ちりん。
鈴の音に少女は振り向く。見れば猫が歩いていた。見目麗しい毛並みと恰幅のいい体つき、それ以上にのっしのしと道の真ん中を歩く姿に、少女はずいぶんと神経の図太い猫がいるもんだと呟いた。しかしふかふかとした体はさわり心地がよさそうで、少女はたまたま猫が嫌いでも猫アレルギーでもなかったので近寄っていった。猫は少女に気づくと逃げるわけでもなく、少女を向いてのそのそと地べたに座り込んだ。
少女は猫を撫でる、滑るような感触の毛並みがもたらす柔らかなぬくもりが心地いい。少女は時間を忘れて猫との逢瀬に浸る。いくら撫でても猫は逃げないどころか、お腹を見せるようにごろんと寝転んでしまう。まるで犬みたいと思いながら、少女はなお一層ふわふわなお腹の毛の感触を楽しんでいた。
「楽しそうね、メリー」
「ひゃっ!」
不意に背後からの声に少女は驚いて声を上げる。猫に負けず劣らず艶やかな金の髪をなびかせて少女が振り返ると、赤いネクタイが目を惹く少女が作り笑いを顔にはりつけて立っていた。メリーはおずおずと少女に語りかける。
「お、おはよう」
「おはよう。さて、今は何時でしょう」
作り笑いを浮かべたまま少女は訪ねる。メリーは焦りを隠すように笑顔を作って答える。
「たぶん、十時くらいじゃないかしら?」
「ええ、私たちの待ち合わせ時間は十時だったわ。でも今はそれから三十四分八秒過ぎてるのよ」
作り笑いの仮面がぼろぼろとはがれていき、声に力が入る。それを見て観念したメリーは頭を下げて謝る。
「あの、そのう……ごめんなさい、蓮子」
「わかればよろしい。ところでその猫は何? ずいぶん馴れ馴れしいわね」
「うん、なんだかすごく人懐こいのよ。ほら、撫でても逃げない」
蓮子が興味津々といった風に猫を見、その猫をメリーが撫でる。まるで二人が飼っているペットのようだが、この猫はれっきとした通りすがりの猫である。メリーは猫を撫でながら蓮子に釈明をし始めた。
「つまり、メリーは私より猫を選んだわけね」
「あら、やきもち?」
不機嫌を露にする蓮子にメリーは嬉しそうに聞く。蓮子はそんなんじゃないと反論するがメリーはすっかりスイッチがはいってしまったようで、にやにやと笑顔を浮かべながら視線を送り続ける。それに堪えかね、蓮子は話題を変えようとする。
「それより、今日は二人でサークル活動でしょ? 猫に構ってる場合じゃないわよ」
「サークル活動なんて言ってもどうせ適当に歩き回って、疲れたら近くのカフェでお茶するだけじゃない」
ことごとく当たっているので蓮子は反論出来ない。
だが彼女にも意地があった。猫には負けられないというささやかな矜持が。そこでやっぱりやきもちをやいていた事を自覚した蓮子は、やっぱり反論できなかった。
「うう、それでもいいじゃない。メリーも楽しいでしょ?」
「まぁね。よし、それじゃあ行きましょ蓮子。さよなら猫さん」
「あ、待って」
散々メリーを急かしていた蓮子が今度は逆に引き止める。ポケットをもぞもぞと漁り、出てきたものを自慢げに見せる。
「サークル活動にお菓子を持ってくるなんて」
「いいじゃない、女の子に甘い物は必需品でしょう? ほら、おいで」
取り出した袋からビスケットを一枚取り出して猫に近づける。猫は鼻を近づけふんふんと吟味し、今までとうって変わって俊敏な動きでビスケットにかじりついた。蓮子はそれを見て思わずにやける。
ところで猫や犬用のビスケットはあるが、そういうものは塩分や糖分、脂質が抑えられており、実際には人間が食べるものをあげるのはよろしくない。でも女の子だもの、猫に少しくらい甘くなってもいいじゃない。それに未来だから市販のビスケットもなんだか健康志向なんじゃないかな。
