「フランさんはどうして地下にいるんです?」
「え。。?どうしてってどうして?」
その日フランはいつも通り自室にいた。レミリアは神社にいってるので、すごく暇だった。一緒に行けばよかったなあ.....と若干後悔しながら部屋でアルバムをみていた。アルバムといっても過去の写真ーとかじゃなく、フランが一部の妖精メイドたちと協力して撮ったレミリアの隠し撮りの写真だった。「ああーこのお姉様可愛い...」そうニヤニヤしながら読んでいた時だ、「どうもー❗清く正しい射命丸でーす❗」と耳障りな声が聞こえてきた。フランはあわててアルバムを隠し振り向くと扉の近くに満面の笑みでこちらを見ている。烏天狗の文の姿があった。そして文が開口一番で発した言葉が「どうして地下にいるのか」だったのだ。
「何で急にそんなことを聞くの?焼き鳥にされたいの?」
「あややややや.....」
フランはご機嫌斜めだった.....
それからなんとかフランをなだめすかした文はフランからなんとか聞き出そうと交渉を続けていた。そしてついに.....
「わかりました。じゃあこのレミリアさんの寝顔写真をあげますから話してくれませんか?」
「.....もう❗仕方ないなあ❗」
フランはそういいながら素早く文の手から写真を取り上げ満面の笑みで文の方を向いた。この偉大な吸血鬼レミリアの妹様はちょろかった.....
「えーと...それで地下にいる理由でしょう?」
「はいっ」
文は楽しみだった。一般的に仲のいいと言われている吸血鬼姉妹がどんな関係なのかを暴けるチャンスだったからだ。実はこの吸血鬼姉妹、ほとんど表に出てこないので今までフランやレミリアのことを記事にしたものはいなかった。なので記事を独占できる❗と烏天狗は考えていたのだった。しかも何百年も地下に籠ってるということは何か壮大なことがあったに違いない!と文は思っていたのだが...果たして真実は...
「私が地下に籠る理由はね...」
文の喉がごくりとなった...
「お姉様が美しすぎるからよ!」
「.....は?」
文は思わずペンを取り落とした。フランはそんな文に気づかずうっとりとした表情で先を続けた。
「ほら幻想郷の常識としてお姉様は美しいでしょう?ほんの少し一緒にいるだけでもう倒れちゃいそうなくらい幸せなのよ!だからねずっと一緒にいたら私の理性がなくなっちゃうわ‼ということで理性を保つために地下に籠ったの。それに地下の方がいいのよ?誰もいないし音も声も聞こえないからお姉様を監禁する方法とかが大声で言えるのよ。ええ烏。私本気よ。そのうち絶対にお姉様を監禁して調教するわ‼そしてゆくゆくは夜伽の方にssを...」
そうしてフランは語っていたが、文は呆然と立ち尽くしているだけだった。しばらくして理性を取り戻した文は目の前にいるシスコン吸血鬼の目に光がないのを知り、一人演説しているフランをおいてそっと地下を出ていった。...
次の日。文は再び館を訪れていた。とはいえ今日はフランではなくレミリアに用があるのだ。メイドに案内されたさきで優雅にお茶を飲んでいたレミリアがいた。レミリアは文を見つけると手招きをした。文は招かれた通りにレミリアの向かい側に座った。一瞬で文の目の前に紅茶が現れる。そしてレミリアは紅茶を一口口に含むと
「それで?フランはどうして地下に籠ってるのかしら?」
と文にふってきた。そう実はレミリアは地下にいる理由を言わないフランが心配で文を派遣したのだ。その代わり理由がわかったら記事にしてもいいとの条件付きで。文は二つ返事で了解した。そして今日、結果を聞くことになってたのだった。文は苦悩した地下にいる理由は聞けたが内容が内容なだけに、実は文はフランのところに行く前にメイド長から「お嬢様は妹様より純粋無垢なのよ。だから気を付けなさい。」と注意を受けていたのだ。どうやらメイド長にはフランがなぜ地下にいるのか予想できてるみたいだった。そして予想通りだった。このまま聞いたことすべてをレミリアに話すのは...でも報告しなきゃ...文はしばらく迷ったあげく自分にとって最適な方法をとることにした。それは...
「.....フランさんはただ落ち着いた空間が好きなだけだそうですよ。」
逃げた。いや戦略的撤退だつまり嘘をつくことにしたのだ。その報告を聞いたレミリアは目をぱちくりさせると
「そんだけ?」と呟いた。
「.....はい.....別にレミリアさんのことを嫌ってるわけではないので安心していいですよ。逆に大好きみたいですから。」文はじみに目をそらしてそういった。レミリアは大好きという言葉に嬉しそうに反応していたので気づかなかった。
「そう?それならよかったわ‼フラン私もあなたのこと大好きよ!」とレミリアは嬉しそうに跳び跳ねている。文はその光景を少し眺めたあと、メイド長の同情に満ちた目を向けられながらそっと退散したのだった.....
