クロス物です。
作者の実力不足で読みづらい部分もあるかもしれませんがどうかお手柔らかにお願いします。
「バルス!」
少年と少女の放ったその言葉を受け、彼らの手にした飛行石が巨大な爆弾が爆発したかのような閃光を発した。
その強力な光を直視した私は眼を焼き尽くされたかのような痛みを感じ両手でまぶたを覆いひざから崩れもだえ苦しんだ。
何が起こったのかは何一つ理解が出来なかったが、数メートル離れていた私の眼球を焼くほどの閃光。その中心に
いた彼らは無事なのだろうか。
すると突然脳裏に幼き頃戦争によって跡形も無く消滅した故郷の惨たらしい記憶がフラッシュバックした。
まさか彼らはあの街の人たちのように……。
私は必死に足を立て片手で眼を覆いながら彼らの居た方に手を伸ばした。
手は何も触れなかったが元々手の届く距離ではなかった事を思い出し、私は力の入らない足で一歩一歩前に進んだ
。
「いるのか……?そこにいるのか……?」
返事は無い。
私は手を左右に振りながら一歩ずつ前に進んだ。
万が一彼らの身体を踏みつけるような事が内容に慎重に慎重に。
何歩か進んだ辺りで突然近くに人の気配を感じた。
そしてこちらに声をかけるような人の声も擦れ擦れに聞こえてきた。
(今まで気付かなかったがどうやら耳もやられていたらしい)
「あ……た……誰……何……………こ……外…………?」
「無事か!?」
私は力を振り絞りその声の方に思いっきり手を伸ばした。
(むにゅ)
「ひっ!!」
そして掌に感じる奇妙なそれでいてどこか懐かしい感触と少女の元気な声。
「良かった……無事かねシータ」
その声に安堵した私は無事を確認するために掌に再度力を込めた。
(むにゅむにゅっ)
「ちょっ!まっ!」
まだ目が開けないが手で確認する限り目だった外傷はなさそうだ。
「無事なようで何よりだ。一緒に居た少年も無事かね?」
(むにっむにっ)
私は少年の無事を尋ねた。まだ彼の声は聞いていない。
すると少女の身体がプルプルと震えだし全身が力みだしたように感じた。
(むにゅーんむにゅーん)
「さ…………!」
「さ?」
(むにむにむにむにむにむにむにむに)
「さっきから何処さわってんのよあんたわぁあああああああああああああああああああああ!!!!」
「むにゅぅうううううううううううううううううううううううううんんん」
(ぐああああああああああああああああああああああ!!!!!!)
私は彼女の放ったアッパーカット(おそらく)によって宙を待った。
「それはとんだ人違いだったすまなかった霊夢。ところで此処は一体何処なのかね」
「いい!?人違いだとして私はあんたを許したわけじゃないから次許可無く口を開いたら殺すわよ!?」
人の体温と鼻息を感じるほどの至近距離に顔を近づかれ威嚇される。
瞼を上げられず顔を確認できないがどれほど恐ろしい顔をされていたのか考えるだけで恐ろしい。
今の状況を説明するとアッパーカットで宙を待った私は何故か手にしていた飛行石のちからによってゆっくりと巻
き戻しのように元の位置に着地しそれが気に入らなかった霊夢に拳骨をボディブローを食らい石畳の上にセイザ(
という奇妙な座り方)をさせられている。
彼女がシータではなく霊夢という少女である事は彼女がまくし立てた説教の中で開かされたことであり私が口にし
て否定されないところを見ると私の理解は正しかったようだ。
現在彼女は私から少し離れた場所をうろうろしながらぶつぶつと何かを呟いているようだった。
よく聞こえないが「ユカリ」「ばれないように」等という言葉に加え「殺す」という言葉が十回ぐらい聞こえた気
がした。あ、また言った。
そろそろ私もこのままでは殺されてしまうのではないかと真剣に考え始めたが、目が見えない上に此処がどこかも
わからなければうかつに動けない。
地面の様子や匂い風を感じる事からラピュタ内部では無いだろう事はわかっているのだが……。