「うーん、確かにこれはかわいい」
「素直に最初からそうすればよかったのに。とにかくこれでおあいこね」
「そういう事にしてあげるわ。じゃあ今日も秘封倶楽部のサークル活動開始よ!」
「はいはい」
むしゃむしゃとビスケットを食べ続ける猫を残して二人は歩き出す。猫は口の周りに食べかすをつけながら、その背中をじっと見つめていた。
夕暮れ、二人の少女の影が伸びる。今日のサークル活動で得られた情報は、裏路地にパン屋が出来たという事だけだった。
「特に事件はなかったわね、クリームあんぱんは美味しかったけど。あの組み合わせはありそうでなかったわ」
「そうね、クリームあんぱんは美味しかったけど。中におもちが入ってるのは実によかったわ」
少女が二人、夕暮れ時にスイーツを語る。どこにでもある、あるのか、あるとよい風景。ただほんの少しいつもの二人の光景とは違っていた。
「ところで、あれについても話したいんだけど」
「奇遇ね、私もそう思っていたところよ」
蓮子が自分たちから伸びた影を指差す。傾いた夕日に照らされ影が二つ、それがいつもの光景。しかし、指差した先にはもう一つ、小さな影が伸びていた。おまけにゆらゆらと影の先が動いている。実に奇妙だ。
「いつからか判る?」
「確かあのパン屋を出た時にはもういたわね」
「……私のせいかな、どう思うメリー」
「さぁ?」
二つの影についてくる奇妙な影、その正体を確認するために二人が振り返ると辺りに音が響いた。
ちりん。
「で、どうするのよ」
蓮子の部屋があるアパート、その前に薄暗い闇の中佇む二人の少女と一匹の猫。どうしたものかと二人が困っていても、猫は気にせずじっと見つめるだけ。
「……ねぇ、蓮子」
「ダメよ」
間髪いれずに否定する。メリーは眉を吊り上げて遺憾の意を示す。猫は気にせず電灯に集まる虫を目で追っている。
「まだ何も言ってないじゃない」
「言わなくてもわかるわ」
「何よ、少しの間飼ってあげようって思っただけなのに」
「やっぱり」
蓮子の予想通り、メリーはこの猫を飼おうと言い出した。しかし蓮子は不敵に笑って諭すように話し始める。猫は気にせず地べたに横になる。
「いくら懐いてるからっていきなり飼うわけにはいかないわ、エサとかトイレとか、大変なのよ」
「私が手伝うわよ、そして私も蓮子の部屋に」
「それに! 首輪がついてるじゃない、今頃飼い主が心配してるはずだわ」
「だから飼い主を探す間だけ面倒を見てあげましょうよ、それで私も蓮子の」
「第一! 私の住んでる安アパートはペット禁止なの」
「この子あんまり鳴かないからちょっとの間くらい大丈夫よ、というわけで私も」
「とにかく!」
一際大きな声で告げる。猫はそれに反応し、蓮子の方を見つめた。
「ウチじゃ猫は飼えないわ。今日はこれで解散、じゃあね」
「ちょっと、待ってよ蓮子」
返事もせずに蓮子はアパートの中へ。彼女の背中を見つめ、メリーは少しの後悔と寂しさを感じた。だが、それよりも別の感情がメリーの中で大きく渦巻いていた。猫は気にせずあくびを一つ。
「蓮子の、分からず屋!」
メリーの住むマンションもペットが許可されているわけではない。しかし放ってなど置けないと、メリーは猫を抱きかかえてこっそりと部屋に戻ってきた。思ったよりも重くて、帽子がなければ隠すのは容易ではなかっただろう。帽子は偉大である。
「さて、待ってなさい。今ミルクをあげるから」
