その日、地底ではちょっとした宴会が行われていた。
射命丸文が先日、鬼二人への取材を行い、その謝礼にと、地上から大量の酒やつまみを持って来たからである。
秋の二柱から取り寄せた旬の品々に河童や白狼天狗たちが採ってきた妖怪の山の新鮮な川魚や山菜。
酒も幻想郷中から多種多様なものを取り集めた。特に紅魔館のメイドが作った特製ワインや永遠亭の天才医師が調合した薬膳酒はありとあらゆる酒を飲んできた鬼二人を唸らせるほどの逸品であった。
そして、それらの品々を保冷するために、文は霧の湖の氷精に協力を頼んだ。その行動が地底を壊滅寸前にまで追い込むなど、この時点では誰も気づくはずがなかった……。
「いやいやいや、お二方には本当にお世話になりまして、おかげ様で大変いい記事が書けまして、へぇ」
文はへつらい顔でしきりに鬼二人に酌をしている。
「あっはっは、天狗よ。そうしゃちほこばることはことはないさね。酒の席では人間と妖怪ですら兄弟さ。そんな態度で来られたら折角お前さんが集めた上物が台無しさ。なあ、河童よ」
鬼の一人、星熊勇儀はそう言って杯に並々と注がれたハブ酒を一息で乾かし、隣に座る河童、河城にとりの肩を抱く。
にとりは鳴くように「ひゅい!?」と叫び、消え入りそうな声で「そ、そそそ、そうでしゅね」と続けた。両の手の震えは止まらず、彼女の杯からビタビタと酒が零れ落ちる。
水橋パルスィはグラスに注がれたワインを上品に口に運びながら、その様子を怪訝そうに見つめる。
「山の妖怪からは随分恐れられているのね。勇儀は」
キスメと一緒に地上の幸を口一杯に詰め込んでいた黒谷ヤマメは口の中のものを酒で一気に流し込んでから。
「まあパルスィは強いだ弱いだと争う世界とはあんまり関係ない妖怪だから、知らなくても無理ないか。私たちにとっちゃ面倒見のいい姐さんだけど、実際勇儀もあっちのもう一人の鬼も本気出したら幻想郷最強クラスじゃないかね」
と言った。
ヤマメのその言葉にもう一人の鬼、伊吹萃香が小さい体に似合わない豪快な笑い声を上げる。
「なんだいなんだい、土蜘蛛よ。アンタも結構なモンだろう? そんな謙虚なタマかい?」
「身の程くらいは知ってるわよ。アンタたちはケタ外れ」
薄く笑ってヤマメは嘆息する。
酒の席で完全に緩んでいる鬼二人であるが、その奥にある膨大な力を汲み取れないほど落ちぶれてはいない。
「はー、萃香も勇儀も最強なのか?」
これまた地上の幸に夢中だったチルノが最強と言う単語に興味を持って鬼二人に問いかけた。
勇儀は体を揺らして大いに笑い。片手でチルノの体をひょいと持ち上げ、自身のあぐらの上に座らせた。
「ああ、最強だとも、どれ萃香。この小さな最強さんに、私たちがどれだけ最強か教えてやろうじゃないかい」
その提案に萃香も嬉々として受け入れ、二人は自らの武勇伝を語りだした。
酒を上手に飲める者は肴となる話も上手に語る。
伝説級の鬼二人の武勇伝は確かに圧倒的な壮大さで、チルノだけでなく、地上も地底も関係なく。妖怪たちは皆感嘆の声を上げた。
二人のことをある程度は知っているはずのにとりやヤマメ、文ですら、眼を輝かせてこの偉大なる鬼たちの話に聞き入った。
「あやややや、貴方方がそれほどまでに凄まじい存在でしたとは、これほどまでのお話、忘れたままでいさせる訳にはいきません。是非とも次の新聞で特集を組ませて頂きます!」
先ほどまでのへつらいの表情ではなく、純粋な興奮に頬を上気させ、文はメモにペンを走らせた。
「大したものねぇ、貴方達。別格すぎて妬ましさすら覚えないわ」
