「ここがヤマビコが住むという山ですか。さて……やってみましょうか……」
そう、私は今日、ヤマビコというものを試しに来ました。
例の件で出会ったときはうるさい奴だと思いましたが、思いなおしてみると、どうにも好奇心をくすぐられます。
「すぅぅ……」
いざとなると緊張しますね……。あまり大きな声を出すことなんて、ありませんから。
「やっほー!」
>Yahoo!
ほぉぉぉ……!
なんとも軽快な声が帰ってきました。これがヤマビコという奴なんですね。
では、では、魔理沙が言ったように、どんな言葉を言っても帰ってくるというのは本当なのでしょうか……。
「おはよーございまーす!」
>おはよーござーまーす!
はふぅ……おもしろいじゃないですか……!
でも、待ってください。あの妖怪も、妖怪ですから、食事などもするでしょう。
もうお昼時ですし、もしかしたら今食事中かもしれませんよね。その時に私が大声をあげたら、どうなるのでしょうか……。
試してみる価値はありますね。
「やっほー!」
>Yahoo!
「……やっほー!」
>やっふぃー!
「やっほー?」
>え?やっふぃー?
「やっ!」
>やっほ、……あれ?
なんか少しずついい加減になってきてますね……。なんか少し楽しくなってきました。
「やほー!」
>……やほー……
元気なくなってきてるじゃないですか。
「やっほー!」
>チッ……やっほー
今舌打ちが聞こえませんでした……?少し怒ってます……?
「やっほー!」
>……
あれ……?聞こえなくなりました……。
「どうしましたー?」
>食事中に騒ぐな
怒られてしまいました……
ヤマビコさんも生きて、いるのですね……。
「ごめんなさーい!」
>だから騒ぐなって
とても怒らせてしまいました……。
今日はもう帰りましょうか、あまりからかいすぎるのも悪いですし。
>……
そういえばご飯作りに帰らないといけないですし。
>……
また来ますね、ヤマビコさん。楽しかったですよ。
>……ぎゃ、ぎゃーて~ぎゃーて~
何か、聞こえましたね……。何も喋ってないのに……。
まあ、どうでもいいですね。
>……ぜ~む~と~ど~しゅ~
……?何かヤマビコさん喋ってる……?怒ってたのに……?
>……グスッ……
ヤマビコさん泣いてます?
「ヤマビコさーん?」
>……!やまびこさーん!
帰ってきましたね……。さっきのはもう怒ってないよという合図だったんでしょうか。
「もう怒ってないですかー?」
>もう怒ってないですよー?
怒ってないそうです。というかヤマビコって言った言葉がそのまま帰ってくるものなのでは……?微妙に会話しているだけのように思えるのですが……。
試してみましょうか。
「ヤマビコさーん?」
>やまびこさーん!
「なまむぎなまもめなまたまごー!」
言えない……
>なまむぎなもごめなまたまごー!
訂正されてしまいました……。
「こつそそーそーそしょーそーそ!」
あぅ……
>こつそそーしょうそしょうしょうそ!
ヤマビコさん……すごいですね……あとよくわかりましたね……。
ならばとっておきのやつです……!
「なにゃめななじゅうななどのにゃらびでなくなくいななくななはんなにゃだいなんにゃくならべてななななめー!」
くっ……あれほど練習したのに……。
>斜め77度の並びで泣く泣く嘶くナナハン7台難なく並べて長眺めー!
……圧巻です……というかもうヤマビコってヤマビコさんと大声で会話しているだけというのはわかりました……。
「 よ う む ? 」
この時私は気付いていなかったのです。
背後に迫る主の姿に。
「あわ……幽々子様……」
楽しすぎてしまいました……気付けばお昼時から二刻も経ってしまっています……
「ご飯……おなか減った……」
「申し訳ございません幽々子様!すぐに」
>もうしわけございませんゆゆこさまー!
「うるさい!」
「え……?ごめん妖夢……」
「あ、いえ!違うんですよ幽々子様!これは」
>ちがうんですよゆゆこさまー!
「だまれ!」
「そんなに怒らないで妖夢……」
>ぎゃ~て♪ぎゃ~て♪
ヤマビコ……キサマ……
「幽々子様、すぐ戻ってご飯をお作り致しますので先に白玉楼に戻っていていただけますか?」
「え……いいけど……なんか怖いわよ……?」
「ご心配なく、すこし鳴かせてくるだけです」
「……なにを……?」
その後ヤマビコ妖怪はどうなってしまったのでしょうか。
もう二度とヤマビコを聞くことはないのでしょうか。
>Yahoo!
いえ、翌日にはヤマビコが聞こえていたそうです。
そう、私は今日、ヤマビコというものを試しに来ました。
例の件で出会ったときはうるさい奴だと思いましたが、思いなおしてみると、どうにも好奇心をくすぐられます。
「すぅぅ……」
いざとなると緊張しますね……。あまり大きな声を出すことなんて、ありませんから。
「やっほー!」
>Yahoo!