猫はおそらく二人の後を一日中ついてきた。さぞかしお腹も空いているだろうと思ったメリーは、冷蔵庫から出したミルクを手ごろな食器に入れて猫の前に置いた。メリーはじっと見守る。猫はしばらくそれを眺めた後、せっせと舐め始めた。それを見てメリーも楽しそうに笑う。
最後の一滴を舐め取る頃には猫の顎は真っ白になっていた。もともと毛が長いせいもあるのだろうが、やっぱりどこか抜けているなとメリーは思う。なんとなくそれが誰かに似てる気がした。
時計を見ると、結構な時間になっている。猫の後になってしまったが、メリーは自分の食事の用意を始めた。深めの皿にパンと合成玉ねぎや合成ベーコンを並べる。作り置きしていたクリームソースをたっぷりとかけ、最後に合成チーズを負けじと目一杯乗せてレンジへ。手馴れた手つきでオーブンのスイッチを押すと、低い音とともに中の皿が回る。簡単なものだが、合成食品フルコースよりは遥かに食欲をそそる。
次に、余った合成玉ねぎに蓮子への思いをぶつける。気づけば頬が湿っていた。
「蓮子の分からず屋……」
合成玉ねぎでもやっぱり涙は出る、そう再確認して油を引いた鍋に涙の原因を放り込む。真っ白なそれがだんだんと透き通っていく様は、メリーに小さな安らぎをあたえる。これくらい透き通っていれば大丈夫なのだろうけど、普段はどうやっても奥は見えない。だんだんと焦げつきそうになるそれに水を加える。今はここなのだろうとメリーは思った。
熱くなった鍋は水で冷え、しばらくするとまたぐらぐらと温かい湯気を上げる。火を止め、コンソメの素と塩をいれて味を見る。
「しょっぱいわね」
少し塩を入れすぎたのかも知れない。しかしそれを悔やんでも、直すにはもっと多くの水と時間を使わなければならない。メリーは仕方なく、琥珀色のスープを器に盛った。
最後に皿に盛られた緑と赤の合成野菜にドレッシングをかける。ただの野菜たちが爽やかな色合いのサラダに変わる。ほんの少し手を加えるだけで、何でもない素材が素晴らしい料理という物になる。メリーはそれが好きで、それを教えてくれた蓮子が好きだ。
「それなのに……蓮子ったら本当に」
ピピッとレンジが電子音を上げた。出そうになった愚痴をそっと抑え、メリーはレンジから出来たてのグラタンを取り出してサラダとスープの横に並べた。チーズの焦げた香ばしい匂いを吸い込んで、ふぅと息を吐き出す。
「うん、美味しそうにできた事だし」
いただきますと呟いて熱々のグラタンを冷まして頬張る。心もお腹も満たしてくれる、思わず次の一口が欲しくなる、食べ応えのあるいい出来だ。お次はサラダ、シャキシャキの合成野菜の食感とほのかな塩味は飾り気こそないがそれだけに安心感がある。なんとなく蓮子みたいだと変な感想を抱くが、メリーはすぐにそれを振り払ってスープに口をつける。やっぱり少ししょっぱい。
「やっぱり、ちょっとしょっぱいわね」
唐突に猫がメリーの背中に顔をこすり付けた。すっかり猫の存在を忘れていたメリーは少し驚くが、すぐに笑顔に戻って小さな頭を撫でる。どうやら自分も食べたい、と言っているようなのでグラタンをふぅふぅと冷まして一口くれてやる。美味しそうに食べる姿に、なんとはなしに笑みがこぼれる。
「うん、美味しいでしょ? 蓮子も好きなのよ、それ」
猫は返事もせずにむしゃむしゃとグラタンを食べる。メリーもそれ以上は何も言わずに、夕食を味わった。
ごちそうさま、と呟いて食器を片付ける。結局スープは飲みきれなかったので明日、味を直そうとメリーは思った。そう、今は少しやる気にはなれない。時間を置いて直したほうが良い事もある。
