「ふむ...新型コロナウイルスが幻想入りと...」
ある日の昼下がりレミリアは紅魔館のテラスでお茶を飲みながら文々。新聞を読んでいた。珍しく一人で。フランも誘ったのだがフランはやることがあるらしく、断られたのだ。レミリアは「地下にこもってばかりのフランにやること何てあるのか?」何て怪訝に思ったが、可愛い妹がいうなら仕方ないと納得し、こうして一人でお茶をしてるのだった。
そうして少ししょんぼりして一人寂しくお茶を飲んでいると、
「こーんにちは♪」
と言う声がしてお馴染みの隙間から紫が現れた。
「お茶を一緒していいかしら?」
と紫はきく。
「ええ勿論どうぞ‼」
「あ...ええありがとう...」
紫は少し首をかしげる。レミリアはお茶の時間に乱入されるのを最も嫌うのだ。それは今までもそうだったから紫はよく知っていた。しかし今のレミリアは羽を上機嫌にパタパタさせている。少し戸惑ったが了承はとれたのだし。と思い紫はレミリアの向かいに座った。
正直レミリアは寂しかった。いつもは誰かしらがいるのでたまに一人になるとむなしくなってしまうのだ。そこに隙間の乱入。普段のレミリアならげんなりしていただろうがしょんぼりモードに入っているレミリアは誰でもーー隙間妖怪でもーー大歓迎だったのだ。
そして二人はお茶を始める。
話の内容はもっぱら幻想郷で流行りだしている新型コロナウイルスに関してだ。そうして話しているとコロナウイルスには対策があるとわかったことがわかった。紫のいう対策とは...
・ソーシャルディスタンス
・マスク
・密を避ける
・なるべく出掛けない
の四点だった。
マスクはまだ幻想郷にはないし、出掛けないと言うのも元々あまり館から出ないレミリアたちには無縁。住人も妖精メイドを除くと六人しかいないし妖精メイドはかからないだろうから密も関係ない。となると...
「とれる対策はソーシャルディスタンスだけか...」
「まあお宅だとそうですわね。」
レミリアは考えた。そもそも妖怪である自分達にはかからないだろうが病弱なパチェと人間の咲夜は危ないだろう。それにほんとに妖怪にかからないかはまだわからないのだ。ならば対策はとるべきだろう。そう結論づけたレミリアは紫のかおを見上げ、
「わかった。なるべくソーシャルディスタンスを守り広まらないように対策をするよ。」
といった。紫はほっとしたように微笑むと隙間に入り帰っていった。
実は紫が紅魔館に来たのはこのためだった。紫は幻想郷を周りコロナウイルスの対策をするようにと注意して回っていたのだ。
早速今日からソーシャルディスタンスを始めるために館のみんなに伝えねば。と思ったレミリアはお茶の片付けをたまたまそばにいた妖精メイドに言いつけてみんなを集めに行った。
「と言うわけで今日から館ではソーシャルディスタンスを守りなるべく離れて生活するように!」
あれから一時間後レミリアは館のメンバーを食堂に集めそう宣言した。さてその宣言を聞いたみんなは...
「かしこまりました。」
「私門番なんであんまり関係ないですけどわかりました。」
「広い図書館でくっつく方が無理だわ。もちろんわかったわよ。」
「はーいわかりましたぁ♪」
「いや‼絶対いや‼」
みんなOKだっt...ん?
「...おいフラン今回は仕方ないんだよわかってくれないか?」
そう一人だけ反対がいた。妹のフランだ。レミリアのそのことばにフランは目を潤ませ首をぶんぶんとふった。レミリアは困り果てたかおをし周りを見たがみなそっぽを向いている。
「いやいやいや絶対いや‼お姉様とくっつけないなんてそんなの...お姉様にくっつけないのならどうやってお姉様のにおいをかげばいいの?どうやってお姉様の耳をはむはむしたらいいの?...」
とレミリアが困ってるうちにフランがとんでもないことを呟いてたがレミリアは無視した。そして...
