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今昔八雲紫物語(short) ~ 秘封倶楽部の崩壊と…

2009/09/23 01:42:54
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※この作品は、上海アリス幻樂団様の音楽CD「夢違科学世紀」
 のブックレットを読んでからでないと、楽しみが薄れるかもしれません。
 申し訳ありません。



――蓮子がメリーの目を覚まさせると決断した後、
蓮子とメリーは、サークル活動で幻想郷に行った。
メリーの能力が、見る→操る、となったものの、安定していなかったたため、
千数百年前の、まだ幻想郷と、外の世界の境界が無かった頃の幻想郷に着いた。
最初は楽しんでいたのだが、妖怪(藍)に襲われ、蓮子は死を覚悟した。
だが、メリーの咄嗟の判断で、蓮子はスキマを通じて別世界
(メリーがそう考えただけで、実は幻想郷の人里)に移動した。
メリーは、自分がしたことを悔やみ、藍に対する恐れと怨みから、
藍と戦い、勝利する。
藍は恐怖と尊敬により、メリーの式になった。
このとき、メリーは、日本の過去を美化して幻想の日本を描いた、
小泉八雲という人物が居たという事を思い出した。
メリーは蓮子を異世界に飛ばし、殺したかもしれないと思ったため、
マエリベリー・ハーンを捨て、八雲紫と名乗るようになった。

この時、メリーは自己嫌悪という言葉の意味を痛感した。
少し時が流れれば、紫の中の何かが壊れて、"妖怪"となった。

嫌悪をはなおも続き、外の世界から、
この場所を隔離することにした。(博麗大結界による幻想郷の確立)
そして、後に考案したのが、誰も死ぬことの無いスペルカードルールである。

かなりの年数が経過。幻想郷に完全に馴染んでもなお、
紫は、藍に仕事を押し付け、昼間は蓮子を探していた。
長い長い冬の後、紫は、霊夢が幽々子を倒したという噂を聞き、博麗神社に行った。
だが、霊夢は留守で、中に入ると棚の上に、霊夢の家系図があった。
紫は、何故かそれが気になり、見てみた。
そこにあったのは、蓮子の名前。
蓮子は、霊夢の先祖であったことを知る。
紫は安堵して、涙を流す。

そして、毎日昼には過去の幻想郷に行き、蓮子を探す。
だが、見つからない。どうしても。(そのとき、蓮子もメリーを探し回っていた)
夜になり、現在の幻想郷に戻り、藍が霊夢に勝負を挑まれ、負けたことを知る。

後に、勝手に戦ったことを厳しく叱る。それは、蓮子≒霊夢であったから。
蓮子の二の舞にしたくは無かったから。
勿論、スペルカードルールが存在する以上、
死ぬ事はまず無いだろう。だが、万が一があるので、
紫は藍に対し、このような行動をとった。
ちなみに、蓮子と霊夢の関係は藍には教えていない。

夜、霊夢が登場。蓮子と重ねて、昔を思い出す。
気づけば、自己嫌悪もすこしは治まった。
せっかくだから、これからも霊夢を色々な面でサポートすることに決めた。
少し経って、蓮子が"あの"後何も無く、
幸せに生き、幸せに死んでいったことを知ったため、
紫は、"過去に戻り、蓮子と生きる。"という今までの願いを棄て、
死という理を受け入れることにした。

霊夢に(わざと)負けた後、冥界に幽々子に会いに行ったとき、
一匹の、何故か懐かしさを感じさせる幽霊を見つけた。
その幽霊は、"ある"ことを紫に告げた。
もちろん、幽霊は話すことが出来ないため、
紫が妄想しただけかも知れない……。

――紫は、一瞬笑顔を見せ、冥界を去った。

後日、再び冥界を訪れたとき、
白玉楼で、とある紙を見つけた。
それは、転生する幽霊のリストだった。
紫は、一心不乱にそのリストに眼を走らせた。



――時は流れ、およそ20年経った。
妖怪の基準で考えるならば、とても短い。だが、この20年、
紫は毎日昼になると、人里を観察していた。人間にとっての20年は、長く、
大きな変化をもたらす。ということを紫は再認識した。
"メリーとして生きたのも、これ位の長さだったかな。"
と、紫は考える。
幻想郷は、何も変わっていなかった。
ただ人間が生まれたり、成長したり、働いたり、
老後を楽しんだり、死んでいったりしただけ。