「お?なんだ参拝客か?」
すると背後から足音と共に別の少女の声が聞こえた。
つまり。
(挟み撃ちという形になったか)
まさか仲間が居たとは。もう逃げる事はかなわないだろう。
私はとうとう死を覚悟した。
「お、なんだあんた目を怪我してるのか?」
少女が私に声をかけた。
獲物の品定めをして居るのだろうか。しかし口を開くわけにはいかない。
霊夢に殺される。
私がそうやって黙っていると少女は「ふぅん」と思案するように鼻を鳴らした。
「おい霊夢この人永遠亭に連れて行って治療してもらおうぜ」
「いきなり現れて何を突然言い出すのよ」
「いや、霊夢が何をしてるのかしら無いがこの人このままにしとく訳にはいかないだろ?」
私はその言葉に耳を疑った。
なんという事だろう私が死を覚悟した相手は私の救世主だったのだ。
「お願いします!お金はありますのでどうか治療できる場所に案内してください!」
私は声を上げて少女に懇願した。
「シャラップ!」
そして額に何かが針のようなものが刺さるのを感じ私は昏倒した。
私が目を覚ましたのは木造の見知らぬ部屋だった。
ベッドから身体を起こし辺りを見回す。
私が寝ているものと同じ型のベッドが複数並んでる部屋はほのかに消毒液の匂いが漂い病室であろう事がなんとな
くわかる。
反対側を見やると敷居の向こうに机や薬品棚のようなものも見える。
「彼女たちが連れてきてくれたのだろうか……?」
そんな疑問がふと浮かび直後さらに重大な事に気付き目を手で押さえる。
そしてゆっくりと手を離す。
「見える……」
目が見えるようになっていた。
自然に治ったのか既に治療を受けたあとなのかわからないが私はベッドから降りて立てかけてある鏡に向かった。
瞼とその周辺が日焼けしているように真っ赤になっている以外は特に外傷も無く無事なようだ。
一通り目の周辺を確認し一安心したところで外から足音が近づきひょいと誰かが部屋を覗き込んだ。
「あ、お目覚めになられましたか。すぐ師匠を呼んできますね」
そういって少女は廊下の向こうに消えた。
私は唖然としていた。
「バニーガールが病院で働いているだと……?」
なんなのだろうか。そういうプレイなのだろうか。
オプションで色んなシチュエーションに対応できるのだろうか。
ブレザー+バニー+白衣+患者さんプレイ。オプションだけで万は下るまい。
そんな思考をしていると先ほどの少女が女性を連れてやってきた。
その赤と青の奇抜ファッションを見て私は考えるのを止めた。
「幻想郷……?」
「そう、ここは忘れられた存在が集う場所。神や妖怪その他もろもろね」
彼女……永琳女医に診察を受けながら現在の状況を教わる。
彼女の説明によればここは私の元々居た世界とは違うようだ。
「はははっ……なるほど忘れられた存在が集う場所か……!まさしく私にぴったりでは無いかね!!」
私は膝を叩きながら笑った。
だってそうだろう。
もともと伝説としてしか残っていなかったラピュタとその民だ。
ラピュタが本当に無くなった以上それは存在しないと同義では無いか。
「くくく……!存在を証明して見返すはずだったんだがな……あの戦争をおっぱじめ故郷を滅ぼしたクズ国家に……!!」
私がここに流れ着いたという事はもう証明する事が出来ないという事だろう。
滅びの呪文によってもう残って居るのはこの飛行石のみ…………。
「あれ?」
ポケットを探るが飛行石が無い。
確かに気絶する前までは持っていたはずなのに。
「お探しの物はこれかしら?」
部屋の入り口から新たな少女の声が聞こえた。
振り向くととても長い黒髪を携えた美しい少女が佇んでいた。
少女は笑みを浮かべ青い石を顔の横で揺らした。
「それは私の飛行石!」
「いまは私のよ」
そういうと少女は袖口に飛行石を仕舞った。
「あなた他になーんにも持ってなかったから治療費としてもらっておくわ」
にこりを笑みを浮かべそう言ってのける少女に反論しようとしたが私は口を閉じた。
