Coolier - 新生・東方創想話

黒猫と老人

2010/06/02 23:16:59
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ひと昔の前の事だった。
あたいは嫌われ者ならぬ、嫌われ猫で、何処へ行っても邪魔もの扱いをされた。
ただ容姿が真っ黒で、真っ赤な目をしているだけで、不幸な猫だ、不幸が移るなどと言われる日々。
別に、黒猫として生まれたかったわけでもないのに、何故ここまで言われなければならないのか。
あたいは、そんな人間が嫌いでたまらなかった。
ありもしないことを言いふらし、それを鵜呑みにして便乗する。
それを一つの楽しみとしている奴なんて最低だ。
とにかく、あたいはそんな人間が大嫌いだった。


ある日の事、あたいは人気のない庭で昼寝をしていた。
温かい太陽の下で眠るのは、心地よくて好きだった。
この時だけは、人目を気にせずにゆっくりとすることが出来る。
一つの娯楽と言っても過言ではなかった。

そんな時だった。

ガラッという戸の開く音が突如庭に響き、すぐさま飛び起きる。
瞳を見開き、音のした方を向けば、そこには一人、男の老人がぽつんと立っていた。
しばらくにらめっこを続けていると、そっとあたいを手招きし始めた。
何をされるかわからない。
だけど、何かいいものをくれるかもしれない。
そっとそちらの方へと足を進めると、

「怖くないさ。ほら、こっちへおいで」

柔らかい笑みを浮かべて、手招きを繰り返す。
老人はゆっくりと縁側に座る。

「にゃぉ」

あたいは短く返すと、老人の隣まで歩んでいく。
何もしてくる気配がないので、あたいはひょいと縁側の方へ飛ぶと、老人の隣に並ぶ。

「赤い目の噂の猫ちゃんか。……そうだ、ちょっと待ってなさい」 
「にゃぅ」

悪い事をされるようではないので、おとなしく待つことにする。
あたいの真っ赤な目を見て、不気味だと言われなかったのは初めてだった。
それが少し嬉しい事もあって、なんとなくあの老人に愛着が沸いた。

しばらく待っていると、沢山の袋に入った煮干しを持ってきた。

「ほら、お食べ」

老人はそのしわしわの手で数個の煮干しを掴むと、あたいの前にそっと置いた。
いいの? という意味を込めてじっと老人を見つめる。
すると、老人の目もこちらの視線と合わさる。
やがて、あたいの頭の上に手をそっと乗せると、荒っぽく撫でる。
ぐりぐりとあたいの頭が揺れる。

「気にしなくていい。ほら、お食べ」
「にゃーん」

あたいは、数個置かれた煮干しに齧りついた。
そんなあたいの姿を、微笑みながら老人は見ていた。
煮干しを食べるあたいに、老人は突如話しかけてきた。

「お前さんはいじめられているのは良く知っとるよ。何も悪くないのにお前さんをいじめる人間の事が、きっと嫌いなんだろう?」

あたいは食べるのをやめ、何も返すこと無く、じっと老人を見つめた。

「そんな人間の言うことだからきっと信じてもらえないかもしれないけど聞いておくれ。私は一人なんだ。つい最近まで、私の隣にはもう一人の老人がおった。それはそれは優しくて、料理が上手くて、美人さんじゃった」

どこか、懐かしそうに話す老人。
きっと、亡くなった妻の話をしているのだろう。

「でもな、もう私の隣でお茶を飲む相手もおらん。もう一人しかおらんのじゃ。なぁ、赤い目の猫。こんなおじじの隣で一緒にいてくれるだけでいい。私と一緒に、残り少ない時間を共にしてくれはしないかね?」

