<プロローグ>
是非曲直庁内に入った俺を待ち受けていたのは、ライバルの受験者達七名だった。
東方霊異伝からの狂信的な神主信者からただのニコニコ新参等、強敵ぞろいであった。
俺は面接の順番が最後であったため、余裕ぶっこいて腋巫女れーむちゃんのことを考えていると
何時の間にか会議室には俺独りになっていた。
にわかに慌てたが、既に手遅れだった。お迎えの獄卒が来た。
「受験番号3945、セニョール。面接だ。こっちへ来なさい。」
俺は引き摺られる様にして面接室に連れて行かれた。そして、面接室の前に立たされた。
俺は観念して、大きな深呼吸をした後、ドアをノックした。
「入室を許可します。」
中から女性の声が聞こえた。俺はドアを開けて絶叫した。
「失礼致します!」
<本編>
俺がドアを開けると其処には三人の少女が待っていた。
どれも、修羅場を潜り抜けてきた歴戦の人神達であった。俺は一礼し、部屋の中央に立つと絶叫した。
「受験番号3945番、セニョールと申します。宜しくお願いいたします。」
「座れ。」
俺は命ぜられるままに着席した。着席と同時に真ん中に居た、紺色の服を着た娘が俺に言った。
「お待たせしました。自分が是非曲直庁閻魔の四季である。この数ヶ月の間、意向届けを出し続けてよく待ってくれました。
やっと、本庁に於いての採用面接を実施するに至りました。本来ならば、本日呼んだ全員を採用したいのですが
予算の関係でそうも行きません。面接で諸君らの合否を決めます。悔いの無い様、頑張ってくれ給え。」
「ハイッ!!!」
俺は腹の底から絶叫した。
すると、閻魔の左横に居た高い下駄と大鎌が印象的な、死神(三途の水先案内人。距離を操る程度の能力。巨乳?)が
いきなり俺に向かって怒鳴った。
「なんで、君はこんな職業を志望したんだい?」
「はいっ!社会に奉仕し、自らの肉体と精神を持って社会正義を守り・・・。」
俺がそう言いかけた途端、死神は机を渾身の力を込めて叩いた。
「甘いんだよ!そんな理想なんか、三日で消し飛ぶよ!えぇっ!?ここを、どこだと思ってんの?
俗世の垢に塗れた人妖たちの運命を決める、泣く子も黙る是非曲直庁だよ?」
俺はいきなり怒鳴られ、返す言葉を失った。閻魔はニヤニヤしながら俺を見ている。
右横に居る阿礼乙女は薄笑いを浮かべながら、書類を記入している。
俺は気を取り直し、雄雄しく言い返した。
「はい、その様な事は百も承知です。しかし、私は社会にどうしても貢献したくてこの職業を・・・。」
「なめてんの!?ここじゃ毎日、一時間に一回非常ベルが鳴るんだよ!?素手で被告や受刑者と格闘するんだよ!?
地獄の拡張現場なんかの場合、受刑者はツルハシやシャベル持って襲い掛かってくるんだよ!?」
死神がそう怒鳴った瞬間、非常ベルが鳴った。
「非常ベル、餓鬼地獄!非常ベル、B法廷!繰り返す・・・。」
スピーカーから叫び声が聞こえた。その瞬間、廊下を獄卒達が走り抜けて行った。きっと、制圧に向かったのだろう。
「ほらみろ!この始末だ。こんな状況で社会に奉仕なんて言ってられるのかよぅ!?」
死神がそう怒鳴った瞬間、俺の頭の中で
「ブチッ!」
と何かが切れた。そして、死神に怒鳴り返した。
「私は、体力に自信があり、この職業を選択致しました!
たとえ、どんな荒くれどもを相手にしても、立派に任務を果たします!」
「おぅ、勇ましいじゃないかい!受刑者は狡猾だぞ、お前みたいな新人獄卒が今まで何人、
篭絡されてきたと思っているんだ!舐めるんじゃねぇ!」
お互いにヒートし始めてきた。
「自分は、獄卒を拝命する以上、死をも恐れません!社会正義の為に死ぬ覚悟は既に出来ております!」
「おぅ、言ったな!死ぬって言ったな!死ぬって言うことがどういうことだかわかってんのか!
獄卒は年間、十数人受傷・殉職しているんだぞ!それをも恐れねぇのかてめぇは!」
死神に次いで、閻魔も怒鳴り始めた。
「獄卒は殉職の他にも、精神を病んでの自殺者も毎年何人も居ます!そんな甘い考えで居たら
三日で官舎のベランダからダイブ決定だぞ!」
「自分は精神を鍛えております!自殺などと言う事は絶対に致しません!」
「おぅ!相変わらず勇ましいなぁ!いっぺん、気合を入れてやろうか!えぇっ!?」
もはや、収拾がつかなくなった。一時間近く、怒鳴りあいが続いた。俺は気づくと是非曲直庁の外に居た。脱力感だけが俺に残った。
俺は、三途の川に向かって歩き出した。今日の結果は火を見るより明らかだ。俺の未来は一体、どうなるのか???
