Coolier - 新生・東方創想話

Nightmares

2011/07/20 18:57:31
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~ Prologue ~



    外はまだ蒸し暑く、昼間の日光とはまた異なった暑さが辺り一帯を支配していた。
    この時間帯は、人里を彷徨している者は無く、外は墓地の様に静まりかえっていた。
    人里の外れに人間の当麻の見窄らしい家があった。外壁は無く、周囲を小さな木々で囲まれている。窓ガラスには埃が溜まり、剥げた壁からコードが覗いていた。

    二階建ての古く寂れたこの家には、家族の写真がたった一枚だけあった。
    その写真は、当麻の両肩に父の右手とと母の左手とが乗せられた、ごく普通の幸せな家族の一ページ。
    三人が満面の笑みで笑っている。
    今はもう絶対に撮れ無い貴重な一枚だ。

    当麻は、癌を患っている父と、既に他界した母と共に、ここで暮らしていた。
    父は現在、病院に入院しており、母は天国から当麻のことを見守っている。
    楽しい日々の生活は、今はもう亡き物である。

    当麻は右手でその写真を持ちながら、首だけ軽く後ろに動かして時計を確認する。

「零時前か。そろそろ寝るか」

    左端が欠けた古びた写真を丁寧に棚に戻した。
    ギシギシと不気味な音を立てる床を欠伸をしながら進み、二階にある自分の小さな寝室に向かった。

    その時、時計から零時の知らせに【ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67 「運命」】が家中にけたたましく流れ渡った。
















nightmares










~ Beginning of a Nightmare ~



    当麻は朝とは信じ難い異様な明るさの中で目を覚ました。
    部屋内が見渡せ無い程に暗く、音も一切無い。誰かにジッと見られている様な、まるで無をモノクロ写真で撮ったその中に放り込まれた感覚。
    その中でも、カーテンから覗く一筋の薄暗い光は、丁度当麻の臍辺りに当たっている。
    それが何だか、母から差し伸べられたあの温かい手みたいで、心地良い。こんな暗い中なので、余計に心地良い。当麻は温もりを感じた。

「さてと。今日も朝の人里を気持ち良くひとっ走りしてくるか!」

    母に後押しされた様に、意気込む。
    よっこいせと布団から起き上がり、勢い良くカーテンを開け、外のコンディションを確認する。
    微風が戦ぎ、太陽からの恩恵を受けながら、木が揺れている。その木に小鳥が数羽とまっていて、豊かなハーモニーを奏でている。
    絶好のランニング日和。
    当麻は布団を畳んでから押入れに仕舞った。
    身体が鈍っているので、全身を使って背伸びをする。両手の先を天井に向け、うーんと上げた。
    バキバキバキバキと肩甲骨が鳴る。次いで首も鳴らす。
    バキバキバキバキバキバキ。
    関節がおかしくなりそうになるまでやり続けるのが、当麻の朝の習慣。
    今日も関節の調子は絶好調。気持ちが良いので鳴らしまくる。
    バキバキバキバキバキヴワァーン。
    ヴワァーン?
    空間が歪む様な音がして、反射的に当麻は周りを見る。
    当然、誰も居無い。ましてや朝の日射し以外、何も無い。
    外からは小鳥がチュンチュンと鳴くのが聞こえた。

「何だったんだ今の音?」

    誰かに見られているという錯覚が当麻を襲い、恐怖心を煽られた。
    もう一度注意深く辺りを確認する。上も下も隅々まで。
    その時、またあの音が鳴った。どうやらそれは一階から鳴っているようだ。
    ヴワァーンヴワァーンヴワァーンヴワァーン。
    核融合炉で実験しているかの様な激しい音は凄まじい不協和音だった。
    長時間聞くと脳がおかしくなりそうだ。