「すまない紫。私には無理だったわ。」
「うん。なんとなくわかってたわ。」
後日確認しに来た紫の前で相変わらずフランにくっつかれているレミリアが肩をおとし、うなだれながら呟いた。
紫にはこの話のおちがなんとなく見えていたので驚かなかった。
そんなこんなで結局悪魔の館でのソーシャルディスタンスは無理だったが、妖怪には効かないと言うことがわかりレミリアはほっと胸を撫で下ろした。すぐに竹林の薬師がワクチンを作り出しコロナウイルスは徐々に収まっていくのだった。
「お姉様~❗ねぇ遊んで❗抱いて❗結婚して❗」
.......少しの間でもソーシャルディスタンスをとりたかったな...と思うレミリアだった。
ある日の昼下がりレミリアは紅魔館のテラスでお茶を飲みながら文々。新聞を読んでいた。珍しく一人で。フランも誘ったのだがフランはやることがあるらしく、断られたのだ。レミリアは「地下にこもってばかりのフランにやること何てあるのか?」何て怪訝に思ったが、可愛い妹がいうなら仕方ないと納得し、こうして一人でお茶をしてるのだった。
そうして少ししょんぼりして一人寂しくお茶を飲んでいると、
「こーんにちは♪」
と言う声がしてお馴染みの隙間から紫が現れた。
「お茶を一緒していいかしら?」
と紫はきく。
「ええ勿論どうぞ‼」
「あ...ええありがとう...」
紫は少し首をかしげる。レミリアはお茶の時間に乱入されるのを最も嫌うのだ。それは今までもそうだったから紫はよく知っていた。しかし今のレミリアは羽を上機嫌にパタパタさせている。少し戸惑ったが了承はとれたのだし。と思い紫はレミリアの向かいに座った。
正直レミリアは寂しかった。いつもは誰かしらがいるのでたまに一人になるとむなしくなってしまうのだ。そこに隙間の乱入。普段のレミリアならげんなりしていただろうがしょんぼりモードに入っているレミリアは誰でもーー隙間妖怪でもーー大歓迎だったのだ。
そして二人はお茶を始める。
話の内容はもっぱら幻想郷で流行りだしている新型コロナウイルスに関してだ。そうして話しているとコロナウイルスには対策があるとわかったことがわかった。紫のいう対策とは...
・ソーシャルディスタンス
・マスク
・密を避ける
・なるべく出掛けない
の四点だった。
マスクはまだ幻想郷にはないし、出掛けないと言うのも元々あまり館から出ないレミリアたちには無縁。住人も妖精メイドを除くと六人しかいないし妖精メイドはかからないだろうから密も関係ない。となると...
「とれる対策はソーシャルディスタンスだけか...」
「まあお宅だとそうですわね。」
レミリアは考えた。そもそも妖怪である自分達にはかからないだろうが病弱なパチェと人間の咲夜は危ないだろう。それにほんとに妖怪にかからないかはまだわからないのだ。ならば対策はとるべきだろう。そう結論づけたレミリアは紫のかおを見上げ、
「わかった。なるべくソーシャルディスタンスを守り広まらないように対策をするよ。」
といった。紫はほっとしたように微笑むと隙間に入り帰っていった。
実は紫が紅魔館に来たのはこのためだった。紫は幻想郷を周りコロナウイルスの対策をするようにと注意して回っていたのだ。
早速今日からソーシャルディスタンスを始めるために館のみんなに伝えねば。と思ったレミリアはお茶の片付けをたまたまそばにいた妖精メイドに言いつけてみんなを集めに行った。
「と言うわけで今日から館ではソーシャルディスタンスを守りなるべく離れて生活するように!」
あれから一時間後レミリアは館のメンバーを食堂に集めそう宣言した。さてその宣言を聞いたみんなは...
「かしこまりました。」
「私門番なんであんまり関係ないですけどわかりました。」
「広い図書館でくっつく方が無理だわ。もちろんわかったわよ。」
「はーいわかりましたぁ♪」
「いや‼絶対いや‼」
みんなOKだっt...ん?
「...おいフラン今回は仕方ないんだよわかってくれないか?」
そう一人だけ反対がいた。妹のフランだ。レミリアのそのことばにフランは目を潤ませ首をぶんぶんとふった。レミリアは困り果てたかおをし周りを見たがみなそっぽを向いている。
「いやいやいや絶対いや‼お姉様とくっつけないなんてそんなの...お姉様にくっつけないのならどうやってお姉様のにおいをかげばいいの?どうやってお姉様の耳をはむはむしたらいいの?...」
とレミリアが困ってるうちにフランがとんでもないことを呟いてたがレミリアは無視した。そして...
「すまない紫。私には無理だったわ。」
「うん。なんとなくわかってたわ。」
後日確認しに来た紫の前で相変わらずフランにくっつかれているレミリアが肩をおとし、うなだれながら呟いた。
紫にはこの話のおちがなんとなく見えていたので驚かなかった。
そんなこんなで結局悪魔の館でのソーシャルディスタンスは無理だったが、妖怪には効かないと言うことがわかりレミリアはほっと胸を撫で下ろした。すぐに竹林の薬師がワクチンを作り出しコロナウイルスは徐々に収まっていくのだった。
「お姉様~❗ねぇ遊んで❗抱いて❗結婚して❗」
.......少しの間でもソーシャルディスタンスをとりたかったな...と思うレミリアだった。
さすがスカーレットさんちのフランちゃんや
困惑してる紫も地味によかったです