取り敢えず、合否発表を待つしかない。俺の足取りは重かった・・・。
<次回 新人獄卒激闘編に続く…かも?>
是非曲直庁内に入った俺を待ち受けていたのは、ライバルの受験者達七名だった。
東方霊異伝からの狂信的な神主信者からただのニコニコ新参等、強敵ぞろいであった。
俺は面接の順番が最後であったため、余裕ぶっこいて腋巫女れーむちゃんのことを考えていると
何時の間にか会議室には俺独りになっていた。
にわかに慌てたが、既に手遅れだった。お迎えの獄卒が来た。
「受験番号3945、セニョール。面接だ。こっちへ来なさい。」
俺は引き摺られる様にして面接室に連れて行かれた。そして、面接室の前に立たされた。
俺は観念して、大きな深呼吸をした後、ドアをノックした。
「入室を許可します。」
中から女性の声が聞こえた。俺はドアを開けて絶叫した。
「失礼致します!」
<本編>
俺がドアを開けると其処には三人の少女が待っていた。
どれも、修羅場を潜り抜けてきた歴戦の人神達であった。俺は一礼し、部屋の中央に立つと絶叫した。
「受験番号3945番、セニョールと申します。宜しくお願いいたします。」
「座れ。」
俺は命ぜられるままに着席した。着席と同時に真ん中に居た、紺色の服を着た娘が俺に言った。
「お待たせしました。自分が是非曲直庁閻魔の四季である。この数ヶ月の間、意向届けを出し続けてよく待ってくれました。
やっと、本庁に於いての採用面接を実施するに至りました。本来ならば、本日呼んだ全員を採用したいのですが
予算の関係でそうも行きません。面接で諸君らの合否を決めます。悔いの無い様、頑張ってくれ給え。」
「ハイッ!!!」
俺は腹の底から絶叫した。
すると、閻魔の左横に居た高い下駄と大鎌が印象的な、死神(三途の水先案内人。距離を操る程度の能力。巨乳?)が
いきなり俺に向かって怒鳴った。
「なんで、君はこんな職業を志望したんだい?」
「はいっ!社会に奉仕し、自らの肉体と精神を持って社会正義を守り・・・。」
俺がそう言いかけた途端、死神は机を渾身の力を込めて叩いた。
「甘いんだよ!そんな理想なんか、三日で消し飛ぶよ!えぇっ!?ここを、どこだと思ってんの?
俗世の垢に塗れた人妖たちの運命を決める、泣く子も黙る是非曲直庁だよ?」
俺はいきなり怒鳴られ、返す言葉を失った。閻魔はニヤニヤしながら俺を見ている。
右横に居る阿礼乙女は薄笑いを浮かべながら、書類を記入している。
俺は気を取り直し、雄雄しく言い返した。
「はい、その様な事は百も承知です。しかし、私は社会にどうしても貢献したくてこの職業を・・・。」
「なめてんの!?ここじゃ毎日、一時間に一回非常ベルが鳴るんだよ!?素手で被告や受刑者と格闘するんだよ!?
地獄の拡張現場なんかの場合、受刑者はツルハシやシャベル持って襲い掛かってくるんだよ!?」
死神がそう怒鳴った瞬間、非常ベルが鳴った。
「非常ベル、餓鬼地獄!非常ベル、B法廷!繰り返す・・・。」
スピーカーから叫び声が聞こえた。その瞬間、廊下を獄卒達が走り抜けて行った。きっと、制圧に向かったのだろう。
「ほらみろ!この始末だ。こんな状況で社会に奉仕なんて言ってられるのかよぅ!?」
死神がそう怒鳴った瞬間、俺の頭の中で
「ブチッ!」
と何かが切れた。そして、死神に怒鳴り返した。
「私は、体力に自信があり、この職業を選択致しました!
たとえ、どんな荒くれどもを相手にしても、立派に任務を果たします!」
「おぅ、勇ましいじゃないかい!受刑者は狡猾だぞ、お前みたいな新人獄卒が今まで何人、
篭絡されてきたと思っているんだ!舐めるんじゃねぇ!」
お互いにヒートし始めてきた。
「自分は、獄卒を拝命する以上、死をも恐れません!社会正義の為に死ぬ覚悟は既に出来ております!」
「おぅ、言ったな!死ぬって言ったな!死ぬって言うことがどういうことだかわかってんのか!