猫はその後も何度かグラタンをせびり、それに答えてメリーもいくらか食べさせてあげた。メリーは、やっぱり一人よりも誰かが側にいる方が安心できると感じていた。
「そうだ、何か呼び名をつけてあげなきゃ。首輪には何も書いてなかったし、そうね」
手を拭き、目を輝かせてあれやこれやと考える。日本らしくタマはどうか、それとも毛色に合わせた名前がいいだろうか、なんて考えながら猫を探す。目に入ったのは、何かを吐き出した跡。メリーは慌てて部屋の中を見渡す。
猫は隅の方で背中を丸めて苦しそうにげほげほと食事を戻していた。慌てて駆け寄る、でもメリーにはどうすればいいか見当がつかない。
「やだ、どうしよう。病気、それとも今あげたご飯……」
げほっ、と大きな音を上げてまた吐き出す。もしかしたら死んでしまうかもしれない、そんな事が彼女の頭をよぎった。
「何とか、何とかしなきゃ……」
心境とは裏腹に、メリーの頭脳は働かない。何とかしたくても、何もできない、思いつかない。
助けたい。
助けよう。
助けなきゃ。
助けないと。
……助けて。
「蓮子……!」
気がつけば携帯電話を握り締めていた。いつも自分を引っ張って、困った時に助けてくれる。メリーがすがれるのは、彼女だけだった。
「猫なら飼えn」
「助けて蓮子! 猫が大変なの!」
「えっ、うあ、な、何!?」
突然の電話、おまけに息せき切ってまくし立てているメリーに思わず蓮子も慌てる。
「猫がすっごく苦しそうで、何か吐いちゃってて、とにかく大変なの!」
「あっ、わ、判ったわ! とりあえず獣医さんに診せるべきよ!」
「でも、そんなの場所わからない……」
「大丈夫!」
一際大きな声で告げる。
「私に任せて、とにかくその子を連れて今日の待ち合わせ場所まで来て。いいわね?」
「う、うん!」
電話越しでも、なんて安心できるのだろう。電話越しでも、なんで温もりを感じるのだろう。メリーは猫を抱いて駆け出していた。
「急性、タマネギ中毒……?」
獣医から告げられた言葉を繰り返す。隣で聞いていた蓮子は思わず頭を抱えた。
「あんたね……猫や犬にタマネギあげちゃいけないのは常識よ。知らなかったの?」
「だ、だって、動物なんて飼ったことなかったもの……」
メリーは眉を吊り上げて反論するが、蓮子にはまったく効果が無い。今回の事でとんでもない弱点を曝け出してしまったのだから。
獣医が言うには少量だったので安静にしてれば問題は無いとのこと。それを聞いて二人の顔はわっと明るくなる。
「本当によかった……ありがとうございます。それと、ありがとう蓮子」
「どういたしまして。あ、そう言えば先生、実は」
蓮子は猫について話す。猫の飼い主探しに役立てばと思ってのことだが、獣医の返答は飼い主を知っている、という予想以上の返答だった。その言葉に二人の、特にメリーの顔色が変わる。
ややあって、二人は獣医に礼とお詫びを告げて帰り道を歩いていた。すっかりしょげてしまったメリーに蓮子は声をかける。
「まぁ、その、元気だしなよ」
「元気よ、この子も無事だったし」
「その声じゃ説得力がないわよ」
指摘の通りメリーの声には力が無かった。無理して元気に振舞おうという様子もない。
「別に飼い主さんのところに戻ったら会えなくなるってわけじゃないでしょう」
「判ってるわよ」
メリーは腕の中で眠る猫を見て呟く。確かに、蓮子の言っている事は間違ってない。けど、そうじゃないとメリーは心の中で呟く。
「ねぇ、蓮子」
メリーは立ち止まって呟く。ここは猫と出会った場所。
「猫なんて拾わなければよかったのかな」
