Coolier - 新生・東方創想話

ある冬の、小さな八雲と博麗

2012/01/29 12:40:20
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 年が明けて、しばらく経った頃のことだったように思う。
 その日は、何もない一日だった。今年もよろしくと顔見せに来ては騒いでいく妖怪連中も、当たり前のようにお雑煮やお汁粉をねだる魔法使いも、その日は不思議と誰ひとりとして現れなかった。わたしは炬燵に下半身をうずめて、お雑煮と蜜柑を口に入れるだけで日が暮れるまでの時間を消費した。そうして、うるさいほどに静まりかえった夜を、わたしはひとりで過ごしていた。
 春でも夏でも秋でもない、冬という季節。深い雪は生きものの音を吸う。冬の、本当に何事もない、そして天気のいい日には、こんな夜が訪れることがたまにあった。
 陽が沈んだあたりで、今日はもうきっと誰も来ないなとなんとなく思って、いつもよりもたくさんお酒を引っ張り出して、好きなように飲んでいた。そのぶん、酔いも回っていた。まわりに誰もいない、誰のことも気にしないで飲むお酒は、わたしの意識を思っていたよりも深く揺らした。
 お前が他人のことを気にして飲むかよと、魔理沙あたりなら笑うかもしれない。でも、こう見えてわたしも、昔から妖怪が居るところでは完全に前後不覚にはならないようにしている。それに最近は、お酒の席では少しずつ自制して飲み過ぎないようにもなっている。
 そういうのは、意識してやっているわけじゃあない。今のわたし。少し昔のわたし。それよりもさらに少し昔のわたし。そうやってこれまでのわたしを断続的に思い返してみたときに、はじめて気づく。わたしも、やっぱり、少しずつ変わっていっているのだ。おそらくは、そうやってわたし自身を振り返るようになったということも含めて。



 昔にくらべて、わたしのまわりはすごく賑やかになった。
 正直、こんなふうになるなんて、思ってもみなかった。わたしはひとりだった。巫女になることで、わたしはひとりになった。ここに来る人なんて、ほとんどいなかったから。
 そのうちに、この神社にちょっかいを出すのが趣味という妖怪連中が幾人か出てくるようにはなった。でも、週に一度ほどやって来る魔理沙と魅魔を除いたら、ほかは二ヶ月か三ヶ月に一度、ふらりと神社を訪れるくらいだった。
 妖怪の時間の流れは緩やかだ。週に一度も足を運べば、わたしたち人間の毎日遊びに行く程度のそれと、おそらくは同じような頻度に感じるんだろう。
 それはもちろん人間に、わたしにとっては、滅多に現れない知り合いでしかない。
 だから巫女になってからそれなりに長いあいだ、この神社は、わたしにはすごく静かな場所に感じられていた。いつのまにか常連だった魅魔が姿を消して、ここに来るのはほとんど魔理沙ひとりになった。神社は、わたしの居場所はまた少し静かになって、だけど魔理沙までいなくなるというのはちょっと想像しにくかった。魔理沙の紹介で香霖堂に遊びに行くようにもなったけど、霖之助さんもあまり交流は広くなかったから、それ以上新たな知り合いができることもなくて。きっとこのくらいで、このまま続いていくんだろうなあと、そう思っていた。
 それが、どうしたことか。吸血鬼やらメイドやら人形遣いやら亡霊やら庭師やらすきま妖怪やら鬼やら兎やら天狗やら死神やら閻魔様やら妖精どもやら神様やら風祝やら天人やら猫やら鴉やら破戒僧やら聖人やら邪仙やら仙人やら。
 頻度そのものはそれほどでなくても、数が多ければ意味は無い。それぞれが二月に一度も顔を出せば、昔より頻繁に遊びに来るようになった魔理沙なんかもあわせると、ほとんど毎日ここに誰かが居ることになる。
 そして、実際に、そうなった。
 そんなふうに時間が流れるにつれて、考えることも増えた。幻想郷にここ以外の神社がやってくること。妖怪寺と信仰の取り合いになること。新たに聖人なんかが復活して宗教対立の様相を呈したりなんてこと。想像もしなかった変化が立て続けに現れて、わたしを悩ませている。
 悩むように、わたしが、変わっていった。そう言うべきなのかもしれない。……