突然の提案だった。
まだ、あたいはこの老人の事は解り切っていない。
だから、もう少しだけ様子をみたいと思った。

縁側から飛び降りると、くるりと老人の方を向いて

「にゃーん」

と鳴いて、今日はここを去る事にした。

「またおいで」

老人はあたいに手を振って、見送ってくれた。
優しい人間もいるんだということに初めて今日気付いた。
そして、あたいの味方がいることにも、初めて気付いた。


次の日。
その日は雨だった。
雨宿りをしていると、小さな子供たちがあたいを見ては、石を投げてきた。
遊び感覚で、あたい目がけて石を投げてくる。
踵を返して逃げようとした瞬間、あたいの目の上の方に石が当たる。
激しい痛みが襲ったけど、今はそれを気にしてられない。
一目散でその場を立ち去り、昨日の老人の家へと向かった。
きっと老人ならあたいの味方をしてくれると思ったからだ。

老人の庭へと入り込むと、閉め切っている戸越しからあたいは鳴いた。

「にゃぉ~ん、にゃぉ~ん」

雨でびしょびしょになりながら、必死であたいは鳴いた。
冷たい、冷たい、温もりが欲しい。
そんな気持ちでいっぱいだった。

やがて、向こう側から急いで戸の方へとやってくる老人の姿が見える。
ガラッと戸を開けると、急いであたいを抱えて部屋へと運んでくれた。
ふわふわとタオルであたいを包み込むようにして、濡れた体を丁寧に拭いてくれる。
ちょうどその時、石をぶつけられたところにタオルが辺り、小さく呻く。
それを聞いた老人は、あたいの頭を見て、言った。

「また、いじめられたのかい?」
「んにゃぅ」

そんなあたいの傷跡に、そっと優しく手で触れる。
その時の老人の顔は、とても悲しそうだった。

「お前さんが傷ついた姿を見たくない。なぁ、赤い目の猫よ。お願いだから、私の傍にいてくれないか。私の為でも、お前の為でもある」

いつも嫌われてばかりのあたいを、この人は受け入れてくれる。
あたいはここにいていいんだと、改めて思った。

あたいは、じっとおじいさんの眼を見つめる。
しわのある瞼から、吸い込まれそうな黒の瞳があたいを見つめていた。

あたいは、おじいさんのしわしわの手に頭を擦りつけた。
その後、一度だけぺろりと舐める。
あたいのざらざらの舌に、おじいさんのしわしわの手の感覚が伝わる。
とても柔らかくて、温かかった。

おじいさんは、何度も何度も、あたいの頭を優しく撫でた。
ふかふかのタオルと、温かい手があたいを包み込む。
なんだか安心しきったあたいは、ゆっくりと眠りについた。



ふと目を覚ますと、目の前には寝息を立てるおじいさんの姿があった。
辺りを見ると、もう真っ暗で、きっと夜を迎えたのだろう。
いつまでも眠るあたいを心配して、隣で一緒に寝てくれたのかもしれない。
少しお腹が空いたけど、そのために起こすのも気が引ける。
あたいは、おじいさんの懐に潜り込むようにして、また眠った。



次の日から、あたいはおじいさんの家の猫として暮らすことになった。
食べ物に困らないし、雨もしのぐことが出来る。
そして、あたいに優しくしてくれる人がいる。
それだけで、幸せだった。

おじいさんは、いつでも戸を開けておいてくれた。
いつでも好きな時に外に出て、好きな時に帰ってこれるようにしてくれたのだ。

「いってらっしゃい」
「にゃぉ」

おじいさんが縁側であたいに向かって手を振っている。
それに対して、尻尾を振って返した。


街中の道の隅っこの方をゆっくりと歩く。
あたいの方を見ては、不気味そうに見つめる。

そんな時だった。

昨日の時の子供たちが、また石をあたい目がけて投げてきた。
必死でまた逃げるも、後ろ脚に直撃する。
やはり、人がいない夜に散歩する方がいいと改めて思う。
とりあえず、また一目散におじいさんの家へと帰っていった。