ほぉぉぉ……!
なんとも軽快な声が帰ってきました。これがヤマビコという奴なんですね。
では、では、魔理沙が言ったように、どんな言葉を言っても帰ってくるというのは本当なのでしょうか……。
「おはよーございまーす!」
>おはよーござーまーす!
はふぅ……おもしろいじゃないですか……!
でも、待ってください。あの妖怪も、妖怪ですから、食事などもするでしょう。
もうお昼時ですし、もしかしたら今食事中かもしれませんよね。その時に私が大声をあげたら、どうなるのでしょうか……。
試してみる価値はありますね。
「やっほー!」
>Yahoo!
「……やっほー!」
>やっふぃー!
「やっほー?」
>え?やっふぃー?
「やっ!」
>やっほ、……あれ?
なんか少しずついい加減になってきてますね……。なんか少し楽しくなってきました。
「やほー!」
>……やほー……
元気なくなってきてるじゃないですか。
「やっほー!」
>チッ……やっほー
今舌打ちが聞こえませんでした……?少し怒ってます……?
「やっほー!」
>……
あれ……?聞こえなくなりました……。
「どうしましたー?」
>食事中に騒ぐな
怒られてしまいました……
ヤマビコさんも生きて、いるのですね……。
「ごめんなさーい!」
>だから騒ぐなって
とても怒らせてしまいました……。
今日はもう帰りましょうか、あまりからかいすぎるのも悪いですし。
>……
そういえばご飯作りに帰らないといけないですし。
>……
また来ますね、ヤマビコさん。楽しかったですよ。
>……ぎゃ、ぎゃーて~ぎゃーて~
何か、聞こえましたね……。何も喋ってないのに……。
まあ、どうでもいいですね。
>……ぜ~む~と~ど~しゅ~
……?何かヤマビコさん喋ってる……?怒ってたのに……?
>……グスッ……
ヤマビコさん泣いてます?
「ヤマビコさーん?」
>……!やまびこさーん!
帰ってきましたね……。さっきのはもう怒ってないよという合図だったんでしょうか。
「もう怒ってないですかー?」
>もう怒ってないですよー?
怒ってないそうです。というかヤマビコって言った言葉がそのまま帰ってくるものなのでは……?微妙に会話しているだけのように思えるのですが……。
試してみましょうか。
「ヤマビコさーん?」
>やまびこさーん!
「なまむぎなまもめなまたまごー!」
言えない……
>なまむぎなもごめなまたまごー!
訂正されてしまいました……。
「こつそそーそーそしょーそーそ!」
あぅ……
>こつそそーしょうそしょうしょうそ!
ヤマビコさん……すごいですね……あとよくわかりましたね……。
ならばとっておきのやつです……!
「なにゃめななじゅうななどのにゃらびでなくなくいななくななはんなにゃだいなんにゃくならべてななななめー!」
くっ……あれほど練習したのに……。
>斜め77度の並びで泣く泣く嘶くナナハン7台難なく並べて長眺めー!
……圧巻です……というかもうヤマビコってヤマビコさんと大声で会話しているだけというのはわかりました……。
「 よ う む ? 」
この時私は気付いていなかったのです。
背後に迫る主の姿に。
「あわ……幽々子様……」
楽しすぎてしまいました……気付けばお昼時から二刻も経ってしまっています……
「ご飯……おなか減った……」
「申し訳ございません幽々子様!すぐに」
>もうしわけございませんゆゆこさまー!
「うるさい!」
「え……?ごめん妖夢……」
「あ、いえ!違うんですよ幽々子様!これは」
>ちがうんですよゆゆこさまー!
「だまれ!」
「そんなに怒らないで妖夢……」
>ぎゃ~て♪ぎゃ~て♪
ヤマビコ……キサマ……
「幽々子様、すぐ戻ってご飯をお作り致しますので先に白玉楼に戻っていていただけますか?」
「え……いいけど……なんか怖いわよ……?」
「ご心配なく、すこし鳴かせてくるだけです」
「……なにを……?」
その後ヤマビコ妖怪はどうなってしまったのでしょうか。
もう二度とヤマビコを聞くことはないのでしょうか。
>Yahoo!
いえ、翌日にはヤマビコが聞こえていたそうです。
ヤベェww
しかし山彦も昼に食事するのねー 夜に活動するものかと思った。
追記
咲夜さんのハンバーグか 私も咲夜さんの手料理食べてみたい。
ていうか響子ちゃんすげぇww
妖夢がたどり着いたとき既に「うるさいッ!」って皆に怒られてる響子ちゃんがいて逆に妖夢が慰めてあげてるとことか想像すると和むww