フランドールお嬢様は、確かにそれをお召し上がりになっていた。
赤色で涼しげで、美味しそうに頬張っていた。
私はこの目で間違いなく、その光景を見ていた。私は気にせず、清掃業務へ戻ることにした。
◆
「フランドール!」
紅魔館のリビングで。私は掃除をしながら今日の献立を考え、フランドールお嬢様は絨毯に寝転がり、厚紙にクレヨンで絵を描いていた。
廊下から聞こえた声は明らかな怒気を孕んでいて、その主はやはり強く怒っているようだった。間もなくリビングに姿を現したのは、フランドールお嬢様の姉であるレミリアお嬢様だった。
従者の、紅美鈴だったか。赤い髪で長身の女性を半歩後ろに侍らせていた。
「フラン! 私のトマトゼリーを食べたでしょ!」
レミリアお嬢様は、妹の姿を確認すると、開口一番にそう告げた。姉が姿を現した時でさえ、全く無視してお絵描きをしていたフランドールお嬢様だったが、理不尽に対する沸点が低いのか。寝転がったままだが、その言葉へはすぐに不快感を露わに返答した。
「なにそれ。食べてないけど。何の話?」
「私は食べてないし、パチェもそうだわ。美鈴はずっと一緒に居て、メイド妖精はそうやって率先して主人の私物を奪ったりしない。貴女しか居ないのよ。正確には貴女と……そこの、メイド人間」
メイド人間とは私のことだが、まさかお鉢が回ってくるとも思っていなかった。しかし今日の私は今初めてレミリアお嬢様を見たのだから、相手から見ればその逆で、私にアリバイはないのだ。
「咲夜はずっと私の近くに居たのよ。私も咲夜も、トマトゼリーなんて食べてない。大体、私トマト苦手だから」
咲夜というのも私のことだが、日頃の行いが良かったのか、疑いはすぐに晴らされた。とはいえ、証人が容疑者なのだから共犯だと言われれば潔白も何もないのだけれど。
私は美鈴を見た。その時に偶然相手も私を見ていて、はっきりと目が合った。気まずそうな顔をしている。申し訳ないといった風だ。畏まる理由も思いつかなかったが、軽い会釈をした。場にそぐわない動きだったかもしれない。
目を伏せて、頭を下げて。それを上げると美鈴は苦笑いをしていた。そのままレミリアお嬢様に話しかけた。
「まあ……お嬢様。私の管理不行き届きだったので」
「美鈴は悪くないわよ。絶対にフランが食べたんだから」
まだ疑われていることにいよいよ短気も限界で、フランドールお嬢様はついに立ち上がった。
「は? 食べてないって言ってるでしょ! ふざけたこと言わないで!」
空間がミシミシと軋み、歪んだ悲鳴を上げているようだった。この姉妹が強い力を持った吸血鬼で――その力が、目に見えずとも今、ぶつかっている。
「咲夜、だっけ? あの子は食べてないんでしょ。じゃあやっぱり貴女じゃないの」
「咲夜でもないし私でもないの! トマト嫌いってさっき言ったじゃん、食べるわけないでしょ! あんな酸っぱくてキモチワルぅイ。変な味の野菜、大嫌い!」
「そのトマトゼリーは違うの。とっても甘くて……べたべたするくらい甘いんだけど、でもフルーティでさっぱりしていて、ミルクもシロップも入れない紅茶に合うの」
「だったらなおさら知らないわ! そんなトマト、聞いたこともない。トマトゼリーも食べたことないし。そんなトマトなら、これからずっとサラダに乗せてほしいくらい。……気分悪いから部屋に帰る」
フランドールお嬢様は何も認めないまま、厚紙とクレヨンを握ってリビングの出入口に向かった。
「フラン!」
レミリアお嬢様の静止も聞かず、出入口まで来たところでようやく振り返る。
「ぜっ……っったいに食べてないんだからね!」
と、言い残して、リビングを後にした。
