Coolier - 新生・東方創想話

紅美鈴式かめはめ波

2011/11/10 16:55:44
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「なあ、美鈴。ちょっと聞きたいことがあるんだ」








ある日の昼下がり。

いつもの様にホウキに跨って降りてきたのは、普通の魔法使いさん。

いつもと変わらない素敵な笑顔で、やっぱりいつもの様に「よ、ごくろうさん」とか言いながら私の横をスルーして行く。

筈だった。

「ん、え? 私ですか?」

不意に呼び止められた事に、正直ちょっと驚きながら瞬きする。
目の前には、真っ直ぐ私の事を見上げる魔理沙さんの顔。
ホウキを肩に担いで、帽子のツバを指で持ち上げる仕草は、相変わらずバッチリきまっている。
そんな魔理沙さんの突然の言葉に、私は今日一日振り回されることになろうとはこの時は夢にも……思ってましたけどね。


「お前さん『かめはめ波』出来るか?」
「は?」


予想の斜め上を行く魔理沙さんの質問に、私の表情は間抜けに固まってしまった。



























紅美鈴式かめはめ波



























「えと……何ですか?」
「だから『かめはめ波』出来るかって聞いてるんだ」


唐突に魔法使いさんが切り出した珍妙奇天烈な質問に、私はそう聞き返すのがやっとだった。
私は一瞬、ああ今日も変な一日になりそうだなとか思いながら、一応自分の予備知識に従って確認する事にしてみる。

「かめはめ波って、あの、ドラゴンボールの、ですか?」
「ああ」

魔理沙さんは真っ直ぐに私の事を見上げている。ホントまっすぐ。
その目を見れば、ふざけているつもりは無いんだなって言うのが、とりあえず分かった。
でも「できるか?」とか言われても困るんだけど……。

「ど、どうでしょうねぇ……やったこと無いですから、分からないですねぇ……」

私は頭を掻きながら、お愛想笑いを返す。

「出来るかどうか分からないのか?」

魔理沙さんはそう言いながらコッチにずいと詰め寄って来る。魔理沙さんの纏う気が、私の間合いにずかずかと入り込んでくる。

「あ、はぁ。ご、ごめんなさいねぇ……」
「じゃあちょっとやってみせてくれよ」

遠まわしに断ろうとする私の言葉は、たぶん聞こえていない。
そんな魔理沙さんの無遠慮な気が、私の肌に触れる。私は後ろに下がったが、半歩ほどで背中が冷たい壁に突き当たってしまう。どうやら逃げ場も無いらしかった。

「いぃ……今からですか?」
「ああ」
「今、ココで? ……ですか?」
「そうだよ。何か問題あるのか?」

あるのか? ……て。
そんなこと聞かれてもなあ。
もう「入り」からして色々問題なんだけど……

「で、でもお仕事がありますから……」

しょうがないから、なんか大人な返事でお茶を濁してみよう。そういう事くらいしかできないし。

「そうか。待ってろ。レミリアに聞いてきてやる」
「え? あ、ちょっと!」

通用しないだろうけど。とは思ってましたが、やっぱり通用しない……。
それどころか、何か余計に変な方向に進展してしまっている様な気すらする……。

魔理沙さんが館に走っていくと、暫くして館の中が、がやがやと騒がしくなった。
あっけに取られて見ていると、お嬢様と妹様、咲夜さん、パチュリー様や小悪魔さんまでもが、総出で館の中からどたどたと出てくる。

「美鈴! かめはめ波撃つんですって!?」

お嬢様が興奮気味に私に掴みかかってくる。ああ、やっぱり言っちゃったんですね……しかも皆に。
と言うかもう完全にやることになっちゃってるし。

「え、ええと…………はい……」

私も何故かこういう押しに弱い。
こうやって今までも色んな事を押し付けられたり、やらされたりしてきたんだなあ。
まあ、今更なんだけどさ……。
かめはめ波か……出来るのかなあ? ホントに。

「すっごーい! 美鈴すごっーい!」
「それでこそ私の従者よ! 見直したわ!」

お嬢様と妹様がいっぺんに私の胸に飛び込んでくる。

『ドラゴンボール』

特にマンガ好きで無くとも、その名前くらい誰でも知っている。ああいう単純で爽快感のあるマンガは、幻想郷の女の子達にもウケが良い。なので、館の皆もドラゴンボールが大好きだ。

「なんで今まで気がつかなかったのかしら。迂闊だったわ」
「そうだろ? きのうの夜突然思いついたんだ。美鈴だったら出来るんじゃないかってな」

咲夜さんと魔理沙さんが興奮気味に話し合っている。私としては「思いつきかよ!」て突っ込みたいところだ。
まあ、予想はしてましたけどね?

「ほらほら、レミィもフランも離れなさい。美鈴の邪魔になるわよ」

パチュリー様が私にまとわり付くお二人を引き剥がす。パチュリー様も熱狂的なドラゴンボールファンだ。
ていうか紅魔館で読むドラゴンボールやマンガは大図書館の立派な蔵書で、貴重な魔道書なんかと同列の棚にあったりする。
分厚い革張りの重厚な本の間に、ドラゴンボールキャラの続き絵の背表紙が混じっているのは、かなりシュールだ。

「あ! そうだ!」

これからと言うところで、魔理沙さんが急に思い出した様に声をあげる。

「ちょ! ちょっと待ってくれ……!」

皆が一定の距離まで離れた所で、魔理沙さんは手を振ってアピール。

「何よもう! 早くしましょうよ!」
「わ、わりぃ。早苗達にも見せたいんだが、連れて来てやっていいか?」

魔理沙さんは焦りながらお嬢様に言う。
幻想郷のマンガ博士、東風谷早苗さんを呼んであげようというのだ。
早苗さんは外の世界のマンガや、古今のマンガ事情に精通している。なのでそのジャンルでは皆から一目も二目も置かれている。