「まさか、誰か居るのか!?」

    当麻は自分勝手な憶測を巡らす。
    この人里の外れにある家に何の用があるのか判らない。ましてや居るのかさえ判らない。
    それでも音の正体を暴くべく、ドアを荒く開けて急いで階段で一階へ駆け下りた。
    穴が空いて落ちるのではないか、と思わせる程に階段は腐り果てていた。
    床に圧をかける度にギシギシと不安な音が鳴る。まるで巨大なカミキリムシの背で歩いてるみたいだった。
    床については、手入れをしようにも出来無いので仕方無く放っておいているのだ。

    台所。
    食器や食品等は何も落ちて無く、荒らされた形跡すら何も無い。
    テーブルの上に食べかけのパンと牛乳が置いてある。
    それは昨日の夕食である。お金も少ないので貧相な食べ物しか口に出来無いのだ。
    それはべつに人里に何も売っていないと言うわけでは無い。父も母も居無い当麻の生活経済的に苦しかった為である。

「まあ、気にしないでいいか。まずは気晴らしのランニングだ」

    玄関からまたあの音がしたのはその時だった。

    ヴワァーンヴワァーンヴワァーンヴワァーンヴワァーンヴワァーン。

    グラグラと頭を揺さぶる不快音は、いつもよりも長く鳴ったあと、やがて止んだ。
    相変わらず部屋内は物静かで、外からの光が当麻の目を覚まさせてくれている。
    まだ当麻の視界はボンヤリしているが、聴覚は例の音の所為ですっかり筒抜け状態だった。

「............玄関か?」

    当麻はとくに急がずに、時間を使って玄関に向かった。
    何があろうと危険ではないと思っていたのだ。
    辿り着いた玄関は、いつもと変わらなく荒れている靴箱。揃えて脱がれていない二足の靴。
    全くいつもと変わらない光景が当麻の目に映った。
    ただいつもと違うのは、なんとなく空気が違う。高い妖力が宿ってる様な、不穏な空気。
    さっきまでの余裕は当麻には無かった。唾をゴクリと飲む。
    そして何かを感じる玄関ドアの前に立った。
    ここに、何かがある。確証は無いけど、空気が異様だ。
    だが、悩んでても仕方無いのである。
    当麻は恐る恐るドアノブに手を掛けた。

「ランニングに出かけよう」

    当麻は死体の様に冷たいドアノブを右に回した。
    ガチャという音と共にドアが開いた。

    しかし、当麻にはこの先の悪夢など知る由も無かった。










~ Single Nightmare ~



「い、一体どう言う事だ...........」

    ドアを開けたその先は人里ではなかった。
    日が照ってるわけでもなく、木が揺れてるわけでもなく、小鳥の囀りが聞こえるわけでもなかった。
    尤も、ここは外ではなかった。玄関のドアを抜けた先が外ではなかった。室内だった。
    電気は一切付いてなく、目の前には10個程のソファとそこに乗っている一つの懐中電灯。会計所と思われるところには、緑色のカエルが居座っていた。

「まさかここって..............父さんの病院?」

    まさにその通りであった。
    当麻にはここのソファに座って雑誌を読んだ覚えがあった。
    どう言うわけか、ドアを抜けた先が病院なのである。それも当麻の父の通う病院。
    ただ、不思議な事に人が居無い。人の気配すら無く、かなり不気味である。一刻も早くここを脱出したい。当麻はそう思った。
    当麻はハッと後ろを振り返った。そこにあるのは入り口のドア。
    このドアを戻れば家に戻れるのではないか?
    早速当麻はドアに手を掛けて、勢いよく引っ張った。だが、びくともしない。次に押してみた。同じくびくともしない。蹴っ飛ばしても、物を投げつけても、割れもせず微動だにしない。
    つまり、完全な密室である。逃れる術は無いと悟った。
    一体何故ドアの先が病院なのか。誰がこんな事を仕組んだのか。当麻には全く検討が付かなかった。
    残された道はただ一つ。
    進むのみ。