紫は、昔誰かに教えてもらったことを思い出す。
"人間は、転生の前と後で、姿形は異なる。記憶も受け継ぐことは出来ない。"

紫は、山からの風に背中を押されて、人里へ降り立った。
阿求の幻想郷縁起に、紫の対応策として、紳士的に接する。
と、あったが、皆、紫を避ける。まぁ、あたりまえのことだけど。
人という人が紫の視界から消えた。
だが、一人の人間が紫を、じっと見つめていた。
お互い、懐かしいものを見る目で、しばらく立ち止まっていた。
紫は、人間の横を素通りしようとした。
こんなにも胸が苦しくなるのは、初めてだった。
紫の感情が爆発しそうになったとき、
人間は紫に話しかけた。

「メリー」

紫は驚いた。自分の耳を疑った。
空耳だろう。そう自分に言い聞かせた。
黙って、振り返らずに、歩き続けようとした。
だけど、足が動かない。どうしても、前に進めない。

「メリー。あなたメリーでしょ?まったく。私を無視するなんて酷いのね。」

メリーは振り返った、今までの記憶が全て思い出され……空高く、消えた。
その眼には、涙があふれていた。
メリーは、震えながら、言葉にならない言葉を蓮子に渡した。

「蓮子……ごめんなさい………もう…あなたとは………」

メリーは蓮子に、感情をぶつける様に抱きついた。
ふと、顔を上げると、蓮子も、泣いていた。


この日、幻想郷から"妖怪"と呼ばれる存在が、一つ、消えた。
それに代わるかの様に"人間"が一人増えた。

全ては、千年以上の時を越え、元に戻った。



――絶対に、もうあなたとは離れない。それが当然でしょう?
   私たちは秘封倶楽部。
   早速、別の世界に飛び込むわよ!蓮子!
初めまして。メリーの羊と名乗らせて頂きます。これが初投稿です。

酷い出来だと思いますが、皆さんからアドバイスを頂こうと思い、
投稿しました。

本来、この話は、もっと長く作る予定だったのですが、ちょっと変更して、
とりあえず、あらすじをまとめた様なものにして、皆さんにお見せできる形に
したつもりです。

追記

皆様からの評価・指導など、ありがとうござまいした。

とても参考になりました。

この経験を元にして、内容も一部変更し、長編として一から書き直したいと思います。
メリーの羊
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コメント



0.410簡易評価
4.無評価名前が無い程度の能力削除
プロットを読んでいる感じ。または歴史の教科書を見ているような。物語として成り立ってません。必要な部分…何故このような状態に至ったか、などの描写が全くなされていないために正直
は?訳わかんね
状態です。

アイディア自体は悪くないかと。ただ、小説としての体をなしていません。
5.10名前が無い程度の能力削除
考えた設定を垂れ流してるだけでキャラクターの感情が全く伝わってこない。
長編として書き直したらかなり変わる気もするが後書きでの「無駄なことはしたくない」と言わんばかりの逃げの姿勢も微妙。
9.10物語を詠む程度の能力削除
たまに見掛ける、未完成品を投稿する人って何がしたいんですかね?
今回みたいに発想の良い話だと勿体無いです。

後から長編に書き直しても読む気になりません、少なくとも僕は。


キツイ言い方になりましたが、後書きで自分の作品を貶しているのが読者としては、何より許せません。
読み手の反応を窺う前に、自分の作品への姿勢を考え直しては?
10.無評価名前が無い程度の能力削除
作者の頭の中には登場人物の心情も行動の理由も有るんでしょうけど、読者にこれで理解しろってのは無理です。

改めて作品として完成されないと、これでは評価以前の話です。

評価が悪いとかでは無くて、しっかり書き上げて再び投稿されることを願います。
点を付けるならその時に。
11.無評価名前が無い程度の能力削除
もっと練り上げてください
上下構成か上中下構成までできるはずのネタです

できたら改めてどうぞ