……とは言え、それは当面の私には結構どうでもいい事だったりする……。

私はと言うと、これ以上見物人が増えるのは、正直避けたいからだ。
だって、そもそも出来るかどうかすらまだ分からないんですからねぇ……

「あ、あの……」
「分かったわ! それなら私が行ってくる!」

相変わらず私の話は聞かれずに、咲夜さんがノリノリで魔理沙さんに答えている。
で、そう言った次の瞬間には、その場に早くも東風谷早苗さんと洩矢諏訪子さんが突然出現していた。マンガだいすきコンビだ。
咲夜さんが能力を使って強引に拉致って来たのだろう。早苗さんは洗濯物のタオルを、諏訪子さんはどら焼きを片手に唖然と立ち尽くしている。

「へ!?」
「あ、あれ!?」

あっけにとられている二人に、魔理沙さんが成り行きを説明する。


斯く斯く然々……


「ホントですかっ? 美鈴さんがかめはめ波撃てるんですって!?」
「マジで!? 生かめはめ波見られるの!?」

二人は揃って驚きの表情を浮かべている。
早苗さんは既にこの時点で、私がかめはめ波を撃てるものと勘違いしているようだ。なんだか頭が痛くなってきた。
もう一人の八坂神奈子さんはと言うと、これは山に飲みに出かけている様で不在だったらしい。早苗さんは残念がっていたけど、諏訪子さんは

「私を置いて一人で飲みに行った報いさ。ざまあ無いね」

とくつくつ笑っていた。腹黒い……。

「美鈴さん! わざわざこんな貴重な瞬間に呼んでいただいてありがとうございます! 私とっても興奮しています!」
「あ……アハハ……。どうも……」

早苗さんの目が、子供の様にキラキラ輝いている。
もう何か、いいや。
私の中では半ばムリヤリ諦めが付いていた。
これはもう、明らかにやるしかない流れだ。
これで出来ませんとか言った時には、容赦ない非難と残酷なお仕置きが待ち受けているに違いない。ていうか今気づいたけど、私ってすごく理不尽すぎる星の元に生まれてるような気がする……。

「それじゃあ……とりあえずやってみますから……」

しょうがないから、私は皆から少し離れて立った。
皆の期待の視線を一身に受けて、とりあえずマンガで見た様に両手を合わせてみる。
そして適当にお決まりのフレーズを唱え、

「え~と『か~~……』」
「ああ駄目だ駄目だ!」

これから掛け声と言う途中で、魔理沙さんが割って入った。

「何だぁ? そのやる気の無い構えは。まるで成っちゃあいないぜ!」

魔理沙さんは、映画監督の様にホウキをバシバシ鳴らしながら近づいて来る。

「そうだよぉ! まるで気が入ってないね! 亀仙流なめてんの!?」

諏訪子さんが進み出て、私のスカートをぐいぐい引っ張る。

「はあ……す、すみません……」

何故かあやまっている私。

「ったく、しょうがないわね。そんなんでかめはめ波が撃てると思ってんの? 主の私に非礼だと思わないのかしら? バカなの?」
「めーりん……私、すっごく期待してたのに……」

おまけにお嬢様と妹様にまで避難を浴びせられる始末。
なんだか分かんないけど、 私もへこんだ。

あれ? これって私のせい? 私がわるいのかな?

「こうなったら模範演技だ。早苗。ちょっと美鈴に見せてやってくれないか?」
「イエッサー!」

諏訪子さんが目配せすると、嬉々として登場する風祝さん。

「いいですか? 美鈴さん。かめはめ波は体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技。すなわち気合が大切なんです」
「は、はあ……」
「気合、魂です。魂が篭ってないと気を操ることなんか出切る筈がありません」
「流石、イイ事言うなあ!」

小悪魔さん。お願いだから感心しないで。

「全身の力を凝縮させるんです。見ててください」

早苗さんはそう言うと、私を遠ざけて輪の中心に立つ。
足を肩幅よりやや開き、肩と腕をふるふると二、三度揺らして、

「はぁっ!!」

イキナリ気合を発すると、ばっと蟹股で腰を落とす。
私はぎょっとして目を剥いた。

「いきます……!!」

早苗さんは乙女にあるまじき格好で腰を落として、やはり乙女にあるまじき憤怒の形相で気を溜め始める。
顔がみるみるうちに真っ赤になり、額には青筋が立たんばかりだ。

「かぁぁ~~!」

「めぇぇ~~……!」

いまや伝説となったフレーズが力強く紡がれていく。

恥ずかしいなどと言う気持ちはさらさら無いのだろう。その表情は真剣そのもので、見ているコッチにも気迫が伝わってくる様だ。ついでに、早苗さんの異様な情熱も伝わってくる。
早苗さんは力を篭めながら、がっしと合わせた手をゆっくりと腰の横に持っていった。

「はぁぁ~~~!!」

「めぇえぇぇ~~~……!!」

全身を振り絞る様に、更に拳を腰の深くに沈める。
マンガで見たそのままの、美しい完璧なフォームだった。真に迫ったあまりの迫力に、私達は思わずごくりと喉を鳴らした。

早苗さんの鋭い眼光を帯びた顔が、キッと前方を向いたその瞬間、

「波っっ!!」

早苗さんの腕が、ぐばっと伸びた。


しーん……


沈黙が辺りを支配した。
上空でぴろぴろぴろろ~とトンビが輪を描いている。私の頬を一筋の冷や汗が伝った。

「すばらしい」

お嬢様がパンパンと手を鳴らした。

「完璧だぜ」
「腰の落とし具合。溜め。腕の位置。パーフェクトだわ」

魔理沙さんとパチュリー様が続いて拍手すると、皆も心底感心したように拍手していく。
とりあえず私も取り残されないように、何とか手をパチパチと鳴らして後に続く。
早苗さんは「ほぁぁ~~」と息を吐きながら残心の姿勢を保持している。とにかくその意気込みだけは物凄いと思う。

