ねえ、生きるってなんだと思う?
どうした急に。悩み事か?
そんな大層なものでもないけど、長く生きてると時々わからなくなるのよね。なんで私は生きているのか。私は死ねないから、生きる価値みたいなのがだんだん薄れて、たまに何もかもどうでもよくなる時があるの。綺麗なものを見ても心動かないし、悲しいことがあっても、どこか現実と離れた出来事のように思える時が、本当にたまにだけど来ることがあるの。そういう時は、なんで私は生きているんだろうって、自分でもよくわかんないけど考えるのよね。
・・・ふむ。なあ、あそこに居る鳥が見えるか?
ああ、あのキビタキみたいなやつ?珍しいね。
あの鳥は、なんで生きているんだろうな。
さあ、私にはわからない。
ああ、私もわからない。そんなものさ、生なんて。何故太陽が昇るかなんてわからないし、何故私は生きたいかなんて、本質のところは誰にもわからないさ。ただ、毎日自分の望むことをやって、精一杯生きている。そこにどんな感情であれ、生きる理由が自分にあるから、私は生きている。妹紅も、肉体が死なないからといって、心まで殺してはだめだよ。何故生きているかではなくて、何のために生きていくかというのを、自分で決めなくてはいけないんだと、私はそう思う。
・・・でも、やっぱり私にはわからない。
ねえ、死ぬってどういうことだと思う?
どうしました?急にそんな話。
いや、なんとなく思いついただけよ。だって気にならない?私たちは死ねないから、死ぬのはどういうことか、なんで死というものが存在するのか、たまに疑問に思うのよ。死は何の意味があって、なんで平等に皆死ぬのでしょうね。死なないからこそ思いつくのかもしれないけど、私たちにとって死は、一番遠くて一番不可解なんだと思うわ。だから、私は死に何の意味があるかわからないの。
・・・ねえ、あそこに綺麗な鳥がとまってるわ。
そうね。鮮やかな黒と黄色の鳥ね。
あの鳥もいずれは、死ぬんでしょうね。
そうでしょうね、自然には逆らえないから。
つまり、そういうことなのではないのかしら。太陽は自然に従って毎日上る。あの鳥はいずれ死に、次の世代に託す。そこには意味なんてなく、ただ自然として有るだけなのではないかと、そう思います。死のおかげで生は輝き、生きている限り死は自然とそこに有るだけなのだと。そして、死ねない私たちは死の概念がない、不思議な状態なんでしょうね。
・・・じゃあ、私たちにはずっとわからないままね。
どうした急に。悩み事か?
そんな大層なものでもないけど、長く生きてると時々わからなくなるのよね。なんで私は生きているのか。私は死ねないから、生きる価値みたいなのがだんだん薄れて、たまに何もかもどうでもよくなる時があるの。綺麗なものを見ても心動かないし、悲しいことがあっても、どこか現実と離れた出来事のように思える時が、本当にたまにだけど来ることがあるの。そういう時は、なんで私は生きているんだろうって、自分でもよくわかんないけど考えるのよね。
・・・ふむ。なあ、あそこに居る鳥が見えるか?
ああ、あのキビタキみたいなやつ?珍しいね。
あの鳥は、なんで生きているんだろうな。
さあ、私にはわからない。
ああ、私もわからない。そんなものさ、生なんて。何故太陽が昇るかなんてわからないし、何故私は生きたいかなんて、本質のところは誰にもわからないさ。ただ、毎日自分の望むことをやって、精一杯生きている。そこにどんな感情であれ、生きる理由が自分にあるから、私は生きている。妹紅も、肉体が死なないからといって、心まで殺してはだめだよ。何故生きているかではなくて、何のために生きていくかというのを、自分で決めなくてはいけないんだと、私はそう思う。
・・・でも、やっぱり私にはわからない。
ねえ、死ぬってどういうことだと思う?
どうしました?急にそんな話。
いや、なんとなく思いついただけよ。だって気にならない?私たちは死ねないから、死ぬのはどういうことか、なんで死というものが存在するのか、たまに疑問に思うのよ。死は何の意味があって、なんで平等に皆死ぬのでしょうね。死なないからこそ思いつくのかもしれないけど、私たちにとって死は、一番遠くて一番不可解なんだと思うわ。だから、私は死に何の意味があるかわからないの。
・・・ねえ、あそこに綺麗な鳥がとまってるわ。
そうね。鮮やかな黒と黄色の鳥ね。
あの鳥もいずれは、死ぬんでしょうね。
そうでしょうね、自然には逆らえないから。
つまり、そういうことなのではないのかしら。太陽は自然に従って毎日上る。あの鳥はいずれ死に、次の世代に託す。そこには意味なんてなく、ただ自然として有るだけなのではないかと、そう思います。死のおかげで生は輝き、生きている限り死は自然とそこに有るだけなのだと。そして、死ねない私たちは死の概念がない、不思議な状態なんでしょうね。
・・・じゃあ、私たちにはずっとわからないままね。
ならば結構。枯れ木も山の賑わいというし、頑張って次回も投稿してくださいね。
もしプレイしたのならばEXステージのボスには会われましたかね?藤原妹紅というボスなんですが。
なかなか6Bをクリアできないならば、結界組がお勧めですよ。
さて、ボスと会ったなら、リザレクションという単語が出てくることには気づきましたか?
そう、リザレクションはresurrection。今目の前にある箱で調べてみましょうね。意味は復活。
蓬莱の薬とはどういう設定だったでしょうか。死なない薬なんて設定だったでしょうか?
違いますね。あれは死んだ後、復活しているのですナ。死にはするが、死という状態に至らないという意味での"死なない"という事です。
それを元に改めて考えてみると、世の中の自己啓発本を見ればいっくらでも乗ってそうな、浅はかな通り一遍の死生観なんぞ、"本当に"死を体験している蓬莱人に相応しいものと言えますかね?もっと時間をかけて深く深く、死を味わうのに死に至らない蓬莱人たちの事、考えてあげてくださいね。そうして出来上がった作品を見る事が出来ることを期待します。
あっさーいとか言える話でもないと思います
まあ答えが定まらないから固定された答えを信じようと自己洗脳するのもありですけど
こういう哲学的な迷いは大事だと思いますよ
信じて自己洗脳することも大事だから自分の信じるものと違うなら馬鹿にすることも大事だと思いますけど、逆に迷うというのも立派な選択肢だと思います