「そうすれば、この子も苦しい思いをしなかったし、蓮子と喧嘩なんて……」
泣き出しそうな震える声でメリーが囁く。蓮子は返答に困るが、しばらくして口を開く。
「それは、貴方次第ね」
メリーの肩に手を置き、顔をじっと見つめる。まっすぐこちらを見つめる蓮子はなんとなく、腕の中で自分を見つめる子と似ていなくも無いとメリーは思う。
「出会いの喜びと別れの辛さ、どちらが大きいか。貴方の好きな相対性精神学みたいなものなんじゃない」
メリーは答えない。まだ天秤のどちらが大きいかわかりかねているのだろう。出会いが少し前なら、別れも少し先、どちらもとてつもなく重いものではないがそれでも簡単に片方だと結論を出す事はできなかった。
蓮子は続ける。
「誰かとの出会いは最終的には別れがあるわ。どんな形であれ、私と貴方もね。どう、メリーは私と出逢わなければよかったと思う?」
メリーは首を振った。
「そういう事よ。猫ちゃん、貴方もそう思わない?」
猫は何も言わない。二人の顔を交互に見て、静かに目を閉じる。その小さな頭を撫でて蓮子はもう一度質問する。
「この子を拾って、私たちも些細な事があったわ。路地裏のクリームあんぱんのパン屋さんとか、その、小さな喧嘩とか、タマネギとか。それを踏まえて、メリーは猫なんて拾わなければよかったと思う?」
「そんな事、ないわよ」
メリーの頬に涙が一筋。今度は合成玉ねぎのせいではない。
「猫にタマネギはダメだってわかった、この子の飼い主もわかった。それに、蓮子はやっぱり大事だってわかったから」
「あ、そ、そう……うん」
思わず赤面する蓮子にメリーは満面の笑みを向ける。猫は気にせず眠りに着こうとしている。
蓮子は静かに名前を呼ぶ。
「ねぇ、メリー」
メリーは静かに名前を読ぶ。
「何、蓮子」
「私、夕飯まだだったのよ」
「うん」
「夕飯……一緒に食べない? その、私の部屋で」
「じゃあ、美味しいオニオンスープを作ってあげる」
「懲りてないわね」
「あら、今度は失敗しないわ」
蓮子は笑いながら名前を読んだ。
「メリーったら」
メリーは笑いながら名前を呼んだ。
「蓮子だって」
二人の顔が近づく。その腕の中で、猫は気にせず眠っていた。
ちりん。
飼い主の家は昨日見つけた路地裏のパン屋、その一つ先の路地にあった。飼い主はとても優しそうな人で、メリーの失敗談を聞いても無事だったから気に病むことはないと逆に心配されたほどだった。猫は主人の下に戻っても、変わらずのんびりとした所作で二人を見つめるだけであった。
「ねぇ蓮子、私思うのよ」
メリーはゆっくりと話し始めた。蓮子はうんと返事をして耳を傾ける。
「あの猫、なんだか蓮子に似てないかしら」
「うん……うん? ちょっと待ってメリー、どの辺が?」
蓮子は聞き返すがメリーは笑うだけで答えない。
「ふふ、そっくり」
「ふふ、じゃなくて答えてよ! 私があんなのんびり屋に見えるの? メリーの方が似てるじゃない!」
「うふふ」
「うふふじゃなくって! メリー!」
メリーは思う。やっぱり蓮子とあの猫はそっくりだと。
綺麗な黒い毛並みとか、
人の話を聞かないところとか、
一緒にいると安心するところとか、
じっと何かを見つめる時の透き通った瞳とか、
突然出会って私の日常に入り込んでしまったところとか、
それと、
私が大好きになったところとか。
氏の猫の話が、大好きだー
気持ちは分かりますよ!どっちが猫かといえばメリーに決まってる!
ネコってのはつまり(自主規制
本編の猫話ももちろん面白かったですw
ともあれメリーは常識がないほど可愛いのは確かなのですね