こんばんわ。今日もいい天気ですね。
この度は、うちの妹紅が漫画や映画にはまったようでして、
しきりにそれらしき台詞を言いながら過ごしております。
まあ、趣味があるのはとても良い事でしょう。私も何か漫画を読んでみましょうかね。
などと考えておりながら庭先の軍鶏を眺めておりますと。
『五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)!!』
背後から、五発の火球をもろにくらいました。とても痛いです。
本当はとても痛いとかでは言い切れないような惨状になっておりますが、
私は紳士ですので、くどくどと書き記すことはやめにしておきます。
〔妹紅、何の真似かな?〕
『今のはメラゾーマではない・・・メラだ・・・』
燃えております。妹紅が燃えております。私の背中も燃えておりますが。
恐らく熱血竜冒険漫画でも読んだのでしょうか。
彼女の後ろに竜とか不死鳥とかなんやらかんやらが見えます。
このままその最上級のカイザーフェニックスを放たれるのも御免なので、さっさと私は退避します。
『逃がさん・・・お前だけは・・・』
腕をがしりとつかまれました。
知ってますか?妹紅からは逃げられない。ああ、とても不味いです。
彼女の目がLunaticモードになっております。Lunaticが止まらない!
とまあ、そんなことを考えておりますと、竹林から闇をつんざく様な悲鳴が。
らめええぇぇぇえっだか、んほぉおおぉぉっだか知りませんが、悲鳴です。
妹紅が自分のことなどほっぽりだしてマイホームから飛び出します
さすがマイワイフ。正義感に溢れていますね。そこがいいんですけどね。
私もそれを追おうとしましたが、少しお腹がすいていたのでパンを口にくわえながら往きました。
まるで通路の曲がり角でぶつかってパンツを見られそうなスタイルですが、しょうがありません。
【ねね、一回だけ。痛くしないからさ、大丈夫。】
[い、いやぁっ・・・・・・!]
【ホントホント、だんだん良くなってくるからさ、いいでしょ。】
[だっ、だれかぁっ・・・・・・!]
おやおや、あれは永遠亭の八意さんのウサギさんじゃないですか。
確か名前は・・・レイセン。あーと、零式艦上戦闘機が本名でしたっけね。うろ覚えです。
それが手をわきわきさせながら人里のいたいけな穢れを知らぬ少女に迫ろうとしております。
そうこうしておりますと、愛しの妹紅さんが颯爽と現れましたね。
ああ、やっぱりメラメラと燃えております。これは怒っていますね。
今の彼女にバールを持たせて特攻服を着せたらどれだけ似合うでしょうか。
【ほう・・・まだ生きていたとはな、藤原の。】
『小便は済ませたか?神様にお祈りは?
部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする準備はOK?』
【フン・・・・・やってみろ!】
売り文句に買い文句。藤原さんの怒りのボルテージはぐんぐん上がっております。
あーあー、見えます見えます。今ゲージが振り切れました。
知りませんよ、あれをまともに食らったら命の保障は出来ませんからね、し~らないっと。
『いいか、私は面倒が嫌いなんだ』
【何ッッ!?いつの間に背後に!!】
『不死鳥の羽ばたきを食らえィ!!鳳翼天翔ォォォォォォォッッ!!!!』
BAGOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!!!
【うぎゃっぴぃーーーッッ!!】
ウサギさんがはるか天空へ吹っ飛ばされます。恐らく彼女には天空の城が見れたことでしょう。
そのちょうど一分ほど後に、ぐしゃあという音を立てて地面に突き刺さりました。
ピクリとも動きませんね、これは再起不能(リタイア)とみなしても良いでしょう。
妹紅は、まだ覚えて震えが取れない先ほどの少女にそっと手を差し伸べてあげます。
恐らく少女には、彼女が天空から舞い降りたヴァルキリィに見えたことでしょう。
[あ、あなたは・・・?]
『通りすがりの・・・・・・焼き鳥屋さんよ』
その後、にこやかに手を振る少女を見送るときに、
もうこんなところに来ちゃ駄目だよ、と優しい笑顔で見送る妹紅。
しかし、そんなほんわかとした時間もそう長くは続かなかったのです。
ドカァァァァン!!
