※下ネタ
「たまの金曜日、を略すと、たま金になると思うのよ」
「幽香さん……」
私はため息をついた。
ちょうど注文したさくらんぼパフェが運ばれてきたところで、持ってきたウエイトレスさんが幽香さんの言葉を聞きつけてブッと吹き出してすっ転んでいた。
無理もない。最近では新しいMMDモデルも配布されて、あまりの完成度の高さからドS(セクシー)と呼ばれている幽香さんだ。その美しい唇から出た言葉がたま金である。ドリフみたいなコケ芸をするよりほかあるまい。
パフェが無事だったので幽香さん的にはもーまんたいだった。
喫茶店の窓際の席に座っていると、日が差し込んで、ちょっとまぶしい。
虫は別に日の光を好みも嫌いもしない。幽香さんは花の妖怪なので、太陽の光があたると上機嫌になる。幽香さんが上機嫌だと、私もうれしい。いろんな意味でひやひやするけど。
私はアイスコーヒーに口をつけて、上目遣いで幽香さんの顔を盗み見た。うれしそうにパフェをぱくついている。さくらんぼパフェは当たりだったようだ。
突然のお誘いだった。なんでも、「私みたいなのが一人でパフェを食べに行くなんて、恥ずかしいでしょ。付き合いなさい」とのことだった。別にいいと思うけど。
そのままずるずる、パフェの残りが少なくなって、アイスコーヒーが氷だけになるくらいまで、ずっと黙って幽香さんを見ていた。幽香さんが私を見た。
「何よ、リグルきゅん。食べたいの? これ」
「いえ、そういうわけでは」
「遠慮しなくていいわよ。おごったげるから。誘ったとき、そう言ったでしょう。どんときなさい」
「あの、人里では、ひまわりの種で支払いはできないんですよ」
「……!!!」
「親の敵に出会ったみたいな顔しましたね今」
幽香さんは挙動不審になって、服の上から自分の体をぽんぽん叩いたり、あちこちポケットをまさぐったりしたが、やがて落ち着いた。
「問題ないわ」
「暴力行為はだめですからね」
「……エスパー!」
「違います」
私は自分の薄い胸を、手でぽん、と叩いた。
「大丈夫です。私が払います。虫の知らせサービスをやってたときのお金が、まだちょっと残っているんです。任せてください」
「リグルきゅん……」
「気にしないでください」
「たまの金曜日にはぶっかけうどんでも食うか、を略すと、たま金ぶっかけ、になるわね」
「幽香さん……」
この人超かわいい、と思った。
水を注ぎに来たウエイトレスさんが芸術的にコケた。水しぶきが飛び散って、日の光をキラキラ反射して、虹ができた。
喫茶店から出て、歩いて太陽の畑に向かった。幽香さんの後をついて歩く。手を繋ぎたいな、と思った。
でも、言うのは無理。
毎日外に出て花を眺めて過ごしているはずなのに、幽香さんの手は白く、顔もちっとも日焼けしていなかった。日傘をさしているからだろうか。自分はちょっと色黒で、それもあって男の子みたいに見られることが多い。恥ずかしくなった。
太陽の畑の幽香さんの家に着くと、幽香さんはさっさと服を脱いだ。
「さあ、やりましょう」
私も服を脱いだ。下着まで脱いで、後ろを向いていると、幽香さんが抱きついてきた。
体をすりすりこすり合わせる。幽香さんの体から、花粉が私の体につく。後ろの幽香さんはそのままで、目の前にももう一人幽香さんがあらわれた。
いつもと違って、緑色の髪が長い、ストレートヘアーになっていて、顔にかかって片目を隠している。服も、スカートではなく、もんぺみたいなパンツだ。目の前の幽香さんも、服を脱ぐ。体の後ろと前から、私はサンドイッチにされた。
「ん」
声が漏れる。くすぐったいし、ぞわぞわして、体の芯が熱くなるような感じ。
「リグル」
「は、はい」
「喘ぐ時も、敬語を使いなさい」
「はいっ」
くるり、と回転させられて、前にいた幽香さんが後ろに、後ろにいた幽香さんが前になる。いつもの幽香さんと向きあうと、やっぱり恥ずかしくて、顔を見ていられなかった。白い肌が、少し赤くなっている。
体がくっついて、手と足がからまって、私の体についていた花粉が、そのまま、二人の幽香さんにくっつく。混じり合って、全員が花粉まみれになる。花粉の色は黄色だ。黄色は、虫の目にいちばんよく見える色で、幽香さんがいちばん好きなひまわりの色でもある。
二人の幽香さんはこうして、花粉を交換し、受粉するのだ。受粉すると、幽香さんはまた一人に戻る。若さを保つための秘訣よ、と幽香さんは言う。エステみたいなものよ。
虫の妖怪は幽香さんの受粉を手伝う。そして蜜をもらう。
終わると幽香さんは一人に戻って、脱いだ時と同じようにさっさと服を着た。私ははあはあ息をして、のろのろと服を着はじめた。後ろから、幽香さんが話しかけてきた。
「ねえ、リグルきゅん」
「はい」
「受粉、と、うっふん、って似てると思うのよ」
「幽香さん……」
この人超かわいい、と思った。
「たまの金曜日、を略すと、たま金になると思うのよ」
「幽香さん……」
私はため息をついた。
