Coolier - 新生・東方創想話

鬼を探せ

2022/03/10 20:27:57
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キャラ死亡描写があります。それでもよければ、御覧ください
































鈴奈庵の店番を任されている少女、本居小鈴は今日もいつものように、売り物の本で読書をしていると、店内に紅魔館のメイド…十六夜咲夜が訪ねてきた。 

「咲夜さん。いらっしゃいませ。何をお求めになりますか?」

「実はパチュリー様より読めない本がありまして…」

「解読ですね?」

「その通りです。この本です。」

咲夜から分厚い本を貸してもらい、表紙に書いてある題名を読む。妖怪の書いた特殊文字だとわかり、小鈴がゆっくりと題名を言った。

「【鬼を探せ】て…なんでしょうか?」

題名を呼んだ瞬間。本が光だして、中から鬼の面が出現して小鈴と咲夜に話し掛けた。

「試練の時間だ。」

「何なんですか!?急に!?試練てなんですか?」

小鈴は不用意に鬼の仮面に質問してしまった。質問を受けた鬼の仮面は質問に答える。

「とある特殊空間に行ってもらいデスゲームに挑戦してもらう。この試練は強制である。デスゲームのルールは特殊空間にて説明する。」

鬼の仮面が説明を終えた瞬間。小鈴と咲夜の2人が本の中に吸い込まれた。そして更に、幻想郷から新たに7人の存在が本に吸い込まれた。























鬼の館

小鈴、咲夜、魔理沙、霊夢、射命丸、妖夢、美鈴、早苗の8人は、鬼の像があるフロアーに出現すると、暫くして8人が目を覚ました。

「この場所は…」

「私達は神社にいたはずよ。」

『9人の存在の者…鬼の館にようこそ。』

館内に不気味な声が聞こえた。8人は目の前にある鬼の像に注目すると、鬼の像から再び声が。

『お前達…8人はこの鬼の館に閉じ込めさせてもらった。この8人でデスゲームを行う。』

「何だぜ!?早く私達をここから出せ!」

『霧雨魔理沙…1度だけ忠告しよう。今の位置から1歩でも動いたら、貴様から殺す。』

「魔理沙さん…お願いです…今は…」

小鈴が魔理沙の腕を掴み、説得する。

「…悪かった。小鈴の言葉で…冷静になれたぜ!」

『本居小鈴に救われたか…』

「あんたがこの異変の黒幕なんでしょ?さっさとデスゲームとやらの説明をしなさいよ。」

霊夢はいつもの表情で、鬼の像に説明を求めている。すると、鬼の像から不気味な笑い声が聞こえてきた。

『博麗霊夢…威勢がいいな…面白くない…』

「あんたね…」

「霊夢さん…」

「わかったわよ…小鈴ちゃん。」

『それでは、ルール説明する。十六夜咲夜…鬼の像の裏にカードがある。それを取り、ルール説明をしろ…』

鬼の像は咲夜を指名して、カードを取るように命令する。

「命令に従わなかったら、殺されるわね。」

咲夜は従うしかない。従わなかった場合は、全員が殺されてしまうのだから。鬼の像の指示に従い、鬼の像の裏に貼り付けてあるカードを取り、書かれているルールを読み上げる。














