「あ、アリスがやられました」
長い長い階段の先、冥界にある白玉楼の縁側で、彼女の従者である妖夢はモニターを見ながら呟いた。
「あら。思ったより短かったわね」
そう言って優雅に団子を頬張っているのはこの白玉楼の主、幽々子。生前の記憶を持たぬ亡霊お嬢様である。二次創作では過剰に大食いであるキャラとして描かれることが多いが、この幽々子も例に違わず、頬張っている団子の串は18本目である。だってこれ二次創作だし。
「ようむー、私はあの白黒の魔法使いがここに来るまであとどれだけお団子を食べてられるかしら」
「幽々子様、そこにあるあと二本までにしておいてください。この時点で幽々子様が団子で摂取したカロリーは2700kを超えてます」
「どうせお腹は出ないから大丈夫よ、しかも亡霊だし」
妖夢のこめかみからぴしっと音がした。
何故!!!神よ、何故あの大食い姫の食べたものはすべて胸に行くというのに、私の食べたものは腹や尻に行くのですか。あまりに残酷なのではないか?
「んー♡ 妖夢の作るお料理はどれも美味しいわね」
次回から幽々子に出す全部の料理にブートジョロキアでも振りかけて食えなくしてやろうかと思う妖夢であった。
そうそう、妖夢が貧乳であるという設定も二次にありがちである。
「……なんか……やる気なくなってきました」
「へ?なんでよ」
「世の中の不条理を感じたので……」
幽々子は首をかしげる。しかし、幽々子は今一番妖夢を鼓舞することのできる魔法のワードを持っている。
「……ふーん。そんなだと4位さんにまた抜かされちゃうかもしれないわね」
妖夢がピクリと反応する。そうそうこの調子。
「やっぱり鬼形獣での一時期だけの脚光かしらね。この調子じゃあ次回作が出たら紅白に1位を奪還されて、いぬメイドにまで抜かされるかも……」
「13位さm……じゃなくて幽々子様!私絶対抜かされないように頑張ります!!」
すっごく聞き捨てならない言われ方をされた気がするけど……やっぱり妖夢はちょろいわね、と幽々子は思う。
妖夢は闘志に火が付いたのか、刀をぶん回して絶対魔理沙辻斬るウーマンと化している。
「ほら、楽団がやられたみたいよ。いってらっしゃい」
「切れない4位などあんまりない!!みwなwぎwっwてwきwたwwwww」
あ、完全に目がイってる。まあいいか。
西行妖は八分咲き。春点がもう少し集まれば、きっと何かが―――!
「これ以上踏み込んで、お嬢様に殺されても知らないわよ!」
え?早くない?Lunaticなのに。
妖夢がもうボロボロにされている。その脇をノールックで弾幕を躱しながら登ってくる魔理沙。そう、プレイヤーはまさかのLunaticRTAチャレンジ―――つまりド変態中のド変態だったのだ。計算されつくしたボムの使用位置―――
「……え、無理ゲーじゃない?」
西行妖は今回も寸止めでした。
長い長い階段の先、冥界にある白玉楼の縁側で、彼女の従者である妖夢はモニターを見ながら呟いた。
「あら。思ったより短かったわね」
そう言って優雅に団子を頬張っているのはこの白玉楼の主、幽々子。生前の記憶を持たぬ亡霊お嬢様である。二次創作では過剰に大食いであるキャラとして描かれることが多いが、この幽々子も例に違わず、頬張っている団子の串は18本目である。だってこれ二次創作だし。
「ようむー、私はあの白黒の魔法使いがここに来るまであとどれだけお団子を食べてられるかしら」
「幽々子様、そこにあるあと二本までにしておいてください。この時点で幽々子様が団子で摂取したカロリーは2700kを超えてます」
「どうせお腹は出ないから大丈夫よ、しかも亡霊だし」
妖夢のこめかみからぴしっと音がした。
何故!!!神よ、何故あの大食い姫の食べたものはすべて胸に行くというのに、私の食べたものは腹や尻に行くのですか。あまりに残酷なのではないか?
「んー♡ 妖夢の作るお料理はどれも美味しいわね」
次回から幽々子に出す全部の料理にブートジョロキアでも振りかけて食えなくしてやろうかと思う妖夢であった。
そうそう、妖夢が貧乳であるという設定も二次にありがちである。
「……なんか……やる気なくなってきました」
「へ?なんでよ」
「世の中の不条理を感じたので……」
幽々子は首をかしげる。しかし、幽々子は今一番妖夢を鼓舞することのできる魔法のワードを持っている。
「……ふーん。そんなだと4位さんにまた抜かされちゃうかもしれないわね」
妖夢がピクリと反応する。そうそうこの調子。
「やっぱり鬼形獣での一時期だけの脚光かしらね。この調子じゃあ次回作が出たら紅白に1位を奪還されて、いぬメイドにまで抜かされるかも……」
「13位さm……じゃなくて幽々子様!私絶対抜かされないように頑張ります!!」
すっごく聞き捨てならない言われ方をされた気がするけど……やっぱり妖夢はちょろいわね、と幽々子は思う。
妖夢は闘志に火が付いたのか、刀をぶん回して絶対魔理沙辻斬るウーマンと化している。
「ほら、楽団がやられたみたいよ。いってらっしゃい」
「切れない4位などあんまりない!!みwなwぎwっwてwきwたwwwww」
あ、完全に目がイってる。まあいいか。
西行妖は八分咲き。春点がもう少し集まれば、きっと何かが―――!
「これ以上踏み込んで、お嬢様に殺されても知らないわよ!」
え?早くない?Lunaticなのに。
妖夢がもうボロボロにされている。その脇をノールックで弾幕を躱しながら登ってくる魔理沙。そう、プレイヤーはまさかのLunaticRTAチャレンジ―――つまりド変態中のド変態だったのだ。計算されつくしたボムの使用位置―――
「……え、無理ゲーじゃない?」
西行妖は今回も寸止めでした。
ちょろい妖夢がかわいらしかったです
ただ背景に色をつるけるのはやめたほうがいいと思います目が痛いです
妖夢ちゃん今年1位おめでとう‼