※警告※
申し訳ありませんが、以下の内容に嫌悪感や不快感を感じる方は、プラウザのバックでお戻りください。
百合 チョコレートケーキ程度の甘さ
特にレミフラに嫌悪感を感じるという方は、全力でプラウザのバックで戻ることをお勧めいたします。
なお、この作品は拙作『さあ、お茶にしましょう』の対の作品としての要素があります。前作を読んでいただかなくても楽しめるように書いたつもりですが、おそらく、前作を読んでいただければ、よりこの作品を楽しめるかと愚考いたします。
以上のことについてご了解いただけましたら、どうぞ、このSSをお楽しみください。
「フランドール分が足りない」
姉の突然の言葉に妹はぽかんとした顔をしてしまった。だが、姉は真剣な顔で床に敷かれた紅い絨毯をじっと見つめているのみだった。
「フランドール分だけじゃないわ」
姉の口ぶりは何かとても重大な問題について言及しているかのようだった。
「糖分も不足してるわ」
妹は小首をかしげ、困ったような顔で微笑しながら言った。
「お姉さま、お夕飯のあと、ちゃんとデザートを食べたじゃない」
今日のデザートは甘い甘いチョコレートケーキだった。姉妹のメイド長が作ってくれた珠玉の一品である。舌を優しく撫でるような甘み。食べるものをなだめるかのような微かな苦さ。ふんわりとしたクリームは粉雪のようにとろける。最高のデザートだった。
「甘いわね、フラン。甘くないのに甘いわ」
冗談めいたように言い、姉は妹に微笑みかける。チョコレートケーキのように甘い微笑だった。
「残念だけど、咲夜のデザートだけじゃ足りなかったわ。フランは何か私に、フランドール分がたっぷりと入ったデザートを作ってくれないかしら?」
妹は目をぱちくりとさせた。姉を横向きに見ていた妹は、ちゃんと姉のほうに向き直ろうと、姉のベッドのシーツに手をついて身体を動かした。ベッドのシーツに妹の手の跡が緩やかに皺を作っていた。姉妹はベッドの上で向き合った。
「悪いんだけど、その――――フランドール分って何?」
妹はおずおずと尋ねた。その言葉に姉はきょとんとした顔をした。そして、小さなあごに手を添えると、首をかしげながら言った。
「何かしらね?」
姉の返答に妹は肩を落とす。だが、妹はそんな姉の様子に慣れているのか、姉を責めるような言葉は言わず、ただ苦笑するだけだった。姉は首をひねって言った。
「フランドール分を定義するには、フランドールが何かを定義しないといけないわね」
妙に哲学的な言葉に妹は苦笑いすることしかできなかった。だが、姉は真剣なようで、考えながら話し始めた。
「まあ、とにかく魅力的なものよね」
「いきなり、そんな言葉が出てくるんだ」
姉の最初の言葉に、妹は呆れるような――だが、どこか照れているような口調で応じた。姉は胸を張り、得意げな顔で続けた。
「可愛くて、綺麗で、美しくて、可憐で、優しくて、思いやりがあって、明るくて、一生懸命で――――まあ、とにかく素敵なものね」
「……………………お姉さまのフランドールの定義はそういうものなの?」
妹はもはや苦笑するしかなかった。妹は顔を赤くして、姉のフランドールに関する定義を聞いていた。姉はその定義を誇るかのように笑った。
「いいえ、一番大切な部分が抜け落ちてるわね。フランにはわかるかしら?」
妹は、本当に困った姉だ、と目を細めた。妹は姉の質問にしっかりとうなずいた。
「うん、わかるよ」
すると、姉は満足げに微笑んだ。
「そう、いい子ね」
姉は世界に宣言するような、静かで、だが、力強い声で言った。
「フランドールは、魅力的で、 可愛くて、綺麗で、美しくて、可憐で、優しくて、思いやりがあって、明るくて、一生懸命で、とにかく素敵な、レミリア・スカーレットの妹ね」
「……………………言い過ぎじゃない?」
妹ははにかんで言うが、姉は微笑んでその言葉を否定した。
「そんなことないわ。私のフランドールの定義に何一つ間違いはないわ」
