博麗神社の境内を掃除している博麗霊夢は、最近ありもしない幻聴を聞くようになった。その幻聴を聞く度に霊夢は所々疲れが見える。
「何なのよ…この疲労感は…」
境内の掃除を中断して、縁側に行きお茶を飲む。すると、白黒魔法使い、霧雨魔理沙がやって来ると、霊夢はお茶を出した。
「霊夢。最近元気ないぜ。どうしたんだ?」
「幻聴を聞くようになったの…ありもしない。」
「それは大変だな。紫に聞いてみたらどうだ?」
魔理沙に相談した霊夢は、紫に同じ話をすることにした。
「紫…どうにかならないかしら?」
「その幻聴は最近なの?」
「…………」
無言で頷く。紫は考えて、霊夢にとある提案する。
「霊夢。その幻聴を無くす方法があるわ。」
「方法…?」
「博麗神社の反対側に洞窟が幻想郷に存在するわ。その洞窟を潜り抜けた先に祠があるの。祠の近くに池があるから、その水を飲みなさい。」
「その水を飲めば…幻聴は無くなるの?」
「無くなるわ。但し、霊夢1人で行かなければならない。わかったわね?」
紫は霊夢を抱き締めると、安心させる。だが、霊夢は気づかなかった。紫の笑みが、妖しい笑みだとことに。
霊夢は紫の言われた通りに、洞窟を目指す。その最中も、幻聴が聞こえてくる。まるで、何かを訴えてるかのように。
「まただ…この幻聴…」
幻聴に耐えながらも、目的の洞窟に到着する霊夢。薄暗い洞窟を進んでいる最中も、幻聴がより強く聞こえてくる。潜り抜け祠を発見する。
「この祠ね…近くに池が…」
祠の横に半透明の綺麗な池を発見した。池の水を持ってきていたガラスのコップに入れて、飲もうとした瞬間。霊夢の勘が突如働いた。
「え…この水は……飲んだらダメだ!」
霊夢は水を飲まずに捨てて、博麗神社に戻るが、紫が神社で待ち構えていた。
「何で水を飲まないの霊夢?」
「もう騙されないわよ!こんな世界は破壊する!」
霊夢は幻想郷を支えている博麗大結界に亀裂を入れ始めた。
「な、何てことするの!?」
「私は____よ。こんな世界は消えて無くなれ!」
幻想郷は消滅しました。
どうして、霊夢は幻想郷を消滅させたのでしょうか?
話の入り方は良かったので飛び道具に走らず話を書ききって欲しかったと思いました。次作を期待しています。