「あれ?言い返さないの?」
「私にはもう必要の無いものだ。もうラピュタは存在しないのだから」
そういい私はうなだれた。
すると黒髪の少女がてこてこと歩いてき椅子を私の傍に寄せて座った。
「ねぇ?ラピュタって何?」
「私の先祖の故郷の事だ」
「どんなところなの?」
私は彼女が何故こんなに興味を示したのかわからなかったが彼女の質問に一つずつ答えていった。
「……まぁこんな感じだが信じてはもらえないだろ?」
「え?なんで?」
「荒唐無稽だからだよ。空飛ぶ巨大な島、自由に言う事を聞く巨大な人形、そしてレーザービーム。どれもこれも飲んだくれのほら話にも劣る内容だ!」
「別に面白い話じゃなかったけど普通に信じるわよ?」
「は?」
「だって空にある島も、巨大な人形も、レーザービームも。ここじゃ珍しい物じゃないわよ?」
その少女の言葉の真意を探っていると外から爆発音が聞こえた。
「魔理沙!見つけたわよ!!」
「うわ!アリス!!こんなところまで追いかけてくるなよ!!」
窓から外を見ると少女の形をした巨大な人形と手からレーザーを放つ少女が戦っていた。
「ね?言ったでしょ?」
しばらく呆然と眺めていた私はその黒髪の少女の声に窓の淵に手をかけたまま膝から崩れた。
ラピュタがもう存在しないのはわかってる。
そしてここがラピュタとは全く違う世界だというのもわかってる。
ただ、その荒唐無稽な世界に足を踏み入れた事が自分の存在を証明できたような気がして、私は泣いた。
作者の実力不足で読みづらい部分もあるかもしれませんがどうかお手柔らかにお願いします。
「バルス!」
少年と少女の放ったその言葉を受け、彼らの手にした飛行石が巨大な爆弾が爆発したかのような閃光を発した。
その強力な光を直視した私は眼を焼き尽くされたかのような痛みを感じ両手でまぶたを覆いひざから崩れもだえ苦しんだ。
何が起こったのかは何一つ理解が出来なかったが、数メートル離れていた私の眼球を焼くほどの閃光。その中心に
いた彼らは無事なのだろうか。
すると突然脳裏に幼き頃戦争によって跡形も無く消滅した故郷の惨たらしい記憶がフラッシュバックした。
まさか彼らはあの街の人たちのように……。
私は必死に足を立て片手で眼を覆いながら彼らの居た方に手を伸ばした。
手は何も触れなかったが元々手の届く距離ではなかった事を思い出し、私は力の入らない足で一歩一歩前に進んだ
。
「いるのか……?そこにいるのか……?」
返事は無い。
私は手を左右に振りながら一歩ずつ前に進んだ。
万が一彼らの身体を踏みつけるような事が内容に慎重に慎重に。
何歩か進んだ辺りで突然近くに人の気配を感じた。
そしてこちらに声をかけるような人の声も擦れ擦れに聞こえてきた。
(今まで気付かなかったがどうやら耳もやられていたらしい)
「あ……た……誰……何……………こ……外…………?」
「無事か!?」
私は力を振り絞りその声の方に思いっきり手を伸ばした。
(むにゅ)
「ひっ!!」
そして掌に感じる奇妙なそれでいてどこか懐かしい感触と少女の元気な声。
「良かった……無事かねシータ」
その声に安堵した私は無事を確認するために掌に再度力を込めた。
(むにゅむにゅっ)
「ちょっ!まっ!」
まだ目が開けないが手で確認する限り目だった外傷はなさそうだ。
「無事なようで何よりだ。一緒に居た少年も無事かね?」
(むにっむにっ)
私は少年の無事を尋ねた。まだ彼の声は聞いていない。
すると少女の身体がプルプルと震えだし全身が力みだしたように感じた。
(むにゅーんむにゅーん)
「さ…………!」
「さ?」
(むにむにむにむにむにむにむにむに)
「さっきから何処さわってんのよあんたわぁあああああああああああああああああああああ!!!!」
「むにゅぅうううううううううううううううううううううううううんんん」
(ぐああああああああああああああああああああああ!!!!!!)