目の前で爆発が起こり、私と妹紅は数メートル吹き飛ばされ、竹に激突します。
シュウゥゥ、と煙が消え去ったその時、私たちの目の前にいたのは輝夜だったのです。
「戦う理由は見つかったか? 相 棒(バディ)」
『輝夜ァァァッ!キサマ・・・・・・!!』
「人類はいつも誤りを犯す…そうは思わないかしら妹紅」
『・・・・・・・・ギリッ。』
「ふふふ、怒っちゃ駄目、血圧上がっちゃうわよ。 乳酸菌取ってるぅ?」
『貴様ァァッ!!遺伝子のカケラまで焼き尽くす!』
『獄炎「テッドファイヤー」!!』
妹紅は両方の指から限りなく高温の炎を出しました。
通常の人間ならば、丸焦げどころか、炭も残らないでしょう。
”通常の人間”ならば、ですが。
「神宝『サラマンダーシールド』!!」
『なん・・・だと・・・・!?』
輝夜はふわりと生み出した火鼠の皮衣を纏っており、LOVEマシーンの如く効いている様子がありません。
何度も妹紅は見たことがあると思うのですが、まるではじめて見るかのような反応をしております。
この辺のノリのよさが、妹紅が藤原妹紅たるゆえんではないのでしょうか。
「あら?蚊が止まったかしら?」
『上等だ!!てめェの肉を耕してやるぜ!!』
妹紅が輝夜に掴みかかると、馬乗りでひたすら顔面にパンチを浴びせます。
もはや弾幕ごっこではなくなってきました。殺し合いですね。
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!』
『オラオラオラオラオラオラオラオラオァァァァッッッ!!』(メメタァ
あ、終わったようです。
これで輝夜さんの死亡カウントはひとつ増えましたね。
私は家から持ってきたみずまんじゅうとお茶をもちもち食べながらカウントします。
さて、食べているまんじゅうが三個目にさしかかろうといった所でしょうか、
リザレクションした輝夜がむくりと起き上がります。
ひたすら殴られていた顔面はまだ再生が終わっていないようで、前が見えねえ、状態になっていました。
「よくもワタシの美しい顔に傷をつけたな・・・・・・・」
『カグヤ いまのあんたが いちばんみにくいぜ!』
「良くもおおぉぉおおぉぉぉおおぉおぉおおぉッッ!!!」
『馬鹿め!さぁ食らいやがれ!必殺!フジヤm』
ガシイッ!
殴りかかろうとした妹紅ですが、逆に足払いをかまされ、体勢を崩しました。
ニヤリと笑う輝夜。そこには先ほどの怒りは微塵もかんじられませんでした。
(やられた…こいつ…冷静(クール)だった!!)
妹紅が気付いたとき、時既に遅し。
それから怒涛の連続攻撃で死亡カウントが増えるのは時間の問題でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それからそれから、食べていたみずまんじゅうが栗ようかんにかわり、
さらに豆だいふくに変わって更にお茶の葉っぱも無くなりかけた頃・・・・・・・・・、
二人の死亡カウントは現在互角であり、妹紅が四十九回、輝夜も四十九回の大接戦になっておりました。
『ヘッ・・・やるじゃねえか、輝夜。』
「あなたもね・・・・妹紅。」
バチリバチリと両者の間に火花が散ります。
恐らく次の五十カウント目でラストでしょう。両者はそれほどまでに疲労しておりました。
終わったら二人分の晩御飯の準備をしなければな、と思っていたとき、輝夜が先に攻撃を仕掛けました。
「妹紅・・・・・・わたしがだたひとりこの世で認めた女・・・ さあ 我が腕の中で息絶えるが良い!!!」
『ダヴァイッ(来い)!!!』
「神宝『ブリリアントドラゴンバレッタ』!!」
超高速のレーザーが肌をかすめます。しかし、妹紅は被弾を恐れずに突っ込みます。
それはまさに神の領域であり、数センチずれていれば間違いなく即死だったからです。
「そうだ!それでこそ私のライバルだ!」
『この戦いを支えるもの それは――勇気ではなく 憎しみだ!
喰らえ輝夜――――――フェニックス再誕!!』
妹紅のその両手には、フェニックスミサイルが出現し・・・・・・・!!
※F-14トムキャットの長距離ミサイル。退役済み。
「じょ、冗談じゃ……!」
『今までの”つぐない”を受けろ、輝夜アァァァァァァッッ!!』
バシュウゥゥゥゥゥゥゥ!!!