パルスィも珍しく穏やかな笑顔を浮かべ、二人の鬼が語る上質な肴をつまみにグラスを傾けた。
「すげぇー。あたいもだいだらぼっちと闘ったけど。二人はもっとすごいなぁ。ホントに最強なんだな!」
チルノは両腕をブンブンと振り、体全体で感動を表現していた。
「……んっ? でもさ」
ふと、何かが引っ掛かったのか、突然動きを止め、チルノは考え込んだ。
「最強って、一番強いから最強なんじゃないか?」
場の空気が、一気に冷えこんだ。次にチルノがなんと言うか、容易に想像がつくからだ……。
「萃香と勇儀、どっちが本当の最強なんだ?」
今度こそ、その場にいた者全員が凍りついた。まさにパーフェクトフリーズである。最強の氷精の名は伊達ではなかった。
萃香と勇儀が顔を見合わせる。しばらくの沈黙の後、二人同時に言った。
「「私だ!」」
容易に想像できた流れだ。次の流れを思い、鬼二人とチルノを除くその場の全員が少しだけ腰を浮かせた。
「絶対私だって! 私の能力が何だと思ってるんだい? 弾幕一つすらかすらせないよ!」
「言うじゃないかい萃香。こっちだって、アンタのトロ臭い攻撃なんざ酒飲みながらでもかわせるね!」
見合わせた顔は完全に睨みあいへと発展していた。二人の内に秘めた覇気が徐々に溢れ出し、周囲の木々がざわめき出した。
「おーおー、そうかいそうかい。そこまで言うんだったらここでいっちょ試してみるかい?」
「上等……って! ……いや、ちょっと待て萃香。それは……あの方にバレるとかなりマズイぞ……」
勇儀がふとあることに気付き、冷静になった。だが、萃香の熱は冷めることはない。
「なんだいなんだい? 山の四天王、力の勇儀とあろう者が何を恐れるよ。最強の我々に恐れるものなんてないはずじゃないかい?」
「ちょっ、ちょっと待ちな萃香……アンタ」
そこで勇儀は萃香の異変に気がついた。今まで幾度となく彼女と酒を酌み交わしてきたが、ここまで顔を紅色させ、興奮した姿を見たことがない。
いつもは自前の酒ばかり飲んでいた萃香だが、今回はワインや薬膳酒を始めとして、かなりの種類の酒を浴びるように飲んだ。さしもの萃香も真っ当な考えができないほどに酔いが回ってしまった可能性は十分に考えうる。
「とにかく私だ私だ! 私の方がつよーい!」
そう叫び、萃香は地団太を踏む。それだけを見ると小さな子供が駄々をこねているようにしか見えないのだが、その地団太で軽い地震が起こり、叫び声の圧力で周囲の木々の枝が次々に折れていく。
勇儀は文に目配せをしてその膝の上に座るチルノを文に投げる。チルノを受け取った文は頷き、次の瞬間垂直に飛び去った。それと同時ににとりは横に流れている河に飛び込み、パルスィはキスメを担いでヤマメの方へ飛んだ。既に天井へ糸を貼り付けていたヤマメはパルスィを担いで一瞬で天井まで張り付いた。
「私だああぁぁーーー!!」
咆哮、などと言う生易しいものではなかった。それは、音の鉄槌であった。
ただ、全力で叫んだだけ、たったそれだけなのに、周囲の木々は根元から吹き飛び、決して脆くは作られてはいないはずの石造りの家々がガラス細工のように粉々に砕け散った。
そして、その鉄槌の中心に、勇儀がいた。
踏ん張る暇も無く勇儀は吹き飛び、二つの家を貫いてようやく停止した。
並の妖怪ならそれだけで粉微塵と化すだろう。妖怪の山の中でもかなりの実力を持つ文ですら、以前の撮影でこの咆哮に巻き込まれ、幾度となく撮影を中断した経験がある。
だが、勇儀は特に外傷も無く瓦礫の山からゆっくりと立ち上がる。いつの間に投げたのか、その手に愛用の杯が舞い降り、それを手に取ると同時にその中身を呷った。
