Coolier - 新生・東方創想話

あややのお泊り・2

2008/02/21 11:39:18
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「あー、もうこんな時間…」

寝すぎた。なぜ? 今横で寝ている鈴仙のせいだ…。
文が「一緒に寝ましょう!」なんて言ってきたから「いいけど?」
って答えると鈴仙が「私もいいですか?」なんて聞いてきた…が、自分以外に二人もいると鬱陶しい。
ジャンケンで決めさせた。
後悔した、明日一緒に寝ようね? 文。
鈴仙が寝かせてくれないの。
本気で抱いてくるしハァハァ言ってて気味悪い。
けど、起こしてやるのも可哀そうだったから我慢したやった…。
やっぱり無理にでも引き剥がすべきだったかな。

「取りあえず朝ご飯作るか…」
「おはよう御座います! 霊夢さん!」
「あぁ、おはよう」
「あ、勝手に台所使わせてもらいましたから…それより霊夢さん」
「え? ご飯作ってくれたの? ありがとね。で、何?」
「いえいえ、なんなら毎日作りますよ! で、あの兎は何もしませんでした?」
「何って?」
「…何かされたんなら言ってくださいね、霊夢さんのためなら手も汚しますよ」
「え?」
「さぁーご飯冷めないうちに食べてくださいね」
「…そうね、いただきま…一応可哀そうだし鈴仙待っててあげようかな」
「冷めちゃいますよ?」
「起こしてくるわ、皆で食べたほうが美味しいでしょ?」
「私は二人で食べたほうが…」
「ん?」
「いえ、待ってますよ」










何か文の様子がおかしい、そんなに悔しかったのかな…ジャンケン。
そんなことはどうでもいい。
今は気持ち良さそうに大の字で寝ているこいつを食べ…起こさないと。

「文がおいしそうなご飯作ってくれたから早く起きなさい」
「んー…後五分お願いします」
「ほら、起きるの…よ!」

しかたないから耳を引っ張ってやった。

「いっ…いた…痛い! 耳が取れるー!」
「あ、おはよう」
「ひどいです…。耳はないでしょ!」
「さぁご飯できてるから早く脱いで」
「…わかりました、霊夢さんがそこまで言うなら」
「それじゃ、待ってるから」
「え?」
「え? って何?」
「何プレイですか?」
「は? どうでもいいけどご飯冷めるから先行ってるわ」

何プレイですか?なんて言われても困る。
あぁ、あれはボケか…次はつっこんでやろう。
あれ? それ以前に私何か言ったっけ?
ま…どうでもいいか、文が待っているはず。









「はぁ…遅いなぁ」

待ち遠しい。
早く食べてもらいたい。
おいしそうに食べる霊夢の顔を見たい。
鈴仙とかいう奴なんかに構ってないで私に構ってほしい。
嗚呼、冷める冷める冷める冷める……

「ごめんごめん、鈴仙も着替えたらすぐ来るわ」
「そうですか。ところで霊夢さん」
「んー?」
「苦手な物とかないですか?」
「特にないわね」
「じゃあ好きな物は?」
「それも…特にないわ。食べられる物ならなんでも好きよ」
「それはよかったです」
「それよりごめんね?三人で寝ることだって出来たのに…」
「いいんですよ、でも」
「ん?」
「以外ですね、霊夢さんって結構早起きする方かと…」
「いつもこんなに遅くないのよ? ちょっと色々あって」
「やっぱりあの兎が霊夢さんに何かを!」
「いや、まぁそんなことより今日は一緒に寝ましょうね?」
「もう、わかってますよ~」

感謝しなさい鈴仙、あなた殺られてたかもよ?

「すみません! あ、おいしそうですね!」

やっと来たか、着替えにしては遅かったような。

「文、目が怖いんだけど」
「すみません、きっと狂気にやられたんですよ」
「ええ? 私のせいですか? すみません…」

なんか可哀そうになってきた…。
空気も悪い。
文、もう許してやったら?

