Coolier - 新生・東方創想話

紅色の邂逅

2006/07/24 09:29:13
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 ドォォォォン

 それはいつものことだった。
 紅魔館の正門に於ける、一連のドタバタ劇。
 恐らく白黒のドロボウ猫がまた門を強行突破したのだろう。行く先は図書館で間違い有るまい。

「今日は早かったわね」

 日も昇って間もない頃。寝入りばなを挫かれた我が主、レミリアお嬢様が気怠そうにひとりごちる。私はそれが独り言だと理解っているので、あえて返答はしない。
 それにしてもうちの門番は不甲斐ない。紅魔館の門番という要職を光栄にもお嬢様直々に賜りながら、このいつもの体たらく。また後でお仕置きしなければ。
 そう言えば、一度お嬢様に訊きたかったことがある。今それを訊ねてみるのも悪くは無い。

「お嬢様。ひとつ、お訊きしたいことがあるのですが、宜しいでしょうか?」

「なぁに? 咲夜」

 お嬢様はことのほか不機嫌というわけでは無いらしい。私なんかからすれば、自分が任命した者が不甲斐ないと腹立たしくなるものだが。

「何故美鈴は門番なのでしょう。あの娘はお料理もお掃除も得意ですし、良く気の利く娘なのでどちらかといえばメイド気質の持ち主だと思うのですが」

 これは私が美鈴に対して素直に思っている評価だ。気が利くし、家事全般そつなくこなす。あの娘は案外オールマイティな技術の持ち主で、その気になれば超一流のメイドになれるだろう。この紅魔館のメイド長、十六夜咲夜が保証しても良い。少なくとも門番の任にあるより、遙かに芽があるように思える。

「なんだ、そんなこと」

 お嬢様は微かに笑うと、私の方を向いて口を開く。さも当然と云わんばかりの表情で。

「決まっているじゃない。強いからよ。誰よりも」



「じゃあ、この本は借りてくぜ」

「持ってかないでー、魔理沙ー」

 これも館のいつもの光景だ。図書館にやってきては強引に書籍を借り(奪い?)て逃げていく白黒ネズミと、口でなんだかんだ云いながらもそれを楽しんでいるフシのあるウチの知識人、パチュリー様。側では小悪魔がやれやれと肩を竦める。

「お茶をお持ちしましたが、もう行ってしまった後の様ですね」

 私は煎れ経ての紅茶とお茶請けの手作りクッキーを持参してヴワル図書館を訪れていた。パチュリー様は「一息つきましょう」と私の姿を見るなりソファを勧める。

「いえ、私はここで」

 使用人である私がソファなどに座れるわけがない。しかしパチュリー様は

「何か訊きたいことがあって来たのでしょう。長くなりそうだから座りなさいといっているのよ」

「どうして理解ったのでしょう」

「顔に出てるわよ。貴女が考え事なんて珍しいじゃない」

 流石にパチュリー様は人の表情を読むのが上手い。顔に出していたつもりは無かったのだが、あちらが上手だったということだろう。

「で、完全で瀟洒なメイド長が何を悩んでいるのかしら?」

「はぁ……実は先程お嬢様に……」

 私は先程のお嬢様とのやりとりをパチュリー様に伝えた。お嬢様は「それはどういうことか?」との私の問いに、「質問は一つだったでしょ、咲夜」とはぐらかされてしまい、そのままご就寝されてしまったので、大事なことは何一つ訊いていない。さらに寝る前のお嬢様の目が「知りたかったら自分で調べなさい」と云っているかの様で、この紅魔館のことで知らないことはやはり彼女に訊くべきだろうと図書館を訪れた次第である。