「ふっ、くっくっく……あっはっはっはっは!」
勇儀は、不敵に笑いだす。ひとしきり笑った後、一直線に萃香を睨めつけながら言った。
「上等かましてくれんじゃないかい! 萃香ぁ!」
こうして、鬼二人の最強を賭けた闘いが始まった。
「萃符『戸隠山投げ』!」
飛び上がり、自らが砕いた瓦礫の山を一瞬でその手に萃め、巨大な一枚岩となったそれを萃香は全力で投げつけた。
それが勇儀に直撃した瞬間、融解した。破壊ではない。融解である。その中から金剛の熱線が飛び出し、萃香を襲う。辛うじてかわすが、熱線は弧を描き、二度三度と萃香に襲いかかる。
「光鬼『金剛螺旋』!」
勇儀の手から放たれた灼熱の金剛、それは、灼熱地獄跡から現れた炎竜だと言われても信じてしまいそうなほどの、熱量と勇ましさだった。
「そろそろ冷えてくる季節だからねぇ。どれ萃香。私が特別に燗をつけてやるよ」
そう言って勇儀は笑い、飛び上がって金剛の竜を繰り出し続ける。幻想郷最速の文ですら逃れきれなかったそのスピードに、さしもの萃香と言えども捕われ始める。
「お断りだね。酒はぬるめの燗がいいってね。沸騰した酒なんて旨味もクソも無くなって飲めたモンじゃないさ!」
そう返す萃香であったが、額に冷や汗が伝う。十を超える竜の尾撃をかわすが、ついにかわしきれなくなり、直撃した。
「鬼気『濛々迷霧』!」
傍目から見たら竜の直撃を受け、萃香が蒸発したかのようだった。だが、それは違う。意図的に霧散したのだ。
そして、霧散したまま弾幕を撒き散らし、勇儀へと迫る。
勇儀は舌打ちをし、金剛螺旋を解除し、思いっきり息を吸い込んだ。
「しゃらくさい! 出てきな萃香ぁ!!」
先ほどの萃香よりもさらに上回る咆哮。空気の震えで地震すら起こり、地底の分厚い岩盤に亀裂が走る。その圧力に、霧散した萃香は弾幕ごと押し返される。
濛々迷霧は勇儀に通用しないと判断した萃香は大人しく元に戻る。何より五月蠅くて仕方がなかった。
「力業『大江山颪』!」
間髪入れず勇儀は次の技に移る。金剛螺旋ほどではないが、高熱の熱風が萃香に襲いかかる。
「よっぽど私の酒に燗につけたいのかねぇ。親切な友人がいてくれて私ゃ嬉しいよ」
皮肉で返して、迫りくる熱風を小さな体で踊るようにかわしていく。大江山颪は非常に力強い技だが、二手三手先の動きを読めれば、かわすことはさして難しくはない。萃香ほどの者であればよほどのことがなければ当たることはない。
そして、そのことは勇儀もおり込み済みであった。
視界を完全に塞ぐほどの密度であったが、萃香は造作も無く大江山颪を抜け切った。そして、その抜けた先に、竜を携えた勇儀がいた。
「なっ!」
「ツメが甘いね! 萃香!」
霧散する暇もなく。萃香は竜に食われ、地面に叩きつけられる。竜によって溶かされた岩が、衝撃で活火山のように噴き出した。
勇儀はその傍に舞い降りて、嘆息して杯を傾ける。
「なんだい。地上に出て鈍っちまったんかい? 萃香」
久しく忘れていた死闘で頬が猛っていたが、それでも少し残念そうに眉根を顰めた。
風が吹き、竜の衝突で舞いがった土煙が勇儀の顔を撫でる。その風が勇儀の猛った頬に少しの清涼を与えるが、そんなもので勇儀の火照りは冷めることはなかった。
「まあ、アンタも鬼だ。二、三日もすれば元に戻るだろうよ。次闘る時はもうちょっと楽しませてくれよ」
そう言って踵を返そうとした瞬間、背後で膨れる莫大な殺気に気がついた。
慌てて振り返る。勇儀の後ろに流れて行った土煙、それは今萃香の形をして見覚えのある構えをしていた。