ルール

このゲームは殺人ゲームである。この館内に鬼と鬼に操られた存在…異常者が紛れ込んでいる。鬼と異常者は君達を殺害する。

制限時間は2時間。 

時間内に鬼を殺害できれば、君達の勝利となる

但し、鬼と異常者以外の者を殺害した場合はゲームオーバーだ。

制限時間が0になってもゲームオーバーだ。



「……ルール説明を読み終えたわ。」

「鬼と鬼に操られた…異常者!?」

「そんな奴が…この中にいるってのか!?」

『俺様を楽しませろ。』

鬼の像が高らかに言っている時。霊夢が何かを思い出した。

「ちょっと待って!鬼の像。質問良いかしら?」

『博麗霊夢…気づいたようだな。』

「霊夢さん?何に気づいたんですか?」

霊夢は鬼の像を睨みながら発言する。

「最初に言ったセリフを復唱してくれない?」

「霊夢さん…何を…」

『9人の存在の者。鬼の館にようこそ。』

「9人…!?私達は8人しかいませんよ…」

皆が困惑している中で、魔理沙と霊夢だけは、不自然なほど冷静になっていた。

「既に1人殺害されたみたいね。」

「そんな!?でも誰が!?」

『もう1人の招待客を紹介しよう。』

化け狸の妖怪マミゾウの死体が出現した。小鈴はマミゾウを見ると涙を流しながら、近付こうとした。

「小鈴ちゃん!」

早苗が小鈴の腕を引っ張り、小鈴を後ろから抱き締める。

「マミゾウ…さん…鬼の像…頼みが…あります…」

『何だ?』

「10分だけ…時間を…私に…下さい…お別れの…手紙を…書かせてください…お願い…します…」

涙を流しながら、必死に鬼の像に頼み込んだ。

『良いだろう。10分だけ時間をやる。その間は、鬼と異常者は、殺害活動をしないことを約束しよう。』

「その約束は本当なんでしょうね?」

『私は鬼の像だが…元々の種族は鬼だ。約束は守ろう。』

小鈴はゆっくりと立ち上がり、鬼の像に紙と書く物を要求する。すると、紙とペンが出現した。

「皆さん…1人にしてください…今は…殺されることは…ありません…」

「わかったわ。私達はフロアーの端まで下がるわよ。」

小鈴は紙にゆっくりと書き込むと、紙を四つ織りにして、マミゾウの死体の懐に紙を入れる。小鈴が小さく呟くと、立ち上がる。

「お別れをしました。」

『確かに。約束の10分だ。これより10分後に鬼と異常者の殺害活動がスタートする。』



鬼の像の宣言後。8人は、鬼のフロアーから出て、館内の見取図を探すためにバラバラになる。だが、気にしている暇な時間はない。どこから鬼と異常者が来るのかわからないからだ。