妹紅の両手から放たれたミサイルは凄まじい速度で輝夜に向かいます。
今までのサラマンダーシールドでは耐えられないと判断したのでしょう。
五つの秘宝をすべて展開して迎撃の構えを見せます。
『行けフェニックス、忌まわしい記憶とともに! 』
「くっ・・・・・・しかし五つの秘宝は伊達じゃないっ!」
すべての持てる力を、総動員し、迎撃に当てる輝夜。
しかし、超高速で動くミサイルになかなか当てることが出来ません。
だが、表情は余裕でした。何故でしょうか。
それは、輝夜が前もって永琳に援護要請を送っておいたのです。
そして危機一髪のときに助けに入るように、と前もって伝えておいたのです。
(フフ・・・・妹紅、私の勝ちよ・・・・・・!
迎撃すると見せかけておいて実は弾幕に文字を仕込んでおく・・・・!
それを見た永琳は、間一髪で私を助けに来る・・・・!
残念だけど、今回の勝負はもらった・・・・・・・!!)
ミサイルが輝夜に到達するその時、彼女は援護要請がさりげなく上げられているはずの空を見ました。
しかし、その空にはこう、文字が映っていました。
ボ ス ケ テ
「なっ、何ィーーーーーーーッ!?」
ボカァアアァアァアアアアアァアァアン!!!!
夕暮れ時の空を更に紅く染める大爆発が竹林の上空でおこりました。
あまりの衝撃に、長年たけのこ狩りに精を出していた 竹乃子鳥蔵(78)が一年間活動を停止するほどでした。
黒焦げになり、落下し行くなか、輝夜はこう言っていたと記憶しています。
「私が、負ける・・・・・・!?燃える、燃えてしまう・・・・・・!
五つの秘宝・・・・・・私が、消えてゆく・・・・・・。
これは・・・・・・面倒なことに、なっ・・・・・・た・・・・・・。」
―――戦いは終わりました。
―――彼女たちは、何のために戦い、何を得たのでしょうか?
―――それは、誰にも分かりません。
―――しかし、これだけは言えると思うのです。
―――漫画、流行り過ぎだろ、と。
この度は、うちの妹紅が漫画や映画にはまったようでして、
しきりにそれらしき台詞を言いながら過ごしております。
まあ、趣味があるのはとても良い事でしょう。私も何か漫画を読んでみましょうかね。
などと考えておりながら庭先の軍鶏を眺めておりますと。
『五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)!!』
背後から、五発の火球をもろにくらいました。とても痛いです。
本当はとても痛いとかでは言い切れないような惨状になっておりますが、
私は紳士ですので、くどくどと書き記すことはやめにしておきます。
〔妹紅、何の真似かな?〕
『今のはメラゾーマではない・・・メラだ・・・』
燃えております。妹紅が燃えております。私の背中も燃えておりますが。
恐らく熱血竜冒険漫画でも読んだのでしょうか。
彼女の後ろに竜とか不死鳥とかなんやらかんやらが見えます。
このままその最上級のカイザーフェニックスを放たれるのも御免なので、さっさと私は退避します。
『逃がさん・・・お前だけは・・・』
腕をがしりとつかまれました。
知ってますか?妹紅からは逃げられない。ああ、とても不味いです。
彼女の目がLunaticモードになっております。Lunaticが止まらない!
とまあ、そんなことを考えておりますと、竹林から闇をつんざく様な悲鳴が。
らめええぇぇぇえっだか、んほぉおおぉぉっだか知りませんが、悲鳴です。
妹紅が自分のことなどほっぽりだしてマイホームから飛び出します
さすがマイワイフ。正義感に溢れていますね。そこがいいんですけどね。
私もそれを追おうとしましたが、少しお腹がすいていたのでパンを口にくわえながら往きました。
まるで通路の曲がり角でぶつかってパンツを見られそうなスタイルですが、しょうがありません。
【ねね、一回だけ。痛くしないからさ、大丈夫。】
[い、いやぁっ・・・・・・!]
【ホントホント、だんだん良くなってくるからさ、いいでしょ。】
[だっ、だれかぁっ・・・・・・!]
おやおや、あれは永遠亭の八意さんのウサギさんじゃないですか。
確か名前は・・・レイセン。あーと、零式艦上戦闘機が本名でしたっけね。うろ覚えです。
それが手をわきわきさせながら人里のいたいけな穢れを知らぬ少女に迫ろうとしております。
そうこうしておりますと、愛しの妹紅さんが颯爽と現れましたね。
ああ、やっぱりメラメラと燃えております。これは怒っていますね。
今の彼女にバールを持たせて特攻服を着せたらどれだけ似合うでしょうか。
【ほう・・・まだ生きていたとはな、藤原の。】
『小便は済ませたか?神様にお祈りは?