「四天王奥義!」
勇儀の背中に強烈な悪寒が走った。そして、それと同時に同じくらいの歓喜も覚えた。
「あっはっはっはっは!」
勇儀は高らかに笑いながら、腰を落とし、腹の前で腕を十字にさせ、全神経を防御へと回した。
土煙が萃まり、萃香が現れた。それと同時に萃香は渾身の一撃を勇儀に放つ。
最初に受けた咆哮とは違い、勇儀は完璧に萃香の一撃を受けきった。だが、それでも勇儀の体は遥か上空へと舞い上がった。
萃めて巨大化する勢いをそのままに拳を突き上げ、さらに上空へと勇儀を打ち上げる。
地霊殿の全高よりも高く打ち上げられた勇儀に、唐突に影が差す。その影の先には、地底の天井にまで手が届きそうなほど巨大化した萃香が両手を組み合わせ、大きく振りかぶっていた。
「三歩壊廃!!」
組み合わせた両拳を一直線に勇儀に叩きつける。隕石の衝突に匹敵するその破壊力で、巨大なクレーターが作り上げられた。
その一撃で地底全体が大きく縦に揺れ、建物が次々と倒壊していった。
揺れが静まり、荒廃した情景に似合わぬ静寂が満ちる。土煙が舞う中、萃香は拳の先にある手応えに嘆息した。
「……全く、幻想郷中を探してもアンタくらいだよ」
何かに亀裂が走り、砕け散る音がした。
「私の三歩壊廃を、受け止めるなんてね」
砕け散ったのは勇儀の杯であった。クレーターの中心で膝を折りながらも両の手で萃香の最後の一撃を受け止めた勇儀は、砕け散った愛用の杯を見下ろしながら言った。
「全く……どうしてくれんだい?」
先ほどの萃香に勝るとも劣らぬ莫大な殺気を引き出し、勇儀は続ける。
「杯が、割れちまったじゃないかい!」
大技の後には大きな隙ができる。萃めた力が霧散し、萃香は無防備な姿で元に戻っていく。
「四天王奥義!」
そう叫び。勇儀は左足を踏み鳴らす。それと同時に、爆発するかのように超高密度、高質量の弾幕が萃香を打ち付ける。
弾幕の爆発に吹き飛ばされた萃香は吹き飛ばされた勢いをそのままに全力で後ろへと回避した。だが、勇儀が右足を踏み鳴らす音を聞いたと同時に、圧倒的な弾幕の衝撃を受け、さらに後ろに弾き飛ばされる。
息を切らしながら、最後の一撃に備え、両の足に全ての力を集約させ、弾丸のような速さで後ろへと下がる。
遥か遠く、勇儀がいた場所で大きく土煙が上がった。萃香はそこから、音よりも早く迫る圧倒的な殺気に、戦慄した。その殺気は萃香の横をすり抜け、遥か後方へ向かっていく。
萃香は後ろを一瞥する。その手に萃香の瓢箪を持った勇儀が最後の一歩を打ち鳴らした。
「三歩必殺!」
打ち鳴らしたと同時に、勇儀が駆けた先全てに超々高密度、高質量、高熱量の弾幕が打ち出され、萃香を圧殺した。
勇儀は美しく咲く自らの弾幕を肴に、萃香の瓢箪を傾ける。
「ふむ、沸騰した酒も中々悪くないモンだね。本当の酒豪を語るんだったら、酒で喉が焼ける感触を知っておくもの一つの粋さ」
弾幕が弾け、萃香以外の全てが微塵となった風景が現れる。
「そう思わないかい? 萃香」
瓢箪を投げる。片膝を折りながらも萃香はそれを受け取り、呷る。
「喉が焼ける酒が飲みたいなら灼熱地獄跡にいる酒虫でも捕まえてきな。こんな急ごしらえじゃなくって、とびっきりの火酒ができるよ」
そう言って笑い、立ち上がる。余裕に満ちたその言動に反し、彼女のその膝は震え、体を支えるのがやっとであった。
だが、それは勇儀も同じであった。三歩壊廃を受け止めた代償は大きく、握力は完全に失っていた。さらに先ほどの三歩必殺でほとんどの力を使い切ってしまっていた。
それでも、両者は己を賭け、最後の力を引き出す。