後ろ脚を引きずりながらおじいさんの元へ帰っていく。
庭さきであたいの姿をみたおじいさんは、あたいの方へと走ってきた。

「またやられたのかい?」
「にゃおーん」
「そうか。ちょっと辛いかもしれないけど、よっと」

突然あたいを抱きかかえると、おじいさんは靴を履いて、街中へと足を進めた。
抱きかかえられたあたいとおじいさんを見て、人々が小さくざわめく。

「だれだね、この子に石を投げた馬鹿者は!」

大きな声で、人々を睨むようにしておじいさんは進んでいく。
当然のことながら、先ほどの子供たちは知らんふりをしている。

あたいは、おじいさんの腕から飛び降りると、その子供の前まで走った。

「にゃーん、にゃーん」

こいつらが犯人だとわかるように、大きな声であたいは鳴いた。
すると、おじいさんは子供たちに言った。

「お前たちがやったのかい?」
「……ごめんなさい」
「謝ることなら誰にだってできる。それに、謝るのは私にじゃなくて、この子にだろう?」

子供たちの視線が、あたいの方を向く。
普段、面白おかしくあたいを苛めては笑っていたその目が、少し申し訳なさそうにしていた。

「ごめんな、もう苛めないよ」

そういって、あたいの頭にそっと手を伸ばす。
噛みついてやろうかと思ったけど、反省しているようなので何もしないで、撫でられることにした。
慣れていないのか、びくびくしながら撫でている。

「にゃーん」

ちょっと鳴いてみると、これまたびくっと肩を揺らす。
そんな様子がちょっと見ていて面白かった。

「ほら、帰ろうか」
「にゃん」

また、あたいはひょいとおじいさんに抱きかかえられると、そのまま家へと帰っていった。




その日から数日経って、おじいさんの事も街中で少しだけ噂になっていた。
こっそりと外に出て人間の話を聞いていると

「あんな不気味な猫を飼うなんて、奥さんを亡くしてどうにかしてしまったのかね」
「ほんと、何を考えているんだかわからん」
「相当ショックだったのかもしれないわね」

あたいのせいで、おじいさんは散々言われていた。
あたいがいなければ、こんなことにならなかったのに……。
そう思うと、とても辛かった。

そんな、居心地の悪い日が何日間も続いた。
外に出る度に、あたいを見る度にあたいだけじゃなくて、おじいさんの悪口までささやき始める人間達。
あたいは、人間に解る言葉を喋る事はできない。
だから、何を言っても無意味なのくらいわかっている。
だけど、

「にゃーん、にゃーん」

おじいさんに罪はないのだと、鳴き続けた。
歩く人たちの視線も気にせずに、

「にゃーん、にゃーん」

煩いほどに、鳴き続けた。




それから、また数日経った、昼下がりのことだった。
いつものように、縁側でおじいさんがお茶を飲む。
その隣で、あたいもいつものように座っている。

これと言って特に何もないけど、それだけで何か心が温かくなる。
だけど、あたいはひとつ感じている事があった。

それはおじいさんの、老いだった。

おじいさんが、段々元気が無くなっていくような、そんな気がしていた。
しわの数も最初会った時と比べて沢山増えた。
きっと、お別れの時もそう遠くないのだろう。
迷惑をかけるだけかけて、恩返しも出来ずに別れるなんて嫌だった。

「なぁ、赤い目の猫や。私はもう先は長くない、自分でもよくわかる」
「にゃぅ」

分かっていたこととだけど、聞きたくない言葉だった。

「お前さんと一緒にいられた時間は楽しかった。隣にいつもいてくれて、私は嬉しかった」

もう死別してしまうような、そんな言い草。
あたいだって、おじいさんと一緒にいるだけで幸せだった。
そんな気持ちを伝えたくて、あたいはおじいさんの体に頭を擦りつけた。

「にゃーん」
「ありがとう。思い返せばお前さんとの思い出は短い間の中で沢山溢れてくるばかりじゃ。お前さんは温かいのが好きで、よく太陽の下で寝ていたなぁ」
「にゃん」