部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする準備はOK?』
【フン・・・・・やってみろ!】
売り文句に買い文句。藤原さんの怒りのボルテージはぐんぐん上がっております。
あーあー、見えます見えます。今ゲージが振り切れました。
知りませんよ、あれをまともに食らったら命の保障は出来ませんからね、し~らないっと。
『いいか、私は面倒が嫌いなんだ』
【何ッッ!?いつの間に背後に!!】
『不死鳥の羽ばたきを食らえィ!!鳳翼天翔ォォォォォォォッッ!!!!』
BAGOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!!!
【うぎゃっぴぃーーーッッ!!】
ウサギさんがはるか天空へ吹っ飛ばされます。恐らく彼女には天空の城が見れたことでしょう。
そのちょうど一分ほど後に、ぐしゃあという音を立てて地面に突き刺さりました。
ピクリとも動きませんね、これは再起不能(リタイア)とみなしても良いでしょう。
妹紅は、まだ覚えて震えが取れない先ほどの少女にそっと手を差し伸べてあげます。
恐らく少女には、彼女が天空から舞い降りたヴァルキリィに見えたことでしょう。
[あ、あなたは・・・?]
『通りすがりの・・・・・・焼き鳥屋さんよ』
その後、にこやかに手を振る少女を見送るときに、
もうこんなところに来ちゃ駄目だよ、と優しい笑顔で見送る妹紅。
しかし、そんなほんわかとした時間もそう長くは続かなかったのです。
ドカァァァァン!!
目の前で爆発が起こり、私と妹紅は数メートル吹き飛ばされ、竹に激突します。
シュウゥゥ、と煙が消え去ったその時、私たちの目の前にいたのは輝夜だったのです。
「戦う理由は見つかったか? 相 棒(バディ)」
『輝夜ァァァッ!キサマ・・・・・・!!』
「人類はいつも誤りを犯す…そうは思わないかしら妹紅」
『・・・・・・・・ギリッ。』
「ふふふ、怒っちゃ駄目、血圧上がっちゃうわよ。 乳酸菌取ってるぅ?」
『貴様ァァッ!!遺伝子のカケラまで焼き尽くす!』
『獄炎「テッドファイヤー」!!』
妹紅は両方の指から限りなく高温の炎を出しました。
通常の人間ならば、丸焦げどころか、炭も残らないでしょう。
”通常の人間”ならば、ですが。
「神宝『サラマンダーシールド』!!」
『なん・・・だと・・・・!?』
輝夜はふわりと生み出した火鼠の皮衣を纏っており、LOVEマシーンの如く効いている様子がありません。
何度も妹紅は見たことがあると思うのですが、まるではじめて見るかのような反応をしております。
この辺のノリのよさが、妹紅が藤原妹紅たるゆえんではないのでしょうか。
「あら?蚊が止まったかしら?」
『上等だ!!てめェの肉を耕してやるぜ!!』
妹紅が輝夜に掴みかかると、馬乗りでひたすら顔面にパンチを浴びせます。
もはや弾幕ごっこではなくなってきました。殺し合いですね。
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!』
『オラオラオラオラオラオラオラオラオァァァァッッッ!!』(メメタァ
あ、終わったようです。
これで輝夜さんの死亡カウントはひとつ増えましたね。
私は家から持ってきたみずまんじゅうとお茶をもちもち食べながらカウントします。
さて、食べているまんじゅうが三個目にさしかかろうといった所でしょうか、
リザレクションした輝夜がむくりと起き上がります。
ひたすら殴られていた顔面はまだ再生が終わっていないようで、前が見えねえ、状態になっていました。
「よくもワタシの美しい顔に傷をつけたな・・・・・・・」
『カグヤ いまのあんたが いちばんみにくいぜ!』
「良くもおおぉぉおおぉぉぉおおぉおぉおおぉッッ!!!」
『馬鹿め!さぁ食らいやがれ!必殺!フジヤm』
ガシイッ!
殴りかかろうとした妹紅ですが、逆に足払いをかまされ、体勢を崩しました。
ニヤリと笑う輝夜。そこには先ほどの怒りは微塵もかんじられませんでした。
(やられた…こいつ…冷静(クール)だった!!)