「魔理沙の分のお茶も用意したのですが、無駄でしたね」

 パチュリー様は軽く微笑むと言葉を続ける。

「いいわ、昔話をしてあげる。小悪魔、あなたも休憩して一緒に聞きなさい。あなたも知らない話だから」

「はい」

 ヴワル図書館の仄かな灯りの中、パチュリー様は語り始めた。それは数十年前の紅い髪の少女の話だった。



/2
 紅魔館はフランドールを封じた土地に建てられた建物なため歴史は古いが、館としての体裁が整ったのはそれ程古い話ではない。パチュリーの記憶にあるくらいだから、少なくとも百年は経っていないだろう。
 その頃の幻想郷は今のように平和然としていたわけではなかった。ちょうど巫女の不在の時期だった所為もあるだろうが、かなり混沌としていた。名を上げようとする無頼の妖怪も多く、そんな者達にとってレミリアは格好の標的だった。
 彼女は名が売れていた。幻想郷を席巻する幼きデーモンロード、紅く輝く月の下、彼女が屠った敵の数は数多、だからこそ彼女を倒し、自らの名を歴史に残そうと人妖の差無く紅魔館は常に襲撃者を迎え入れていた。それは当時のレミリアにとって退屈しのぎの何物でも無かったが。
 そんな中、とある妖怪を首領とする盗賊団がレミリアを倒し、紅魔館の富と名声をかすめとろうと暗躍していた。盗賊団には『遺骸隊』などというご大層な名が付けられており、当時の幻想郷にはそれなりに名が通っていた。だが実情、たった一人の少女妖怪の存在が彼らの名声を支えていた。
 少女は紅い髪をしていた。天涯孤独の身を盗賊団の首領に拾われ、天賦の格闘の才を持って常に矢面に立たされ、その敵の全てを排除してきた。だが、盗賊団はそんな彼女を便利な道具としてしか扱わず、最低限の休息と食事しか与えず日々酷使してきたのだ。

「おい!」

「は、はい」

「いつまで寝てやがる。次の仕事が決まってんだ。とっとと支度しやがれ」

「は、はい」

 首領の怒号が飛ぶ。少女は不満顔ひとつ見せず、てきぱきと支度する。彼女にとって盗賊団の首領はあてのない自分を拾ってくれた恩人であり、自分はその恩に報いなければならないと思っているのだ。

「こんどの獲物はデカいぞ! なんたってあの趣味のワリい真っ赤な館のお嬢様だからな!」

 紅い髪の少女はそれだけで何物かを悟る。幻想郷に名のある者は多いが、『永遠に紅き幼き月』といえば知らない者はいない大悪魔の名だ。

「それで私はどうすれば良いのでしょう」

「決まってんじゃねーか。いつも通りテメーは正面から突っ込む。オレらは後ろからこっそりお宝を頂く。なんなら悪魔の命も貰っていこうか。ヒャハハハ」

 少女は男たちの笑い声を下品だとは思うが、それを口にすることは決してない。少女にとってこの男たちは居場所なのだから、それを崩すようなことはしない。たとえそれが最低の居場所でもだ。

「わかりました。決行はいつになるのですか?」

「こっちの準備が整い次第だ。テメーはさっさと館に向かえ。後で合図があったら突っ込むんだ」

「はい」

 少女は顔色一つ変えず淡々と答える。彼女はここでは道具でしかない。道具に固有の名前は要らない。ただ与えられた役割をこなすだけだ。
 少女にもちゃんと名前はある。だが人に呼んで貰えない名に、何の意味があるのか。自分しか知らない自分の名前に意味など無いのだ。名前とは他の者に認識して貰って初めて意味を成すのだから。
 だから、少女には名前が無い。道具に名前は要らないと本気で少女は思っていた。



 まだ人も少ない紅魔館で、レミリアはひとり浮かれていた。

「どうしたのレミィ。いやにそわそわしているじゃない」

 珍しくパチュリーが図書館から出てきた。彼女は図書館の蔵書の整理をしていたが、あまりにも膨大なその量に辟易し、本気で司書を雇おうか検討中らしい。
 あまり知られていないが、パチュリー自身はモノを片づけるといった行為が壊滅的なまでに苦手だ。蔵書を引っ張り出すだけ出して、平気でその辺に置いていくのでどこに何が置いてあるのか本人ですら理解らなくなる。今後小悪魔を雇うのには、そういった経緯があったりする。