「まぁ食べましょ?」

一日目でこれだと後どれくらい鈴仙は耐えられるかな…。
最終手段は永淋を呼んで連れて帰ってもらうかな。
そしたら泣くかな…うん。
それにしても話題がないから会話もない。
あ?、そうだ

「ねぇ文」
「はい? なんでしょうか?」
「最近魔理沙見てない? 幻想郷駆け回ってるあんたなら見たんじゃない?」
「あー…」

黙りこんでしまった。
わかりやすい奴だな…これは何か知ってるな…。
丁度よかった、自分から神社から出ることなんてあまりないから…。
何度か魔理沙の家に行ってやろうかと思ったけど、それじゃあ私が会いたかったなんて言ってるようで…。

「何かあったの? 魔理沙に…」
「い、いえ。そういえば最近見ませんね、アリスさんの家にでも住み着いてるんじゃ…ハハハ」
「そっか、まぁどうでもいいけど」
「魔理沙さん…最近来ないんですよね? だったら良かったじゃないですか、いつも迷惑そうですし」
「まぁね、お陰様で毎日平和よー」
「あのー」
「なに?鈴仙」
「霊夢さんと魔理沙さんて…その…親友かと思ってたんですけど、違うんですか?」
「親友? そんなわけないでしょ、腐れ縁みたいなもんよ。鬱陶しくて困ってたからアリスには感謝ね」
「そ、そうなんですか! つまり私にもチャンスがあるわけで…」
「むしろ最近は私とのほうが親友にちかいですよね? 霊夢さん」
「…え? あぁ、そうかもね」

yes! なんて文の口から聞こえてきたのは気のせいね。
魔理沙なんて鬱陶しいなんて言ったけど、実際来てくれるだけでも嬉しい。
それにしてもこいつらはそんなに私と魔理沙の中が裂けてほしいのか?
どっちにしろもう裂けてるのかもしれないけど…。










その後はそうじを分担してやったりお昼も文にしてもらったり…。
この二人が来てくれたことによって家事も楽になったし、結構いいんじゃないかと思い始めた。
が、二人が争い始めてしまった。
少し放置しておいた。

「すみません、お風呂は霊夢さんと入るって約束したんで。その後座薬プレイも」
(してないんだけど、鈴仙。ってか座薬プレイって? あんたも永淋に似てきてるんじゃないのか?)
「そんな約束いつしたんですか? それに今日はお風呂も霊夢さんに添い寝をする権利も私にあるんですよ?
 それに…ざ、座薬プレイなんてやらせるわけないでしょ!」
(そうね文、今日は一緒に寝る約束したよね。けど添い寝は誤解を招きそうだからやめろ。)
「昨日の熱い夜に約束したんですよ、それに権利ってなんですか? たかがジャンケンで決めたことじゃない
 ですか、霊夢さんさえ私とまた寝たいと言ってくれれば関係ないでしょ?」
(たしかに昨日は少し暑かった、けど約束した覚えもないし一緒に寝たくない。)
「な! 霊夢さんにやはり何かしたんですね!」

聞いてられないから、一番風呂もらっておいた。
さすがに上がったころには静まっているだろうと思っていたが、そうでもなかった。
いや、むしろさらにヒートアップしてお互いの顔をひねりあっていた。

「何してんの? お風呂先入ったから、早く入っちゃって。布団ひいておくから」
「「えーーーー!」」
「さっさと入らないと一緒に寝てあげないわよ? 文」
「「急いで入ります」」

鈴仙、あんたは違うぞ?
結局二人とも一緒に入って行った。
さて、布団でも敷くか。
明日は私が先に起きて朝ごはんでも作っててやろう…眠い。

「霊夢さんただいまー! ただいま風呂から上がりました…あやややや!?」

文が見たのは布団を同じ部屋に三人分敷き終って寝ている霊夢だった。
暑いのか肌をほとんど出している。
これでは『どうぞ頂いてください』と言ってるようなものではないか!

「こ…これは! あの兎が上がり前にやらないといけませんね! 鈴仙用布団隔離政策を…」

実際今日は二人で寝る約束だからいいですよね? と言わんばかりに別の部屋に布団を移動した。











「いいですよね? 霊夢さん…」






やっと続き書けた。
まとめて投稿すると時間がどれだけかかるかわからなかったので^^;
山田
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コメント



0.340簡易評価
4.20名前が無い程度の能力削除
誤字。
> 我慢したやった…。
我慢して
> 「以外ですね
意外
> 最終手段は永淋
> あんたも永淋に
永琳
> あの兎が上がり前
上がる前

会話文が多く状況説明がきわめて少ないので、あまり情景を想像できません。文章が薄味に感じます。あと視点が誰だか判りづらいです。一人称にするか三人称にするか明確にして描いた方が良いと思います。
9.無評価創製の魔法使い削除
続きものは完結するまで評価はしません。

個人的意見では好きな作品です。ただ、誤字や文法等がおかしくならないように
13.無評価名前が無い程度の能力削除
1が見つからない