Coolier - 新生・東方創想話

博打の極意

2006/11/16 23:30:06
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※花札ネタです。




「はい、赤短!」
「く…!」
ここは、博麗神社の和室。ちゃぶ台を挟んで、紅白の巫女と普通の魔法使いが対峙している。なぜこんなことをやっているのかという理由の発端は、先刻に遡る。たまたま霊夢が荷物の整理整頓を行っているときに、いつもの様に魔理沙が騒々しく登場したのだが、そのときに偶然霊夢の手にあった花札に興味を持ったことがきっかけで、魔理沙が勝負を挑んだことから始まる。最初は和気藹々と楽しんでいたのだが、何度やっても霊夢に負け続け、徐々にフラストレーションが溜まってしまう始末。仕舞いには一向に勝てないことに怒った魔理沙が、「こうなったら金をかけて勝負だ!」と言い出してしまい、場の空気が殺気立つ賭場と化していた。
「ほい、四光の倍付け!」
「ぬぬ…もう1回だ!」
「あら、まだやるの?」
余裕の笑みで霊夢は相手を見る。この笑みを挑発だと思った魔理沙はますます腹を立てて、にっくき巫女をキッと睨みつけた。
「当たり前だ、負けたまま引き下がれるか!」
「その心意気は立派ね。でも…勇気と無謀は違うのよ」
そういうと、霊夢はニヤリと口元を緩めて、完成した役を見せ付けた。
「これで決まりね、五光・青短の倍付け!」
「何だと!?」
余りの高役に驚愕の面をしながら、思わず台に両手を置いて身を乗り出してしまった。
「ふ…『お金』これ即ち『命』、ハートを賭ける戦いに、与える慈悲は無也」
ワナワナと震えている白黒魔法使いに、貧しき巫女は渋き表情で静かに言い放った。
「クソ…!明日もう一度勝負だ!」
魔理沙は霊夢の台詞を無視して、バン!と台の上に負け分の通貨を叩きつけると、捨て台詞を吐き捨てながら部屋を飛び出してしまった。


「なぜだ、なぜ勝てない!」
所変わって紅魔館の中にあるヴワル図書館。侵入してきたいつもの白黒い奴は、いつもの様に騒がしく、だがいつもじゃない雰囲気を持っていた。紫の魔女―パチュリーはそれを怪訝に思いながらも、いつものように文句を言う。
「図書館内は静粛に。というか不法侵入するな」
「何か秘密がある筈だ。ここでそれを暴いてやるぜ!」
「少しは聞けよ、コノヤロウ」
「なぁ、パチュリー。何で私は霊夢に勝てないんだ?」
尚も事を強引に運ぼうとする魔理沙に眩暈を覚えながらも、注意しても時間の無駄かと思い直して、渋々話を聞いてやることにした。
「弾幕ごっこのこと?それは今に始まったことじゃないでしょう」
「いや、実は…」
これまでの経緯を、魔理沙は簡潔に説明した。
「という訳なんだが」
「はぁ…」
パチュリーは呆れたと言わんばかりの溜息を吐くと、改めて魔理沙に向き直った。
「あの紅白に純粋な運の勝負で勝てる者は、この幻想郷には存在しないわ。諦めなさい」
「そう言われて引き下がる私じゃないぜ」
キッパリと言う魔理沙。その仕草を見ると、パチュリーは再び溜息を吐く。
「不屈の闘志と努力は貴女の数少ない長所なんでしょうけどね、相手が悪すぎるわ。正攻法では勝利するどころか、一矢報いることだって不可能よ。事実、先の勝負で嫌という程思い知らされたでしょう?増して、金目の物や食料のことが関われば…」
「あぁ、それは分かっている。あのときの霊夢の眼…あれは餓えた猛獣の眼だったよ…」
思い出すだけで戦慄を覚える。金を賭けると言ったときに見せたあの形相は、とても人間のできる表情ではない、まるで阿修羅だ。
「わかっているじゃない。なら、私から忠告することはもう無いわ。どうしても勝ちたいのなら、イカサマにでも手を出すことね」
それだけ言うと、パチュリーは本を読むために奥に引っ込んでしまった。
「イカサマか…私の生き様に反するやり方だが、アイツを倒すにはそれしかないのかな…」
半ば自嘲気味に呟くと、他を当たるかと図書館を出ようとした。だが、その途中でふと足が止まる。何気なく向けた目線の先に、奇妙な本があったからだ。そのタイトルは…
『博打の極意』
「…何だこりゃ?」