小鈴は階段前まで来ると、運が良いのか見取図を発見する。すぐに見取図を見ると、紙に何かを書き込む。暫くして紙を仕舞い、2階に行く。


この鬼の館の館内は、円形になっている3階建。スタート前にいた鬼の像があるフロアーは円形の中心1階にある。円の右隣から武器庫、資料室、厨房と左端に階段がある。

「霊夢。誰が鬼だと思う?」

「魔理沙…私はあのルールには、穴があると思う。」

霊夢と魔理沙が2階廊下で合流した。誰が鬼かを話し合っている最中に、ルールの穴があると指摘する霊夢。

「穴?そんなものあったか。」

「あのルールには、鬼と異常者が紛れ込んでいると明記されてはいたけど、私達の中にいるとは書かれていなかった。」

「まさか!私達の中に、敵は存在しないのか!?」

「でも、この仮説にも穴がある。」

「ルールに【鬼と異常者以外を殺した時点でゲームオーバー】の敗北条件。この敗北条件ルールで、私の仮説は否定されるのよ。」

霊夢は珍しく頭を抱え込んだ。敵が仲間内にいるのか、いないのか。この2つの選択しにより、思うようにはいかない。


『これより、鬼と異常者が殺害活動を開始する。内訳は…』

「内訳!?敵は2人じゃないの!?」

『鬼1異常者2。』

霊夢と魔理沙は敵の数を勘違いしていたのだ。ルール説明に敵の人数が明記されていない。このような考えには、至らなかったのだ。

「ヤバイぜ…霊夢。私達の仲間内に確実に1人はいる。」

「そんな!?」

命を懸けたデスゲームが始まった。

「どうするんだよ。」

「このゲームは仲間を殺した時点で敗北する。でも確実に1人は殺らないと…」

霊夢と魔理沙は行動を共にするようだ。

「この館が何階まであるのか調べないといけないのに。」

2階廊下を移動中の2人は、前と後ろを警戒しながら見取図を探す。

「あれは…小鈴だ。」

2階の階段から小鈴が走ってきた。霊夢が声をかけると、小鈴は霊夢に気づいて合流する。これで、霊夢、魔理沙、小鈴の3人が集まった。

























1階廊下付近で立ち止まっている妖夢は、ゲーム開始の宣言後。すぐにこの付近で鬼が来るのを待っていた。

「仲間内に3人も紛れ込んでいるなんて…敵ならば私が1人でいるのはチャンスのはず。襲ってきた人は敵です。」

鬼と異常者が来るのを待っていると、近くの場所から戦闘音が鳴り響いた。誰かが妖夢の近くで、戦闘をしているようだ。

「戦闘!助けに行かないと。」

妖夢の後ろから咲夜の声が。妖夢が後ろを向くと咲夜の姿を発見する。

「咲夜さん!どうしてここに!?」

「私、1階の反対側の廊下にいたのよ。そしたら戦闘音が…」

「私達も急ぎましょう!」










































同じく1階付近にいた早苗、美鈴の2人は、死んでいるはすのマミゾウと対峙していた。敵の1人はマミゾウだったのだ。

「マミゾウさんが生きていたなんて。しかも、私達の敵として。」

「マミゾウさんは、鬼なんでしょうか?」

「異常者でも構わない。マミゾウさんを殺れば、確実に敵は減る。」

「全く…わしの相手がお前とは、骨が折れるの。じゃが…殺らぬと、鬼に殺されかねん。」 

3人の戦闘が始まった。












3階を移動中の射命丸は、仲間内の誰が敵なのかを考えていた。

「この館に拉致されてから空が飛べなくなりましたね。能力が封印されたみたいに…困りましたよ。」

この館に拉致された8人は、能力を封じられている。

「しかも、仲間内に3人も敵がいるとなると、困りましたね…小鈴さんは敵のようには、思えませんね。あの涙が演技とは思えません。」

射命丸は小鈴は敵ではないと、判断したようだ。

「それにしても、この廊下。偉い長いですね。妖怪の身体能力までは封印されてはいませんが…長すぎません?階段が見えませんね。」

この館内には、各階に階段は2箇所ずつあり、円形になっているため、すぐには辿り着けない。

「そうなると…戦闘音が近い場所までなら聞こえるでしょうが…反対側の廊下までは…戦闘音は聞こえないはず。下の階に行かなくては。」

射命丸は下の階に急ぐため、階段を目指す。


















美鈴と早苗は、マミゾウと戦闘をしている。だが、マミゾウは早苗には攻撃せずに、妖夢に攻撃を集中している。

