この作品は「biohazard(GC版バイオハザード)」を元にした改変ネタであり、
一部グロテスクな表現を含んでいますので、
そういったものに興味の無い方・嫌悪感を抱く方は読まれないことを強くお勧めいたします。
また、元ネタに準拠して作成致しましたので、
一部キャラの設定や口調等がイメージとそぐわない可能性も多々あります。
そのことを了解した上でお楽しみいただければ幸いです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<アリスの手記>
4月24日
この神社に来て1ヶ月。どうしてこんなことになったの?
紅白の巫女が粗末な食事を運んできて私に言った。
「気の毒だけど機密保持のためよ」
そう・・・そういうことだったのね
この神社の秘密を知っているのは、霊夢と私だけで、私が死ねば機密は外に漏れることはない。
でも・・・しかし、いったい何のために・・・。いえ、考えてる暇はないわ。
このままじゃ危ない。それに、友人の無事も気になる。
私は脱出を試みることにした。 パチュリー、 メルラン、 無事でいて・・・
4月26日
この暗闇でチャンスを待つのに雷光石を無くしたのは痛かった。
パチュリーが誕生日に贈ってくれたもので大切にしていたのに。
運命の日となった4月13日。
その三日前に、花見をしに神社へ来たというパチュリーとメルランの姿がふと頭に浮かぶ。
この瞬間、私の中で記憶が鮮明によみがえる。
「あなたの友人も今頃は・・・」
気を失う直前、紅白の巫女が私に言っていた。
・・・・・・ますます不安を掻き立てられた。
彼女たちが私を探してこの神社へ来ていないことを切に願う・・・
4月27日
何とか私は、あの部屋から脱出することに成功した。
・・・でも、この神社の外に出るのは、容易じゃない。
すべての結界をとかないと・・・
聖なる輝きを失った結界・・・。欲にまみれた彼女の結界・・・。
4月29日
出られない。どうしても神社から出ることができない。
針で血を抜かれた妖怪標本が並んだ不気味な部屋・・・、水の滴る陰気な蔵・・・。
うそ! なんてことなの!! 私は見つけてしまった。
見覚えのある魔道書がぼろぼろになって床に転がっているのを!!
「パチュリー!!」
彼女たちも私と同じ運命をたどったの!?
・・・きっと・・・きっと二人とも生きてる。
4月30日
のどが渇いた。もう何日も食事もしていない・・・。気が狂いそう・・・。
なぜ?なぜこんな死に方を・・・。
あの巫女の異常なやさしさに心を奪われた、私がいけなかったの?
4月31日
暗い・・・じめじめした部屋だ。ここで行き止まりか。
・・・いや、何かある。私は震える指で最後のマッチをこすった。
墓だ・・・
ああ、なんてことなの!! そこに刻まれた名は・・・、
「アリス・マーガトロイド!!」
私じゃないの!!
あいつは最初から、私がここで息絶えるのを計算し、墓を用意していたのだ。
それにまんまとはまるなんて・・・
・・・もう駄目・・・、意識が遠のいていく・・・。
パチュリー・・・メルラン・・・。どうかあなたたちだけでも無事でいて。
もうすぐ・・・。あなたたちが友達になってくれたばっかりに・・・。
せめて、私の命と引き換えに、あなたたちの安否を・・・
アリス・マーガトロイド
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<ルーミアの日記>
5月9日
夜、人間の霊夢と魔理沙、妖精のチルノと弾幕ごっこをやった。
魔理沙だけ、やたら弾があたらなかったが、きっと覚醒していたに違いない。
私たちを馬鹿にして・・・
5月10日
今日、紅魔館のお嬢様から、新しい玩具の調達を頼まれた。
なんでも、あの妹様に与えるそうだ。
丈夫な奴がいいっていうから、チルノを持っていったら、妹様、
足をもぎ取ったり、内臓を引き出したりした挙句、レーヴァティンで消し炭にしていた。
5月11日
今朝の四時ごろ、お札みたいなリボンをつけた霊夢に、突然たたき起こされて、
私もリボンをつけられた。なんでも、闇が強すぎてお嬢様が暴れまわってるそうだ。
あのメイド長が、時も止めないで、ハァハァしてばっかりだから、こんな事になるんだ。
5月12日
昨日から、この忌々しいリボンを付けたままだから、まわりが明るくなりすぎて、
妙に、気がふれる。
だから、腹いせに迷い込んできた人間を採って食ってやった。いい気味♪
5月13日
あまりに眩しいので、魔理沙に相談しに行ったら、日傘とかいうのを渡された。
それから、もうリボンはしなくていいと魔理沙は言った。
おかげで今夜はよく眠れそう。
5月14日
朝起きたら、ゴミ捨て場だけでなく寝床の周りにも肉が転がっていた。
森の中がやけに静かだから、気分が悪いのを我慢して見に行ったら、結界が張られていた。
ちょっと人を採っただけで隔離して。空腹でのたれ死んだらどうするのよ。
5月16日
昨日、この森に迷い込だ人げんが一人、惨さつされた、て 聞いた。
昼、からだ中あついかゆい。背中が いたかた たら羽が生た。
いったいわたし どう なて
5月19日
やと はね なくなた も とてもあかるい
今日 おなかすいたの、ごみすてばの のこり たべる
5月21日
まぶしい まぶしい れいむ―――――きた
まさおなかおなんで ころし
うまかっ です。
4
まぶしい
うま
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<ある吸血鬼の手記>
7月24日
あの蛇に噛まれてから頭がボーっとする。
お姉さまに会えない。どこかに連れて行かれた。
みんなで脱出しようって約束したのに私だけ置いていくなんて・・・。
7月25日
お姉さま見つけた!