翌日の神社―
「今日もいい天気ねー」
寝室から襖を開けると、澄み切った青い空が広がっていた。こういう日は少なからず人の気分を良くしてくれるものだ。霊夢はんーーっと両手を上にして軽く背伸びをすると、ようし!と口にした。
「さて、まずは境内の掃除でもしますか。それが終われば…フフ、久しぶりの朝御飯が…」
何たって、昨日魔理沙から巻き上げたお金があるのだ。それさえあれば、食材は下の村で購入できる。あとは調理をするだけ…いやん、顔がニヤちゃうー☆。…コホン、浮かれるのはこれ位にして、今日のお勤めをしましょうか。えーっと、箒は…あれ?何で空に浮いているの?幾ら私が無重力巫女だって、所有物までが勝手に空を飛ぶことはないんじゃない?
あぁ、でも良かった。こっちに向かって飛んできたわ。流石私の箒。意思はちゃんと疎通しているのね。……いや違う…あれは……
「れ――――い――――むーーーー!!!」
非常識な白黒物体が、ブレイジングスターして突っ込んできただけだった。ていうかヤバい、奴は正気か。このままでは死亡衝突事故必至ではないか。だが、逃げれば神社が破滅への道を歩んでしまう。両方を同時に避けるには…。
「神技 八方龍殺陣!」
霊夢は咄嗟に印を結んで幾つかの御札を展開させた。その瞬間、巨大な結界が生成され、光を纏って体当たり芸をしてくる魔女は、巨大かつ強力な見えない壁に激突することとなった。魔理沙はぶつかったときの衝撃で気を失い、そのまま墜落して地面に叩きつけられたようだが、霊夢はそんなことは意に介さずに、神社の無事にホッと胸を撫で下ろしていた。


「イテテ…せめて封魔陣にしてくれよ、痣ができたじゃないか」
「どの口がそれをいうか、おのれは」
額を擦りながら涙目で近づいてきた魔理沙に、不機嫌さを隠さず言葉をぶつける霊夢。
「それで、こんな朝っぱらから何の御用かしら?まぁ余程の用事でも、後で夢想天生の餌食になってもらうけどね」
「げ、ラストワードは反則だぜ」
「先に使用した奴が言うなってーの」
「まぁ、話を聞いてくれよ。用事は他でもない。昨日の続きをしに来たんだ」
「ほう…そんなことのために神社崩壊の危機を…」
「わ、ちょ、待て霊夢!早まるな!」
霊夢はコメカミに青筋を立てながら、夢想天生発動のための御札を懐から取り出そうとする。魔理沙は霊夢の体を必死で押さえつけていたが、霊夢のリミットはブレイクしつつある。本能で危険を感じ取った魔理沙は霊夢を宥めるために、早速荷物からある物が入った袋を見せることにした。
「霊夢、これをみろ!」
「む?」
不意にピクッと霊夢の体が氷付けされたかのように固まった。魔理沙の取り出した袋に目線が釘付けにされたためだ。袋の内部からジャラジャラと音がする。まさか、あの中身は…。
「その顔を見る限り察したらしいな。ズバリ、その通り!これは私が魔法の道具を質にいれて作ってきた金だ。昨日の取り分の10倍はある。もし、私が負ければこれを神社のお賽銭に投げてやろう。どうだ!」
刹那、周囲の空気が張り詰めていく。とほぼ同時に、霊夢の口元がU字曲線を描いていた。
「……どうやら、まだやられ足りないようね。いいわ、例の部屋に行きましょう。ついてきなさい」
その間も、霊夢の形相は獲物を狩る時のそれに変わっていく。今までの激怒による殺気とは質の違う、だが魔理沙は現在の霊夢の方に恐れを抱いていた。
「本当に、こういうときの霊夢は恐ろしいな…」
だが、同時にうれしくもあった。目の前の強敵に、自分が掴んだ答えがどこまで通用するのか…。そう考えると、これ以上無いほど気持ちが高まってくる。途中の廊下で等身大の鏡があり、何気なく覗いて気付いたのだが、自分もまた霊夢に負けず劣らず微笑していた。


