「まったく菫子が一日自分のふりをしてほしいと言うから代わってやったが」
そう言いながら菫子、いや菫子に化けたマミゾウは黒板を見た。黒板には大きくテストと書いてある。
「まさかテストが嫌だったからとは。」
そしてため息をついた。あの日何故か菫子が走ってきたから何事かと話を聞いてやったが、まさかこんな事になるとは。マミゾウはもう一度ため息をついた。
一方その頃幻想郷では…
「ちょっと遅いわよ!]
博麗霊夢は向こうから走ってくる少女に怒鳴った。
「ごめんなさーい。」
そう言いながら菫子は走ってくる。
ここは博麗神社。いつもは紅白巫女と白黒魔法使いしかいない寂しい神社だが、今日はお祭り騒ぎである。といってもいるのは妖怪ばかりで皆忙しそうに動き回っている。
「ほら、あんたも手伝ってきなさい。なんてったって今回の事を提案したのはあんたなんだから。」
「はーい。でもどこの手伝いしたらいいのか。」
辺りを見回しながら菫子は困ったように言う。確かにどこも人手というか妖怪手は足りているようである。
「それなら、咲夜や妖夢達と一緒に料理を作ってくれば。アイツも喜ぶだろうし。」
「それじゃ、そうしよっかな。」
そう言って菫子は調理場へ消えていく。
霊夢は満足そうに笑ってから声を張り上げた。
「よーし、あなた達タイムリミットはアイツが帰ってくる午後5時10分前よ。それまでにこの会場を完璧なものにするわよっ!」
「おー!」
狭い神社にたくさんの声がこだました。
時間は少し戻ってテスト中のマミゾウについて。
テストは何の問題もなく順調に進んでいく。マミゾウはどのテストも順調に解いていった。
(いったい儂が何年生きてきたと思っとるんじゃ。こんな問題ちょちょいのチョイじゃ。)
だが、一番最後のテストでつまずいてしまった。音楽。
(なんじゃ、この記号なんて読むんじゃ?)
結局一問も解けなかった。
「やっと帰ってこられたわい。」
そう言いながらマミゾウは地面に立った。
「確か帰ってきたら歩いて博麗神社に来いと言っていたのう。」
そう言ってマミゾウは歩き出したが、博麗神社に近づくにつれて奇妙な感覚を覚えた。
「なんじゃ。妙に静かじゃのう。」
石段を登り終えた瞬間、誰かの「せーのっ」という掛け声とともにパァンと何かが弾けるような音が響いた。マミゾウが目を白黒させていると、
「驚いた?」
と妖怪達をかき分けながら、菫子が出てきた。
「今日は大事な用事があるって…。」
「大事な用事だよ。だって今日はマミゾウの誕生日なんだよ!」
マミゾウは辺りを見回した。
「まさかこの飾りも。」
菫子は照れくさそうに、
「みんなにも手伝ってもらったけどね。」
と言った。
「それじゃ、せーのっ。」
「お誕生日おめでとう!」
「ありがとう。年をとるのもいいもんじゃな。」
「ちなみに…。」
菫子が重要な事を聞くように尋ねた。
「今何歳?」
マミゾウはニヤリと笑って言った。
「それは女子のトップシークレットじゃ。」
瞬間、会場は大きな笑い声に包まれた。
そう言いながら菫子、いや菫子に化けたマミゾウは黒板を見た。黒板には大きくテストと書いてある。
「まさかテストが嫌だったからとは。」
そしてため息をついた。あの日何故か菫子が走ってきたから何事かと話を聞いてやったが、まさかこんな事になるとは。マミゾウはもう一度ため息をついた。
一方その頃幻想郷では…
「ちょっと遅いわよ!]
博麗霊夢は向こうから走ってくる少女に怒鳴った。
「ごめんなさーい。」
そう言いながら菫子は走ってくる。
ここは博麗神社。いつもは紅白巫女と白黒魔法使いしかいない寂しい神社だが、今日はお祭り騒ぎである。といってもいるのは妖怪ばかりで皆忙しそうに動き回っている。
「ほら、あんたも手伝ってきなさい。なんてったって今回の事を提案したのはあんたなんだから。」
「はーい。でもどこの手伝いしたらいいのか。」
辺りを見回しながら菫子は困ったように言う。確かにどこも人手というか妖怪手は足りているようである。
「それなら、咲夜や妖夢達と一緒に料理を作ってくれば。アイツも喜ぶだろうし。」
「それじゃ、そうしよっかな。」
そう言って菫子は調理場へ消えていく。
霊夢は満足そうに笑ってから声を張り上げた。
「よーし、あなた達タイムリミットはアイツが帰ってくる午後5時10分前よ。それまでにこの会場を完璧なものにするわよっ!」
「おー!」
狭い神社にたくさんの声がこだました。
時間は少し戻ってテスト中のマミゾウについて。
テストは何の問題もなく順調に進んでいく。マミゾウはどのテストも順調に解いていった。
(いったい儂が何年生きてきたと思っとるんじゃ。こんな問題ちょちょいのチョイじゃ。)
だが、一番最後のテストでつまずいてしまった。音楽。
(なんじゃ、この記号なんて読むんじゃ?)
結局一問も解けなかった。
「やっと帰ってこられたわい。」
そう言いながらマミゾウは地面に立った。
「確か帰ってきたら歩いて博麗神社に来いと言っていたのう。」
そう言ってマミゾウは歩き出したが、博麗神社に近づくにつれて奇妙な感覚を覚えた。
「なんじゃ。妙に静かじゃのう。」
石段を登り終えた瞬間、誰かの「せーのっ」という掛け声とともにパァンと何かが弾けるような音が響いた。マミゾウが目を白黒させていると、
「驚いた?」
と妖怪達をかき分けながら、菫子が出てきた。
「今日は大事な用事があるって…。」
「大事な用事だよ。だって今日はマミゾウの誕生日なんだよ!」
マミゾウは辺りを見回した。
「まさかこの飾りも。」
菫子は照れくさそうに、
「みんなにも手伝ってもらったけどね。」
と言った。
「それじゃ、せーのっ。」
「お誕生日おめでとう!」
「ありがとう。年をとるのもいいもんじゃな。」
「ちなみに…。」
菫子が重要な事を聞くように尋ねた。
「今何歳?」
マミゾウはニヤリと笑って言った。
「それは女子のトップシークレットじゃ。」
瞬間、会場は大きな笑い声に包まれた。
読点を連続させるよりは三点リーダを用いた方が良いと思います。台詞毎の改行も行うとより見やすくなるのではないでしょうか。
これらはweb小説の作法のようなものですが、守らなければダメというわけでは決してありません。作者さんが読みやすいと感じるもの、またはその好みや意図に適った文面であれば、それで良いと思います。
改行あると見易いかもです。
やるんなら勝手にサイト作ってその中でやって