閑話休題。

「今夜、運命が開くわ。私にはわかるの」

 レミリアの運命視の能力がフル稼働しているらしい。パチュリーは嬉しそうな吸血鬼の友人を見て、どことなく不安を感じていた。

「あまりやりすぎないでよね。壊れた館の修理をメイドたちと私のゴーレムだけでやるのはわりと大変なのよ」

 云ってはみるものの既にレミリアは聞いていない。パチュリーは小さく溜息を吐くと、紅魔館のメインホールに呪を掛ける。強化の呪で、レミリアが侵入者、襲撃者を暇つぶしに撃退するときは大体この場所を使うためだ。

「ま、気休め程度にはなるでしょ」

 パチュリーが呪を掛け終わる、その時だった。館の正門に人影が現れたのは。

「来たわね。パチェ、下がっていて」

「はいはい、あまりやりすぎないでよね」

 パチュリーは短距離転移でメインホールのバルコニーに移動する。ここからならホールの全景が見て取れるからだ。そして侵入者をじっくり品定めする。
 侵入者は少女だった。幻想郷ではさほど珍しくない。レミリアもそうだが、自分だって見た目は十代の少女でしかない。少女は紅い髪をなびかせていた。その容姿は美人の部類に入るだろう。すらっと背が高く、スタイルもなかなかのものだ。少なくとも自分よりずっと良い。
 ただ、その蒼い瞳には、この世の全てに絶望しているかのような闇が見て取れる。

「貴女が紅魔館の紅い悪魔?」

「そうよ、侵入者さん。それとも襲撃者さんかしら?」

「どちらでも。私は貴女と闘いに来たのだから」

「そう。じゃあ、始めましょうか。甘美なる闘いの夜を」

 紅い髪の少女は正直、面食らった。紅魔の主と名乗るのは自分よりも幼く見える少女。こんなのが幻想郷に名を轟かすデーモンロードだというのか。
 しかし、その認識はすぐに改められる。レミリアの身体から立ち上る規格外の妖気を感じたためだ。

「まずは小手調べよ」

 レミリアは「小手調べ」で既に通常有り得ない程の弾幕を展開してみせた。威力、密度、弾速。どれをとっても一流以上の弾幕──
 だが少女はそれらを持ち前のスピードとグレイズですり抜けると、レミリアに対してゼロ距離を取る。少女の戦闘スタイルはゼロ距離からの体術、格闘とそれに伴う弾幕で、射撃を主とするレミリアは懐に潜られた時点で不利となった。しかも迅い──

「やるわね、じゃあこれでどう?」

 レミリアは多少の被弾を覚悟で、右手に巨大なエネルギーを練り上げる。そしてそれをゼロ距離から撃ち込んだ。

『必殺「ハートブレイク」』

 スペルカード発動と同時に紅髪の少女に直接叩き込む。が、同時に紅髪の少女もスペルカードを発動させていた。

『光符「華光玉」』

 同時にゼロ距離で撃ち込まれたスペルカードは反作用を起こして消滅し、その際に発した余力で二人は対方向にはじき飛ばされる。

「すごいわ貴女、私のスペカを避けることも受けることもせず、真正面から弾いてきたのは貴女が初めてよ」

「あなたも……流石です」

 言いながら少女は距離を詰めることを忘れない。少女にとってロングレンジは致命傷とも言うべき立ち位置だ。

「それにその戦闘センス、大したモノだわ。くわえてパワーも申し分なし」

 レミリアは口の端を僅かに上げて

「もっと愉しみましょう」

 そう言い放った。



/3
「凄いわね、あの娘」

 パチュリーは素直に感嘆する。レミリアの力は現在70%というところだろうが、あの紅い髪の少女はそれに互角以上に戦っている。ショートレンジに於ける瞬発力は完全にレミリアより上だ。
 弾幕に頼る私やレミィの戦闘スタイルだと、彼女のような近距離戦闘を得意とする相手は型に嵌れば戦いづらいと言わざるを得ない。最も間を開けたら一気に逆転される諸刃の剣ではあるが。