フランドールお嬢様の力はしばしば暴発して、その暴発があまりに危険なので、普段は地下の自室に居る。力が暴発するのは概ね機嫌が悪い時なので、怒り心頭ながらも周囲への気遣いは出来る、頭のいい子だと私は思う。
ドカドカと大きめの足音は憤慨の表れ。それが遠ざかり、消えて、リビングはしんと静まり返った。
頭を抱えたり顎を支えたりと、熟慮しているようだったレミリアお嬢様は、睨むようにして私を見る。そして言った。
「貴女、今日はずっとフランに付いてたって聞いたけど」
「はい。フランドールお嬢様の言う通りに。目を離した時間もありましたが、今日の業務はフランドールお嬢様を見守ることでもありましたので」
「率直に聞くけど、フランはトマトゼリーを食べていたわね?」
フランドールお嬢様に比べると、レミリアお嬢様は姉らしく、多少はお淑やかに見える。口調も畏まっているほどではないにしても、いつだって丁寧だ。もう齢が五百歳近いというのも頷ける。……いや、あまり頷けない。それだけ長い間を共にして、まだこうもぶつかるのか。
その率直な質問に、考えて答えるというのも不自然だっただろう。だから私は心に浮かんだことを素直に言った。
「申し訳ないですが、存じ上げておりません」
嘘だった。今日はフランドールお嬢様と一緒に居て、更に先ほど私の潔白を訴えてくれたからその御礼に、というわけではない。ただ、ここで今、私が少し前に見たことを話したところで、事態は何も変わらないだろう。いや、余計に面倒なことに、平行線が鈍角になるだろうと思ったからだった。
私の答えにレミリアお嬢様は複雑な顔をした。満足している様子ではなかった。
「……咲夜?」
「はい。そのように名乗っております」
「後で私の部屋に来なさい。仕事の途中?」
「はい」
「美鈴に変わってもらって。美鈴、いい?」
レミリアお嬢様も、私も美鈴の顔を見た。正直、『後で』というのならば粗方の業務を終わらせてからお願いしたかった。中途半端に人へ投げてしまうのは申し訳ない。
しかし美鈴は不服そうな表情を一切見せずに、微笑みのままでそれを承諾した。
「じゃあ寝室で待ってるわ」
レミリアお嬢様のような美少女に。私が男ならば心躍らせる言葉だ。
……少し相手が幼すぎる?
「咲夜さん、それでは清掃はお任せください」
「ありがとうございます。大丈夫ですか?」
「平気ですよ、慣れっこです」
美鈴の笑顔からは、過去の苦労が全て透けて見えるようだった。
◆
豪奢な扉にノックを四回。入りなさいと中から聞こえて、私は扉を開ける。
「ソファに」
「恐れいります」
レミリアお嬢様が顎で示すソファは、一人用の寝室に置くものとしては少々大きすぎるサイズのそれだ。
一家。父と母と、その子が……後三人は乗れる。大きくて質もいいソファだ。生地の肌触りは良く、それでいて張りがある。クッションも充分に柔らかいが、包み込むほどではない。座り、そして立つという動作を限りなくスムーズに行えるくらいの弾力を持った、本当にいいソファだ。インテリア評論家でもないのに、思わずその出来栄えに唸ってしまいたくなる。
第一部屋も広く、天蓋付きのベッドは私が知るキングサイズよりも一回り大きく見えた。私が座るソファから、向い合ってレミリアお嬢様が座るベッドまで、平気で十歩は数えることが出来る距離だった。
「……最近入ってきたメイドだったかしら? 優秀みたいね」
「勿体ないお言葉です」
ちなみに、私がここ紅魔館でメイドを始めて既に一年は経過している。吸血鬼にとって、最近の尺度は長い。
今日分かったことは、一年務めたくらいでは、いまいち名前も覚えてもらえないようだ、ということだった。
「美鈴以外に世話役が一人欲しかったから、助かってるわ。ところで貴女にも覚えがあると思うけど、私、貴女のことあまり知らないのよ」