「クソッ! 行くしか無いのか!」

    辺りは暗く、先が見える程余裕は無い。懐中電灯を手に取り、永遠に続く様に見える廊下に向かって当麻は歩き始めた。
    通い慣れた病院なので、ある程度の道は把握していた。
   暗くても懐中電灯と自分の記憶を頼りにしていればなんとかなる筈だ。
   そこでまたしても疑問が浮かんだ。

「いや待てよ。何故都合良くソファに懐中電灯が在るんだ? これは偶然なのか、それとも誰かの陰謀..............」

    ぐしゃ。

    何か足元で鈍い音がした。変な感触がしたので、何かを踏んづけたのだろう。当麻が下を確認する。その瞬間、当麻は口から心臓が飛び出そうになった。

「こ...........これは............」

    腕だった。指の付き方から見て右腕。人差し指以外は閉じていて、前方を指差していた。
    当麻は腕の持ち主がいないか辺りを見回した。
    誰も居無い。前も後ろも上も下も全て真っ暗。
    腕は肘から下が無く、血に塗れた骨が露出しており、見るも無残に肉は引き千切られていた。
    しかし床に血のシミらしきものは見えない。
    当麻は無意識に腕を触ってみた。

「冷たっ」

   当たり前だが、血が流れていない腕は玄関のドアノブの様に冷たかった。
    『生』が全く感じられない、金属の様だった。

「腕が何でここに在るんだ...........」

    おかしい。明らかにおかしい。さっきから異常な事が起こりすぎだ。
    まずあの変な不協和音。次に玄関のドアの行き先。ソファの上の懐中電灯。そしてこの腕。
    これは明らかに何者かによる陰謀だ。
    誰が何の為にやっているのかはさっぱり判らないが、俺はそのターゲットになってしまった。それは抗え無い事実である。
    腕といい懐中電灯といい、共通点すら見えない。

「とりあえず、進もう。何かあるかもしれない」

    カツカツカツカツカツカツカツカツ。
    当麻の歩く音だけが、廊下内に響く。革靴でもないのに、歩くだけでこんなにも気持ち良い音が鳴る。
    尤も当麻はランニングをするぐらいしか外出をしないので、革靴など持っていない。
    カツカツカツカツカツカツカツカツ。
    不気味な程、足音が響く。何故こんなにも気持ち良い音が鳴るのだろうか。この床はどうなってるのか。
    当麻は不可解な事が起こりすぎて、何もかもに疑問を抱く様になっていた。

    廊下が3本に別れる道に辿り着いた。
    当麻は迷わずに直線に進もうとした。その道が父の部屋へ続く方向だったからである。

    ぐしゃ。

    またしても足に違和感。
    見るとまたしても腕。人差し指で左側の道を指差している右腕だった。
    さっきと同じく肘から下が無かった。
    当麻は今度は悲鳴をあげなかった。腕だけを見るのに慣れてしまった。と言うか、自分でも判らない程に落ち着いていた。
    ただ、さっきと違うのは血のシミが在る事だ。文字を書く様に血をなぞらせてある。
    そこにはこう書かれている。



    THE SIGN ARM
    うでにしたがいなさい。
    うでにみちびかれるのはあまたのあくむ。  
    りんねのきょうふをあじわわせてあげる。



    何故か最初だけ英語で、後は平仮名。これは何を意味するのか。
    とりあえず当麻は『THE SIGN ARM』を『腕の道標』と解釈した。当麻は英語がいまいち判らないので、適当にそれっぽく訳しただけであるが。

「腕に従え、と言うのか............一体誰が............」

    確かに人差し指以外閉じているのは不可解で、必ず何処かの方向に人差し指が向いているのだ。
    メッセージの通り、この腕は当麻を何処かに導く『道標』のようだ。
    いや、腕と言うよりは指なのかもしれない。指を向く先に、何かが待っている。
    人が一切無く、誰がこんな事を仕組んだのか判らない。ましてやこれが何者による仕業なのかすら判らない。
    ただ、指示に従わないと危険だ。
    当麻はそう思った。

