「畏れてもらえなくなったら、こっちに来ればいい——なんて、妖怪も神様も、ずるいです」信仰の枯れた二〇〇七年の諏訪から、神様ふたりと、理系の女の子がひとり、引っ越してきます。風神録前日譚。(全十三頁)
イソップの動物は、にんげんの教訓を語るために喋ります。では、教訓をなくした動物は、なにを語るのでしょう。これは、湖におちてきた、一匹の蝶のおはなし。(前編「寓話」・後編「神話」、全十五頁)