もう言わないで。
お別れみたいに、最後に思い出を語るように言うのが耐えられなかった。

「それに、煮干しが大好きじゃった。私が出すと夢中になって食べてた」
「にゃぉん」

それは、おじいさんが煮干ししかあたいにくれなかったから。
胸が焼けるような感覚があたいを襲った。
きっとあたいが人間だったなら、涙を流しているだろう。
もう、もういいから。
お願いだから、思い出を語るのはやめて。

「それに、いつもこうして私の隣にいてくれた。本当にありがとう」

もう、返す言葉も無かった。
これが現実だと、受け入れるしかなかった。
もっと早く、貴方と出会うことが出来たなら、ただそう思うだけ。

辛い気持ちを紛らわせるように、現実を振り切るように。
あたいは縁側から庭へと飛び出し、街中へと飛び出した。

背後で聞こえた、いってらっしゃいの声も振り払って。




あれから、どれだけ経っただろう。
辺りが次第に茜色に染まっていく。

そろそろ家へ帰ろうと心に決めたあたいは、小さな入口から庭へと潜り込む。
いつものように、開け放たれた戸。
その場所に、何かが横たわっている。

信じたくなかった。
あたいは必死になって走って、倒れるおじいさんの耳元で、大声で鳴いた。

「にゃーん、にゃーん」

甲高い声で、起きて! 起きて! と声をかける。

おじいさんの頬を舌で舐めてみる。
あたいのざらざらとした舌の上に伝わる感触。
それは、冷たかった。

「にゃーん、にゃーん」

あたいは、大声で泣いた。



夜を迎えても、ずっと、ずっと鳴き続けた。

すると、誰かがこちらへやってくるのが暗闇の中に見える。
玄関から庭へと回ってきたのだろう。

「ったく、煩い猫だ。じいさんは何やって……おい、じいさん? おい!!」

横たわるおじいさんを確認した男は、大声でおじいさんの名前を呼ぶ。
だけど、返事はない。
そう、死んでしまったんだから。

冷たい闇色の空に、生温かい風が吹き抜けていった。








その日は、曇り空が広がっていた。
おじいさんの家では、葬式が行われている。
そこには、たくさんの人が訪れていた。

あたいは、棺に入れられたおじいさんの顔を見る。
とても安らかな顔で眠っていた。
もしかしたら起きてくるんじゃないかと期待したけど、無駄だった。

男たちが、おじいさんの入った棺をゆっくりと持ち上げる。

これで、お別れだった。

棺に蓋をすると、たくさんの枝や葉を集めた上へそっと置く。
一人の男の人が、そっとそれに火をつける。

パチパチと音を立てて、火が段々大きくなっていく。
やがてそれは棺を包み込み、大きな炎へと変わっていく。

あたいは、空を見上げた。
今にも雨が降りそうな、そんな天気。
少し、冷たい風が吹いていた。

ふと前を見る。
燃え盛る炎は、とても暖かかった。

自然に足が前へ動いていく。
燃える棺を見守る人らをかき分けて、少しずつ近づいていく。
だんだん暖かくなっていく。
もっと、もっと暖かい場所へ。

「お、おい! 何してるんだ! 戻ってこい!」

もう、足は止まらなかった。
燃え盛る炎の中へ、あたいは飛び込んだ。

その火は、暖かかった。
おじいさんの温もりを感じた気がした。
その火は、温かかった。







ふと、目が覚める。
見たことも無い世界が、広がっていった。

「ようやく目が覚めましたか」

どうやら、誰かの膝の上で眠っていたらしい。
ふと上を見上げると、大きな一つの瞳がこちらを見ていた。
思わず驚いて瞳を見開く。

「そう驚かないでください」
「にゃん」

小さく返すと、声の主の顔を覗き込む。
それは、少女だった。

「あなたは、ご主人を思って死んでいきました。そして、閻魔はあなたを私に授けてくれました」

突然の事で、何が何だか分からなかった。

「ここは、あなたの新しい家で、私はあなたの新しいご主人です。誰一人、あなたを嫌う者なんてここにはいません」

新しい……ご主人?