部屋に着くと、霊夢は机の中から花札を取り出して、ルールに沿って配っていく。
「そうそう、一応言っておくわね。私が負けたときは貴女の好きにして頂戴。…しかしあんたもバカね、魔法使いの命である魔法の道具を担保にするなんて…」
霊夢が軽蔑の目線をしながら、手札を構える。
「あぁ、そうかもな。けど…」
魔理沙が最初の動作に入ると、
「リスクを背負わないのは、博打じゃない!」
力強く札を霊夢に見せ付けた!
「手四だ!」
「!?」
一瞬の出来事に、思わず霊夢は眼を見開いてしまった。『手四』…手札に同一の札種(植物、月)の4枚がすべて含まれると点数に加算される特殊役。
(イカサマ?…いや、こいつの性格からそれは考えにくいし、そんな素振りも無かった。それに、何より配っていたのは私。けど、それなら私の運を上回ったとでもいうの!?)
ニヤニヤ笑う魔理沙に戸惑う霊夢。対照的な表情を浮かべる両者だった
「次、いくぜ!」
魔理沙の言葉にハッと我を取り戻した霊夢は、すぐさま札を配り直した。
(マグレに決まっている…マグレに…)
そう自分に言い聞かせて、心を落ち着けようとしている。
「あぁ、確かに偶然だったぜ」
霊夢の心中を察したのか、魔理沙はトレードマークである自慢の帽子を深くかぶりながら、アッサリと認めた。実際、手札を最初に見たときは、魔理沙も内心はビックリしていた。霊夢相手にもうこんなことは2度とないだろうと思ったほどだ。けど、こんな絶好の好機を逃す手はない。
「だが、ここからは違うぜ…カス札・2文だ!」
「はやっ!まだ3順目じゃない!」
2度も私から上がるとは…こやつ、短い時間で何をしてきた?
「……」
「ん、どうした?」
「昨日とは別人ね、何があったの?」
まるで、月とスッポン。ここは探りの意味も込めて素直に尋ねることにした。
「別に、ただ本を読んだだけさ」
「本?」
「あぁ」
そういって魔理沙が取りだしたのは、一冊の本、表紙に『博打の極意』とある。…随分と胡散臭そうな本ね、どこぞのスキマ並だわ。
「ここには、博打に関することが色々記してあった。イカサマの手法や相手の力の見抜き方などがな」
「ふうん…でも、私はただ天運に任せているだけだし、あんたもイカサマに手を出しているようには見えなかったけれど」
まだ納得行かないという表情の霊夢。
「まあな。実際これを読んでも、私にとって役に立つことは殆ど無かったよ。第一、私は博打打ちになるつもりはないからな。けど、最後の1文を目にしたとき、心がスカッとしたんだ」
そういって、魔理沙は本の最後のページを開いて見せてくれた。そこにはこう書いてあった。


『指し示した伝記は手法に過ぎぬ、真に持つべくは各々の道也。決して業に頼るべからず。己の覚悟を示し、己の信念に徹せよ』


「…確かに、お前は化け物じみたツキを持っている。本来なら、私なんかじゃ太刀打ちできないだろう。だからこそ、勝つために貴重な道具の数々を預けてきたんだ。賭けるものが大ければ大きいほど、負けまいとする思いが強くなるからな。そして後は本の一文通り、自分のスタイルでやるだけだ。そう…弾幕ごっこのように」
「……」
「そういうわけで、私が本から学んだのは力でも技でもない。ただ、博打に対する純粋な心意気のみさ!」
霊夢はただ耳を澄まして黙っていた。そして、現況を理解した。
(なあんだ、何のことはない…)
「そして私のスタイルは、高機動力と」
(魔理沙は…)
「魔砲のようなパワーで」
(自分を…)
「一直線に突き進むことだけだ!」
(信じているだけね)