「まだ短い付き合いですので」
「私にしたらね。人間の一年は長いでしょう……まあ、つまり私は貴女が何者なのかもあんまり知らないわけよね。どんなメイドを雇うかは美鈴に一任してたから。あの子が選んだ人物なんだから有能なのは驚かないけど。ともかく私は貴女を知らないし、貴女が、この世界をどれくらい知っているのかも、知らないわけよ」
レミリアお嬢様は暗に――私がこの、『幻想郷』で生まれ育った人間ではないのではないか。そう言っていた。
私が無言のままに相槌を返すと、レミリアお嬢様は話を続けた。
「鬼っていうのは、まあ、知ってそうよね。知ってる前提で話すけど。人をさらって食べるだとか。炒った豆が苦手だとか。嘘が嫌いな正直者で他人の嘘を見抜くとか。色々と言い伝えがあるの。それでね。ここ幻想郷って、そこに住んでる妖怪たちって、鬼に限った話じゃないんだけど……そういう言い伝えとか、種族としての形式とか格式みたいなのを、すっごく重視しているの。存在の因果が、それそのものに依存している、由来している。そこまで言い切ってもいいくらいにね」
レミリアお嬢様は真っ直ぐ私を見る。
「私って、吸血鬼じゃない? ――『鬼』なのよ」
背筋が凍りつくような、恐ろしい瞳だった。
まだ十歳にも満たないようにしか見えない少女に、脅された。笑いそうになるが、その笑いも刺し殺されるような雰囲気だった。
「……存じ上げております。浅はかだったようです。申し訳ないと思います」
私は嘘を見抜くし、その嘘が大嫌いだと。レミリアお嬢様は直接言葉にせずそう言った。非常に雅で奥ゆかしい。もはや富豪の令嬢というよりは、大国の姫君ともなりえる風格に思えた。
「……ですが、あの場で私が答えを出していたとしても、状況は変わらないように思えたので」
「まあ、そうね」
フランドールお嬢様が食べていた赤色の涼しげなおやつは、きっとトマトゼリーなのだろう。
私は見た。確かに食べていた。そしてレミリアお嬢様は嘘を見破る上に、吸血鬼という種族はそもそも嘘が嫌いなのだという。
「確かに……フランは、本当に『自分はトマトゼリーを食べていない』と言っていたもの」
存じ上げている。『鬼』という存在が嘘を嫌い、嘘を見抜き、そしてそれは『吸血鬼』にも共通することなら、私も知っていた。
フランドールお嬢様は『食べていない』と主張していた。しかし事実、フランドールお嬢様は、レミリアお嬢様が言う『トマトゼリー』を食べていた。食べたのが私ではなく、本当にメイド妖精たちが主人の私物をどうこうしないのが確定しているのなら、状況的にもフランドールお嬢様しかありえない。
だから、実際にトマトゼリーを食べていたフランドールお嬢様が――吸血鬼でありながら――ああやってレミリアお嬢様の言葉に反発していた事自体、そもそも不自然なのだ。
尤も。
「レミリアお嬢様、失礼でなければ。この『不自然』が発生した理由なのですが、私は既に察しております」
自然、挑むような口ぶりになってしまった。幸いにもレミリアお嬢様はその態度を不服とせず、むしろ少しばかり目を丸くしていた。
「理由って?」
「確信へ至るためには、美鈴さんのお力が必要です」
「パチェー? 私の寝室に美鈴出して」
パチェ。すっかり忘れていた。パチュリー・ノーレッジ。紅魔館に居座るもう一人の住人。
身体の弱い魔法使いと聞いている。引きこもりっぷりは他の追随を許さず、実際、勤務歴一年の私もその顔を拝見したことがまだない。レミリアお嬢様の親友とだけしか聞いていない。
名無しの使い魔を数人使役しており、その中でも小悪魔というモノと顔を合わせる程度だ。