姉はまるで自分のことのように誇らしげだった。妹にはそんな姉の姿がとても眩しく見えた。
「さて……………………」
姉はここからが本題だと言うように、芝居じみた口調で言った。
「では、フランドール分とは何かしら?」
「…………何だろうね?」
姉が首をかしげるのに合わせて妹も首を傾けた。姉は眉間に皺を寄せて考え、やがて言った。
「フランドール的な何か、でしょうね」
「だろうね」
「まあ、とにかくフランに関する何か素晴らしいものよ」
「私に関する何か素晴らしいもの、ね」
「以上で、フランドール分の定義は明快に終了したわ」
「それで完全に決定なんだ」
ずいぶん、あっさりと決まったね、と妹は苦笑した。これで問題は解決したはずだが、姉はまだ曇った顔をしていた。
「でも、どうやってフランドール分を補充すればいいのかしら?」
姉は困ったような顔を妹に向けた。対する妹も困ったような顔を姉に返す。
「私に訊かれてもわからないよ…………」
「そうね、でも私は今までフランドール分を摂取して生きてきたわ。その経験から推定して、一番手っ取り早いのは……………………」
そう言って、姉はベッドの上に両膝で立ち上がり、部屋の扉のほうを向いた。
「――フランのドロワーズを被ることだわ」
「待てい」
妹も両膝立ちをし、姉の身体にしがみついた。姉が妹の腕の中でじたばたと暴れた。
「フラン、離してちょうだい。フランドール分が――フランのドロワーズが私を呼んでいるのよ」
「呼んでないよ。呼んでたとしても私は許さないよ。とにかく落ち着いて、お姉さま」
妹は呆れて苦笑し、もがく姉を押さえつけながら、姉を説得するために口を開いた。
「別の方法で、フランドール分を補給できる方法はないの?」
「ないことはないけど、ドロワーズが一番早いのは確かだわ」
姉の言葉に妹はため息をついた。困惑した表情で妹は姉に話しかけた。
「どうして、そこまでドロワーズにこだわるのさ?」
「どうしてかは私にもわからないわ。でも、私はあなたのドロワーズに心から――魂から惹かれているのよ」
「……………………何も言えないよ」
「そう言うフランこそ、どうして私があなたのドロワーズを被るのが嫌なの?」
「そりゃ、嫌でしょ。肉親が自分のドロワーズを頭に被るなんて。自分のお姉さまが変態だったら誰でもショックを受けるよ」
「あら、私はフランが私のドロワを被ってても何も嫌だなんて思わないわよ」
「それもどうかと思うよ…………」
「私はフランが変態でも、一生受け入れてみせるわよ」
「その言葉は嬉しいけど、私は変態じゃないし、何か複雑な気分だなぁ…………」
「わかったでしょ、フラン。さあ、この手を離してちょうだい」
「わかってないってば。それにお姉さまは被るだけじゃないじゃん。ドロワーズの中で深呼吸したり、その…………匂い……嗅いだりするでしょ…………」
妹は頬だけでなく耳まで真っ赤に染めてそう言った。姉は妹の様子を見て暴れるのをやめた。姉はうつむいて沈黙してしまった妹をじっと見つめていたが、やがてはっきりとした声で言った。
「わかったわ、フラン。ドロワーズを被るのはやめるわ」
「本当?」
妹はまだ顔は赤かったが、顔を上げて明るい声で言った。ぱっと花の開くような妹の笑顔を見ながら、姉もまた微笑んで答えた。
「本当よ、フラン。今日はドロワーズを被るのは無しだわ」
「…………『今日は』? ……………………まあ、いいや。深く考えないでおこう。でも、お姉さま、わかってくれたんだね、嬉しいよ」
妹はそう言って、満月のように優しい笑顔を浮かべた。そんな妹の花顔を見ながら、姉はのどを撫でるような声で妹に尋ねた。
「そのかわりなんだけど、フランにお願いしたいことがあるんだけど、いいかしら?」
姉のその言葉に妹は警戒感をとり戻したように、眉をぴくりと上げたが、笑顔を保ったまま、答えた。
