「リボンよし!制服の襟よし!うんっ今日も完璧!」
朝の光がさしこむ屋敷の中大きめの姿見の前にたつ少女が一人。
少しカールしたふんわりしている艶やかな蒼髪、宝石のように紅い瞳、陶器のように白い肌。
彼女を一目見たものは皆惹かれてしまうほど可愛らしい少女だ。彼女の名前はレミリア・スカーレット世界的な大富豪スカーレット家の跡取り娘だ。ハーフなので髪色も目の色もすべて本物だ。そんな彼女は『幻想撫子女学院』という有名なお嬢様学校に通っている。現在高校二年生。
「さぁー今日も学校頑張るわよ~‼」
私は一度ぐーんっと背伸びすると部屋を出てロビーに向かう。ロビーにはすでに妹と護衛兼メイドの咲夜が待っていた。私は急いで二人に駆け寄る。
「もうっお姉様遅いよー!」
「ごめんねフラン。」
やっと到着すると早速妹のフランが頬を膨らませて抗議してくる。私はそんな可愛らしい妹に笑みをこぼしながら謝る。毎朝の光景だ。
「そういえばお姉様今日の帰りって一緒に帰る?」
「ん....今日は部活があるから先に帰ってくれる?」
「おっけーわかった~‼」
他愛もない話をしながら私たちは通学路を歩く。しばらく歩くと桜に囲まれた立派な門が見えてきた。ここが私たち姉妹の通う幻想撫子女学院だ。
「じゃあねお姉様!」
「えぇ今日も一日頑張りましょうね‼」
門をくぐると妹と別れる。妹は中等部に通っており校舎が高等部とは別なのだ。
妹と別れた私はは高等部の昇降口をくぐり上靴をはくと教室を目指す。階段を上がり『2ーA』と書かれた札がかかっている教室の扉をあける。
「おはよー!」
元気よく挨拶をするといつも通り明るい挨拶が帰ってくる。私は自分の席につき鞄から教科書などを取りだし朝の準備を進める。しばらくして作業し終えた私は友達の集まっている机に向かう。
「何々?なんの話をしてるのよ?」
「おうレミリアおはよう!」
「あらレミリアおはよう。」
「おはようございますレミリアさん。」
友達が振り返り挨拶を返される。雑誌を開いている魔理沙、そんな魔理沙をのぞきこむ霊夢、その二人のそばで控えめにちょこんと座っているさとり。みんな中等部からの私の親友だ。
「おはよ。それでなに話してたの?」
「それは大したことじゃないんだが...ほらアイドルのゆかりんいるだろ?今朝のニュースで見たんだけどよ不倫問題起こして休職だとよ。」
「へぇ....」
「全くね道ならぬ恋なんてしないべきよ。」
「お前は冷めてるよな霊夢。」
「まあまあ霊夢さんらしいじゃないですか。」
「ふふっ」
いつも通り駄弁る。この時間が好きだったりするのだ。
「そういえばレミリアあんたまた告白されたそうじゃない。これでなんかいめよ?」
「おっそういえばそうだな。おまえ二日に一回は告白されてんじゃね?」
「あららそんなことないわよ。」
「それ自慢ですか?」
「えぇー違うわよー」
「くっそこいつ❗何でおまえは容姿端麗で成績優秀なんだよ‼」
「そ....そんなの知らないわよ。」
「で?告白の返答はどうしたの?」
「そんなの勿論断ったわよ。だって知らない人だしタイプじゃなかったわ。」
「おまえなぁ....」
「何よ?」
そんな感じで私たちは授業が始まるまでのんびりと駄弁っているのだった。
....私そんなにモテるのね。無自覚だったわ。
「ふぅ....カフェって落ち着くわねやっぱり」
学校と部活が終わったあと私は一軒のカフェに来ていた。
ここは私のお気に入りのカフェだ。
カフェオレを飲みながら鞄からスマホを取りだしLINEを開く。
魔理沙と霊夢から朝の告白に関してのメールが来てたので適当に返す。
そのままフランとLINEを繋げる。