……齢数百歳の見た目少女なのだろうか。
そう、考えている間に、美鈴が召喚されていた。私とレミリアお嬢様の間に。血だらけの手でホウキとちり取りを持っていて、私の目線の高さでははっきりとしなかったが、ちり取りの中には陶器の皿だったようなものが入っていた。
「……美鈴」
「…………久々の家事で握力の調整が効かなくて」
武道の達人とは聞いていたが、やはり人外は人外のようだ。
「まあいいわ。咲夜が貴女に聞きたいことがあると」
「私にですか?」
パチュリー……様? に、こうやっていきなり口寄せされるのは何度も見に覚えがあるのだろう。状況を把握するような時間はなかったはずだが、動揺は微塵も見せず、美鈴はただ不思議そうな目を向けてくる。
一礼をして、問いかけた。
「美鈴様。件の『トマトゼリー』を購入したお店の名前は?」
「ああ……『果菜恵宝』という店です」
「ありがとうございました。もう大丈夫です」
「パチェー? 美鈴もういいわ」
「えっ? あ、は――」
消えた。
少し可哀想にも思えたが、まあ、手早く割れた食器をどうにかして、手の治療に移ってもらいたい。
「……それで、何が分かったの?」
レミリアお嬢様の催促に応じて、私は話し始める。
「ええ。まず、この問題に――『トマトゼリー』などというスイーツは存在しない、ということが分かりました。それが第一にして、最大の間違いです」
その私の指摘に、レミリアお嬢様は首を傾げながら、明らかな訝しみを抱いているようだった。
しかしそこに疑問を挟んでこないのは、やはり本人の器量の大きさが由来のようだ。
「先ほど美鈴様がおっしゃった『果菜恵宝』というお店は、ケーキやゼリーのような洋菓子を取り扱うお店ではありません。果物だけではなく、野菜もふんだんに用いた和菓子を専門とする店舗なのです。
私は確かに、フランドールお嬢様が、赤いゼリー状のものを召し上がっているところを見かけました。しかし、赤色がトマトのものだったとしても、それが『ゼリー』であったと断言は出来ません。けれど、それを購入した店舗が『果菜恵宝』であるならば話は別です。
それはトマトゼリーではなく、恐らく――『トマトの水ようかん』だったものだと思われます」
首を傾げ続けていたレミリアお嬢様だったが、ついに言葉が口から漏れた。
「みずようかん……?」
ご存じないらしい。きっとこれまでに幾度となく『水ようかん』を食べてきたであろう口で、初めましてのご挨拶だった。
恐らくこれまでに食べてきた水ようかんは、全てゼリーという認識だったのだろう。そして美鈴は、気を遣ってそれを指摘しなかったのかもしれない。
レミリアお嬢様がそうなのだから、フランドールお嬢様が水ようかんなる食べ物を知っているわけがない。そう断言しても問題はなさそうだった。
「ゼリーは食材をマッシュして、ゼラチンで固めます。多くの場合、例えば果物のゼリーならば中には固形の果肉が寄せられます。甘みはもちろんありますが、ここで重視されるのは果実本来の味なのです。対して水ようかんは、小豆という豆を主に、食材がほぼ完全に液状となるまで裏ごしされたものを、寒天という食材で凝固させます。また、果菜恵宝の水ようかんは、舌触りを楽しんでもらうために、固形状態の食材を中に入れることはなかったと記憶しています。それと、水ようかんはベースとなる食材の味を活かしこそしますが、ゼリーと比べれば明らかに大量の『甘味』が加えられるのです。
ミルクやシロップを入れない紅茶に合う――と、レミリアお嬢様はおっしゃっていました。確かに水ようかんと合わせる主なお茶は『緑茶』と呼ばれ、紅茶に比べると渋みや苦味が強い飲料です。ロイヤルミルクティーよりも、無糖無乳の紅茶に合うのは間違いないでしょう。それほどに水ようかんは甘いのです。美味しいですよね。
