ど素人による作品です。表現がおかしかったりキャラ崩壊の可能性があります。
非常につまらない作品な可能性が90%です。
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私は震えていた。恐怖していた。恐ろしかった。
目の前の、夜の王であり最強の種族である私をも軽く凌ぐ圧倒的存在に対して。
私の持つ高い妖力や種族としての特殊能力などは目の前の存在に対して無意味だろう。
それと同時に後悔していた。
そして自らを呪いたかった。
なぜこんなことをしてしまったのだろうと。
私は取り返しのつかないことをしてしまった。
そして私は目の前の存在から目をそらすこともできず、さらには髪の毛一本動かすことすらできそうにない。
その存在の威圧感は凄まじい。
その怒気、殺気、気迫、覇気は500の年月を生きた私でさえ今までに感じたこともない。
さらには有り得ないほどの妖力、霊力、神力を漲らせ私をこの場に磔にする
通常、妖怪が、霊力、神力を持つことはありえない。
それと同時に亡霊や幽霊が妖力や神力を持つことも無く、神が妖力や霊力を持つことも無い。
妖怪は妖力を駆使して空を飛んだり弾幕を張ったりする。
亡霊は霊力によって、神は神力によってそれを行う。
だから妖怪や亡霊には神力を持つ必要もないしそれ以前に持つことは不可能だ。当然逆もまた然りだ。
死後、神として崇められるようになった神霊や生きる欲をも捨て天界に上った天人は霊力や神力を持つこともあるが、
妖力を持つことはありえない。
そのくらい幻想郷に住む物には常識だ。
だがどうしたことか目の前の存在はそれを当然のように持っている。
私はその有り得ない力を前になんとか立っているが同じ部屋にいる者たちはほとんどおかしくなっている。
テーブルや椅子はその存在の放つ力のオーラによってひびが入っているし、本棚はすでに壊れ、崩れ落ちている。
椅子に座って本を読んでいたはずのパチェと付き添いの小悪魔は”彼女”の力に当てられ意識を失っているし、
私と冗談半分に言葉を交わしていたフランドールは目の前の存在の力を信じられず大笑いをしながら現実逃避を始めている。
完璧で瀟洒な従者の咲夜でさえ、顔から血を出して気絶している。
「・・・お嬢様、私にはあの行為だけは許せません」
突然の発言に私は思わず体がビクついてしまう。
こうなった原因・・無論分かっている。
だが・・言い訳したところ効果はないだろう・・。
憎らしい太陽が地平線に沈み私のテンションは大いにあがる。
「とうとうあの憎らしい太陽が沈んだわ。ふふ・・今日は満月・・となればあれしかないわ!」
「お嬢様。今日のお食事はいかがいたしましょう?」
さすが私の完璧で瀟洒な従者。私がメニューを思いついた瞬間を狙ったように聞いてくる
「今日は満月よ、カレーしかないでしょう?!卵を落としてカレー満月スペシャルにして頂戴!」
「辛さの加減はいかがいたしましょう?」
「いつもどおりよ!フランとその他大勢も呼んで頂戴」
「かしこまりました。」
咲夜は目の前から突然消滅する。
「ふふ・・それでこそ私の完璧で瀟洒な従者ね」
紅魔館では満月の夜にはパチュリー様、フラン様と小悪魔、中国そして咲夜が皆そろって満月カレー(卵を落としたもの)を食べる。
実はレミリアだけ甘口+りんご&ハチミツの激甘カレーなのだがもちろん紅魔館のトップシークレットだ。
ちなみにフラン様が甘口、パチュリー様と小悪魔が中辛、咲夜が辛口、美鈴が激辛である。
咲夜特製カレーを皆で食べる。それには意味がある。
咲夜のカレーはハンバーグやオムライスと並ぶほどの超豪華メニューだ。
はっきりいって超絶にうまい。
だから皆にそのカレーを振舞うことで日ごろの感謝の気持ちを表す。
そしてこれからもよろしく頼むわ。という私なりのメッセージである。
だからここには一切従者や部下などは呼ばない。
呼ぶのは愛する家族のみである。
「ふふ・・皆、いつもありがとう。
今日この時間だけは部下も従者も必要ないわ。