ちょうど注文したさくらんぼパフェが運ばれてきたところで、持ってきたウエイトレスさんが幽香さんの言葉を聞きつけてブッと吹き出してすっ転んでいた。
無理もない。最近では新しいMMDモデルも配布されて、あまりの完成度の高さからドS(セクシー)と呼ばれている幽香さんだ。その美しい唇から出た言葉がたま金である。ドリフみたいなコケ芸をするよりほかあるまい。
パフェが無事だったので幽香さん的にはもーまんたいだった。
喫茶店の窓際の席に座っていると、日が差し込んで、ちょっとまぶしい。
虫は別に日の光を好みも嫌いもしない。幽香さんは花の妖怪なので、太陽の光があたると上機嫌になる。幽香さんが上機嫌だと、私もうれしい。いろんな意味でひやひやするけど。
私はアイスコーヒーに口をつけて、上目遣いで幽香さんの顔を盗み見た。うれしそうにパフェをぱくついている。さくらんぼパフェは当たりだったようだ。
突然のお誘いだった。なんでも、「私みたいなのが一人でパフェを食べに行くなんて、恥ずかしいでしょ。付き合いなさい」とのことだった。別にいいと思うけど。
そのままずるずる、パフェの残りが少なくなって、アイスコーヒーが氷だけになるくらいまで、ずっと黙って幽香さんを見ていた。幽香さんが私を見た。
「何よ、リグルきゅん。食べたいの? これ」
「いえ、そういうわけでは」
「遠慮しなくていいわよ。おごったげるから。誘ったとき、そう言ったでしょう。どんときなさい」
「あの、人里では、ひまわりの種で支払いはできないんですよ」
「……!!!」
「親の敵に出会ったみたいな顔しましたね今」
幽香さんは挙動不審になって、服の上から自分の体をぽんぽん叩いたり、あちこちポケットをまさぐったりしたが、やがて落ち着いた。
「問題ないわ」
「暴力行為はだめですからね」
「……エスパー!」
「違います」
私は自分の薄い胸を、手でぽん、と叩いた。
「大丈夫です。私が払います。虫の知らせサービスをやってたときのお金が、まだちょっと残っているんです。任せてください」
「リグルきゅん……」
「気にしないでください」
「たまの金曜日にはぶっかけうどんでも食うか、を略すと、たま金ぶっかけ、になるわね」
「幽香さん……」
この人超かわいい、と思った。
水を注ぎに来たウエイトレスさんが芸術的にコケた。水しぶきが飛び散って、日の光をキラキラ反射して、虹ができた。
喫茶店から出て、歩いて太陽の畑に向かった。幽香さんの後をついて歩く。手を繋ぎたいな、と思った。
でも、言うのは無理。
毎日外に出て花を眺めて過ごしているはずなのに、幽香さんの手は白く、顔もちっとも日焼けしていなかった。日傘をさしているからだろうか。自分はちょっと色黒で、それもあって男の子みたいに見られることが多い。恥ずかしくなった。
太陽の畑の幽香さんの家に着くと、幽香さんはさっさと服を脱いだ。
「さあ、やりましょう」
私も服を脱いだ。下着まで脱いで、後ろを向いていると、幽香さんが抱きついてきた。
体をすりすりこすり合わせる。幽香さんの体から、花粉が私の体につく。後ろの幽香さんはそのままで、目の前にももう一人幽香さんがあらわれた。
いつもと違って、緑色の髪が長い、ストレートヘアーになっていて、顔にかかって片目を隠している。服も、スカートではなく、もんぺみたいなパンツだ。目の前の幽香さんも、服を脱ぐ。体の後ろと前から、私はサンドイッチにされた。
「ん」
声が漏れる。くすぐったいし、ぞわぞわして、体の芯が熱くなるような感じ。
「リグル」
「は、はい」
「喘ぐ時も、敬語を使いなさい」
「はいっ」
くるり、と回転させられて、前にいた幽香さんが後ろに、後ろにいた幽香さんが前になる。いつもの幽香さんと向きあうと、やっぱり恥ずかしくて、顔を見ていられなかった。白い肌が、少し赤くなっている。
体がくっついて、手と足がからまって、私の体についていた花粉が、そのまま、二人の幽香さんにくっつく。混じり合って、全員が花粉まみれになる。花粉の色は黄色だ。黄色は、虫の目にいちばんよく見える色で、幽香さんがいちばん好きなひまわりの色でもある。
二人の幽香さんはこうして、花粉を交換し、受粉するのだ。受粉すると、幽香さんはまた一人に戻る。若さを保つための秘訣よ、と幽香さんは言う。エステみたいなものよ。
虫の妖怪は幽香さんの受粉を手伝う。そして蜜をもらう。
終わると幽香さんは一人に戻って、脱いだ時と同じようにさっさと服を着た。私ははあはあ息をして、のろのろと服を着はじめた。後ろから、幽香さんが話しかけてきた。
「ねえ、リグルきゅん」
「はい」
「受粉、と、うっふん、って似てると思うのよ」
「幽香さん……」
この人超かわいい、と思った。
⊂ミ⊃ )
/ ヽ
何か色々駄目だなこのゆうかりんww
この人、超可愛いという意見には、諸手を上げて賛同いたします。
自分もその動画は一日一回必ず見てます。
いやしかし、幽香さんが可愛かったので大満足です。
なのに…。なwのwにw
>「さあ、やりましょう」
>私も服を脱いだ。
色々すっ飛ばしすぎだろwwwww