと首をおり、背もたれに体を預けるのは、咲夜。
「疲れたときには寝るのが一番」
誰に言うでもなく嘯き、美鈴はカップを置いた。
別に薬を盛ったわけではない。単に催眠作用のあるお茶だったというだけのことだ。
外から察するのは難しく、言っても素直に認めないだろうが、彼女はやはり疲れていたのだろう。
「ここまで効くとは思わなかったけど」
正直美鈴はフラシーボ効果みたいなものだろうと思っていたのだが、そんななんちゃって効果でもなかったようだ。
席を立ち、咲夜に寄る。
伏せて置いてあった本を手に取る。
詩集だった。なんとなく、らしい。栞をはさんでテーブルに置く。
ベッドが整っているのを確認して、美鈴は彼女の両足と首に手をやり、抱き上げた。
軽い。
一喜一憂するほどのもんじゃないでしょうに。やっぱり人間なのよね。
心中で呟く。
咲夜をベッドに横たえると、美鈴は椅子に座り直した。
そして何をするでもなく、天井を見上げる……
「隙あり」
ぺしんと額を弾かれた。
はっと我に返る。
目の前には、咲夜。
「気を抜きすぎよ」
「気を抜いていたんだもの」
遊ぶように言葉を交わし、笑う。
「……悪かったわね」
表情を改め言う彼女に、美鈴は首を傾げた。
「何が?」
「休みなのに、気を使わせてしまって」
肩をすくめる。
「そう思うなら、普段からもう少し休んで頂戴よ」
「心配?」
「まあね」
会話が止まる。
片や嬉しそうに笑い。
片や満足そうに笑って。
「……いい休暇だったわ」
懐から懐中時計を取り出して、咲夜が言う。
「もうそんな時間?」
驚く美鈴に、彼女はそれの針盤を見せた。
日付が変わるまで、あと三十分。
「……じゃ、そろそろ行くわ」
時計を懐中に放る。
「まだ幾らかあるわよ?」
微妙な顔で言う彼女に、咲夜は首を振った。
「服も替えたいし。それに……」
和えかに微笑んで、美鈴を見る。
「『またあとでね、咲夜』って見送られるほうが、気分がいいじゃない」
「……え」
想定外な発言に、彼女はまじまじと咲夜の顔をのぞき込んだ。彼女はすぐにそっぽを向く。それでも、赤く染まった頬は隠せなかったが。
「……なるほど」
からかうでもなく、笑む。
「それは、気付かなかったかな」
「やっぱり、修行不足ね」
一瞬で……少なくとも美鈴の主観では……立ち直った咲夜が、からかうように笑った。
「そうみたいね。五百年後の私に期待してて」
「……完全無欠になられても味気ないわ」
世捨ての賢人よりも、抜けてる門番のほうがいい。
「贅沢ねー」
いいけどさ、と楽しそうに美鈴は両手を広げた。
そんな彼女に、咲夜はくすりと微笑み、
「さ……て。じゃ、仕事に戻るとするわ。……またね、美鈴」
少しばかりの髪を残して言う彼女に、美鈴は同じく微笑みかけた。
「ええ。後でね……咲夜」
そんな言葉で。
彼女は、友人の背を見送った。
「廊下は走るなって言ってるでしょ馬鹿門番ー!」
「容赦ないー!」
それとも「自立した女性の会話」でしょうか?
創想話を見に来ている者の中でもきっとすごい年寄りの部類に入るであろう私ですが、
こういった会話は未だできません。要修行なり。
そう言う意味で、彼女達はとても有意義で貴重な休暇を過ごせたのかも。
良いお話を有難うございました。
こういう美鈴には気を使う能力が凄く似合ってる気がします。
とにかくGJ!!
公私において精神的な上下関係が逆転するところが特にツボ。
二人の職場から離れた時の、お互いに対する信頼と友愛が溢れていて
凄く良い。本当に心の底から羨ましい。
<社会人からのワンポイントアドバイス>
『無礼講』という言葉を信じちゃダメ!
やさしいですねぇ
そしてそこにはやっぱり人間のメイド長もいるんでしょうね。
部下と上司の関係ながら、プライベートではお互い気を許せる親友…理想の職場ですねぇ(切実
…しかし小食の中国というのは想像できないです…偏見というのは恐ろしいものです。
B定食美鈴スペシャルの量についての記述が「三倍」と間違えておられるようです。
三分の一で値段同じだったら損にしかならないでしょうし。
直後に「三倍の量を食べる~」と出ているようですし。
お話自体は、まったりしてとても良いものであったと感じました。
私もこういった「雰囲気」を出せるよう精進したいものですねぇ。
>彼女の三倍ほどの、自分の食量。そして自分の三倍ほどの、彼女の胸囲。微妙に目元に陰が落ちている。
ここは咲夜からの視点です。故に
>その様に、美鈴は声もなく笑い、
と、続くわけです。
三分の一でお値段そのままは、もちろん損をしています。普通、同じ定食の量を半分にして注文しても、値段は変わりませんよね?
幻想郷はあまり上下関係がつがつしてないのが好きですね。
ごちそうさまです。
美鈴が小食と言うのも言われてみれば納得な訳で。
うーむ、美味美味。
「ごちそうさまでした」
のんびりとした空間に幸せ感じました。
美鈴は咲夜さん(通常)の3倍食べるのに、通常の分量の三分の一とはこれいかに。
通常の分量の3倍、が正しいのでは?
皮肉ということではないでしょうか
これは100点を付けざるを得ない
人外になる事に抵抗の無い雰囲気を見せる咲夜も魅力的だ
>彼女の三倍ほどの、自分の食量。そして自分の三倍ほどの、彼女の胸囲。
これは咲夜さん視点の話でしょ