私の名前は500歳の母の娘のタマンレチョと言います。
幻想郷に行った500歳の母を探しています。
母は495歳の父と一緒にパン職人をしていると聞いています。
母を見かけたら私に連絡してください。
タマレンチョ396歳
『人探しの為、新聞には、人捜しの為に両親だという500歳と495歳の姉妹の写真と、タマンレチョの連絡先が書かれてあった』
新聞片手に、ソルフヴリートを食べていたパチュリーは、その記事に驚いた。思わずスリナムを巻いたソルフヴリートを床に落としてしまうほどだった。
「ちょっと、コア」
「ハイ、パチュリー様High and low?」
話しかけた小悪魔は何か、トランプで遊んでいたからそういう意味のあるんだかないんだかな事で答えた。
「えっと、じゃあlawで……」
「あっと、残念。結果はHIGHでした。魂下さい」
「まあ、それは良いとして、ちょっとこれ見て」
これ以上は付き合ってられないので、パチュリーは本題を切り出したのだった。
魂の回収についてはまた別の機会にという事で、小悪魔もふざけるのをやめて、その新聞を見たのだった。
「あれ、これレミリアお嬢様じゃないですか」
「やっぱりそうよね」
どう見ても両親だという500歳と495歳の姉妹の写真は、紅魔館の吸血鬼姉妹である。
「レミリアお嬢様とフランドールお嬢様に娘が居たんですね」
「私、知らなかった。レミィに……そんな話を聞いたことがないわ」
しかし、親友であるレミリアから、パチュリーは娘、子供が居るなんて聞いたことが無かった。
「どうしよう。ねえこれ、タマレンチョちゃんに連絡した方がいいのかしら?」
「親友でも、語ったことがない事ですよ。きっと隠したい家族の事情があったんじゃないですか? 触れられたくない過去が有ったりするんじゃないですか? このことは忘れてしまった方が良いのではないでしょうか?」、
小悪魔の助言を聞いてパチュリーはこのままにしておくことが正解なんじゃないかって思った。
「……そうね。タマレンチョちゃんには悪いけど。このままにしておくことにしておくわ」
パチュリーは皿に残ってたソルフヴリートを取ってマタピカに巻きまた別の記事を見ることにしたのだった。
こうして、何気ない一日が過ぎていく……わけないじゃん!!
パチュリーは新聞なんだから、これすっごく刷られているからすぐに身元がばれると内心分かっていた。その点を考え悩んでしまい、ソルフヴリートをまた落とした。
これが小悪魔のイタズラだったと知ったのは、数日後の事だった。それまで、レミリアとどう接すればいいのかが分からなくて困った時間はもうもどらない。
幻想郷に行った500歳の母を探しています。
母は495歳の父と一緒にパン職人をしていると聞いています。
母を見かけたら私に連絡してください。
タマレンチョ396歳
『人探しの為、新聞には、人捜しの為に両親だという500歳と495歳の姉妹の写真と、タマンレチョの連絡先が書かれてあった』
新聞片手に、ソルフヴリートを食べていたパチュリーは、その記事に驚いた。思わずスリナムを巻いたソルフヴリートを床に落としてしまうほどだった。
「ちょっと、コア」
「ハイ、パチュリー様High and low?」
話しかけた小悪魔は何か、トランプで遊んでいたからそういう意味のあるんだかないんだかな事で答えた。
「えっと、じゃあlawで……」
「あっと、残念。結果はHIGHでした。魂下さい」
「まあ、それは良いとして、ちょっとこれ見て」
これ以上は付き合ってられないので、パチュリーは本題を切り出したのだった。
魂の回収についてはまた別の機会にという事で、小悪魔もふざけるのをやめて、その新聞を見たのだった。
「あれ、これレミリアお嬢様じゃないですか」
「やっぱりそうよね」
どう見ても両親だという500歳と495歳の姉妹の写真は、紅魔館の吸血鬼姉妹である。
「レミリアお嬢様とフランドールお嬢様に娘が居たんですね」
「私、知らなかった。レミィに……そんな話を聞いたことがないわ」
しかし、親友であるレミリアから、パチュリーは娘、子供が居るなんて聞いたことが無かった。
「どうしよう。ねえこれ、タマレンチョちゃんに連絡した方がいいのかしら?」
「親友でも、語ったことがない事ですよ。きっと隠したい家族の事情があったんじゃないですか? 触れられたくない過去が有ったりするんじゃないですか? このことは忘れてしまった方が良いのではないでしょうか?」、
小悪魔の助言を聞いてパチュリーはこのままにしておくことが正解なんじゃないかって思った。
「……そうね。タマレンチョちゃんには悪いけど。このままにしておくことにしておくわ」
パチュリーは皿に残ってたソルフヴリートを取ってマタピカに巻きまた別の記事を見ることにしたのだった。
こうして、何気ない一日が過ぎていく……わけないじゃん!!
パチュリーは新聞なんだから、これすっごく刷られているからすぐに身元がばれると内心分かっていた。その点を考え悩んでしまい、ソルフヴリートをまた落とした。
これが小悪魔のイタズラだったと知ったのは、数日後の事だった。それまで、レミリアとどう接すればいいのかが分からなくて困った時間はもうもどらない。