「実に素晴らしいものを見せていただきましたわ」

ふと私の背後から声がした。

ザッ……

と進み出るのは我らがメイド長さん。早苗さんのノリに触発されたらしい。

「お嬢様、こうまで素晴らしい技の冴えを見せ付けられては、私供としましても返礼の模範を示さずにはおられないかと」
「フ……手加減するのよ?」

お嬢様が不敵な笑みをこぼす。
いつの間にか、紅魔館の門前はエアかめはめ波大会の会場と化していた。私とすれば、このまま緩やかに事態が収集するのを切に願うばかりだ。

「あ……あの……咲夜、さん?」
「良く見ておくのよ美鈴。かめはめ波とはいかなる物かを、ね」

背中越しに私の事をチラリと一瞥して、咲夜さんは進み出る。
私は咲夜さんのその背中が、どこか遠い、手の届かない所に行ってしまう様な錯覚を覚えた。いや、錯覚じゃないかもしれないが、それは言ってはいけない事なのだと思う。

「私だって遊んでたわけじゃないわ。これまでめいっぱい修行を積んできたのだから」

咲夜さんはドラゴンボール的なセリフを言うと、早苗さんと同じようにばっと腰を落とした。
かめはめ波の構えでは無い。両腕を大きく縦に、まるでトラが牙を剥いているように広げる。
扉絵とかで良く見る、亀仙流の戦闘の構えだ。
女の子がやるにしては、色々とどうなんだろうかと思ったが、幻想郷の少女達にはそんな理屈はたぶん通用しない。

「あの構え……やりますね……」

早苗さんの緊張した声が聞こえた。

「……いくわ」

咲夜さんは短く言うと、手をがしりと組み、あのフレーズを唱え始める。

「KAME~~! HAME~~~!!」
「ハリウッド版かっ!!??」

意表を付かれた魔理沙さんの驚きの声が響く。
私はと言うと、もうその時には既にずっこけてしまっている。
咲夜さんは腰に回した手を、ボールを抱えているような形でゆっくりと広げていく。手の中で「ピロロロロ~」と徐々に膨らんでいく気の塊が見えるような演出だ。

「HAAAAA~~~~~~!!!!!!」

早いテンポで咲夜さんはばっと腕をのばす。


しーん……


再び押し寄せる沈黙の波。
咲夜さんは蟹股で、両手を突き出したまま固まっている。むちゃくちゃ真剣な眼差しだった。もう恥ずかしいとか、女の子として色々どうだとか、どうだっていいらしい。

「決まったな」

魔理沙さんの拍手がこだまする。

「やるねぇ。流れるような、実に美しいフォームだよ」
「全くです。とっても勉強になります」

守矢のお二人さんも、心底感心したように惜しげも無い拍手を送る。咲夜さんはまるでステージの上に居る様に、深々とお辞儀を返している。

「わかったかしら? 美鈴。今の感じよ」
「……はい……」

超ドヤ顔で戻ってくるメイド長さん。
今のを見て何をどう理解すればいいのか分からなかったが、きっとそれは私がばかだからだろう。

「え、ええと……」

そうなると次はいよいよ、半ば強制的に私の番となる。
私は刺す様な視線の中、皆の前に進み出るしかなかった。

「気を溜めて……こう、打ち出すわけですよね……」

私は腰を落として、何度か小さくフォームの確認をする。

「掛け声忘れんなよ。『か~め~は~め~はー』だ。これが大事だかんな」

そそくさとセコンドの位置に付く魔理沙さんと早苗さん。

「5拍子か……それがどうも違和感あるんだよなあ……」
「いいかしら、美鈴。文献によると、

1.か … 両手首を合わせて手を開いて、体の前方に構える(ここで「か」と発音)
2.め … 腰付近に両手を持っていきながら(ここで「め」と発音)
3.は … 体内の気を集中させ(このときに「は…め…」とゆっくり発音)
4.め … 両手を完全に後ろにもっていって、溜めにより気が満ちた状態。
5.波 … 気功波として両手から対象に向けて放つ(「はー!」と叫びつつ一気に放つ)

とあるわ。段階的にギアをあげていくのがポイントの様ね」

大きな本を片手にアドバイスをくれるパチュリー様。その横には原作のコミックが山と積まれている。
ていうかコミックは分かるけどその本は一体何なんだろう。ものすごく気になるんですけど……。

「ん~……そこまで時間を掛けるのがどうも……」
「めーりんがんばってー」

首を捻る私に妹様の声援が聞こえる。
とってもありがたいんですけど、それは言葉を変えると「やらないと酷いよー」的な意味があるわけで……。

確かにアニメなんかでは、3拍子目の「は~……」の辺りから手の中に気の光源が表れる描写がある。最後の「め~」の所ではそれが徐々に膨らんでいき、光が回りに漏れ出しているのだ。
私からみれば、本物の生き物の闘気、オーラと言う物は湯気の様に見える。
なので、おそらく実際は光では無く、無数の湯気が手から湧き上がっている様に見える筈だ。
だから熱源となる手の中は、熱いヤカンかドライアイスを抱えている様に見えると思うのだ。でもそうなるとウケが悪いんだろう。

(う~ん、これは「演出」も混ぜていかないといけないな……)