 静かな時間というのは、ひさしぶりだった。
 もちろん、神社を訪れる輩がいくら増えたとはいえ、ひとりの時間がまったくなくなったわけじゃない。けれど、この冬の夜は、深々と降り積もった雪の世界は、ひとりきりの時間という以上のものをわたしに感じさせていた。それは、おそらく博麗の巫女をやっているかぎりもう戻ることのないのだろう、仙人も邪仙も聖人も破戒僧も鴉も猫も天人も風祝も神様も妖精どもも閻魔様も死神も天狗も兎も鬼もすきま妖怪も庭師も亡霊も人形遣いもメイドも吸血鬼も居なかった、紅い霧が幻想郷を覆うよりも前の、せいぜいがわたしと魔理沙とほかの幾人かしか存在しないような世界だった。
 すべてを忘れても許されるような、誰もが来ないからではなく、誰もがいないからであるような、そんな静寂の中で、わたしはお酒を浴びるように飲んで、当たり前のように酔いつぶれて、うとうとしかけていた。眠ってしまう前に炬燵にもう少し身体を埋めようと思って、すでに落ちていたまぶたを、薄く開いた。


 すると、炬燵の向こう側。
 わたしの目の前に、紫がいた。


 一瞬、そう思った。ゆかり? と訊きそうになって、でも、なにかおかしいと感じた。
 向かいに座っているそいつは、一見したところまちがいなく紫のようでいて、けれどどこかが違うとわたしの中の何かがささやいていた。自然とまぶたが持ち上がった。そいつの顔をあらためて見やると、大人びている、という感想らしきものがわたしの思考の片隅に生まれた。そして、また気づいた。右と左。炬燵の両側にも、それぞれ足を差し込んでいるものがいた。
 いつのまにか、三人が、わたしと一緒に炬燵を囲んでいた。
 正面には、紫。だけど何かが異なっているように感じられた。いつもの紫色のドレスが、色をそのままに、外の世界の気配を帯びたセーターに変わっていた。けれどそれは、違和感の源ではないように思えた。
 大人びている。普段から紫に抱いているその印象が、どうしてか改めて主張を始めていた。つかめそうでつかめない不思議な感覚に、何かに化かされているのか、お酒に酔いすぎているのか、あるいはもう既にわたしは夢の中にいるのか、そんなようなことを思った。わたしの思考はひどくぼんやりとしていた。右側に座っている誰かに視線を吸い寄せられても、それは変わらなかった。そのせいだろう、重たいまぶたに邪魔されながら、おぼろげな視界にその姿を捉えたとき、彼女のことは、じんわりと、染み出るように思い出された。
 同じ時間を過ごしていたのは、十年以上前になる。紅いセーターは正面に座る紫のそれと色違いのようで、そういう巫女服以外のものを着ているというのはあまり記憶になかったけれど、ごくごく自然に湯飲みを手にして口に運ぼうとする、その振る舞いがわたしの中に残っていた彼女と重なった。それが、言葉になった。

 せんせい?

 わたしの呼びかけに、声は返ってこなかった。わたしの親代わりであり、師匠でもあり、先輩でもあるひと。ずっと昔に亡くなったはずの彼女は、そのままわたしのことを気にするでもないように、お茶で喉を潤わせていた。
 不意に、小さなうめき声が聞こえた。
 炬燵の、わたしから見て左側に陣取ったその声の主は、ほかのふたりのように上半身を起こしてはいなかった。足だけを炬燵に入れて、そのまま身体を横にしていた。
 薄紫の浴衣を寝巻き代わりに穏やかな息を漏らしているのは、紫だった。
 人間の子供と言われたら信じてしまいそうなくらいにあどけない、見ようによっては幼くもあるその寝顔は、ひねくれていて胡散臭くて性格も悪いいつもの紫からは少し想像しがたかった。けれど、不思議と違和感はなかった。こっちが本物、少なくともわたしが知ってる紫だと、どうしてか確信できた。夢を見ているときには夢の中のすべてに疑問を持たない、そんな無根拠な確信に似ていた。わたしは、その眠り姫を起こそうとしたみたいだった。わたしは手を伸ばして、紫の肩をたたくのでも手を握るのでもなく、吸い寄せられるように、頬に触れようとしていた。だけどそれは叶わなかった。

