Coolier - 新生・東方創想話

隙間風

2009/05/03 22:47:30
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冬のある日。

私と輝夜は、今日も殺し合いをしていた。
「輝夜ーーーーーーーーーーーーー。」
「妹紅ーーーーーーーーーーーーー。」

お互いの一撃で吹っ飛ばされ、妹紅は背後にあった岩に体をぶつけ、輝夜は竹やぶにつっこんでいった。

二人とも、服はボロボロに破け、全身血だらけで彼女らでなかったら、とっくに死んでいるだろう。
そんな状態になっても二人はまだ立ち上がる。

「輝夜、そろそろ限界じゃないのか。」
「妹紅こそ、もうギブアップじゃないの。」

また、殺し合いを始めようとしたとき、強風が吹いた。
それと同時に灰色の雲が一気に空を覆った。
すると、突然吹雪が襲ってきた。

「なんだよ、この吹雪は。」
「しらないわよ、とりあえず今日のところはやめね。」




とりあえず、近くの使われてなさそうな小屋に入って、吹雪をやむのを待った。

二人は、お互い背を向けて、少し離れた場所に座っていた。
直前まで殺し合いをしていたのでお互いの服がボロボロに破けていて、寒かった。

「まさか、異変か?どうせどこかのバカが起こしてんだろ。」
「まあ、すぐにどこかの巫女か魔女が解決してくれるわよ。」





早く吹雪は止まないものかとおもっていると、背中にふと重みを感じた。
後ろを見てみると輝夜がもたれかかって来た。

「なんだよ。」
「服がボロボロで隙間風が寒いのよ。」

確かに、隙間風が入ってきて、すこし肌寒い。
こうして、背中を合わせていると、すこし、今後のことを考え始めた。

私と輝夜はこれからも殺しあうのだろうか?

最初のうちは、本当に輝夜を恨んでいたし、本当に。殺したいと思っていた。

今は輝夜を恨んでる気持ちが自分にあるのだろうか?

少なくとも今、輝夜を恨んでる気持ちは自分では感じない。

殺し合いも今となっては習慣でしかない。

この殺し合いに意味なんて無い。

そう思った。

「なあ、輝夜、私たちの殺し合いに意味があるのか?」
「意味なんて無いわよ、むしろけしかけてくるのはあなた。」

「そう言えば、そうだったな。」

「なあ、輝夜、もう殺し合いをやめにするか。」
輝夜は驚いたように振り向いたが、すぐに笑みを浮かべて、

「そうね。」

次第に、吹雪も止んできていて、まるで、二人の間の雪解けを表しているようだった。



END
紫「今回は、異変の解決に行かないの?」
霊夢「寒いから無理、所でそんなところで何してんの?」
紫「進展の無い二人に、扇子で追い風を与えてるの。」
霊夢「ふ~ん」
ある意味、これが本当のスキマ風。

初めまして~、茅崎と言います。
東方の二次創作をはじめて書いたのですが、キャラの書き方がいまいちわかんないです。
二次創作自体もあんまり書いたことが無かったので、ちょっと心配です。

書くスピードが遅いですが、次の作品も頑張って書きます。
茅崎
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コメント



0.280簡易評価
1.70名前が無い程度の能力削除
ああ、まあ、悪くはないよ。
2.40名前が無い程度の能力削除
なんというか…小説というより、ワンシーンですね…。
3.60煉獄削除
二人が戦いを止めるのは良いのですが、これだけの会話で
やめたと言われるのも少し説得力が足りないです。
これまでにどんな時、どんな状況で一緒に殺し合いをしたのかという回想じゃなくて語りだけでも
良いですしそのときに感じたこと、考えたことを加えたら
良くなるのではないかと個人的に思います。
あとですね「輝夜ーーーーー。」とかでは迫力が無いですよ?
ここは『ー』は言いとしても『。』よりは、一例として『輝夜ぁ!!』とかのほうが
迫力が増すかと。
悪くは無いですし読みやすかったんですが、ちょっと面白みに欠けましたね。
次回作、頑張ってください。
4.無評価茅崎削除
》1様  ありがとうございます。

》2様  まあ、思いつきで考えたものですから。

》煉獄様  アドバイスありがとうございます。
      戦いの迫力とかも書いたことがないので今後の参考にもらいます。
5.60名前が無い程度の能力削除
話はいいけど短すぎると思う。
7.60名前が無い程度の能力削除
ちと物足りないと思いますが面白いです
11.10薬漬削除
スキマwww