今日の食事は、お姉さまと一緒! うれしかった。
違う、偽者だった。外は一緒だけど中が違う。
お姉さまを取り返さなくっちゃ! お姉さまに返してあげなくちゃ!
お姉さまの顔は簡単に取り返せた。
お姉さまの顔を取っていた狐の悲鳴が聞こえたけど、
お姉さまの顔を取ったやつの悲鳴なんか気にしない。
お姉さまは私のもの。誰にもとられないように私にくっつけておこう。
お姉さまに会った時、顔が無いとかわいそうだもの。
7月26日
石の箱の中 お姉さま 匂い
ここ お姉さまがホント?
石の箱 かたくてイタイ
手のワッカが邪魔をする
4つの石 つてるワッカのせで
お姉さ 会えない
27
メイドさん 一つ くっつけた
お姉さま 二つ くっつけた
中身はやぱり赤く ヌルヌル
白くてかたかた
ホントのお姉さ 見つからない
メイド ん分からない
また お姉さ 今日見つけた
お姉さ をくつけたら
お姉 ま動かなくなた
姉さまは悲鳴を上げていた
なぜ?
私は一緒に居たかただけ
8
お姉さま
どこ?
会いたい
一部グロテスクな表現を含んでいますので、
そういったものに興味の無い方・嫌悪感を抱く方は読まれないことを強くお勧めいたします。
また、元ネタに準拠して作成致しましたので、
一部キャラの設定や口調等がイメージとそぐわない可能性も多々あります。
そのことを了解した上でお楽しみいただければ幸いです。
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<アリスの手記>
4月24日
この神社に来て1ヶ月。どうしてこんなことになったの?
紅白の巫女が粗末な食事を運んできて私に言った。
「気の毒だけど機密保持のためよ」
そう・・・そういうことだったのね
この神社の秘密を知っているのは、霊夢と私だけで、私が死ねば機密は外に漏れることはない。
でも・・・しかし、いったい何のために・・・。いえ、考えてる暇はないわ。
このままじゃ危ない。それに、友人の無事も気になる。
私は脱出を試みることにした。 パチュリー、 メルラン、 無事でいて・・・
4月26日
この暗闇でチャンスを待つのに雷光石を無くしたのは痛かった。
パチュリーが誕生日に贈ってくれたもので大切にしていたのに。
運命の日となった4月13日。
その三日前に、花見をしに神社へ来たというパチュリーとメルランの姿がふと頭に浮かぶ。
この瞬間、私の中で記憶が鮮明によみがえる。
「あなたの友人も今頃は・・・」
気を失う直前、紅白の巫女が私に言っていた。
・・・・・・ますます不安を掻き立てられた。
彼女たちが私を探してこの神社へ来ていないことを切に願う・・・
4月27日
何とか私は、あの部屋から脱出することに成功した。
・・・でも、この神社の外に出るのは、容易じゃない。
すべての結界をとかないと・・・
聖なる輝きを失った結界・・・。欲にまみれた彼女の結界・・・。
4月29日
出られない。どうしても神社から出ることができない。
針で血を抜かれた妖怪標本が並んだ不気味な部屋・・・、水の滴る陰気な蔵・・・。
うそ! なんてことなの!! 私は見つけてしまった。
見覚えのある魔道書がぼろぼろになって床に転がっているのを!!
「パチュリー!!」
彼女たちも私と同じ運命をたどったの!?
