どうも、藤原妹紅です。
最近よ、一人で飲みに来てるはずなんだが気づいたら
必ず隣に誰かが座っている、今日も誰かが座ってきたよ
誰だっけな…見たことある顔なんだが名前がスッと出てこない
これだけ長生きしていれば色々なやつの名前が出てくるし
全身緑のチャイナ服に綺麗な紅色の髪、高身長…
そうだそうだ、紅美鈴だ
「紅魔館の門番が飲みにくるなんて、暇なのか?」
「えぇ…ちょっと色々ありまして…」
「なんだ?元気がないじゃないか、どうした?」
「いやぁ…最近咲夜さんが厳しくて」
「うん?あのメイド長のことか?」
「そうなんです、なにをするにもケチをつけてくるし
私だけ対応が違ったり、わたし向いてないのかな…」
「ふぅん…まぁ、これでも飲めよ」
そして妹紅が差し出したのはお猪口に注がれた熱燗が
出された、ほんのり湯気が上がっている
「え、いいんですか?妹紅さんのお酒ですよね?」
「いいよ、私もあるし、ほら乾杯」
二人はお猪口を優しくぶつけ口をつけた
暖かい口当たりにすっきりとした飲み口に主張しすぎない
苦味は次の一口を誘ってくる
「で?仕事が向いてないからどうしたいんだ?」
「もし本当に咲夜さんに嫌われているのであれば、そこは
空気を読んで…やめるべきなのかな…と」
「なんでそういう風に空気を読んだんだ?」
「えぇ?いやぁ、まぁ嫌われてる人がいたら邪魔だなとか
思うじゃないですか」
「じゃあ、なんで嫌われてると思ったんだ?」
「それは咲夜さんが私を嫌いだから厳しているんですよ」
「本当に嫌いだから厳しくしてるのか?」
「と…いいますと?」
「私は結構長いこと生きてるが、人が人のことを嫌いに
なったら厳しくはしないと思うぜ」
「厳しくはしない…ですか?」
「人が人のことを嫌いになったら無視をする、相手にしない
これが普通だと思う」
「無視することが普通ですか…」
「考えても見ろ、嫌いなやつにいちいち突っかかってたら
気分が悪くはならないか?日常で気分が悪くなるなら
無視した方が楽に決まってるだろ」
「確かに…じゃあ厳しくされるのは」
「それは期待されてるんだろ、まだ完璧に仕事が出来ている
わけじゃない、これからの伸び代に期待を込めて
そういう風に指導しているんだろ」
「じゃあ、私は期待され…」
「てのはよくあるお決まりだ、そう言っとけば喜ぶだろう
ていう仕事のやる気を阻害させないようにする御託だよ」
「そ、そうなんですか…そうですよね…」
「でも、結局は怒られようが厳しくされようが仕事は仕事
私が思うにはさ、仕事を十割として怒られたりすることが九割
褒められることを一割、ぱっと見悪い印象しかないが
その一割が嬉しくて頑張れるだろ、それだよ」
「それですか…」
「だから今は耐えるときだ、世の中常に褒められるほど
そんな甘くはない、耐えて耐えて努力できるやつに
始めて努力が報われるんだよ、耐えることが
できないやつに報いは永遠にこねぇ」
「耐えるときですか、そうなのかもしれませんね」
「私的にはできないやつは褒めて伸ばしはしない
そいつはただ調子に乗るだけ、褒めていいのは本当に
なに言われても耐えて努力できるやつだけだよな」
今日も喋りすぎたな、いつも変に相談事に絡んじまって
遅くなる、酒の肴にはいいのかもしれないが
あぁ、帰りが遅くなったな、慧音に怒られる
誰か私の悩み相談してくれないかな。
最近よ、一人で飲みに来てるはずなんだが気づいたら
必ず隣に誰かが座っている、今日も誰かが座ってきたよ
誰だっけな…見たことある顔なんだが名前がスッと出てこない
これだけ長生きしていれば色々なやつの名前が出てくるし
全身緑のチャイナ服に綺麗な紅色の髪、高身長…
そうだそうだ、紅美鈴だ
「紅魔館の門番が飲みにくるなんて、暇なのか?」
「えぇ…ちょっと色々ありまして…」
「なんだ?元気がないじゃないか、どうした?」
「いやぁ…最近咲夜さんが厳しくて」
「うん?あのメイド長のことか?」
「そうなんです、なにをするにもケチをつけてくるし
私だけ対応が違ったり、わたし向いてないのかな…」
「ふぅん…まぁ、これでも飲めよ」
そして妹紅が差し出したのはお猪口に注がれた熱燗が
出された、ほんのり湯気が上がっている
「え、いいんですか?妹紅さんのお酒ですよね?」
「いいよ、私もあるし、ほら乾杯」
二人はお猪口を優しくぶつけ口をつけた
暖かい口当たりにすっきりとした飲み口に主張しすぎない
苦味は次の一口を誘ってくる
「で?仕事が向いてないからどうしたいんだ?」
「もし本当に咲夜さんに嫌われているのであれば、そこは
空気を読んで…やめるべきなのかな…と」
「なんでそういう風に空気を読んだんだ?」
「えぇ?いやぁ、まぁ嫌われてる人がいたら邪魔だなとか
思うじゃないですか」
「じゃあ、なんで嫌われてると思ったんだ?」
「それは咲夜さんが私を嫌いだから厳しているんですよ」
「本当に嫌いだから厳しくしてるのか?」
「と…いいますと?」
「私は結構長いこと生きてるが、人が人のことを嫌いに
なったら厳しくはしないと思うぜ」
「厳しくはしない…ですか?」
「人が人のことを嫌いになったら無視をする、相手にしない
これが普通だと思う」
「無視することが普通ですか…」
「考えても見ろ、嫌いなやつにいちいち突っかかってたら
気分が悪くはならないか?日常で気分が悪くなるなら
無視した方が楽に決まってるだろ」
「確かに…じゃあ厳しくされるのは」
「それは期待されてるんだろ、まだ完璧に仕事が出来ている
わけじゃない、これからの伸び代に期待を込めて
そういう風に指導しているんだろ」
「じゃあ、私は期待され…」
「てのはよくあるお決まりだ、そう言っとけば喜ぶだろう
ていう仕事のやる気を阻害させないようにする御託だよ」
「そ、そうなんですか…そうですよね…」
「でも、結局は怒られようが厳しくされようが仕事は仕事
私が思うにはさ、仕事を十割として怒られたりすることが九割
褒められることを一割、ぱっと見悪い印象しかないが
その一割が嬉しくて頑張れるだろ、それだよ」
「それですか…」
「だから今は耐えるときだ、世の中常に褒められるほど
そんな甘くはない、耐えて耐えて努力できるやつに
始めて努力が報われるんだよ、耐えることが
できないやつに報いは永遠にこねぇ」
「耐えるときですか、そうなのかもしれませんね」
「私的にはできないやつは褒めて伸ばしはしない
そいつはただ調子に乗るだけ、褒めていいのは本当に
なに言われても耐えて努力できるやつだけだよな」
今日も喋りすぎたな、いつも変に相談事に絡んじまって
遅くなる、酒の肴にはいいのかもしれないが
あぁ、帰りが遅くなったな、慧音に怒られる
誰か私の悩み相談してくれないかな。
妹紅から年の功を感じました
美鈴にも悩みってあったんですね
欲を言えばもうちょっとがんばってお話にしてほしい
結構当人は辛いんですよね。
昔教わった5WHYの法則みたいなのを思い出しました。