妙な所に気を遣うのが、私の良い所でもあり悪い所でもある。

「概念的には魔法とはかけ離れてるな……」
「そうね……魔法は自然の精霊の力を『借りて』くるわけだから。やはり純粋に格闘技の技に近いと言えるわね」

魔理沙さんとパチュリーさんの間では、既に真剣な魔法談義が始まっている。
私はその間に、自分なりのかめはめ波の方法を素早く頭の中に組み立てた。予想し得る威力と、気の練り方を何となく計算してみる。
出来れば二三発練習が欲しい所だけど、そうも言っていられない。

「さあ美鈴! やって見せなさい!」
「もう……分かりましたよぉ……」

お嬢様にせかされて、私は皆を後ろにしてその前に一歩進み出て立った。
私の考えでは、見物人は横ではなく「後ろ」に居た方がいい筈だと思ったからだ。

「じゃあ、いきますよ」

私は軽くそう言うと、早苗さんや咲夜さんがやっていた様にぐっと腰を落とす。

バババババッ!
「おおっっ!!」

適当なパフォーマンスに沸き立つ皆さん。もちろんかめはめ波をやる上では何の関係もありません。

「むむむむむ~~~」

私が力を篭め始めると、周りの皆が緊張していくのが手に取るように分かった。

「んんあああぁぁぁ~~~~!!」

パラ……パラパラ……

「ちょ……! 見て見て! 石! 石……っ!」

私の周りの小石が浮き上がっていく。それを見て皆は驚愕の声を上げはじめる。
私の超能力で持ち上げているだけで、これもかめはめ波とは縁もゆかりもありません。
アニメやマンガを徹底研究している私にとって、これしきの事は序の口。
こういうのは、細かい演出で魅せるのがコツなんですよね。
私は気を練り上げながら、声のトーンを徐々に上げて行き、それに連れて周りの小石が浮き上がる数を増やしていく。

「せ……戦闘力! 10000……! 11000……! 12000……っ!!」
「こあ、単にそれ言ってみたかっただけでしょう?」
「てへ☆」

皆のテンションもだだ上がりだ。私は頃合をみて例のフレーズを唱え始める。

「か~~~……!」

「めぇぇ~~~……っっ!!」

がっしと組んだ手をゆっくりと腰の横に落としていき、それに体の捻りを加えてみる。

「はぁぁ~~~!!」

「んめぇぇぇ~~~~~~……っっ!!」

ピロロロ~~と私の拳から紛れもなく光が漏れ始めた。これはモチロン演出。
だけど、それとは別にちょっとした異変が起こっていた。
闘気の熱を持った手から、体の水分が急速に失われていくのが分かったのだ。
思わぬ反作用だ。早い事決めないといけない。

「これは行ける……! 行けるぞ!!」
「どうしよう……! ドキドキしてきましたよ……!」

周りのギャラリーの人達が、これでもかと言わんばかりに盛り上がっていく。
私はゆっくりと、全開まで光のパワーを上げていった。それにつれて、周りの小石が風に吹かれたように舞い上がっていく。
私は手の中の闘気を練り、ここという所で腕をばっと突き上げた。

「「「波っっ!!」」」

驚くべき事が起こった。
どっぎゅうううん!! と私の手から本当にエネルギー弾が放出されたのだ。正直私自身もビックリだ。

「うおーー!!」

誰かが興奮して叫ぶのが聞こえた。
そして私の予想していた通り衝撃波が発生した。
衝撃波は私の体から扇状に広がり、一瞬にして草を「ざあ!」と薙ぎ倒していった。私が皆を後ろに立たせたのはこの為だ。
私の手から放たれたエネルギーの塊は、真っ白な光の束となって、うねりながら向こうの森に向かって奔っていく。

「あ!」

行く手には森の木々がある。私は焦りまくった。
木に当たると思ったからだ。
瞬間、私は腕を闇雲に動かせる。
すると信じられない事に、私のかめはめ波は木の直前で軌道を変え、そのまま上空に向かって龍の様に伸び、やがて空に消えていってしまった。


「ぽか~ん……」


全てが一瞬のことだった。

私はかなりあっけにとられて、かめはめ波の消えた空を眺めていた。

しばらく沈黙が続いたのだと思う。恐らく皆も同じように唖然としていたのだろう。
私は信じられないように自分の手を眺めた。
よくよく見ると、森の木の上のほうが半円形にスッポリと削り取られているじゃないか。その半円形の跡は、エネルギー弾の軌道に沿って森を削っていったらしく、木に当たったところは蒸発したように煙を上げている。

「す……!」

私の手はほんのりと赤く腫れあがっていた。

「すっげぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~っっ!!」

魔理沙さんが大声で叫んだ。

「かっけぇぇぇぇ~~~~~~!! かっけぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~っっ!!!!」
「何今の!? 何今の~~~~~~~~~っっ!!??」

諏訪子さんとパチュリー様が真っ赤な顔で叫びまわっている。
お嬢様や咲夜さん、早苗さんも小悪魔さんも大声で叫びながら、互いに顔を見合わせぴょんぴょん飛び跳ねていた。

「ホ、ホントに出ちゃったなあ……」

当の私はと言うと、未だにキツネに騙されたような気分だ。
自分の腫れた手を呆然と見つめながら一人で呟く。
口の中はカラカラに乾いていた。唇もすっかり乾いてしまっていたし、目も何だかチカチカ痛い。体の水分が抜けてしまった為だ。