 霊夢、お座り。

 声に応えて、わたしの身体は止まった。修行を怠けがちだったわたしにせんせいがお説教を始める、その最初の一言はいつもこれだった。ああ、ほんとうにせんせいなのかな。理屈の薄い確信が、またひとつ落ちてきた。
 こっちが手っ取り早いわね。動くのめんどくさいし。
 ところで前から思っていたんだけど。
 なに?
 お座りってのは犬みたいでちょっと可哀そうなんじゃないかしら。
 ああ、このくらいちゃんと躾けなくちゃ全然修行しなかったってことよ。
 なるほど確かに、あなたと違って才能があるだけに修行不足なのは勿体無いわね。
 うっさいな。
 わたしは動くのを忘れて、ふたりの言葉だけを聞いていた。せんせいと、わたしの知らない紫。そのやり取りは、せんせいの声、言葉、仕草、いろいろなものをわたしに拾い集めさせた。すべてが、わたしの記憶の細かなところを埋めた。そこにいるのは、せんせいに違いなかった。わたしはせんせいに何かを言おうとした。だけどうまく言葉になってくれなかった。いつものようにわたしを置いて妖怪退治に出かけて、なのにいつまでも帰ってこなくて、霊力の痕跡を追いかけていったら、そこには血だまりと服の切れ端しかなかった。そして、それ以来、何の音沙汰もなかった。わたしのほかに巫女はいなくなって、わたしが巫女をやるしかなくて、炊事洗濯お掃除とぜんぶひとりでこなして、魔理沙たちがちょっかいを出してくるようになるまで、ずっとひとり。……


 わたしがせんせいに何を言おうとしたのかは結局わからなかった。
 途中の過程はぜんぶ埋もれて。最後に、ひとつだけ残った。
 過ぎたことなのかな、と。
 そう思えたのか、思えてしまったのか、どちらと言うべきなのかはわからなかった。
 紫が、なにか夢でも見ているのか、ふふふ、と笑いながら寝返りをうつのを目にすると、どうしてか、毒気が抜けた。悩みのなさそうな顔を見ていると、鼓動を早めていたこころが、暖かく落ち着くのを実感できた。
 紫の側に乗り出していた身体を元の位置に戻して、わたしはせんせいに目を向けた。溜息と一緒に。視線には、言葉。文句を乗せたつもりだった。死んだと思うでしょう、普通。せんせいはからからと笑っていた。
 残念、生きてました。
 重傷だったけどね。
 紫のとこで治療してもらってたのよ。
 私がいなくなった方が霊夢ったら頑張ってたみたいだし。
 完治した頃にはしっかりひとりで巫女やれてたからさ。
 こりゃあもう引退して余生を楽しく過ごすしかないなって。
 私ももう四十近かったしさ。
 それに、緩ませたくなかったのよ。
 あんたたち、いい具合に気が張ってたし。
 ああ、あんたたちと言えば、寒そうにしてるわね。
 まあ、毛布かぶって冬眠してたのがこんなところに連れてこられちゃね。
 ねえ霊夢、そいつはね。
 造られた弱い身体に、与えられた強い力を馴染ませるために、冬に深く眠るの。
 あんたの隣で強く在るために、長い時間を引き換えにしてるってこと。
 だから、そのいじらしさに免じて、ちょっとくらいあっためてあげな。
 せんせいが一息に言い終える。言葉の意味を考える間はもらえなかった。せんせいが口を閉じるのに合わせるみたいに、視界の端、紫の真下にすきまが開くのが見えた。眠っている紫をすきまは飲み込んで、そして閉じたかと思うと、今度はわたしの目の前の空間に亀裂が入った。
 わ、とさすがに驚いてしまう。くすくすと笑う声が、二つ重なる。
 わたしが炬燵に入れている両脚、そのあいだに、紫の身体がすきまを通して転移させられていた。転移、させられただけでバランスを崩して倒れそうになっているのを反射的に抱きかかえると、もう紫はわたしの腕の中に居た。
 軽い、やわらかい、紫。眠ってる。綺麗な顔。近い、いいにおい。寝息、石鹸の匂い。あったかい。熱、じんわりと。
 強く抱きしめたわけじゃないのに、溶けるみたいにあたたかさが伝わって。すこし目覚め始めていた意識に、また霞がかかり始めて。紫と一緒に眠りに落ちてゆく感覚に、心地よく満たされて。
 そうしてみると。わたしは、初めて、こんなにも、近く。紫に、無防備に触れていた。