「え。。?どうしてってどうして?」
その日フランはいつも通り自室にいた。レミリアは神社にいってるので、すごく暇だった。一緒に行けばよかったなあ.....と若干後悔しながら部屋でアルバムをみていた。アルバムといっても過去の写真ーとかじゃなく、フランが一部の妖精メイドたちと協力して撮ったレミリアの隠し撮りの写真だった。「ああーこのお姉様可愛い...」そうニヤニヤしながら読んでいた時だ、「どうもー❗清く正しい射命丸でーす❗」と耳障りな声が聞こえてきた。フランはあわててアルバムを隠し振り向くと扉の近くに満面の笑みでこちらを見ている。烏天狗の文の姿があった。そして文が開口一番で発した言葉が「どうして地下にいるのか」だったのだ。
「何で急にそんなことを聞くの?焼き鳥にされたいの?」
「あややややや.....」
フランはご機嫌斜めだった.....
それからなんとかフランをなだめすかした文はフランからなんとか聞き出そうと交渉を続けていた。そしてついに.....
「わかりました。じゃあこのレミリアさんの寝顔写真をあげますから話してくれませんか?」
「.....もう❗仕方ないなあ❗」
フランはそういいながら素早く文の手から写真を取り上げ満面の笑みで文の方を向いた。この偉大な吸血鬼レミリアの妹様はちょろかった.....
「えーと...それで地下にいる理由でしょう?」
「はいっ」
文は楽しみだった。一般的に仲のいいと言われている吸血鬼姉妹がどんな関係なのかを暴けるチャンスだったからだ。実はこの吸血鬼姉妹、ほとんど表に出てこないので今までフランやレミリアのことを記事にしたものはいなかった。なので記事を独占できる❗と烏天狗は考えていたのだった。しかも何百年も地下に籠ってるということは何か壮大なことがあったに違いない!と文は思っていたのだが...果たして真実は...
「私が地下に籠る理由はね...」
文の喉がごくりとなった...
「お姉様が美しすぎるからよ!」
「.....は?」
文は思わずペンを取り落とした。フランはそんな文に気づかずうっとりとした表情で先を続けた。
「ほら幻想郷の常識としてお姉様は美しいでしょう?ほんの少し一緒にいるだけでもう倒れちゃいそうなくらい幸せなのよ!だからねずっと一緒にいたら私の理性がなくなっちゃうわ‼ということで理性を保つために地下に籠ったの。それに地下の方がいいのよ?誰もいないし音も声も聞こえないからお姉様を監禁する方法とかが大声で言えるのよ。ええ烏。私本気よ。そのうち絶対にお姉様を監禁して調教するわ‼そしてゆくゆくは夜伽の方にssを...」
そうしてフランは語っていたが、文は呆然と立ち尽くしているだけだった。しばらくして理性を取り戻した文は目の前にいるシスコン吸血鬼の目に光がないのを知り、一人演説しているフランをおいてそっと地下を出ていった。...
次の日。文は再び館を訪れていた。とはいえ今日はフランではなくレミリアに用があるのだ。メイドに案内されたさきで優雅にお茶を飲んでいたレミリアがいた。レミリアは文を見つけると手招きをした。文は招かれた通りにレミリアの向かい側に座った。一瞬で文の目の前に紅茶が現れる。そしてレミリアは紅茶を一口口に含むと
「それで?フランはどうして地下に籠ってるのかしら?」
と文にふってきた。そう実はレミリアは地下にいる理由を言わないフランが心配で文を派遣したのだ。その代わり理由がわかったら記事にしてもいいとの条件付きで。文は二つ返事で了解した。そして今日、結果を聞くことになってたのだった。文は苦悩した地下にいる理由は聞けたが内容が内容なだけに、実は文はフランのところに行く前にメイド長から「お嬢様は妹様より純粋無垢なのよ。だから気を付けなさい。」と注意を受けていたのだ。どうやらメイド長にはフランがなぜ地下にいるのか予想できてるみたいだった。そして予想通りだった。このまま聞いたことすべてをレミリアに話すのは...でも報告しなきゃ...文はしばらく迷ったあげく自分にとって最適な方法をとることにした。それは...
「.....フランさんはただ落ち着いた空間が好きなだけだそうですよ。」
逃げた。いや戦略的撤退だつまり嘘をつくことにしたのだ。その報告を聞いたレミリアは目をぱちくりさせると
「そんだけ?」と呟いた。
「.....はい.....別にレミリアさんのことを嫌ってるわけではないので安心していいですよ。逆に大好きみたいですから。」文はじみに目をそらしてそういった。レミリアは大好きという言葉に嬉しそうに反応していたので気づかなかった。
「そう?それならよかったわ‼フラン私もあなたのこと大好きよ!」とレミリアは嬉しそうに跳び跳ねている。文はその光景を少し眺めたあと、メイド長の同情に満ちた目を向けられながらそっと退散したのだった.....
うちのフランちゃんはお姉様のことになるとしょっちゅう暴走しますので
レミリアと文に対するテンションの落差もいいですね
勢いのある良いフランドールでした