そして、二人同時に駆けた。
「萃香ああぁぁー!!」
「勇儀いいぃぃー!!」
「想起!」
二人がぶつかり合う瞬間、彼女はそれを打ち出した。
「邪気払いの節分祭!」
「「いてててててて!!」」
彼女、古明地さとりがそう叫んだ瞬間、速射砲のように霊烏路空の制御棒から打ち出した豆が二人を打ち抜いた。
「あやややや、なんとか間に合って……ないですね」
「まあ、ああ何度も地震が起こって無事なワケがないよな」
「あああぁぁー、私の家があああぁぁー」
地霊殿から帰って来た文たちが廃墟と化した旧都を見て呆然とした。パルスィなど家を潰されてひたすら嘆いていた。
「こらぁ、さとりぃ! せっかくいいトコだったのに水差しやがって邪魔するんならアンタもタダじゃおかないよ!」
「……豆は鬼の邪気を払うと言いましたが、このお二方はその程度では収まりませんか……」
「何を言う! むちゃくちゃに痛かったぞ!」
勇儀と萃香が激昂し、さとりに歩み寄ってくる。豆を打ち尽くした空がおろおろと鬼二人とさとりを交互に見ている。
「大丈夫ですよお空。幸いにも今この場にはあの方がいらっしゃいますから」
「あの方? 熱入っちまった私たちを誰が止められるんだって……うわぁ!」
「ぎゃあぁ!」
大股でさとりに歩み寄る勇儀がその後ろで佇む少女に気付き、次いで萃香も気づいた。
「……星熊勇儀。伊吹萃香。このような結果になるので、四天王同士での決闘は断固禁止と、前に言いましたよね」
閑寂に佇みながらも、圧倒的な存在感を持ちながら、四季映姫・ヤマザナドゥは鬼二人を睨みつけた。
「え、えええ、映姫様! いやいや、お久しぶりで、鬼神長達はお元気でしょうか?」
「ええ、皆よく働いておりますよ。貴方達とは違いましてね」
「いやいやいや、そ、それはよかった」
先ほどまでの勢いはどこへやら、すっかり委縮して言われてもいないのに正座をし始めた。
「久しぶりに旧地獄の様子を見に来て正解でした。全く、貴方達は一度闘いが始まったら考えもせずに力を使って! 確かに地底は貴方達が作り上げた楽園ではありますが、創造主だからと言って好き勝手に破壊していいと言う訳ではありません! だいたい貴方達はここが地獄であった頃から~~~」
映姫の説教は止むことはなく。わずか十分で飽きた萃香が「酒飲みながら聞いていいですか?」などと口走ったため、さらに逆鱗に触れ、半日近く説教をされ続け、破壊した建物全ての修理を言い渡された。
それを見ていたチルノは後に語ったと言う。
「最強って、大変なんだな~」
しかしどこか地の文がのっぺりした印象で、入り込むというよりはテレビでその光景を見ているといった感覚を覚えました。
戦闘シーンなんて書いたのはかれこれ5年ぶりくらいなので、楽しんで頂いて何よりです。
確かに読み返してみますと地の文が硬質的で淡々としていますね。勢いだけで書いてしまって推敲が足りませんでしたね。
ご感想、ご指摘ありがとうございます。
作者さんの考える強さの序列が私とそう大差ないことで贔屓目に見てしまうきらいはありますが、それを差し引いても面白かったと思います。
なにぶん酔っ払いの感想で恐縮ですが、ぜひまたこういう深刻すぎないのにひたすら熱い短編を読んでみたいなあと思います。
高評価ありがとうございます。今作品ではいかに戦闘を熱く魅せれるかがキモだと思っておりますので、無事に熱く魅せることができて嬉しい限りです。
次作は紫VS魅魔でも書こうかなと考えておりますが、
とりあえずは手描き東方をやってみたいと思っております。