「何で、早苗には攻撃をしないんですか!?まさか…」

「私は鬼でも異常者でもありません!」

「きついの。撤退させてもらうぞ。」

マミゾウは戦闘を諦め、逃げようするが、反対側から咲夜がマミゾウと遭遇する。

「咲夜殿!?挟まれてしまったのじゃ!」

「咲夜さん!生きてたんですね!」

「それよりも…マミゾウが異常者だったなんてね。」

咲夜はナイフを構えながらマミゾウとの距離を積める。

「く…無理にでも、逃げさせてもらうぞ!」

マミゾウが咲夜に物凄いスピードで、咲夜の横を通り過ぎようとするが、マミゾウの肩にナイフが刺さり、顔をしかめる。

「不覚!」

ナイフが刺さった状態で、マミゾウに逃げられてしまった。

「早苗、美鈴。ごめんなさい。逃げられたわ。」

「そんなことよりも、咲夜さん。妖夢さんを見ませんでしたか?」

「見てないけど…どうしたの?」

「そうですか…」

美鈴、早苗、咲夜の3人は、とりあえず霊夢と魔理沙に合流するために移動する。























霊夢、魔理沙、小鈴の3人は3階に来ていた。小鈴の書いた見取図を確認しながら現在位置を確認する。

「小鈴ちゃん助かったわ。」

「それにしても、誰にも会わなかったな。」

「早く…帰りたいです…」

「大丈夫だぜ!私が小鈴を守ってやるぜ!」

「ありが…何で…!?」

小鈴の目の前に、異常者…マミゾウが姿を現した。霊夢と魔理沙は、小鈴を守りマミゾウと距離をとる。

「マミゾウ!?」

「どうしてあんたが!?」

「わからぬのか?わしは鬼側じゃよ。死んだと勘違いしてもらえてラッキーじゃよ。」

マミゾウは肩に刺さっていたナイフを捨てる。

「ゲホゲホ、咲夜殿…ナイフは無しじゃろ…」

限界が来たのか、マミゾウは床に倒れる。

「わしもここまでか…」

「魔理沙。小鈴ちゃんをお願い。マミゾウに話がある。」

「良いぜ。小鈴は大丈夫か?」

「はい…」

小鈴は落ちているナイフを拾い、魔理沙の服にしがみつくと、マミゾウを霊夢に任せて先を急いだ。

「マミゾウ。鬼が誰か教えなさい!」

「わしは操られている身じゃ。言えたら良かったんじゃがな…そろそろ逝くとしようかの…」

マミゾウは息を引き取った。それと同時に、鬼の像の声が館内に響き渡る。

『二ッ岩マミゾウ死亡』

「名前は知らされるのね。だったら、誰も死んではいない。異常者は後1人ね。」



















美鈴、早苗、咲夜の3人は、マミゾウの死亡発表に敵が減ったことを知る。

「そろそろ、鬼を殺らないと負けてしまいます。」

「私達は白で問題無いわね。」

「妖夢さんを探さない…!?」

美鈴の胸にナイフが刺さった。この状況に早苗は、咲夜を見るが視線が合わない。

「咲夜さん…何で…美鈴さんを!?」

早苗の質問に咲夜は、歩きながら倒れている美鈴の目の前に止まる。美鈴はまだ息がある。

「私がもう1人の異常者だからよ。驚いたかしら?」

ナイフが刺さった状態の美鈴を見ながら、咲夜はナイフを美鈴の首に刺して殺す。

『紅美鈴死亡』

「本当は、時間切れまで生かす予定だったの。マミゾウが死んだから予定変更したのよ。鬼が殺されるわけにはいかないのよ。」

「そんな…」

「じゃあね。早苗…」

咲夜が早苗を殺そうとした瞬間。瀕死状態の妖夢が咲夜の背後から刀で斬りつけた。

「ぐ!?まだ、生きて!?」

「これで、終わりだ!」

刀で咲夜を刺して、妖夢はその場で倒れる。瀕死状態で無理したため、限界が来たのようだ。

「妖夢さん!?しっかり…」

「これで…異常者は…いなく…なりました…」

『十六夜咲夜死亡』

「後は…頼みます…」

妖夢は最後の力を振り絞り、早苗を助け息を引き取った。

『魂魄妖夢死亡…ゲーム終了まで、30分。』

「急がなくちゃ…だけど、疲れた。」

早苗は鬼探しのをしたいが、疲れて動けない。

「もしかして…鬼は!?」











魔理沙と小鈴は歩き疲れたのか、3階廊下付近で休憩している。

「あの発表で、美鈴さん、妖夢さん、咲夜さんが死んじゃいました…何で…」

「早苗の発表はなかった。鬼の正体は早苗なのか?でも…」

「どうすれば…制限時間は余りありません。」

「くそ!鬼の正体がわかれば…」