「この腕に従えば何か在るのか?」

    当麻は腕に従う道を選んだ。
    どのみち直線に進んだとしても、人影すら無いこの病院内で父が寝ているとは考えにくい。
    そう思ったのである。
    必ずしも従わなければいけないとは思えないが、当麻は嫌な予感がしてならなかった。
    家と同じ、誰かに見られているような、監視されているような、そんな気がしてならないのである。
    脇においていた懐中電灯を手に取り、当麻は再び前に進んだ。
    
    カツカツカツカツカツカツカツカツ。
    何も話さない死体の様に静かな廊下に一定のリズムで音が響く。
    カツカツカツカツカツカツカツカツ。
    当麻はこの音がトラウマとなりつつあった。ただでさえ不気味なこの廊下で靴の音だけが響くのは、精神的に辛い。
    身体を擽られる様に虫唾が走る。
    思わず当麻は靴を脱いでしまった。それらを手に取り、後ろに闇雲に放った。
    放られた靴は当麻の背の廊下で、カーンと響いた。やがて暗闇で見えなくなった。
    それを確認した当麻はゆっくりと落ち着いて歩き始めた。
    懐中電灯が薄暗く足元を照らす。
    ペタペタと歩く自分の指先が目に映った。

   ぐしゃ。

    またこれか、と当麻は飽きれた様に下を見る。
    右足の裏に、ドアノブの様にひんやりした右腕が下敷きになっていた。
    靴を履いてなかったので、生々しい死の肉が擽りに弱い第二の心臓を刺激した。
    筆で足の裏を弄られるより、よっぽど気持ち悪かった。
    直ぐに足を腕から退かして、指の指す方向を確認する。
    右。
    首だけを動かして、当麻は右を見た。
    そこには一つのドアがあった。
    ガラスは埃塗れでドアノブはかなり錆れていて、病院らしいにおいがする。
    ナンバープレートは『215室』と書かれている。

「父さんの部屋では無い様だな」

    褐色に染まったドアノブに手をかけようとした。が、そこでもやはり疑問が浮かんだ。
    しかし、今度は今までより多くの疑問が浮かんだ。

「腕........部屋.........道標..........おかしいぞ............」

    バキバキバキバキバキバキバキバキ。
    何処かで聞いた事があるような音が部屋の中の方から聞こえてきた。
    バキバキバキバキバキバキバキバキ。
    でもどこかリアルで生々しい。だんだん身体が熱くなって来た。
    バキバキバキバキバキバキバキバキ。
    身体慣らしと言うよりも、骨を無理矢理折る様な音。
    バキバキバキバキバキバキバキヴワァーンヴワァーン。
    当麻は自然と錆び付いた金属を下に下ろして、ドアを引いていた。
    暗い部屋に一つのベッド。それしかなかった。
    懐中電灯で部屋全体を照らす。
    蜘蛛の巣が張られ、資料らしき紙が散乱している。医療道具を落ちており、あのベッドは血に塗れて赤く染まっていた。まだ血は新しく、ドロドロとしていた。
    そのベッドの上に見たものは、またしても血で書かれたメッセージだった。
    


    あなたのひだりうではおいしくちょうだいしたわ。



    ハッと我に帰り、左肩を見る。肩から下が無かった。
    不意にバキバキと言う音を思い出す。
    あれは腕を咀嚼する音だったのだ。

「くそっ。あまりの痛みに全く気付かなかった」

    痛みが激しいと気付かないケースがあると当麻も聞いた事があった。
    それを今、直に体験したのである。
    だが、メッセージは終わっていなかった。



    こんどはあなたのおとうさまをいただくとするわ。



    「父さんだって!?」

    憤りが湧いた。どんどん頭に血が上り、腕の痛みなんか忘れていた。だらしなく流れ落ちる大量の血も気にしない。
    たった一人の家族を消されたくない。
    その感情が当麻を躍動させた。
    
    残った右腕で血の様に生温かいドアノブを動かした。










~ Endless Nightmare ~



「何だって言うんだこれは」

    寝室だった。我が家の寝室。あのままの状態。日の光が差し込み、荒れた部屋を照らす。

「どういうことだ?」

    戻ってきた、のか? 本当に。
    外だって中だって、あの時と変わらない。
    あれは、何だったんだ?