「その…………無茶苦茶なことでなきゃ、聞いてあげてもいいけど」
妹はあいまいに笑う。姉もまた笑って答えた。
「そう、ありがとう」
三日月のような、心が凍るほど美しい笑顔だった。その笑顔に妹は動けなくなった。姉は息がかかるくらい近くにあった妹の身体に腕を回し、さらに近くへと抱き寄せる。
「それじゃあ、お願いを言うわね――――」
姉は妖艶に笑う。妹はうなずくこともできずに、姉の頬が緩やかな曲線を描くのを見つめていた。姉の宝石のような瞳が、妹の心を掴んで離さなかった。姉の紅い唇が艶かしく踊った。
「――――フランの匂いをかぎたいわ」
姉の言葉に妹の心臓がどきりと跳ねた。姉は優しい視線で妹の緋色の瞳を捉えていた。姉の長い舌が甘い甘い言葉を囁く。
「ドロワーズが駄目なら――――直接フランの匂いをかぐのは良いでしょう――――?」
そう言って、姉は妹の首筋に顔を当てた。すぐ近くで感じる姉の吐息が妹の身体を震わせた。姉は妹の耳元で心溶かすような声で言った。
「――――どうかしら、フラン?」
妹の胸を火照った血液が行き来していた。姉の言葉が血の流れにのって、髪の毛から指の先にいたるまで隈なく、麻薬のように溶け込んで痺れさせていった。妹はぼんやりとした頭でうなずくしかなかった。姉はその様子を見ると、嬉しそうに微笑み、妹の肩から耳にかけて這わせるように顔を動かした。
ぞくり、と妹の身体が震える。だが、背中に回された姉の腕が震えを押さえつけた。妹の身体はすでに赤い光を放つ鉄の棒のように熱かった。姉の冷ややかな手の感触に妹は自分が今、姉に抱きしめられているということを強く自覚させていた。
横目で姉の美しい顔を見ながら、妹は夢心地に思った。
ああ――私は今、お姉さまに抱かれているんだ――――、と。
身体中に熱を運ぶ心臓の拍動と、言いようのない幸福を感じながら、妹は姉のされるがままにされていた。
姉の流れるような睫毛が、妹の白い肌をくすぐった。ん、と妹が小さく息を漏らす。姉はその声を心地よさそうに聞きながら、妹の耳元に口を寄せた。
「かぐだけじゃ物足りないわ――――」
姉の言葉は蜘蛛の毒と同じだった。巣にかかった哀れな獲物に注入される蜘蛛の牙の毒のように、姉の声は妹の心を溶かし、蹂躙してゆく。
「なめさせてもらってもよろしいかしら――――」
――――――――――――――――――――――――。
妹は息を呑むが、やがてこくりとうなずいた。ありがとう――――姉が満足げに微笑む。姉は紅く長い舌を出して、妹の首筋にそれを這わせた。妹の小さな身体が一つだけ大きく震えた。姉はそれでもなお愛おしそうに、舌だけでなく唇も添える。妹の細くて白い首に接吻してゆく姉の顔はこの上なく幸せそうだった。この世で一番貴いものに口づけできることを姉はこの上ない幸福に感じていた。
妹は目を瞑って、じっと耐えていた。苦しみや嫌悪に、ではない。胸が破裂してしまいそうな喜びと激しさのあまり切なささえ感じてしまう姉への思慕に耐えていたのだ。妹は自然と自分の腕を姉の背中に回していた。姉の寝巻きを握る手がきゅっと締まる。それに呼応するように姉の腕もより強く妹の矮躯を抱きしめていた。どれほどの時間が経っただろうか。何が示すでもなく、姉は妹の首から口を離した。妹は閉じていた目を開けて、すぐ目の前の姉の顔を見る。名残惜しげな妹に姉は微笑んでみせた。そして、自らの額と妹のそれとをこつんとぶつける。姉はより笑みを大きくして、ため息をつくように言った。
「――――幸せだわ」
姉の言葉に妹は目を細める。姉はよく味わうように再び言葉を発した。
「この上なく、幸せだわ」
フランドール分、補給完了、そう冗談めかすように言って、姉は極上の笑みを浮かべた。妹は姉の微笑を見ると、目を閉じて崩れるように姉の胸元に顔を埋めた。姉は妹を受け止め、幼子を寝かしつけるように妹の髪をなでる。妹は姉の腰に回した腕にかすかに力をこめて、姉を抱きしめていた。