「魔理沙さん。別々で行動しましょう。護身用でナイフを持ってます。私も…戦わないと!」

魔理沙は小鈴の覚悟に負けた。

「仕方ないぜ…気をつけろよ!」

「はい!」

小鈴は魔理沙から離れて、走っていった。















ゲーム終了まで残り15分。今まで殺害活動をしなかった鬼が、行動を開始する。 


















鬼による最初のターゲットは、射命丸だ。


「無事でしたか?早く霊…まさか、そんな…貴女が!?」

『射命丸文死亡』

射命丸の死亡により、生き残ったのは、霊夢、魔理沙、早苗、小鈴の4人となった。その4人が鬼の像フロアに集まった。

「霊夢さん…貴女が鬼じゃないんですか?」

「待ってくれよ!?霊夢は私と一緒だった。アリバイを証明するぜ!」

「私も…霊夢さんと魔理沙さんと一緒にいました。これで、鬼は早苗さんです!」

早苗は反論したいが、アリバイを証明する味方は、全員死亡しているため、証明する事が出来ない。

「射命丸さんが死亡時のアリバイを言ってください!」

「アリバイは…無いわ。

「無いぜ…」

「私も…ありませんよ。」

『ゲーム終了まで10分』

霊夢は何か見落としている物がないか思い出す。

「そうだ!」

何かを思い出したのか、霊夢が急いで、フロアを出ていった。  






























霊夢がフロアに戻ってきた。

「証拠が見つかったわ。これで鬼がわかるわ。」

「誰が鬼がわかったんですか!?」

「そうよ。早苗…」

霊夢は鬼の証拠を3人に見せる。

「そんな…!?」

「マジかよ!?」

「………!?」

「鬼の正体は、貴女よ…小鈴ちゃん…」

霊夢は小鈴に証拠を渡した。

「何故…私の正体が…」

「貴女が書いた計画書よ。」

「待てよ霊夢!いつ小鈴が、それを…」

「マミゾウが死んだと勘違いしたあの時に、小鈴ちゃんは、手紙と表して書いてマミゾウに渡した。でも、書いていたのは…計画書。私達の目の前で堂々とね。マミゾウが捨てずに持っていたもの。」

『ゲーム終了まで5分。』



「私の負けです…霊夢さん。鬼の像…ゲームは私の負けです。制限時間を止めてください。」

『畏まりました…』

小鈴は3人に負けを認めた。

「何で…小鈴…じゃなかった。貴女がこんな異変を…実行したのか、説明してもらうわ。」

「先ずは、貴女達の勝利を祝福します。このゲームで死んだ者は全員復活しま…」

「そんなことが、聞きたいんじゃないの!」

霊夢が鬼を掴み、物凄い怒りを出している。

「そうでしたね。このデスゲームは、とある鬼の子供が復讐をするために誕生したデスゲームです。」

「鬼の子供?」

「貴女方がいるこの鬼の館は、鬼の子供の記憶を忠実に再現した世界です。そして、この世界を開いてしまったのは、本居小鈴です。」

「記憶の世界…小鈴ちゃんは、この世界の本の封印を破った原因なの?」

霊夢の発言に、鬼は驚きながらも話を続ける。

「この記憶世界は鬼の子供が書いた日記帳です。いつか、この本を読める者が現れるその時まで、この本は封印されていました。そして、彼の思いも…」

鬼の像が光だして、鬼の角が生えた少年に変わった。

「皆さん…復讐のためとは言え、無関係なのに迷惑かけてごめんなさい。」

「君は…孤独だったんですか?」

早苗が鬼の子供に近づきながら話す。

「寂しかったんだよね?霊夢さん。この…」

「すみませんが、それはダメです。東風谷早苗さん。僕は大昔に死んだ身です。今の僕は、日記帳…いえ、妖魔本の残留思念の存在。この本は、抹消しなければならない。霊夢さん。」

「わかったわ。博麗の巫女として、この妖魔本の抹消を誓うわ。それで、今はどこにあるの?」

「鈴奈庵にあるはずです。この世界が消滅後、貴女方は幻想郷に戻れます。死んだ者も…ですが、記憶は消さしてもらいます。それでは…」

鬼の館が崩壊する。






















幻想郷

デスゲームに巻き込まれた9人は、いつもの騒がしい日常に戻ってきた。

小鈴はその後、デスゲームの記憶が消え、いつもの妖魔本集めに勤しんだ。









うーん。どうでしたか?
鬼仮面
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またですか。