 彼女は私と同じ、八雲紫という妖怪のひとつです。

 わたしの正面に座る、紫の顔をしたもの。彼女が、紫の声で、そう言った。わたしが知る紫よりも、彼女はどこかおっとりとした空気をまとっていた。彼女がうっすらと、やさしく微笑むのを見て。彼女とくらべるといやに子供っぽく見える、気持ちよさそうに寝てるこの紫も、あんなふうに笑うことがあるのかな、そんなことを思った。せんせいの言った、いじらしさ、いつもの紫に似合うとは思えない言葉が、わたしの中で小さく脈打った。
 彼女は言う。私は私の一部を切り離して、私の力の多くを与えて、次の八雲紫として産み落としました。
 どうしてそんなことを、とわたしは言葉にできたのだろうか。すこし自信がない。あんまり紫があったかくて、こころが落ち着いて、わたしはいまにも船をこいでしまいそうだった。
 ただ、そんな中で、彼女の微笑が、子供っぽさのようなものをはらんでやわらかく崩れるのを、わたしはぼんやり目に映した。瞬きのあいだ、気のせいだったかもしれないと思うくらい曖昧に、彼女の視線がせんせいに向かったように感じた。せんせいの反応は確かめられなかった。彼女の言葉が響いてきた。

 ここで私が教えずとも、あなたはいつかきっと、その答えを知ることになる。
 なぜならその八雲紫も、いずれ私と同じことをするでしょうから。

 その八雲紫。わたしの身体を枕にして眠る紫。どんな夢を見ているんだろう。れいむ、と甘えるような寝言。だらしなく緩んだ口元。幸せそうな顔をわたしの胸に埋めて。そんな紫に、他の誰も入ってきたことのない距離に紫がいることに、不思議と、戸惑いはなかった。わたしは身体の力を抜いて、紫を抱いたまま、後ろにゆっくり倒れこんだ。大人びた紫のことも、せんせいのことも、何も気にならなかった。このあたたかさと一緒に眠ってしまうことに、どうしようもなく惹かれていた。眠ってあげることが、いとおしく思えた。
 今日はあなたたちの様子を見に来たの、と彼女が言ったみたいだった。わたしはもう目を閉じていた。だいじょうぶみたいね、あなたはその八雲紫を拒絶はしてないみたいだから。彼女はどうやら、笑ったようだった。
 そうなのかな、とわたしのこころに波紋がこぼれた。これがいつもの紫だったら邪険に振り払ってやっただろうか、と思った。紫がいつもこんなふうだったらわたしはどうしてるのかな、とも思った。あなたたち。紫はどうなのかな。だいじょうぶって、何がだろう。それ以上は考えられなかった。八雲紫という妖はね、自ら創った楽園を愛して、素敵な巫女さんに一途に恋をするの。だから彼女はあなたと共にある。あなたが悩み、変わろうと、一緒に悩み、変わりながら。あなたの存在を核にした彼女は、いつかあなたが巫女をやめて、そのあともきっとそばにいる。あなたがこの世からいなくなる、そのときまで。流れ込んでくる言葉。意識が途切れるかどうかのはざまで、わたしの深いところに入り込んで。この夢とうつつの境を越えても、忘れられそうになかった。そうなのかな、と。わたしはもういちど、紫を感じて。最後に、紫を、想った。