時計の針の進む音だけが聞こえる部屋で、姉妹はその姿のまましばらく抱き合っていたが、やがて妹は姉の胸でぽつりと呟いた。
「…………ずるいな」
姉はその声に反応して、妹を見下ろす。妹は顔を上げて姉の不思議そうな顔を見つめた。妹は少しだけ拗ねた顔をしてみせて言った。
「お姉さまだけずるいな」
妹は悪戯っぽい笑みを浮かべる。そして、ありったけの勇気をこめて姉にお願い事をする。
「私もレミリア分が欲しいな」
姉はその言葉に容姿相応の少女らしい、きょとんとした顔で妹を見ていたが、やがて、すぐに妖艶に笑って妹に尋ねた。
「あら、レミリア分とは何かしら?」
「まあ、レミリアについて関係したもの、だよね」
「では、フランにとってレミリアとはどういう定義なのかしら?」
「そうだね…………」
妹は幸せをかみ締めるように、一言一言想いをこめて語った。
「魅力的で、格好良くて、麗しくて、清らかで、美しくて、優しくて、強引で、思いやりがあって、誰よりも強くて、とにかく素敵な――――」
妹は天使のような笑顔を姉に見せて言った。
「――――フランドール・スカーレットの姉だね」
「――――完璧だわ」
姉はそう言って、再び妹の頭を胸にかき抱き、金色の髪を愛おしそうに撫でる。妹は静かに目を閉じてされるがままになっていた。姉は妹の髪を手で梳きながら尋ねる。
「それじゃあ、レミリア分とは何かしら?」
「レミリアに関連する何か素晴らしいものだね」
「それでQED?」
「うん、パーフェクトなまでにQED」
そう――――姉はその言葉に満足げにうなずき、目を優しげに細めた。そして、冗談を言うような口調で妹に語りかける。
「では、どうすればフランはそのレミリア分を補給できるのかしら?」
妹は顔を上げ、姉の紅玉のような瞳を見た。姉の瞳はどこまでも優しい光を放っていた。その清らかな光を浴びて、妹は心が満たされていくのを感じながら、姉に言った。
「お姉さまの言葉を聞かせて?」
妹は主に安らかな祈りを捧げる少女のような微笑を浮かべて言った。
「お姉さまがどのくらい私のことが好きか教えて?」
姉は嬉しそうに顔をほころばせる。ああ、なんて可愛い妹でしょう、とため息をつき、妹の髪を優しく撫でる。
「お易い御用だわ――――」
姉は目を閉じて、子供に寝物語を聞かせるような声で始めた。
「あるところに、吸血鬼の姉妹がいました――――」
その言葉に妹は目を丸くするが、何も言うことなく姉の声に耳を傾けていた。
「吸血鬼の姉妹は大きな館に住んでいました。二人は館の主君でした。配下の妖怪はあまりたくさんはいませんでしたが、皆、姉妹に忠誠を誓ってくれていました。友人の魔女も姉妹の館に住んでおり、姉妹は彼らに囲まれて幸せに暮らすはずでした」
姉がかすかに目を開けて、妹の顔を見下ろす。真剣に姉の話を聞き続ける妹。妹に優しく微笑むと、姉は続きを語った。
「ですが、妹は心の病気を抱えていました。妹はその病気と生まれもった強大な力のために皆と暮らすことができませんでした。妹は地下室に閉じ込められてしまいました」
妹は静かな声を紡ぎ続ける姉をじっと見つめていた。姉の悲しげな微笑を黙って見ていた。
「姉はそのまま地上の館で暮らし続けました。忠誠心溢れる家臣と無愛想な友人に囲まれ、贅沢な暮らしを送ることができましたが、姉の心は少しも満たされませんでした。姉は全く幸せではありませんでした」
姉の妹を抱きしめる腕に力がこもる。それに反応するように妹もまた、姉の腰をつかまえている腕の力を強めた。
「狂っている、気がふれていると言われても、姉は妹のことが好きで好きでたまりませんでした。どんなに心が病気で冒されていても、妹は間違いなく姉の妹でした。姉は我慢しました。いつの日か、妹が紅魔館に帰ってこられる日を待ち続けました」
そして、永い永い年月の末、姉はようやくその日を迎えることができたのです――――