「えぇ、そうです。でも、今は受け入れられないでしょう。おじいさんとの別れを今は大切にしてください」

おじいさん。
そうだ、おじいさんは?
あたいは周りを見回してみたけれど、それらしき姿は見られなかった。

そして、ふと視界に入ったもの。
あたいの尻尾が、二本になっていた。

「おじいさんは、あなたの中にいます。おじいさんはあなたにもっと素晴らしい世界があると、人間は素晴らしいんだと伝えたかった。だから、おじいさんはあなたに人の体と言葉を与えました」
「え?」

あたいの見える世界が、大きくなっていく。
喋りたいことが、口に出せる。
あたいは、自分の体を確認する。
裸故に、自分の体がよく見えた。

人の姿をしている。
あたいは、おじいさんに愛されていた。
すごく、すごく愛されていた。

「ありがとう、おじいさん……」
「今は泣いて、楽になってください。私にはそれを見守る事しかできません」
「ありがとう、ありがとう……」

あたいは、泣いた。
大きな声で、自分の声で。
あたいは、泣いた。



泣いているあたいの真っ赤な髪を、生温かい風が揺らす。

その風は、どこか懐かしい匂いがした。
はいどうも、へたれ向日葵です。
今回は、お燐の過去のお話を勝手に想像して書かせていただきました。
いろいろとおかしい部分があるかもしれませんが、楽しんでいただけたなら幸いです。
俺、猫好きだから猫作家になるんだ……。

最後まで読んでくださった方々には、最大級の感謝を……。
へたれ向日葵
[email protected]
http://hetarehimawari.blog14.fc2.com/
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コメント



0.1520簡易評価
12.70名前が無い程度の能力削除
昔話に出てくるような、せつなくて優しい、良いお話でした。
16.100名前が無い程度の能力削除
素敵な物語を書いてくれた貴方にも、最大の感謝を
17.100ぺ・四潤削除
ああ、もう。目蓋が腫れちゃって昼から仕事できなくなっちゃったじゃないか……
先立たれたおばあさんの代わりにお燐を飼うことになったおじいさん。
最期はこれからおばあさんの元へ向かうことを思い二人で過ごした記憶を手繰りながら逝ったのでしょうか。
そのおじいさんが最期に思っていた若かりしころのおばあさんの姿がお燐になったのだと思います。
三人を一緒してあげたいという願いを閻魔様が叶えてあげたのでしょうか。
22.80コチドリ削除
たとえ火焔の中であろうと、ずっとあなたの隣に。
火焔猫 燐の名の由来、確かに拝見しました。

本来の尻尾の隣に生まれたもう一本の尻尾。
おじいさんの魂が少しでも宿っているといいなぁ。
27.90名前が無い程度の能力削除
ああ、いいなぁこれ…
素敵なお話をありがとう
32.80名前が無い程度の能力削除
あら素敵なお話
33.無評価へたれ向日葵削除
>12 様
評価ありがとうございます。
優しくて切ない雰囲気が伝わったようで、なによりです。

>16 様
評価ありがとうございます。
私はただ書くことしかできないので、読んで下さる方がいなければ始まりません。
しかし、嬉しいお言葉です、ありがとうございました。

>ぺ・四潤 様
評価ありがとうございます。
なんてことだ……すみません。
そのように、想像を膨らませることが出来るような作品で出来て良かったです。

>コチドリ 様
評価ありがとうございます。
お燐ってなんか辛い過去がありそうな、そんな気がしたので書きました。
もう一本の尻尾はおじいさんの生命が宿っていると思いますわ。

>27 様
評価ありがとうございます。
こちらこそ、読んでいただきありがとうございます。

>32 様
評価ありがとうございます。
素敵なお話に出来あがって、私としても嬉しい限りです。
38.90ずわいがに削除
これは素晴らしいですね。お燐が死体を運ぶようになったのもこのおじいさんのことと関係あるんでしょうかねぇ。
39.無評価へたれ向日葵削除
>ずわいがに 様
評価ありがとうございます。
私の中じゃ、おじいさんは今のお燐に深くかかわってると思ってます。
だから、きっと。