また口にした感触も違います。ゼリーはぷるぷると揺れますが、水ようかんはそこまでの柔らかさはありません。喉越しはどちらもつるりとしますが、水ようかんは多少、もったりと口にまとわりつくと思います」
レミリアは頭を抱えたまま、ぼそぼそと言葉を紡いだ。
「確かに……思えばたまにぷるぷる感のないゼリーがあった……そしてそれはとても甘いのよね……」
ところで水ようかんも豆料理だとは思う――まあ、大豆ではなくて小豆で、炒り豆じゃなくて煮豆だから平気なのだろうか。それともプラシーボ的なものなのだろうか。知らなければそれでいい、という。
「ゼリーと水ようかんはこんなにも違うのです。フランドールお嬢様は、『赤色で何やらやたらと甘いお菓子』こそ食べましたが、それと『トマトゼリー』が結びつかなかったのです。……そもそもトマトゼリーじゃありませんからね。だから、お菓子は確かに食べたのに、『トマトゼリーは食べていない』という『嘘』を口にする――という、不自然さが発生してしまった……と、私は推測致します」
言葉こそ推測と言ったが、まあ、これで間違いないだろう。
レミリアお嬢様は頭の中でこの情報を反芻しているのか、目を瞑って数秒黙り込んだ後。
「フランに謝らなきゃね」
と、言った。やはり立派な人物だと思う。
「いや、でも勝手に食べたのは事実だから別に謝る必要もないわね?」
存外小物かもしれない。
「以上が事の顛末ということで、嘘を吐いてしまったことは反省致します。それでは、業務に戻らせていただきたく存じます」
ソファから立ち上がり、恭しく礼をする。扉のほうを向いて、歩き出した時に制止を受けた。
「ああ、ちょっと待って。もう一つ、全く関係がない点で確認したいことがあるんだけど」
その言葉を受けて、私はレミリアお嬢様を見る。
レミリアお嬢様の笑顔は、もう一度、私の背筋を凍りつかせるのに充分だった。
「イエス・ノーで答えてくれて構わないんだけどね。咲夜、貴女は紅魔館に勤めている――ちょっと刃物の扱いが上手な、ただのメイドさん」
背筋のついでに笑顔も凍りつかせる。
「そうよね?」
妙な色気を出して、レミリアお嬢様と一対一で会話をする機会まで作ってしまったこと。それを少々後悔しながら、はっきりと答えた。
「はい、そうです」
◆
元々生計を立てるためにやっていたことであり、衣食住にありつける環境があれば何だってよかった。
一年働いて、居心地も悪くはなかったわけだから、そこまで後悔する必要はないにしても、この選択は、これまで関わった誰かに不義理を押し付けてしまうことには変わりない。それが、少しだけ嫌だった。
しかしここで一年も働くことになってしまったのは、私の実力不足に所以するのだ。元々潮時だったのだろう。
命あっての物種だから、仕方がない。
仕方がない。
今日で、妖怪ハンターは廃業だ。
フランが嘘をついた理由が、特にフランでなくても成立するんで、納得感が薄いかな
あと最初と最後でテーマが切断されてるような
咲夜の食材に関する知識とかがオチに全然関わってなくて、なんか散漫な印象だった
え、つまりトマト水ようかんには・・・え、何が仕込んであったんだ!?
「している」は「知っている」の誤字でした。
誤解を招き申し訳ないです。修正させていただきました。
もう少しお話を広げても悪いことはないと思う。
オチが唐突な印象を受けるのは、伏線張りが不十分だったからかも。
そして咲夜さんハンター卒業おめでとう!
嘘を嘘にしない瀟洒な少女はこの娘だけですね
落ちが急転直下で唐突に思えましたが、再度頭から読み直してみると納得。
お美事でした。