魔理沙は不敵に笑みをこぼしていた。本の言葉を借りれば魔法の道具で覚悟を示し、自分のスタイルを貫くという形で、信念に徹していたのだ。「信念・信じる」という概念は、博打において少なからず強運を齎すもの。それが揺るがない以上もはや目の前の人物は、昨日までの我を忘れた哀れなカモではない。一筋縄では倒せない強敵に変貌を遂げていた。
「成る程、それが『手四』という最高の結果を生んだわけね。よく分かったわ」
淡々と理解を告げる霊夢に、
「まぁ、あれは出来過ぎだったけどな」
魔理沙は頬をポリポリと掻きながら照れくさそうに言った。
「さて、謎も解けたところで、続きをやりますか」
そう言って霊夢は、再び札を配置し始めた。
「そうこなっくちゃな、それでこそ霊夢だぜ!」
魔理沙は今か今かと手をワキワキさせている。そんな彼女を見、霊夢は悟った。
(気を抜けば喰われる。この勝負、もつれるわね…)


霊夢の予測通り、勝負は最後の12月になるまで一進一退の攻防が続いた。霊夢が上がれば魔理沙も上がり、逆の形にもなった。倍付け・こいこい返しも互いにやりあって、点数は僅か2文差で霊夢のリード。勝負の行方は、以前不明のままである。
「これだけやっても流れはほぼ均衡状態…。やるわね魔理沙。私とここまで渡り合ったのは、貴女で2人目よ」
「……」
魔理沙は緊迫した場と極限の集中力・激しい駆け引きにより、神経を消耗しきっていた。それが原因で軽いノイローゼ気味にまでなっており、話す気力さえ失いかけている。それとは対照的に、霊夢にはまだ喋る余裕があるようだ。
(くそう、均衡に見えるのは表向きだけだ。このままじゃ、結局負け…お?)
そのとき、魔理沙はあることに気付いた。みれば自分の手札に月のコウ札と菊のカス札が、場の札に菊のタネ札(盃)があるではないか。そして、今は自分の親…上手くいけば、2順で役『月見酒』が完成する。この役は確か3文…。よっしゃ、逆転できる!そう思った瞬間、再び魔理沙の目に力強さが宿った。
パシィーン!とメンコのように札と札を叩きつけて盃を手にする。あとは、場に月系の札が出てくるのを待つだけだ。
(頼む私の運気よ、今一度!)
魔理沙の祈りは通じた。霊夢が山札から場に出した札は月のタネ札。霊夢はしまったという顔をしている。魔理沙はそれを満足そうに眼で確認すると、すぐさま目当ての札に自分の札と合わせて自分の場に持ってきた。
「…ハハハ…やった…やったぞ、月見酒だ!」
魔理沙は幸福そうに役を宣言する。
「ついに、ついに…霊夢を超えたんだ!バンザーイ!バンザーイ!!バンザーーイ!!!」
両目から涙があふれての万歳三唱。あぁ…苦しかった日々が走馬灯のように…。
「紙一重の差だったか…」
ふと、霊夢がそんなことを口にする。この期に及んでも冷静に分析するなんて、敵ながら天晴れだぜ。いや、それともただの負け惜しみか?そうだよな、霊夢だって人間だもんな。
「貴女の博打道、見事だったわよ魔理沙」
おぉ、敵を讃えるとは…私だったら悔しさの余り、泣きながら逃げ帰っているってのに。やっぱり霊夢はすごいぜ!
「でもね、勝負の世界は甘くないの。敗者に手を差し伸べるようにはできていないのよ」
そりゃそうだ。だからこそ、勝ったときの喜びが極上なんじゃないか。ん?そういえば霊夢が負けた時のペナルティーは、好きにしていいってことだったよな。よし、月見酒で上がったことだし、神社の境内を無償で提供してもらって、他の連中も呼びつけてお月見でもするか。
「残念だけど勝負はここまでね…『猪・鹿・蝶』私の勝ちよ」
「そうそう、勝負はここまで………………は?」
霊夢は平然と手役を読み上げて自分の勝利を宣言していた。なぜ、どうして?訳がワカラナイ。
「オイオイオイオイ!何ボケてんだ。先に私が上がったのを忘れたのか」
「?」
すると、今度は霊夢が不思議そうな顔をする。
「いや、だから『月見酒』をやったじゃないか」
魔理沙が自身の場を指差して強調する。霊夢はそれに視線を向けたが、余計に不可解そうにしているだけだった。
「どうしたの、負けたショックで幻覚でも見てるの?眼を凝らしてよーく確かめて見なさい」
どうも会話が噛み合わない。霊夢は何を言っているのだ?
「幻覚だと?私をバカにしているのか。何度確かめたって………………………あ」
私の獲得札の中に、この状況においてあってはならない札が………。
(まさか…いや、霊夢の言うとおり幻覚をみているだけだ私は…そうに決まっている。ソウニ……)
眼から入ってきた情報を中々受け入れられないでいる。そこへ霊夢が冷静に、魔理沙にとっては冷徹に目の前の事実を宣言した。
「小野道風にカエル…雨で流れているじゃない」
その言葉で、ついに頭が理解してしまった。魔理沙はあまりと言えばあまりの事実に、あいた口を塞ぐことができないでいる。それに追い討ちかけるように霊夢は語りだした。
「ふぅ…勝敗を分岐させた要因は、賭けたモノの違いよ」
「…違…い…?」
魔理沙は何とか顎を動かして言葉にした。
「そう、私が賭しているのは『日々の生活』。貧しくて、毎日がサバイバルの私にとっては、賭ける対象の全てが命に繋がる。命に勝るリスクは無いでしょう?それが私の強運の秘密。だけど今回は、なまじ魔理沙からもらったお金で食料を貯め込んでしまったものだから、運気が多少なりとも落ちてしまった。そこへ貴女がやってきて、博打打ちとして一皮向けてきたものだから、ここまでの勝負になったけどね…」
「な…な…」
「けど、月のタネ札を引いた時は肝が冷えたわよー。私の命運もここまでかと思ったぐらいにね」
「あ…ああ……」
「久しぶりに疲れる戦いだったわ。多大な努力、ご苦労様でした。…さて、じゃあ約束通り袋の中身を賽銭箱に入れてもらいましょうか」
霊夢がニッコリ笑顔で魔理沙を見ながら、賽銭箱へ行くよう促す。
「さぁ」
「う…」
「さぁ!」
「うう……!」
「さあぁぁぁ!!」
「ううう………うわ―――――ん!!!」
悔しさとショックで、ついに魔理沙は泣きながら逃げてしまった。
「ありゃ、ちょっといじめすぎたかな?」
ちょっとじゃありません。
「まぁ、いいか。…あら、もうこんな時間?朝食を食べ損ねたわね。今から作ると、ブランチってことになるけど…。そうねぇ、魔理沙の置き土産もあることだし、偶には村の料理店で食事と行きますか」
そして霊夢は何事も無かったかのように日々の生活に戻ったのだった。
「その前にお茶でも飲むか…」
博麗霊夢、幻想郷の絶対の管理者。彼女を超える博打打ちは依然として存在しない。