「アンタすごいよ!! マジ凄い!! 尊敬したよ!!」
「めーりんカッコイイー!! 超カッコイイーよー!!」
「あ、ありがとうございます……はは……」

飛びついてくるお嬢様と妹様。つられて皆も一斉に回りに集まってくる。

「お、おい! 一体どうやったんだよ! なあ! 教えてくれよ!!」
「なんか気を溜めて……えいってやったら……出ちゃいました」

わいわいと騒ぐ皆の中で、私は何だか照れくさくなって頭を掻く。

「わ、私……本当に……感動して……」

早苗さんなんかは感極まって泣き出してしまっている。
なんだか知らないけど、すごい事をしたのかなあと思うと、私も次第に嬉しくなってきた。
私はとにかく喉が渇いたので、咲夜さんに水をお願いする。咲夜さんは急いで時間を停めるのも忘れて、ドリンクを持ってきてくれた。こんな事今まで一度もなかったことだ。ご褒美と思っていいんだろうか。

「てか今曲げたよね!? 途中で曲げてなかった??」
「あ、はい。木に当たると思ったので……」
「孫悟空ですか! ……ああ、もう! 私スゴイの見ちゃたぁぁ……!」

私は小悪魔さんから渡されたタオルで汗を拭いながら、ドリンクのストローを口にくわえる。
冷たい柑橘系のジュースが、私の体内に染み渡っていった。思わず唸りたくなるような快感だ。

「いや、これ冗談抜きでピッコロ大魔王辺りとなら互角に殺れるんじゃないか?」
「いや勝つよ! めーりんの方が絶対強いよ!」

皆は依然興奮した表情であれやこれやと議論を交わしている。
いやラディッツ辺りには勝ってほしいとか、やれ今のは光源の量からして、超かめはめ波に当たるとか、マンガをぺらぺら捲りながら時間が経つもの忘れて激論が交わされた。

その日はその後、私のかめはめ波に付いての議論と検証が徹底的に行なわれた。

パチュリー様が計測した所によると、私のかめはめ波は推定800度以上の高温であることがわかった。中心の温度は実に1000度に達していたらしい。
軽くやってみた結果なので私自身もかなり驚いた。
そうかと思えばお嬢様が「私に向かってやってみろ」と無茶をいいだす始末で、私はそれは絶対に出来ないと断った。でも結局、皆に詰め寄られて無理矢理かめはめ波を自分の主人に向かって撃たされたのだが、さすがのお嬢様は片手でソレを弾き飛ばしてしまった。

「まあまあだな」

なんて言ってるお嬢様の手首から上が見事に吹き飛んでいたのだが、直ぐに新しい手が再生した。

「ピッコロの様だ。お嬢様は魔族なのでは?」

小悪魔さんがそう仮説を提唱したが、私に言わせればあなたの方がが魔族に近いんじゃないかと思うわけで……。



結局その後、私の放ったかめはめ波は幻想郷中の話題となり、私は郷中のひっぱりダコになってしまった。

それと供に幻想郷でドラゴンボールごっこが大流行してしまった。
もともと弾幕の心得のある人達は、気を練ることが出来なくても、なんかそれっぽいエネルギー弾を作り出すことは出来たのだ。

「かああぁぁぁぁぁ~~~~!!」

博麗神社の上空では、『ドラゴンボールっぽく弾幕勝負をする』ごっこが毎日のように行なわれている。

「繰・気・弾!」

霊夢さんの手の上に光の塊が出現すると、集まった皆からはきゃーきゃー歓声が上がる。
人気キャラのネタは皆にも大ウケだ。

光の玉の真ん中に霊夢さんのホーミング式の御札が浮かんでいた。

アイデア一つで結構いろんな技が再現できてしまうのも、この遊びのおもしろさの一つのようだ。
いかにドラゴンボールっぽくするか、という事が勝負の重要な見せ所となる。……らしかった。

「つあっ!」

霊夢さんは気味悪い仕草で指先を動かして光弾を操っている。

「界王拳~~!!」

バカカー!! と体が黄金の闘気に包まれ、命蓮寺の聖白蓮さんは超人的なスピードでそれをかわす。
あれって確か『超人聖白蓮』ていう白蓮さんの持ち技だったと思います。ぶっちゃけ名前を変えてるだけなんですね。
魔理沙さんの「魔閃光」は、そのまんまマスタースパークだったし、妹様は4人に分身して「天津飯だよ~」なんてマニアックな事を言っている。
そして「フュージョンをやります」と言って6時間くらい境内のスミでテケテケやっている古明地さん姉妹は、もう誰も見向きもしません。

ちなみにこの白蓮さん。

実は八雲紫さんや八坂神奈子さん、西行寺幽々子さんや八意永琳さんらと供に『ギニュー特戦隊』なる謎のユニットを結成しています。

「5・人・そ・ろっ・て!」

とか超ノリノリでされた時には、本気で皆ドン引きです。

結局この騒ぎは、魂魄妖夢さんと西行寺幽々子さんによる「ブリーチごっこ」に取って代わられるまで、暫く続く事になったのでした。

そして私はと言うと。


「なあ、美鈴。ちょっと聞きたいことがあるんだ」


ドラゴンボールごっこの忙しさから解放されて久しい、紅魔館の門前での昼下がり。

いつもの様にホウキに跨って降りてきた普通の魔法使いさんが、ニンマリと口元を釣り上げる。

いつもと変わらないやっぱり素敵な笑顔で、いつもの様に「よ、ごくろうさん」とか言いながら私の横をスルーして行く。

わけが無かった。


「お前さん『念』使えるか?」


私はため息をつきながらも、口元が自然にニヤついてしまうのを抑えられないでいました。



(了)
さとりとこいしで、「さとし」って所でしょうか(キリッ)

お姉ちゃん私も護邸十三隊やりたいよ~……(^_^;)



超お久しぶりです!超門番無謀にも二発目です!
私の名前ですけど結局コレも3人で書いてるので合作です。
夏休みに皆で長野に旅行に行って、丸一日森林浴をしながらドラゴンボールを全巻読破しました。あの読後の達成感は言葉では言い表せません。
グルメ泥棒最新作も、もう完成しています。お楽しみに!