姉は目を開いて妹を見た。妹もまた真剣な眼差しで姉を見上げていた。姉は穏やかに微笑み、締めくくりの言葉を言う。
「姉は再び妹と暮らすことができ、幸せでした。妹の病気はまだ治っていませんでしたが、そんなもの取り返すことのできた幸福に比べればたいしたものではありませんでした。姉は妹の病気といっしょに一生つきあっていくことを決心していました。姉は妹とずっといっしょに生きていくことを誓っていました」
姉はようやく幸せそうに笑った。
「今、姉は妹と館の中で幸せに暮らしているそうです。めでたしめでたし」
言い終えると、姉は妹の小さな身体をぎゅっと抱きしめた。そして、搾り出すような声で呟いた。
「――――愛してるわ、フラン――――」
その言葉に妹は――自分では気づかなかったが――涙を一滴こぼした。清らかな涙が、彼女の右頬を流れた。妹もまた精一杯の力で姉を抱きしめた。
「――――私も――大好きだよ、お姉さま――――」
たくさんのレミリア分をありがとう――――冗談めかして言い、妹は笑った。姉もまた思い出したように微笑む。
妹は身体を起こした。それに呼応して、姉が妹の身体を放す。だが、妹はまた姉に抱きついた。妹は姉の顔に自分のそれを寄せ、
――――姉の頬に接吻した。
姉は少し驚いたように目を見開くが、すぐに安らかな笑顔を取り戻した。姉は救われたような顔をしていた。妹はそんな姉の微笑が切なかった。妹はまたぎゅっと、自分とそう変わらない小さな姉の身体を抱きしめる力をこめた。
ぼーんぼーんと時計が時を告げた。
満たされた心で抱き合っていた姉妹に静かな寂しさが訪れる。
時計が鳴り終わるまで、姉妹はお互いを掴んで離れようとしなかったが、やがて妹は姉を抱きしめる腕を解き、ベッドから降りた。
「――――地下室に帰るの?」
悲しそうな姉の声。心が痛むのを感じたが、妹は優しげに微笑んでみせた。
「うん、嫌だけど、どうしても必要なことだから――――」
その言葉に姉は微笑を浮かべた。悲しげな微笑だったが――それでも姉は笑って答えた。
「わかったわ、フラン。また明日ね」
妹もできるだけ元気な顔でうなずいた。
「うん、また明日」
――――また明日。
その言葉を信じて、姉妹は別れた。
不確かなその言葉を信じて、姉妹は一時だが離れることを認めた。
不確かだけど、その未来を信じて、姉妹はかけがえのない約束を交わした。
窓の外の月だけが、静かに優しい光をこぽこぽと零しながら、姉妹の様子を見つめていた。
、
すみません……少し取り乱しました。
ほんわかぬくぬくで、甘く優しい話だと感じました。
ただ甘いだけじゃなくて、姉妹の気持ちを確かめ合う感じに、心がほわっとされました。
あぁ、良いですねぇ。実に良い。
冗談はともかく、ギャグ分が薄いからメリハリがない感じにも思えました。
ひたすら砂糖食ってる感じなので、少量の塩がほしいです。
それはともかく、たっぷりの糖分ありがとうございました
もうね姉妹結界とかあるよ絶対
双方向の幸せが伝わって来るよ
レミリアとフランが互いに抱きあう愛情は良いですね。
頬が緩む程ですよ。
面白かったです。
フランドール分とケーキの二つで連想して、女体盛(ケーキVer)を想像した自分はもう死んでもいいと思う。
甘い甘い甘くて死ぬ!!!
あんたのレミフラが甘すぎて…最高です…
僕の、理想とするスカーレット姉妹です!二人の関係はこうであるべき!
フランかわいい、レミリアカッコイイ……こんなレミリアなら、フランのドロワーズかぶってもいいよ!
レミフラは本当にいいと思います
甘党の俺にはたまらん
甘党の自分でもコーヒーが無糖で飲めるわ
むしろやめられない。
いや、マジでこの延々と口の端から零れ落ちる砂糖を何とかしてください。
ベッドの上で寝る前に読むもんじゃないね。ベッドがべたべたな上に歯を磨きなおす羽目になった。
スカーレット分おいしかったです