皆で家族としてこの時間を楽しみましょう。」
「「「「「いただきまーす!」」」」」
それはそれは楽しい時間だった。
皆お互いがお互いに冗談や日ごろの不満などを打ち明ける。
家族なのだから遠慮や礼儀などほとんどいらないのだ。
もちろん私もこのときだけはカリスマは棚上げだ。
そうしているうちにどんどん宴会のような形になっていく。
次第に酒を館にあるだけもちだして、本当に宴会になる。
皆始めは軽く飲んでいるだけなのだが次第にラッパ飲みする奴すらでてくる。
私にベタベタ付きまとって鼻血を出す咲夜。
パチェの耳を甘噛みするフラン。
愚痴をこぼしながら楽しく飲む小悪魔と美鈴。
「妹様・・やん・・そこは・・耳だけは・・あんっ」
そのうちにパチェいじりを終えたフランが酒に興味を示し始めた。
フランは数年前の紅霧異変のすこし後に魔理沙と戦ってからずいぶんと変わった。
精神的にも安定してきたし力の加減も最近ではほぼ完璧だ。
だがフランはまだお酒というものを知らない。
お酒はオレンジジュースとはわけが違うのだ。
酔っ払って館を壊すぐらいならいいが・・・
一応止めておこう、フランは酔っ払うという恐怖をしらない。
そう、かく言う私も酔っ払って大変恥ずかしい事をしたことがある。
そのときは今回同様満月で、皆酔っ払った挙句、変な方向に迷走した結果
紅魔館が一時的に桃魔館になってしまい、あろうことかあの天狗に大暴露をされた。
無論天狗は後日ミンチにした。
さらに運命操って身内以外の皆には忘れてもらおうとおもったが一部の妖怪には意味をなさなかった。
具体的には八雲の大妖やその式神だ。
妖々夢メンバーや永夜抄メンバーならおぼえていそうなのだが彼らは幸いな事に人間だ。
最近使っていなかったのでわからなかったがどうやら私の能力もあの半獣のように強力な妖怪には効かないらしい。
あれでどれだけカリスマゲージ減ったとおもってるんだ。
未だ八雲の大妖と対峙するとこのこと掘り返されてぐぅの音もでなくなる。
とか無駄な事思い出していたら(気づいたらいろんな酒瓶が回りに散乱していた。誰だ、こんなに飲み散らかしたのは)
いつのまにかフランが酒を飲んでいた。
強い酒なのかフランが酒に弱いのかわからなかったが結果としてフランはべろんべろんだった。
「ちょ・・・最近安定してるとは言え、フランを酔わせたらどうなるかわからないでしょう!」
といいながら美鈴にグングニルを貫通させた。
あの妖怪は気を操ってすぐに再生する。
それほど問題はないはずだ。
「お嬢様。さすがにそれは回復大変だし痛いんでやめてください。」
とかいってる美鈴だが無論スルーする。
「だいたい咲夜さんも止めてくださいよ。」
「え?美鈴何か言った?それよりお嬢様このスクール水着きてみませんか?」
「仕方ないわね・・貸しなさい。それと咲夜・・鼻血を拭きなさい。」
「お嬢様・・(カシャ)次はこのポーズをお願いします。(パシャ)」
「こう・・?」
「うおおおおおおおお。この咲夜、今死んでも悔いはありませんわ!!」
酔っ払うといろんなコスチュームを強要するのが咲夜の悪い癖だ・・
気がつくと私の服が変化しているのだから時間を操っているのだろう。
酔っ払っているのに器用に能力をコントロールするとは咲夜もかなりのものだ。
そんな事を言っている私もだんだん酔っ払ってきた。
流石にラッパ飲みすれば、いかな私でも酔っ払う
さて次は美鈴と子悪魔のところにいってみよう。
道中すでに寝てしまっているフランが見えた。
なれない酒に早々にノックダウンされてしまったのだろう
「お嬢様。どうかしたんですか?ひょっとして私に告白でも?(笑)」
あれ・・?なんでだろ。なぜか美鈴がとても妖艶に見える・・
お酒で赤くなった顔、腰のくびれ、巨乳と言い張るには十分な胸。
なぜか今なら言っても美鈴は受け止めてくれるよな気がする
「えぇ・・実は私・・前からあなたの事が・・」
ニヤニヤする美鈴。その時私は思い出した。
「ハッ!勝手に人の気分を操るなーッ!」