読者の皆様初めまして、流旅といいます。私は博打が大好きで、種目・競技問わずよく賭け事をしています。が、先日の競馬で降着処分になった馬に3万円を投資し、ヌカ喜びをさせられた挙句オケラになって以来、中々立ち直ることができません。博打が好きな方で何か立ち直るためのいい秘訣がありましたら、是非教えてください。では、これで。

※コメントの誤字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。
流旅
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コメント



0.1290簡易評価
13.無評価名前が無い程度の能力削除
パチンコだけには手を出さないこと。
15.無評価反魂削除
博打の極意はいざ知らず、ここは創想話なので日本語の指摘を。
「お釈迦になる」でなく、それを言うなら「オケラになる」では。
16.50幻想と空想の混ぜ人削除
カワカミプリンセスの事かー!!
17.40名前が無い程度の能力削除
スロットならめおしで逝ける。
18.無評価名前が無い程度の能力削除
>スロットならめおしで逝ける。
それウソだから。
19.60名前が無い程度の能力削除
そーいや不思議と花札関連の作品は見なかったな
確かに霊夢はむちゃくちゃ強そうだ
21.無評価名前が無い程度の能力削除
リスクの小さい賭け事で満足するとか。 朝起きてサイコロを振る。偶数だと朝飯抜き。とか。 あとはしばらく賭け事に手を出さないことかな。人間なんだかんだとしばらく対象に触れなければ無関心になるよ。
23.50名前が無い程度の能力削除
1vs1以外の賭け事は胴元が儲かるようにできているかもしんない