「もう一時(60分)は経ってるか……、そろそろね」

 パチュリーはレミリアの気分の動きを正確に把握していた。彼女は気分が乗ってくると理性とは関係なくヒートアップしてくる傾向がある。

「アハハハハハハ、いいわ貴女、最高よ! こんな楽しい闘いは何年ぶりかしら!」

「出力が……上がる……」

 紅髪の少女は冷静にレミリアの力を分析する。それに呼応して自らの力を上げていく。彼女にはまだ奥の手があった。

「パワーは及ばない……でも、速度だけなら同等に持っていける!」

 少女は「気を操る程度の能力」を持っている。この力を自らの脚力に注ぎ込むことにより、飛躍的に速力を高めることができる。

「すごい、すごいわ! あの娘、ほぼ100%のレミリアと同等に戦うなんて、あんな娘が在野に埋もれてるなんて。まだまだ知ることは多いわね……」

 パチュリーは素直に感嘆する。それ程までに少女の奮闘は彼女の想定外だったのだ。

「できればずっと闘っていたいけれど、そろそろ終わりにしましょうか」

 レミリアはその右手に力を集中する。これが最後だといわんばかりに。

『神槍「スピア・ザ・グングニル」』

「手加減はしてあげるわ。さぁ、これを受け止めて頂戴」

「くっ」

 紅髪の少女もまた、最後のスペルカードの準備は出来ていた。しかし、正直自分のコレとレミリアのあのスペルカードとでは地力に差がありすぎる。それでもやるしかなかった。

『極光「華厳明星」』

 ──。

 音は無かった。紅髪の少女の顔に赤い液体が降りかかる。

「え?」

 レミリアの左胸から何かが生えていた。よく見ると胸からではなく、背中から貫通している。白木の杭だった。その杭の根本のあたる部分を持って、盗賊の首領が下品な笑みを浮かべていた。

「ヒャーハッハッハ。やったぜ、デモンロードを倒したぜ!」

──これは、何?

「悪魔っつっても吸血鬼だろーが、吸血鬼には昔から白木の杭ってなぁ!」

──何故、この男がここにいる?

「へへっ、よくやったぜお前。完全にコイツの意識を逸らしてくれたからなぁ!」

──この男は何をした?

「おい、聞いてんのか?」

──この闘いを、私にとって初めてのこの愉しい時間を!

 少女にとって闘いは方法でしかなかった。自分の居場所を作る方法。自分の意味を守る方法。自分の存在を示す方法。だが、レミリアと闘うことで初めてこう思ったのだ。闘いは手段などではなく、ただ愉しむこともできるのだと──

「よくも……」

「あ?」

「よくも邪魔してくれたわね!」

 少女は吼える。その右手に光る華厳の力は確実に対象を捉えていた。



「ああ……私は何てことを……」

 闘いは終わった。レミリア・スカーレットの死を持って。その亡骸を前に泣き崩れる紅髪の少女。しかし、聞こえるはずの無い声がそこにはあった。

「ちょっと、貴女。この杭、抜いてくれないかしら」

「え?」

 見上げると、杭に胸を貫かれ、硬直したままレミリアは話しかけていた。

「これが刺さったままだと、流石に再生が難しいのよ。早いトコ抜いてくれない?」

 レミリアは生きていた。いや正確には一回死んだが、再生したらしい。紅髪の少女は丁寧に白木の杭を引き抜くと、抜いた側から彼女の身体が再生を始める。

「生きて……よかった」

「さて、これから貴女はどうするのかしら」

「私にはもう何も残っていません」

 居場所を無くした少女。それは生きる意味を無くしたことに等しかった。ましてそれを自らの手で行ったのだから。しかし少女に後悔は無かった。レミリアと闘っているとき、確かに生きている実感を得たからだ。