 彼女はあなたの、八雲紫。
 ねえ、楽園の素敵な、小さな巫女さん。その子のこと、よろしくおねがいね。

















 わたしがみた夢のような現実。あるいは現実のような夢の、これが顛末だ。
 わたしが眠りから覚めると、炬燵に入っているのはわたしひとりだった。ほかの三人の、何の痕跡もなかった。すべては夢で、わたしがひとりでお酒を飲んでひとりで寝こけていただけだったとしても、何もおかしなことはなさそうだった。
 でも、すべてが幻だったとは思わない。うつつの証。わたしの中に残る、紫を抱きしめたあの記憶。
 たとえ夢だったとしても、誰かの、何らかの意思によってあの夢を見せられたに違いない。それはわたしが知らないくらいに大人びた彼女によるものかもしれないし、もしかしたらそうでないのかもしれない。ひょっとしたら、すべてはわたしが知るいつもの紫の、三文芝居でしかなかったのかもしれない。あるいは、本当に眠っていたところを連れてこられただけ、巻き込まれただけで何も知らないのかも。もしかしたら、後であの夜のことだけはふたりに聞かされているのかも。
 どちらにせよ、行き着くところはわたしのよく知る紫のことだ。
 わたしの知らない紫は、どうしてわたしに八雲紫のことを教えたんだろう。あるいは、わたしが知っている紫は、どうしてあんな芝居をうったんだろう。これがきっかけで、わたしと紫の何かが変わるのだろうか。そんなふうにいくつか思ってみて、ふと気づくのだ。知らない紫を通して、知っている紫のことを考えるわたしがいる。知っている紫の、その真意を考えているわたしがいる。紫について考えているわたしがいる。少し前とは違ってしまった、わたしがいる。

 どうであれ、紫に訊いてみても、きっといつものようにはぐらかされてしまう気がする。だからわたしが、自分で決めてしまうつもりだ。紫の考え。紫の意志。紫のこと。知ろうとして、考えて、決めて、紫がはぐらかそうが何しようが、断固として主張してやるのだ。なんだったら、わたしの腕の中でしあわせそうに眠っていたのを、脚色して話して反応を見てやるのも悪くない。そうやっているうちに、きっとあいつも観念するだろう。きっとそのはずだ。あの夜を紫だけが勝手になかったことにするなんて、そんな話はない。そう、どちらの紫が言ったかなんて、そんな真実はどうだっていいのだ。事実だけでいい。わたしが聞いた、その事実。
 八雲紫は、わたしと一緒に、悩んで、変わっていく。そうなのでしょう?



 冬が終わるまで。いや、紫が起きるまで。あとどれくらい掛かるだろう。二月か、それとも三月か。桜が咲き誇る頃には、きっと目を覚ますはずだ。そのときのことを想像すると、自然と笑みがこぼれた。
 さほど遠くもないその日。
 ぶつける気持ちをこころに探しながら、わたしは紫を待っている。

 遅ればせながらあけましておめでとうございまし。
 ちびゆかりんにゆかれいむの真理をひとつ見つけた気がしたのでイメージのままに書いてみました。
 今年も霊夢さんがかわいいと良いです。
パレット
http://gurupata.web.fc2.com/
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コメント