追記・誤字直しました。よりによっての……修行不足ですぅ……。
   「さとし」ネタ使わせてもらいます!ありがとうございます!
超門番
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コメント



0.3480簡易評価
4.70名前が無い程度の能力削除
止めるんだ美鈴!それをやったら美鈴さんになってしまうぞ!
誤字)海王拳→界王拳
5.90奇声を発する程度の能力削除
ネタが色々詰まってて読んでて面白かったですw
7.100名前が無い程度の能力削除
やはり幻想郷では何でもありか…
美鈴は天下一武道会に参加しちゃっていいんじゃないかな
9.100名前が無い程度の能力削除
そしてワンピースごっこ、ジョジョごっこへと続くのであった。まる
11.100名前が無い程度の能力削除
念能力で美鈴なら強化系かな?(単純一途っぽいし)

非想天測の美鈴のスペルって既に念能力っぽいな
13.100名前が無い程度の能力削除
ギニュー特戦隊がお馴染みの5人で吹きました
14.90名前が無い程度の能力削除
るろ剣ごっこや封神ごっこを忘れて貰っちゃ困るぜ
18.80名前が無い程度の能力削除
個人的にはドラゴンボールってだけで文句なしの出来なんだけど、よりによって固有名詞に誤字があるのでちょい減点。燥気弾→操気弾 フージュン→フュージョン
19.100お腹が空く程度の能力削除
かめはめ波の構えは男子のたしなみ(キリッ

アバン・ストラッシュと二重の極みは男子の本懐(笑)

いやはや懐かしかったです。

グルメ泥棒も楽しみにしてますね。
23.90名前が無い程度の能力削除
バキごっこも必要だと思うんだ一端の漢として。
するってぇと、美鈴は烈だね。刃牙は霊夢でいいとすると、オーガは紫かな?で、魔理沙がジャック。
勇儀は花山な。医者って事で、鎬兄弟は永琳が兄で優曇華が弟。独歩が神奈子で克己が早苗。千春は天子が適任じゃないか。体中に絡繰り仕込んでるドイルはやっぱにとりでしょ。

やっちゃったー。
24.100名前が無い程度の能力削除
東方五大老なにやってんのww
25.90名前が無い程度の能力削除
両手を広げてキーンと言いながらよく走ってたな。もちろん首は外れなかったけども。「置いてくる!」と叫びながらもまったく届かないリングに向かって庶民シューッ!
26.100名前が無い程度の能力削除
b
27.90名前が無い程度の能力削除
まじめに、かめはめはやらせる、というネタをシンプルかつしっかり書ききってくれた事に感謝
大好物!
29.90名前が無い程度の能力削除
美鈴なら波紋も使いこなせるはず! 幽波紋もいけるって!
咲夜さんがザ・ワールドは言わずもがな。紫さまはスティッキィ・フィンガーズ。これは譲れない。
31.100名前が無い程度の能力削除
ブリーチごっこなら彼岸組の出番だぜ……! 雰囲気全然違うけどな!!

ギニュー特戦隊で腹筋やられましたw
果たしてグルドポジションは誰なのか
37.100名前が無い程度の能力削除
人気キャラがヤムチャですか(笑)