・・・きっと・・・きっと二人とも生きてる。
4月30日
のどが渇いた。もう何日も食事もしていない・・・。気が狂いそう・・・。
なぜ?なぜこんな死に方を・・・。
あの巫女の異常なやさしさに心を奪われた、私がいけなかったの?
4月31日
暗い・・・じめじめした部屋だ。ここで行き止まりか。
・・・いや、何かある。私は震える指で最後のマッチをこすった。
墓だ・・・
ああ、なんてことなの!! そこに刻まれた名は・・・、
「アリス・マーガトロイド!!」
私じゃないの!!
あいつは最初から、私がここで息絶えるのを計算し、墓を用意していたのだ。
それにまんまとはまるなんて・・・
・・・もう駄目・・・、意識が遠のいていく・・・。
パチュリー・・・メルラン・・・。どうかあなたたちだけでも無事でいて。
もうすぐ・・・。あなたたちが友達になってくれたばっかりに・・・。
せめて、私の命と引き換えに、あなたたちの安否を・・・
アリス・マーガトロイド
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<ルーミアの日記>
5月9日
夜、人間の霊夢と魔理沙、妖精のチルノと弾幕ごっこをやった。
魔理沙だけ、やたら弾があたらなかったが、きっと覚醒していたに違いない。
私たちを馬鹿にして・・・
5月10日
今日、紅魔館のお嬢様から、新しい玩具の調達を頼まれた。
なんでも、あの妹様に与えるそうだ。
丈夫な奴がいいっていうから、チルノを持っていったら、妹様、
足をもぎ取ったり、内臓を引き出したりした挙句、レーヴァティンで消し炭にしていた。
5月11日
今朝の四時ごろ、お札みたいなリボンをつけた霊夢に、突然たたき起こされて、
私もリボンをつけられた。なんでも、闇が強すぎてお嬢様が暴れまわってるそうだ。
あのメイド長が、時も止めないで、ハァハァしてばっかりだから、こんな事になるんだ。
5月12日
昨日から、この忌々しいリボンを付けたままだから、まわりが明るくなりすぎて、
妙に、気がふれる。
だから、腹いせに迷い込んできた人間を採って食ってやった。いい気味♪
5月13日
あまりに眩しいので、魔理沙に相談しに行ったら、日傘とかいうのを渡された。
それから、もうリボンはしなくていいと魔理沙は言った。
おかげで今夜はよく眠れそう。
5月14日
朝起きたら、ゴミ捨て場だけでなく寝床の周りにも肉が転がっていた。
森の中がやけに静かだから、気分が悪いのを我慢して見に行ったら、結界が張られていた。
ちょっと人を採っただけで隔離して。空腹でのたれ死んだらどうするのよ。
5月16日
昨日、この森に迷い込だ人げんが一人、惨さつされた、て 聞いた。
昼、からだ中あついかゆい。背中が いたかた たら羽が生た。
いったいわたし どう なて
5月19日
やと はね なくなた も とてもあかるい
今日 おなかすいたの、ごみすてばの のこり たべる
5月21日
まぶしい まぶしい れいむ―――――きた
まさおなかおなんで ころし
うまかっ です。
4
まぶしい
うま
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<ある吸血鬼の手記>
7月24日
あの蛇に噛まれてから頭がボーっとする。
お姉さまに会えない。どこかに連れて行かれた。
みんなで脱出しようって約束したのに私だけ置いていくなんて・・・。
7月25日
お姉さま見つけた!
今日の食事は、お姉さまと一緒! うれしかった。
違う、偽者だった。外は一緒だけど中が違う。
お姉さまを取り返さなくっちゃ! お姉さまに返してあげなくちゃ!
お姉さまの顔は簡単に取り返せた。
お姉さまの顔を取っていた狐の悲鳴が聞こえたけど、
お姉さまの顔を取ったやつの悲鳴なんか気にしない。
お姉さまは私のもの。誰にもとられないように私にくっつけておこう。
お姉さまに会った時、顔が無いとかわいそうだもの。
7月26日
石の箱の中 お姉さま 匂い
ここ お姉さまがホント?
石の箱 かたくてイタイ
手のワッカが邪魔をする
4つの石 つてるワッカのせで
お姉さ 会えない
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メイドさん 一つ くっつけた
お姉さま 二つ くっつけた
中身はやぱり赤く ヌルヌル
白くてかたかた
ホントのお姉さ 見つからない
メイド ん分からない
また お姉さ 今日見つけた
お姉さ をくつけたら
お姉 ま動かなくなた
姉さまは悲鳴を上げていた
なぜ?
私は一緒に居たかただけ
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お姉さま
どこ?
会いたい
ルーミアとフランドールに関しては、本当にありそうなので……