『今キャットにいるんだけど帰りになんかほしいものあるー?』
『またそこにいるの?ほんとに好きだねー(*‘ω‘ *)』
『別にいいでしょ。それでなんかあるの?』
『うーん...あっ紅茶とチョコレート買ってきてくれる?』
『別にいいけどメイドに入れてもらえば?紅茶』
『ん....たまにはコンビニのも飲みたくて...いいでしょ?』
『まぁ別にいいけど....あとでお金返してね。』
『おっけーんじゃ待ってるねー(*‘ω‘ *)』
『りょーかい( ゚Д゚)ゞ』
フランとのLINEを終えた私はカフェオレを飲み干すとお金を払ってカフェを出る。
鞄にスマホを戻したときふと手紙が入っていたので開いてみると、
『今日の六時に猫又公園に来てください。』
とかかれていた。
「あーうんこれあれだわ。またか。」
私は思わずげんなりする。しかし放るわけにもいかず仕方なく公園に向かった。
「あーあ疲れた....」
あれから公園につくと案の定男の子からの告白だった。見覚えがあるので多分学校交流会であった子だろう。
もちろん断りましたとも‼
それからコンビニでフランからのお使いを済ませると屋敷に帰る。
お風呂には入り夕食を食べた私は部屋の天涯つきベッドにダイブする。この天涯つきベッドは母の趣味だ。ほんとにメルヘンなお母様だわ。しばらくバタバタと足を動かしたあとまたLINEを開く。さっきのことは霊夢たちに報告してあり返信が来ていた。
『おまえまたかよ。』
『さすが学校1の美少女ね。』
「別に美少女じゃないと思うけど....」
私は首をかしげながら返信を打つ。
「うーんもう寝よう....」
私は欠伸をすると布団に潜り込む。あれからしばらくLINEをしたあとレポートを済ませ気づけば夜も11時をまわっていた。
そして私は眠りについたのだった。
「あっお金を返してもらうの忘れた....でも眠いからまたあしたぁ....」
朝の光がさしこむ屋敷の中大きめの姿見の前にたつ少女が一人。
少しカールしたふんわりしている艶やかな蒼髪、宝石のように紅い瞳、陶器のように白い肌。
彼女を一目見たものは皆惹かれてしまうほど可愛らしい少女だ。彼女の名前はレミリア・スカーレット世界的な大富豪スカーレット家の跡取り娘だ。ハーフなので髪色も目の色もすべて本物だ。そんな彼女は『幻想撫子女学院』という有名なお嬢様学校に通っている。現在高校二年生。
「さぁー今日も学校頑張るわよ~‼」
私は一度ぐーんっと背伸びすると部屋を出てロビーに向かう。ロビーにはすでに妹と護衛兼メイドの咲夜が待っていた。私は急いで二人に駆け寄る。
「もうっお姉様遅いよー!」
「ごめんねフラン。」
やっと到着すると早速妹のフランが頬を膨らませて抗議してくる。私はそんな可愛らしい妹に笑みをこぼしながら謝る。毎朝の光景だ。
「そういえばお姉様今日の帰りって一緒に帰る?」
「ん....今日は部活があるから先に帰ってくれる?」
「おっけーわかった~‼」
他愛もない話をしながら私たちは通学路を歩く。しばらく歩くと桜に囲まれた立派な門が見えてきた。ここが私たち姉妹の通う幻想撫子女学院だ。
「じゃあねお姉様!」
「えぇ今日も一日頑張りましょうね‼」
門をくぐると妹と別れる。妹は中等部に通っており校舎が高等部とは別なのだ。
妹と別れた私はは高等部の昇降口をくぐり上靴をはくと教室を目指す。階段を上がり『2ーA』と書かれた札がかかっている教室の扉をあける。
「おはよー!」
元気よく挨拶をするといつも通り明るい挨拶が帰ってくる。私は自分の席につき鞄から教科書などを取りだし朝の準備を進める。しばらくして作業し終えた私は友達の集まっている机に向かう。
「何々?なんの話をしてるのよ?」
「おうレミリアおはよう!」