本日2本目のグングニルである。
「いたた・・。強烈に突っ込みをするお嬢様もまたかわいいd
美鈴は最後まで言えなかった。
グングニルで頭を吹っ飛ばされれば当然である。
本日3回目のグンg(ry
「お嬢様・・さすがに頭は回復つらいんでやめてください」
「ならその普段使わない能力を好き勝手使いまくるのをやめなさいっ!」
この門番は普段は能力を使わないのになぜか酒の席になると途端に使いまくるのだ。
さらには回復にも気を使い吸血鬼でもありえない速度で回復をする。
むしろこのままグングニルし続けたら館が壊れるだけだろう。
今はまだ本棚が壊れる程度で収まっているが・・。
そういえば他に気の使い方もあるらしい。
素面の時の彼女に聞いたら、「気とも表現される妖気や霊力、神力などもコントロールできますし、
気配を消したり、100人の力のある妖怪の気配をあちこちにおいておく事もできます」との事だ。
本当かどうかは眉唾物だ。
「あ、そうだお嬢様。ちょっとこのナースのコスプレしてみませんか?」
「仕方ないわね・・貸しなさい。それと美鈴・・鼻血を拭きなさい。」
「咲夜さーん。ちょっとその写真機貸してください。」
酔っ払うといろんなコスチュームを強要するのが美鈴の悪い癖だ・・
気がつくと私の服が変化しているのだから咲夜に手伝ってもらっているのだろう。
そんなこんなで皆が酔いつぶれ、数時間後。
ふと目が覚めた。
普通こんな状況ならば二日酔いというものに襲われるらしいが私は吸血鬼。
そんなものにはならない。
あ、なんでだろ頭がズキズキする・・。
足取りもおぼつかない・・。
そうだ、オレンジジュースでも飲みにいこう。
あれなら私の体も見事に覚醒するはずだ。
・・・と、まて自分、もしや私は酔っ払っているのか・・?
いや、それはないだろう。なぜなら私はパーフェクトだからだ。
あ、そういえばフランはどうしたのだろう。
あぁ、いたいた。
もしかしたら夜中、目を覚ましてそのあとまた飲んでいたのかもしれない。
オバケちゃんとでも話しているのか、座り込んで壁に向かって大笑いしている。
水でもかけてやれば目を覚ますだろう。
え?それはまずい?大丈夫でしょう。
私のオバケちゃんと少し相談する。
いかん・・さっきから私の思考がおかしい・・。
どうやら私も酔っ払っているようだ。
目覚ましに水でも浴びてこよう。
そんなことを考えながら足を一歩踏み出したときムニッとした。
びっくりして下を見ると美鈴の顔だったようだ。
ま、たまにはいいよねとおもってその場を後にする。
だが後ろから気配がする・・。なぜかとてつもなく強大な力を感じる。
実は美鈴。酒を飲んでいるときはそれほどではないのだが酒を飲み終えてしばらくした後、
非常に短気になる。というか別人になるといっていいほどだ。
フランドールが暴れまわる方がまだかわいい(実際かわいいのだが)ぐらいだ。
「お嬢様・・、人を起こすのにそれはあんまりだとおもうんですがねぇ~?」
これはもうだめだ・・。彼女の妖気が数十倍に膨れ上がる・・。
しかも今までに無いぐらい機嫌がわるい。
バキッ!とテーブルや椅子にヒビが入る。
私は流水をかぶるよりもずっとずっと効果的な酔い覚ましを食らう事になるだろう。
眠たいときとか
しかしお嬢様にスク水やナース服を着せて写真を撮るとは・・・。
ぜひ私にも一枚・・・いや、なんでもないデス。
最後でああなって冒頭にいくんですね。
楽しめました。
誤字らしきモノ
「テンションが多いに~」→「大いに」
「お酒とはオレンジジュースとは~」→「お酒は」ではないかと。
1件の感想をいただけたら快挙かな~
なんておもっていた所、意外と感想多くてうれしい限りです。
どうもありがとうございました~
SJさんの言う程酷いとは思わないので、導入の言い訳が無いほうが気持ちよく読めますよ。
たしかに最初と最後で微妙に違和感ありますね・・
もっと作りこむべきでした。
言い訳も冒頭にあるとたしかにちょっとあれですね
申し訳なかったです