Coolier - 新生・東方創想話

レミリア・スカーレットを殺す方法

2020/09/24 17:36:30
最終更新
サイズ
2.3KB
ページ数
1
閲覧数
1789
評価数
6/8
POINT
660
Rate
15.22

分類タグ

「私はやっぱりお嬢様を殺すなら銀のナイフかと。」
「しょっぱなからなにいってんだおまえ‼」



ある日の昼下がり。紅魔館のメンバーたちはレミリアの自室に集まっていた。
咲夜がレミリアにメンバーを集めてほしい。と頼みレミリアがそれを了承したからだった。
普段自分の意見を言わない咲夜からの頼みということはなにか重大なことがあるのか
レミリアはそう思っていたが...

『お嬢様を殺す方法‼』

メイド長がホワイトボードに書いた大きな文字にレミリアは絶句する。
そりゃあそうだろう。主人である自分に忠実に仕えるべきはずの従者が主人の殺害方法を考えようとしているのだから。
しかも本人の目の前で...!
しかしそれよりもレミリアが驚いたのは、
「いやあ毒殺じゃないですかね?」
「拷問だよ拷問!」
「ロイヤルフレアで一発...」
「咲夜さんに賛成です。」
愛しい妹、大事な親友、その他の残りのものたちがみんな賛同していることだった。
自分はこんなにも人望がなかったのかとしゅんとするレミリアを気にせずみんなは話を進める。
「咲夜さんナイフはだめですよ!心臓に届くまで時間がかかりすぎます❗」
「でも美鈴。毒だってきっと吸血鬼であるお嬢様にはきかないわよ?」
「じゃあ福寿草とか...?たっぷり飲ませれば...」
「ああ‼それもありかもね。」
うなずくとメイド長はホワイトボードに『福寿草』と書き込む。


「ロイヤルフレアはだめですよパチュリー様。お嬢様はきっと避けてしまいます。」
「じゃあその前に拘束したら?」
「それいいですね‼」
「でしょ?咲夜ー方法追加ー!」
「はーい‼」
『ロイヤルフレア』
「待ってよ‼そこは拷問でしょ?そして疲れきったお姉様を私が優しく...」
「しかし拷問道具なんてありましたっけ?」
「河童につくってもらえばいいよ‼」
「そうですね‼では妹様の提案を...」
『拷問』
「それからね...」


話し合いはまだ続いていたがレミリアは逃げ出そうとじりじりと扉に向かい後退する。
幸い誰にも気づかれずに脱出に成功した。
廊下に座り込みしくしくと泣き出すレミリア。
それは当然のこと。大人びてはいるが忘れてはいけない。まだ彼女は子供なのだ。
大好きな家族に殺されそうになったら子供は泣き出すだろう。レミリアも例外ではなかった。

レミリアはその後泣きながら館を飛び出し神社に向かった。
霊夢は話を聞くと優しくレミリアを抱き締めてあやした。
そして迎えに来たメイド長を怒りを込めて夢想封印で吹っ飛ばそうとしたがレミリアが泣きつかれて眠っていたので起こさないようにと自重したという。
今回の騒動の理由を聞いた霊夢は呆れながら次やったらマジ殺す的なことをいってレミリアをわたした。
館に戻るとレミリアはパチュリーに記憶を消されたため今回のことは覚えていなかったそう。
レミリアが泣きながら出ていったあと...
「成功しましたね。」
「お嬢様の泣き顔マジ天使!」
「ちょっとやりすぎではないですか皆さん...」
「レミィの顔可愛かったわぁ...」
「お姉様マジ天使マジ天使マジ天使マジ天使...」
「はぁ...お嬢様大丈夫ですかね。」
今回のこれは『お嬢様のかわいい顔を見よう大作戦-泣き顔編-』という館メンバー総動員の仕組まれた騒動だったが小悪魔は少し罪悪感を持ちながら夕焼け空を見上げたのだった。


こんにちは。大事な中間テストまであと三日。
でも課題が疲れたのでそそわに手を出したねこふらんです。
今回はただただ
レミリア可愛いやったーな話です。
ねこふらん
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.70簡易評価
1.100ふにゃん削除
泣いてるレミリア可愛いです。
2.90奇声を発する程度の能力削除
歪んだ愛ですね
3.100終身削除
夢じゃなかったよ… 相変わらず霊夢が多分唯一の常識人の保護者枠で良かったです 理由が優しい?くて少し安心しました レミリアは相当苦労してそうですね…カリスマも楽じゃない
4.100こしょ削除
かわいそうはかわいい ですか⁉️
でもレミリアは死ななそう
5.100レミィ好き削除
泣き顔か....かわいいだろうなぁ
7.100最終鬼畜妹削除
レミリアに同情…