「あらレミリアおはよう。」
「おはようございますレミリアさん。」
友達が振り返り挨拶を返される。雑誌を開いている魔理沙、そんな魔理沙をのぞきこむ霊夢、その二人のそばで控えめにちょこんと座っているさとり。みんな中等部からの私の親友だ。
「おはよ。それでなに話してたの?」
「それは大したことじゃないんだが...ほらアイドルのゆかりんいるだろ?今朝のニュースで見たんだけどよ不倫問題起こして休職だとよ。」
「へぇ....」
「全くね道ならぬ恋なんてしないべきよ。」
「お前は冷めてるよな霊夢。」
「まあまあ霊夢さんらしいじゃないですか。」
「ふふっ」
いつも通り駄弁る。この時間が好きだったりするのだ。
「そういえばレミリアあんたまた告白されたそうじゃない。これでなんかいめよ?」
「おっそういえばそうだな。おまえ二日に一回は告白されてんじゃね?」
「あららそんなことないわよ。」
「それ自慢ですか?」
「えぇー違うわよー」
「くっそこいつ❗何でおまえは容姿端麗で成績優秀なんだよ‼」
「そ....そんなの知らないわよ。」
「で?告白の返答はどうしたの?」
「そんなの勿論断ったわよ。だって知らない人だしタイプじゃなかったわ。」
「おまえなぁ....」
「何よ?」
そんな感じで私たちは授業が始まるまでのんびりと駄弁っているのだった。
....私そんなにモテるのね。無自覚だったわ。
「ふぅ....カフェって落ち着くわねやっぱり」
学校と部活が終わったあと私は一軒のカフェに来ていた。
ここは私のお気に入りのカフェだ。
カフェオレを飲みながら鞄からスマホを取りだしLINEを開く。
魔理沙と霊夢から朝の告白に関してのメールが来てたので適当に返す。
そのままフランとLINEを繋げる。
『今キャットにいるんだけど帰りになんかほしいものあるー?』
『またそこにいるの?ほんとに好きだねー(*‘ω‘ *)』
『別にいいでしょ。それでなんかあるの?』
『うーん...あっ紅茶とチョコレート買ってきてくれる?』
『別にいいけどメイドに入れてもらえば?紅茶』
『ん....たまにはコンビニのも飲みたくて...いいでしょ?』
『まぁ別にいいけど....あとでお金返してね。』
『おっけーんじゃ待ってるねー(*‘ω‘ *)』
『りょーかい( ゚Д゚)ゞ』
フランとのLINEを終えた私はカフェオレを飲み干すとお金を払ってカフェを出る。
鞄にスマホを戻したときふと手紙が入っていたので開いてみると、
『今日の六時に猫又公園に来てください。』
とかかれていた。
「あーうんこれあれだわ。またか。」
私は思わずげんなりする。しかし放るわけにもいかず仕方なく公園に向かった。
「あーあ疲れた....」
あれから公園につくと案の定男の子からの告白だった。見覚えがあるので多分学校交流会であった子だろう。
もちろん断りましたとも‼
それからコンビニでフランからのお使いを済ませると屋敷に帰る。
お風呂には入り夕食を食べた私は部屋の天涯つきベッドにダイブする。この天涯つきベッドは母の趣味だ。ほんとにメルヘンなお母様だわ。しばらくバタバタと足を動かしたあとまたLINEを開く。さっきのことは霊夢たちに報告してあり返信が来ていた。
『おまえまたかよ。』
『さすが学校1の美少女ね。』
「別に美少女じゃないと思うけど....」
私は首をかしげながら返信を打つ。
「うーんもう寝よう....」
私は欠伸をすると布団に潜り込む。あれからしばらくLINEをしたあとレポートを済ませ気づけば夜も11時をまわっていた。
そして私は眠りについたのだった。
「あっお金を返してもらうの忘れた....でも眠いからまたあしたぁ....」