私は彼女の放ったアッパーカット(おそらく)によって宙を待った。
「それはとんだ人違いだったすまなかった霊夢。ところで此処は一体何処なのかね」
「いい!?人違いだとして私はあんたを許したわけじゃないから次許可無く口を開いたら殺すわよ!?」
人の体温と鼻息を感じるほどの至近距離に顔を近づかれ威嚇される。
瞼を上げられず顔を確認できないがどれほど恐ろしい顔をされていたのか考えるだけで恐ろしい。
今の状況を説明するとアッパーカットで宙を待った私は何故か手にしていた飛行石のちからによってゆっくりと巻
き戻しのように元の位置に着地しそれが気に入らなかった霊夢に拳骨をボディブローを食らい石畳の上にセイザ(
という奇妙な座り方)をさせられている。
彼女がシータではなく霊夢という少女である事は彼女がまくし立てた説教の中で開かされたことであり私が口にし
て否定されないところを見ると私の理解は正しかったようだ。
現在彼女は私から少し離れた場所をうろうろしながらぶつぶつと何かを呟いているようだった。
よく聞こえないが「ユカリ」「ばれないように」等という言葉に加え「殺す」という言葉が十回ぐらい聞こえた気
がした。あ、また言った。
そろそろ私もこのままでは殺されてしまうのではないかと真剣に考え始めたが、目が見えない上に此処がどこかも
わからなければうかつに動けない。
地面の様子や匂い風を感じる事からラピュタ内部では無いだろう事はわかっているのだが……。
「お?なんだ参拝客か?」
すると背後から足音と共に別の少女の声が聞こえた。
つまり。
(挟み撃ちという形になったか)
まさか仲間が居たとは。もう逃げる事はかなわないだろう。
私はとうとう死を覚悟した。
「お、なんだあんた目を怪我してるのか?」
少女が私に声をかけた。
獲物の品定めをして居るのだろうか。しかし口を開くわけにはいかない。
霊夢に殺される。
私がそうやって黙っていると少女は「ふぅん」と思案するように鼻を鳴らした。
「おい霊夢この人永遠亭に連れて行って治療してもらおうぜ」
「いきなり現れて何を突然言い出すのよ」
「いや、霊夢が何をしてるのかしら無いがこの人このままにしとく訳にはいかないだろ?」
私はその言葉に耳を疑った。
なんという事だろう私が死を覚悟した相手は私の救世主だったのだ。
「お願いします!お金はありますのでどうか治療できる場所に案内してください!」
私は声を上げて少女に懇願した。
「シャラップ!」
そして額に何かが針のようなものが刺さるのを感じ私は昏倒した。
私が目を覚ましたのは木造の見知らぬ部屋だった。
ベッドから身体を起こし辺りを見回す。
私が寝ているものと同じ型のベッドが複数並んでる部屋はほのかに消毒液の匂いが漂い病室であろう事がなんとな
くわかる。
反対側を見やると敷居の向こうに机や薬品棚のようなものも見える。
「彼女たちが連れてきてくれたのだろうか……?」
そんな疑問がふと浮かび直後さらに重大な事に気付き目を手で押さえる。
そしてゆっくりと手を離す。
「見える……」
目が見えるようになっていた。
自然に治ったのか既に治療を受けたあとなのかわからないが私はベッドから降りて立てかけてある鏡に向かった。
瞼とその周辺が日焼けしているように真っ赤になっている以外は特に外傷も無く無事なようだ。
一通り目の周辺を確認し一安心したところで外から足音が近づきひょいと誰かが部屋を覗き込んだ。
「あ、お目覚めになられましたか。すぐ師匠を呼んできますね」
そういって少女は廊下の向こうに消えた。
私は唖然としていた。
「バニーガールが病院で働いているだと……?」
なんなのだろうか。そういうプレイなのだろうか。
オプションで色んなシチュエーションに対応できるのだろうか。