0.1930簡易評価
2.80名前が無い程度の能力削除
つまり紫は霊夢専用だったんだよ!
4.90名前が無い程度の能力削除
幼い雰囲気が素敵でした。
5.100名前が無い程度の能力削除
ホッコリ(*´ω`*)
8.100名前が無い程度の能力削除
ロマンチックゆかれいむ。
代々の賢者と巫女さんにこんな絆があったら素敵ですね!
9.90奇声を発する程度の能力削除
とても良かったです
15.100保冷剤削除
これはちょっとすごいことを言っているかもしれない。
というのも、この話における紫と霊夢の関係は身体と精神のそれに似ている。というかそのものなのではないだろうか。そうだとしたら結局霊夢は一人ぼっちで、えらく寂しい話だと個人的には思うのだけど、ここに先代の八雲および先代の博麗が絡んでくることで、一定の人間関係に足場を置いた話なのだと理解できる。
許婚的ポジションに紫を置き、序列を同じくする紫と霊夢という無かった発想が得られたので、ここは100点で。
良いゆかれいむです。
16.100もち削除
ゆかりんもふもふー♪

耳鳴りのするほど静かな中で読みたい作品。
とてもよかった!
17.100名前が正体不明である程度の能力削除
マイ紫か…
18.90名前が無い程度の能力削除
ロマンチックないい雰囲気のお話でした
20.100名前が無い程度の能力削除
これは新感覚ゆかれいむ!
ちょっと大人になっていく霊夢もいい感じでした
24.100名前が無い程度の能力削除
ちびゆかれいむもっとみたひ
26.100名前が無い程度の能力削除
紫も巫女とともに生まれ変わるのか…
素晴らしい発想だ、とても面白かった
27.100i0-0i削除
れいむさんが、かわいかったです。
30.100がいすと削除
このSSにおける最大のポイントは「八雲紫への定義」ではないかと思う。
この一説の八雲紫の霊夢に対する存在は、対個人への意識ではなく、対自己への潜在が強くしかし他人であることを多様な形で認めている点が特徴にある。
つまり、家族的なんですね。もっと言えば、血筋すら感じる。
私の知る範囲では、霊夢と紫のCPでは紫の方が母を演じる場面が多いのでこの逆転現象をポエティックに甘くラッピングして食べさせてしまう事にウワォ!
33.100名前が無い程度の能力削除
紫と霊夢の関係って本当にもうすごいですね
博麗霊夢専用の八雲紫、良い…
36.100名前が無い程度の能力削除
つまりゆかれいむは最強の婦妻ってことですね、わかりました!
38.80名前が無い程度の能力削除
その紫が欲しいんですけど何処にあるのか
いい値で買おう
41.100名前が無い程度の能力削除
霊夢に抱かれて眠るゆかりがかわいかったです
42.100名前が無い程度の能力削除
ゆかれいむ最強
44.100名前が無い程度の能力削除
---八雲紫という妖はね、自ら創った楽園を愛して、素敵な巫女さんに一途に恋をするの。

ここが素敵すぎて胸が苦しいです
46.100名前が無い程度の能力削除
他のSSにはない独特の心地よさがあったような気がします。
意外な人の意外な一面、それを知れることほど幸せなことはないんでしょうね。

なんにせよここまで子供なちびゆかりんもいいものですね。
47.100名前が無い程度の能力削除
なるほど、こういうゆかれいむもあるんですね
48.90とーなす削除
幻想的な雰囲気にのまれました。
ゆかれいむごちそうさまです。
51.100名前が無い程度の能力削除
なるほど、ゆかれいむ最大の非対称性を超えたか。
52.90名前が無い程度の能力削除
変わった話ですね。
面白かったです。
53.90名前が無い程度の能力削除
湯船に身体を浮かばせているような感覚を抱えて読んだのち、
ちょっとして改めて思いを馳せてみると、ぐげごぎと心が屈折に屈折していきるのがつらい
寂れた心にゆかれいむはみずみずしく潤っていったんです。なんて素敵なもの。
54.100名前が無い程度の能力削除
なんでこう貴方はこんなに素敵な話を作るかなー
55.100名前が無い程度の能力削除
これは思わず、霊夢に抱かれるちびゆかりんの映像化が見たくなりました
だ、誰かやってくれませんかね?ね?
59.90名前が無い程度の能力削除
これはいいゆかれいむ。