「あれ? おかしいな?」

    無くなった筈の左腕があった。肩からしっかりと伸び、健康的に指が動く。
    イソギンチャクの様にうねうね動かしても、全く痛くない。
    だが、当麻はあの時と違う点を見つけた。

    手紙だ。ドアの隙間に挟まっている。

「一体なんだ?」



    NIGHTMARES
    まだ貴方の危機は過ぎ去って無いわ。
    悪夢はこれから。
    輪廻の恐怖は始まったばかりよ。
    もう少し遊びましょう?



    遊びましょう? 巫山戯るな。お遊びで俺の父さんを.........父さん?

「父さんが危ない!!!」

    家に戻って来てすっかり忘れていた。正体不明は父さんを喰らう、と言っていた。
    つまり...........
    
    ヴワァーンヴワァーンヴワァーンヴワァーンヴワァーンヴワァーン。
    
    またあの音。恐怖を募らせる、同時に冷静さも失わせる、謎の音。

    当麻は急いで玄関に向かった。あの時の様にゆっくりしていられない。
    今鳴っている『運命』が当麻を焦らせる。
    走ってる時に床が抜けた様な気がしたが、全く無視した。
    家より父さんだ。
    父さんは癌に罹る前は俺と一緒にキャッチボールとか楽しいことを.......

    ぐにゃ。

    また、あの感触が第二の心臓に感じた。家の中にも腕があるのか。
    鳥肌が立つ前に指の示す方向を見た。
    そこを見ると、またしても血で書かれたメッセージが。



    こんどはげんかんじゃないわよ。
    いっかいのトイレ。
    そこにいきなさい。
    あくむがまってるわ。



「くそっ。何が目的だ」

    当麻は目的地を変えた。
    一階のトイレ。
    そこの先はだいたい想像が付く。
    トイレ以外の所だ。病院とか。
    何故そこに着くのかは判らない。
    ただ、父さんが危ないなら。

「行くしかねぇ」

    トイレの前。
    あの時と同じく、妖力と言うか強大なオーラを感じる。
    ここから先は行くな、と言ってるかの様に。
    だが、今の当麻はそんな言葉に耳を傾けない。

    当麻は死体の様に冷たいドアノブを手に掛けた。
    そして、それを静かに下ろした。
    ガチャと開いた先に、幽かな闇が覗いた。

    
「フフフ。熱い人間ねぇ。遊び甲斐があるわ」

    スキマの隙間から片目で覗いて、八雲紫はその男を嘲笑った。

「最近人間襲ってないから楽しいわ。暇潰しにはもってこいね。そうだ。今日の夕御飯はあの男にしましょう。父親は癌に罹ってるからイイや」

    さも日常の一部かの様に、何気無く紫は呟いた。
    
    そして、ゆっくりとスキマを閉じた。
    最後に見せた笑みは、いつも霊夢などに見せる笑みではなかった。




あとがき
紫の能力は夢の中にも通用すると聞いてすぐさま書いたのがこれです。
あまり人間を襲わないので、襲ったらたぶん紫だったらまず弄んでから咀嚼するんだろうな、と考えながらの作品です。
THE SIGN ARM など、要所要所に適当な工夫を凝らしてみたのですがそれはイイや。

ご愛読ありがとうございました。
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コメント



0.550簡易評価
1.100名前が無い程度の能力削除
…怖っ
これはホラーなのでは?
2.100Ash削除
ゆかりん怖っ……
3.70奇声を発する程度の能力削除
まぁ、これが妖怪としての在り方なんだろうなぁ…
15.100名前が無い程度の能力削除
怖っ
19.80名前が無い程度の能力削除
『当麻』で某ツンツン頭の不幸な少年を思い出してワロタ
22.70空気になる程度の能力削除
俺も幻想をぶち殺すほうかと思ったんだがw