ブレザー+バニー+白衣+患者さんプレイ。オプションだけで万は下るまい。
そんな思考をしていると先ほどの少女が女性を連れてやってきた。
その赤と青の奇抜ファッションを見て私は考えるのを止めた。
「幻想郷……?」
「そう、ここは忘れられた存在が集う場所。神や妖怪その他もろもろね」
彼女……永琳女医に診察を受けながら現在の状況を教わる。
彼女の説明によればここは私の元々居た世界とは違うようだ。
「はははっ……なるほど忘れられた存在が集う場所か……!まさしく私にぴったりでは無いかね!!」
私は膝を叩きながら笑った。
だってそうだろう。
もともと伝説としてしか残っていなかったラピュタとその民だ。
ラピュタが本当に無くなった以上それは存在しないと同義では無いか。
「くくく……!存在を証明して見返すはずだったんだがな……あの戦争をおっぱじめ故郷を滅ぼしたクズ国家に……!!」
私がここに流れ着いたという事はもう証明する事が出来ないという事だろう。
滅びの呪文によってもう残って居るのはこの飛行石のみ…………。
「あれ?」
ポケットを探るが飛行石が無い。
確かに気絶する前までは持っていたはずなのに。
「お探しの物はこれかしら?」
部屋の入り口から新たな少女の声が聞こえた。
振り向くととても長い黒髪を携えた美しい少女が佇んでいた。
少女は笑みを浮かべ青い石を顔の横で揺らした。
「それは私の飛行石!」
「いまは私のよ」
そういうと少女は袖口に飛行石を仕舞った。
「あなた他になーんにも持ってなかったから治療費としてもらっておくわ」
にこりを笑みを浮かべそう言ってのける少女に反論しようとしたが私は口を閉じた。
「あれ?言い返さないの?」
「私にはもう必要の無いものだ。もうラピュタは存在しないのだから」
そういい私はうなだれた。
すると黒髪の少女がてこてこと歩いてき椅子を私の傍に寄せて座った。
「ねぇ?ラピュタって何?」
「私の先祖の故郷の事だ」
「どんなところなの?」
私は彼女が何故こんなに興味を示したのかわからなかったが彼女の質問に一つずつ答えていった。
「……まぁこんな感じだが信じてはもらえないだろ?」
「え?なんで?」
「荒唐無稽だからだよ。空飛ぶ巨大な島、自由に言う事を聞く巨大な人形、そしてレーザービーム。どれもこれも飲んだくれのほら話にも劣る内容だ!」
「別に面白い話じゃなかったけど普通に信じるわよ?」
「は?」
「だって空にある島も、巨大な人形も、レーザービームも。ここじゃ珍しい物じゃないわよ?」
その少女の言葉の真意を探っていると外から爆発音が聞こえた。
「魔理沙!見つけたわよ!!」
「うわ!アリス!!こんなところまで追いかけてくるなよ!!」
窓から外を見ると少女の形をした巨大な人形と手からレーザーを放つ少女が戦っていた。
「ね?言ったでしょ?」
しばらく呆然と眺めていた私はその黒髪の少女の声に窓の淵に手をかけたまま膝から崩れた。
ラピュタがもう存在しないのはわかってる。
そしてここがラピュタとは全く違う世界だというのもわかってる。
ただ、その荒唐無稽な世界に足を踏み入れた事が自分の存在を証明できたような気がして、私は泣いた。
投稿されると、読み手としては「またか」って思ってしまうのですよね。
それが悪いこととは言いませんし、これだけ作品が蓄積されているなかで
ネタが被るのを防ぐことも無理なのもたしかですが。
しかし直前に投稿されている作品とは別の印象を与えるような、
せめてなけなしのオリジナリティがあればなと思います。
正直言うと、ムスカが野望を再燃させて異変を起こすにしろ、幻想郷の住民と触れ合ううちに解脱して良い人になるハートフルな展開にするにしろ、ちゃんとやれば面白そうだなとは思いました。
それと、ところどころ不自然に改行されている箇所が幾つかありましたよ。