それは置いといて、面白かったです、問答無用で
こころなしか台詞までドラゴンボールっぽいのがあるぞw
さとりとこいしは
さとし
だろう、常識的に考えて
41.無評価超門番削除
4番様  よ……よりにもよって界王拳を間違えるとは……っ!!
     だ、だめだぁ……修行不足だぁ……  ところで「美鈴さん」はウケますねぇ。
     やろっかなぁ…  ゴゴゴゴゴ…て(笑)                  超門番
奇声様  奇声を発すさんおひさしぶりです!やっぱりきてくれたんですね!感謝しまくりです。
     また活動再開しますから楽しみにしててくださいね!             超門番
7番様  美鈴が天下一武道会出たらどこまでいくんでしょうねぇ。
     チビ悟空時代なら優勝できそうな気がする……                超門番
9番様  あたりまえだっ!!べべんっ!! …てやってみたい!
     アリーヴェデルチ!!(さよならだ!)                   超門番
11番様 美鈴は強化系ですね!私もそう思います。ウボーキンくらいとならいい勝負できそうです!
     ぶっちゃけ殴るだけ!みたいな。                      超門番
13番様 あの五人にキレのある動きであのポーズをしてもらいたい…。
     あのあたりのキャラのテイストが鳥山明先生はスゴすぎると思います!     超門番
14番様 るろうに剣心と封神演義ですね!ふっるいネタですけど私には隙はないですよ~?(キリッ)
     封神演義はコミックがかわいいからインテリア的に飾っちゃいますよね!    超門番
18番様 操気弾!フュージョン!  フュージョンは実は自信なかったんですよ……やっぱり間違
     ってましたか…。誤字はテストでは0点です。それでも点数くれてありがとうございますっ!
                                          超門番
お腹がお空様
     お空さんお久しぶりデス!!ていうか見つけてくれるのはやいですねぇ!名前がお嬢様じゃ
     無いから分かんないかな~?とか思ってましたよ…。
     アバンストラッシュですか。ダイの冒険ですね?「今私が読もうと思っているベスト」の
     第5位のマンガですね!理由はビィトのファンだからです!          超門番
23番様 バキですかぁ…。アレはちょっとクセが強いマンガなのでまだ挑戦していません…。
     でもお父さんがウケるくらい強いらしいっていうのはネタとして知っています。幻想郷では
     誰が当てはまるのかなぁ…   ぁぁ幽香さんとか?             超門番
24番様 あのポーズの絵だれあ描いてくれないかなあ。なんて!            超門番
25番様 両手を広げてキーン??だれです??
     「置いてくる」ネタはわかりましたよぅ。フフ…私の大好きなマンガベスト3にランクしま
     すから!もし男の子だったらバスケはまってただろうなぁ…          超門番
26番様 B!B!ェ…… (スキマ送りにされました)
27番様 ありがとうございます!どうしてもやってみたかったネタなんです!
     たのしんでもらえて嬉しいです!天にも昇る気持ちです!           超門番
29番様 アリアリアリアリ!!はアリスさんで決定! 
     アリーヴェデルチ!!(さよならだ!)                   超門番
31番様 そうですよ!小町っちゃんのことすっかりわすれてたぁ!
     あの娘そういえばまんま死神でしたねぇ。小町っちゃんの「卍解」!
     熱すぎでしょう!                             超門番
37番様 操気弾はわたしの一番好きな技なんです。
     ドラゴンボールは後半のより前半のマジュニア編あたりまでが好きです。絵が丸みがあって
     かわいいから! 
     「さとし」はホンキで気に入りましたので採用です!いいセンスですねぇ!   超門番    
42.100がま口削除
しまった、見逃してました。失礼ながら感想をば一つ。
私はここに、日本国民のクセにありえない告白をいたします。
……ドラゴンボール、よく知らないんです。単行本も読んだことないし、アニメも1、2回くらいしか見たことが……
でも! ものすごい熱気と迫力は伝わった!! 美鈴さん、あんた漢だよ!! 女だけど。
中心温度1000度ってプラズマ砲レヴェルですよ。それを昇龍させるなんて、カッコよさの次元が違います。
最後に、弾幕ごっこが全部こんな状態でも、何の違和感も感じられなかったことに軽く衝撃を覚えたことを付記して感想とさせていただきます。波ッ!
43.100白銀狼削除
うおおお!?三人組の新作が出ている!!!毎回楽しみにしてます~
美鈴がかめはめ波…すごくイメージしやすいwwwwwww
グルメ泥棒も楽しみにしてますね!
48.80桜田ぴよこ削除
わーい、お嬢様三人衆のみなさんだー久しぶりー(今回はお二人コメントお休みみたいですが)。
なんとも小学生時代を思い起こさせる話で楽しかったです。
みんなで仲良く旅行だなんて良いですねぇ。グルメ泥棒も待ち遠しい。
50.100名前が無い程度の能力削除
元気玉だぁ~!
51.100ぺ・四潤削除
おお久しぶりのお三方。待ってました。
くだらない事にこそ全力を尽くす。これぞ紅魔館。楽しかったです。
ていうか美鈴マジすげえ。
今気づいたけど純粋に食べ物が出てこないSSは初めて見たww

しかしちょっと待ってほしい。ギニュー特戦隊のメンバーを見る限り全員に共通するものは巨乳。しかしそれがギニュー特戦隊ということはもしかして実は全員偽にゅ(略
53.無評価超門番削除
がまさん  へぇ~~。男の子でドラゴンボール知らないって珍しいですよね~!
      私の周りの娘でも、結構みんな知ってるのに。
      でもわけわかんない情熱は伝わってよかったです。私も実は全巻読んだのは初めてだったので
      細部はお蝶に指導を受けました。誤字はご愛嬌です!               超門番
白銀狼様  いっつもみてくれてるんでしょうか。ありがとうございます!
      一応私の名前で出してますけど、これは半ばムリヤリです!書いてるのは三人でやってるので
      作風はなんか同じ感じになっちゃってますけどね!グル泥もお楽しみにっ!     超門番
ぴよ様   超お久しぶりです!
      今回あとがきコメントは全て私がやってますけど、それは私がヘタレでなかなか投稿しないから
      ムリヤリです!二人は今まさに横で「アポロ」食べながらニヤニヤして見てます。ドS軍団です。
      グル泥はラストがこじれてますけどもうすぐ出すと思います。どうかおたのしみに! 超門番
50番様  元気玉は出すつもりだったんですけど、難しかったのでやめました。アレするとそこでお話終っ
      ちゃいますからねぇ…                             超門番
ぺ様    超おひさし振りです!ぺ様!
      これはぐる泥ではない私のネタなので食べ物は無しです!でもお嬢様もお蝶もいままさに隣に
      いますけどね… 「さあヨン様だよ~?どうやってへんじするの~?」とか言われてイビられ
      ています… 返事書くのに実は2時間くらいかかってるんですよねぇ…外が暗くなっちゃった
      よぉ…                                    超門番
56.100名前が正体不明である程度の能力削除
ドラゴンボールいいよね。
57.100名前が無い程度の能力削除
ジ○ンプの技マネは誰もが通る道…
自分はるろ剣とテニプリですかねぇ

二回目以降やアニメ、ゲームなんかで動きが判明する度に技マネも調整するのもよく有ること
61.100名前が無い程度の能力削除
こういうバカな事に全力を尽くせるのが幻想郷の良いところだ
62.80S.Kawamura削除
ドラゴンボールは小学生のころ、借りてきた全巻を何度も読んだなぁ…懐かしい!!!
64.無評価超門番削除
正体不明様  夏休みのあの体験から温めていたネタです!
       楽しんでもらえて私もすごくしあわせな感じです!               超門番
57番様   テ、テニプリですってーーー!?
       私も大好きです!もう「三つの扉」をぶち破る勢いで読んでました!DVDももちろん持って
       ます!アレも確かにネタがもり沢山でしたね~。まさにネタの宝庫ですよ!  …っていう
       かあんなのマネできるんですか?                       超門番
61番様   みんなのバカっぽさが伝わってよかったです。コレは完全に普段の私達のノリです。
       …で、本当に出来ちゃうところが幻想郷なんですよね~             超門番
S.Kawamura様
       コミックは後半になるにつれてコマが大きくなるので、1巻読むのに瞬殺!って感じで読んで
       ました。泊まったコテージの人がマンガ好きで、他にもハチクロとかナルトとか何でもあった
       んですよ。また行きたいな~!                        超門番
       