「貴女の手で私を消してください。それがけじめとなるのならば」

「いやよ」

「え?」

 それは、少女にとって意外な言葉。

「でも……」

「そんなに死にたいの? だったら貴女のこれからは私が貰うわ」

「え?」

 更に意外な一言。

「貴女の運命は私が貰う。貴女は私に仕えるの」

 それは、少女にとって得難き至言。

「私はレミリア・スカーレット。貴女の主となるべき者。貴女の名前を告げなさい」

「私の……名前……」

 少女の名前は少女しか知らない。それは名前が無いのと同義。だがこの悪魔の王はその少女の苦悩すら解き放ってくれるというのか。

「お互い名前を告げることは、とても大事な契約の儀式。それが成されることで、貴女は私の従者となる。よろしい?」

「私の名前は……紅……美鈴。紅美鈴です。マイマスター」

「そう、良い名前ね、美鈴。貴女の綺麗な名前も貴女の燃えるような髪もこの紅い館に、そして私の僕に相応しい。貴女は私に仕える為に生まれてきたの。それが貴女の運命だったのよ」

 紅髪の少女──美鈴は泣き崩れた。悲しいからじゃない。嬉しいから。彼女は生まれいでて数十年。初めて生まれた意味を得た。永遠に変わることのない、最高の意味を。
 この幼きデーモンロードに仕える事こそ、紅美鈴がこの世に在る最高の意味だと。



「お嬢様と美鈴にそんなことが……」

 咲夜は素直に感嘆する。あのいつもへらへらと笑っている美鈴にそんな過酷な過去があったなんて正直信じられなかったが、パチュリー様は法螺を吹く様な方ではない。
 しかしそうすると、一つ符に落ちないこともある。

「パチュリー様、ひとつよろしいですか?」

「何?」

「美鈴がお嬢様と互角の力を持っているとしたら、今の美鈴の体たらくは何なのでしょう」

「そのことか。あの娘の力はレミィの暗示で封印されているのよ」

 それは一体どういうことなのだろう。そんな咲夜の疑問を感じ取ったのか、パチュリーは続ける。

「あの娘の力は、あの娘の肉体には強すぎる。潜在的な能力に、肉体の方が付いていないの。だからレミィが意識下で暗示を掛けてリミッターを施してあるのよ。それに咲夜、貴女は美鈴のことをヘタレの様に言うけど、あの娘が紅魔館の門番になってから数十年、紅い霧事件まで一度も紅魔館の門は破られたことが無かったのよ?」

 そうなのか、と咲夜は思う。そもそも自分がここのメイドになったのはたかだかここ数年のことだ。それ以前の美鈴の仕事ぶりなんて知る由も無い。

「それにね、霊夢と魔理沙のことは、きっと運命だったのよ。あの二人があれ以来よくここを訪れる様になったのは運命の必然。でなければレミィが今あんなに嬉しそうにしてるはずがないわ」

「それもそうですね」

 素直に咲夜はそう思う。最近のお嬢様は本当に楽しそうで、お仕えするこちらとしても嬉しい限りであるのは間違いない。

「さて、お茶が切れてしまいましたね」

「お代わりはいいわ。貴女は貴女の仕事をしなさい。さぁ小悪魔、書庫の整理に戻るわよ」

「「はい」」

 咲夜は期待以上の話が聞けたので、満足できた。ついでに今後美鈴へのお仕置きはちょっと緩めにしておこうと思った。まぁ、ほんのちょっとだけだけどね。
初投稿になります。お目汚し済みません
このお話しは、「実は美鈴は強いんだよ!」という自分のご勝手解釈のもとに生まれました

実は「強いぞ美鈴シリーズ」として続編の構想もあったりしますが、書くかどうかはわかりません
では駄文ですが、読んで頂ければ幸いと
五泉 昌
http://www.geocities.jp/whitewell1973/tasogaredou.TOP.html
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コメント



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31.40凪羅削除
全体的にもうちょっと掘り下げた方が良かったかなぁって思います。
どうにも、美鈴がほんとに強いのかどうか伝わらなかったので。
戦闘シーンも尺か描写不足かの所為で、見えてどうにも臨場感に欠けている感はあります……が、話の流れ自体は個人的には好きです。