妹紅が気付いたとき、時既に遅し。
それから怒涛の連続攻撃で死亡カウントが増えるのは時間の問題でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それからそれから、食べていたみずまんじゅうが栗ようかんにかわり、
さらに豆だいふくに変わって更にお茶の葉っぱも無くなりかけた頃・・・・・・・・・、
二人の死亡カウントは現在互角であり、妹紅が四十九回、輝夜も四十九回の大接戦になっておりました。
『ヘッ・・・やるじゃねえか、輝夜。』
「あなたもね・・・・妹紅。」
バチリバチリと両者の間に火花が散ります。
恐らく次の五十カウント目でラストでしょう。両者はそれほどまでに疲労しておりました。
終わったら二人分の晩御飯の準備をしなければな、と思っていたとき、輝夜が先に攻撃を仕掛けました。
「妹紅・・・・・・わたしがだたひとりこの世で認めた女・・・ さあ 我が腕の中で息絶えるが良い!!!」
『ダヴァイッ(来い)!!!』
「神宝『ブリリアントドラゴンバレッタ』!!」
超高速のレーザーが肌をかすめます。しかし、妹紅は被弾を恐れずに突っ込みます。
それはまさに神の領域であり、数センチずれていれば間違いなく即死だったからです。
「そうだ!それでこそ私のライバルだ!」
『この戦いを支えるもの それは――勇気ではなく 憎しみだ!
喰らえ輝夜――――――フェニックス再誕!!』
妹紅のその両手には、フェニックスミサイルが出現し・・・・・・・!!
※F-14トムキャットの長距離ミサイル。退役済み。
「じょ、冗談じゃ……!」
『今までの”つぐない”を受けろ、輝夜アァァァァァァッッ!!』
バシュウゥゥゥゥゥゥゥ!!!
妹紅の両手から放たれたミサイルは凄まじい速度で輝夜に向かいます。
今までのサラマンダーシールドでは耐えられないと判断したのでしょう。
五つの秘宝をすべて展開して迎撃の構えを見せます。
『行けフェニックス、忌まわしい記憶とともに! 』
「くっ・・・・・・しかし五つの秘宝は伊達じゃないっ!」
すべての持てる力を、総動員し、迎撃に当てる輝夜。
しかし、超高速で動くミサイルになかなか当てることが出来ません。
だが、表情は余裕でした。何故でしょうか。
それは、輝夜が前もって永琳に援護要請を送っておいたのです。
そして危機一髪のときに助けに入るように、と前もって伝えておいたのです。
(フフ・・・・妹紅、私の勝ちよ・・・・・・!
迎撃すると見せかけておいて実は弾幕に文字を仕込んでおく・・・・!
それを見た永琳は、間一髪で私を助けに来る・・・・!
残念だけど、今回の勝負はもらった・・・・・・・!!)
ミサイルが輝夜に到達するその時、彼女は援護要請がさりげなく上げられているはずの空を見ました。
しかし、その空にはこう、文字が映っていました。
ボ ス ケ テ
「なっ、何ィーーーーーーーッ!?」
ボカァアアァアァアアアアアァアァアン!!!!
夕暮れ時の空を更に紅く染める大爆発が竹林の上空でおこりました。
あまりの衝撃に、長年たけのこ狩りに精を出していた 竹乃子鳥蔵(78)が一年間活動を停止するほどでした。
黒焦げになり、落下し行くなか、輝夜はこう言っていたと記憶しています。
「私が、負ける・・・・・・!?燃える、燃えてしまう・・・・・・!
五つの秘宝・・・・・・私が、消えてゆく・・・・・・。
これは・・・・・・面倒なことに、なっ・・・・・・た・・・・・・。」
―――戦いは終わりました。
―――彼女たちは、何のために戦い、何を得たのでしょうか?
―――それは、誰にも分かりません。
―――しかし、これだけは言えると思うのです。
―――漫画、流行り過ぎだろ、と。
かといって脈絡もなく垂れ流されても評価は出来ません。
正直メモの羅列程度にしか……
妹紅の次のSSに期待しまっす。
ファンタズマ懐かしいw
如何せん、カオスすぎる、修正が必要だ。
あと一年半義務教育がんばろうね。
幻想板の長編AAスレという所にあります
詰め込みすぎだぜぃ!