66.80ワレモノ中尉削除
かめはめ波は永遠の少年ロマン。絶対に無理、所詮マンガと頭では分かっていながら、何人の子供が汗水垂らして練習していたものか……。
それを一瞬で習得するとは、美鈴ずるい(えっ)
68.100名前が無い程度の能力削除
そういえば、美鈴は光弾はよく出しますが光線系の技はありませんでしたね。見落としていた!
そのうち魔理沙のマスタースパークと真っ正面からの撃ち合いが実現するか…!
69.100愚迂多良童子削除
このノリで北斗の拳もイケる・・・!
70.80名前が無い程度の能力削除
特戦隊に勝てる気がしないんだが…
74.無評価超門番削除
中尉様    わわ!中尉さんだ!光栄デス!
       かめはめ波は何かがんばればホントに出来そうな気がしますよね。でも幻想郷では普通に出来ちゃう。
       それが常識なんですね!                              超門番
68番様   つまり魔閃光との勝負ですね? キリッ
       でも魔閃光はピカッと光るだけで、イマイチ強そうじゃないんだなぁ…         超門番
愚迂多良童子様
       愚迂多良さん!ありがとうございます!とってもうれしいです!
       でも残念ながら北斗の拳はあんまり知らないんですよねぇ… だいたいは分かるんですが。
       絵も濃いしなぁ…                                 超門番
70番様   そうですね!平均戦闘力53万って感じです!(笑)
       皆に是非あのポーズを決めてほしいですよね!                    超門番
   
76.100名前が無い程度の能力削除
今回はDBネタで来たかww
とにかく面白かったです!!
次回はハンター×ハンターですかねww
78.100名前が無い程度の能力削除
美鈴なら、波紋疾走とか使えそうだよね!
79.無評価超門番削除
76番様   どうもありがとうございます!
       ハンター×ハンターですか… あれはもう私の想像の及ばないくらいぶっ飛んでますからねぇ…
       ゴンさんとか…                やろうかなぁ…              超門番
78番様   ジョジョですね!私高校に入ってからジョジョにハマリまくりなんです!オーバードライブとか言ってくれる
       人がいてとっても嬉しいですっ!熱く語り明かしたいですねぇ!               超門番
80.100名前が無い程度の能力削除
東方×DBの発想は素晴らしいです。幽遊白書ネタとか良いかもと思ったけど飛影→妹紅しか思い付かなかったww
85.無評価超門番削除
お返事遅れてゴメンなさいです!幽遊白書かぁ… ちょっっと古いですねぇ…ww でもハンター×ハンター
の人なんですよね?チャレンジしてみよっかなぁ。                     超門番
87.100名前が無い程度の能力削除
半端じゃなく楽しかったです、ドラゴンボールも東方も大好きな私には堪らんSSでした。

しかし、マニアックなことを一つだけ言わせてください。操気弾→繰気弾、市販のゲームですら間違えるほど細かい指摘ですがお許しを。
88.無評価超門番削除
87番様< うわっとっと…! 返信送れてすみません! まだ私のヘタレた作品をみていただけてるなんて。
     うわ!「繰気弾」でしたか!わー!速攻で直しました。   さ、さすがですねぇ…           超門番 
91.100名前が無い程度の能力削除
こういうほのぼしたネタ大好きです。
114.無評価伝説の超野菜人程度の能力削除
(かめはめ波を見て・・・)
あれは・・・カ、カカロット?
115.100伝説の超野菜人程度の能力削除
カカロットの技かぁ? フフフ
116.90ミスターX削除
個人的にはこんな感じ(一部、一人複数役やっています)
魔理沙⇒①「き~り~さ~め~波ぁぁぁ~~~~ッ!!!」②(萃香がミッシングパープルパワー使用)「パチュリー!!技を借りるぜぇっ!!!『太陽拳』ロイヤルフレア!!!!!」③(アリスを爆破された)「(プツン)俺は怒ったぞーーーーーッ!!フランーーーーーッッ!!!!」④「霊夢を倒すのはこの私だ。お前ら妖怪どもじゃない。」
咲夜・パチュリー・美鈴⇒「三人そろって、紅魔機甲戦隊!!!」
加奈子⇒「S・Sデッドリィオンバシラーと正面から打ち合おうというのか?幻想郷の半分は吹き飛ばすほどのパワーがあるのだぞ」
お空⇒「(制御棒を両手に着けて)ヘルズフラッシュ!!!!!」
輝夜⇒「私は死なない!!永遠の命を手に入れたんだ!!!フハハハハ!!!!」
小悪魔⇒「さようならパチュリー様…どうか死なないで…(自爆)」

あと、H×Hはこんな感じ
魔理沙⇒クロロ(技を借りる)
紫⇒ヒソカ(気まぐれで嘘つき❤)
幽香⇒フェイタン(冷酷、残酷、怒ると怖い)
アリス⇒マチ(見えない糸)
聖⇒フィンクス(格闘強化)
芳香⇒フランクリン(つぎはぎで、指が取れたりするのが似合いそう)
勇儀⇒ウボォーギン(身体能力強化に特化)
妖夢⇒ノブナガ(とにかく斬る)
にとり⇒シャルナーク(機械・操作)
空⇒シズク(忘れっぽい)
さとり⇒パクノダ(心を読む)
マミゾウ⇒コルトピ(変化の術と具現化がマッチ)
ミスティア⇒ボノレノフ(音楽と能力)