獄卒は年間、十数人受傷・殉職しているんだぞ!それをも恐れねぇのかてめぇは!」
死神に次いで、閻魔も怒鳴り始めた。
「獄卒は殉職の他にも、精神を病んでの自殺者も毎年何人も居ます!そんな甘い考えで居たら
三日で官舎のベランダからダイブ決定だぞ!」
「自分は精神を鍛えております!自殺などと言う事は絶対に致しません!」
「おぅ!相変わらず勇ましいなぁ!いっぺん、気合を入れてやろうか!えぇっ!?」
もはや、収拾がつかなくなった。一時間近く、怒鳴りあいが続いた。俺は気づくと是非曲直庁の外に居た。脱力感だけが俺に残った。
俺は、三途の川に向かって歩き出した。今日の結果は火を見るより明らかだ。俺の未来は一体、どうなるのか???
取り敢えず、合否発表を待つしかない。俺の足取りは重かった・・・。
<次回 新人獄卒激闘編に続く…かも?>
あとですます調で喋ってて、いきなり「給え」は違和感が・・・
この単語つかってみたかっただけ?
まあ、点は表記どおり「次に期待しています」
頑張ってくれ給え。
一作目も一度読んで見たいくらいですね
ところで、何故死神に説明文が?
台詞や地の文での破綻も、どこまでが計算でどこまでが素なのか。電波な内容に合わせて崩しているのなら大したものだと思います。
ただまぁできれば、次こそは貴方の書く普通の東方SSも読んでみたいなぁと思ったり。
今後、話が続いて独自のテーマと東方シリーズらしさが上手くかみ合った話を読ませていただいたとき、今回の分も含めて点数を入れさせていただく所存です。
というかそうしないと多分赤字評価は尽きないと思います。余計なお世話かもしれませんが。
まあ、そういう話で高評かをもらえるのは難しいのもたしかですが・・・あるんです!
何がいいたいかというと、この書き方でいる限り、キャラを変えても(増やしても)無理だと思います。
しかし、彼女の能力は『距離を図る程度の能力』では無いんですが
で、三人目の少女は誰なんでしょうか。わざわざ二人の所を三人に増やしてるんですから何か意味があるんですよね
完成後即投稿している印象が拭えません。読み返せば
あちこちにある矛盾点に気がつくと思います。
強敵な筈のライバル七人が二行でいなくなったり死神の描写や
本編の区切り等他多数。
オリキャラ主人公は書き手の技量が高く問われる作品なので、まず東方キャラを主人公にしたSSを書き経験を積んでから、この様な作品に挑まれた方がよろしいかと・・・。
いまいちよくわからん
続編が出たとしても期待が持てません。ですので正直な感想を点数のコメントと共に「もうちょっと……」
前回ほどの置いてけぼりっぷりが無かったのが残念。
続きを考えずに、この一話で終わらせにかかった方がよかったかも?
ナンセンスは正面から読んでちゃダメよねぇ。
機会があれば、次はもっとぶっ飛んだものになる事を期待しております。
最初はですます調なのに「四季である」「くれ給え」はないかと思います。
あと「唖礼乙女」ではなく「阿礼乙女」の間違いですかね
内容が内容だけに、そういう乙女がいるのかもしれませが……
内容については……正直評価に困るというのが正直な所です。
こういう方向性も有りと言えば有りだと思うのですが
こう……難しい事は言えないので言ってしまうと
「全く笑えないし、面白くも感じませんでした」
連作だとしても、最低限その話の中に見せ場を用意するべきだと思います。
それはどこなのでしょうか? なにを伝えたかったのですか?
次回では、それを見せてくれると期待します。
異端であると言う事は、新しい道の可能性を持つと言う事だと思います。
点数は「次に期待しています。」という意味で-30点
あと内容。私の読んだ感想では、「自分を東方の世界に登場させたかっただけ」という気持ちで書いたのではないかとしか思うことができない。
しかも中身は滅茶苦茶。真面目に書いているのか?と疑いたくなる。
ぶっ飛んだ話を書く前にオーソドックスな設定の話で技術やキャラの立ち回り方を勉強すべき。あと書いた後に自分以外の人にもおもしろさが伝わる内容であるかを確認してから投稿するようアドバイスさせてもらう。
もう少し構造に粗がなくなるといいかも。
叫んだ、の後の台詞が普通に見えたり(!があった方が)、とか、阿礼乙女?のところとか。
展開が唐突とかそんなのはいい。
ただ、もう少し長くないと、なんだか分かる前に終っちゃう。
このペースで分けてると、何話で完了する事やら。
でも、次に期待w
無理に東方使うなよ。
こんな一人ヨガリなSS載せるな!!
ぶっ飛んだ話は嫌いじゃない
新たなジャンルGJ
普通のものはもともとたくさんあるのでこういう試みもいいと思います。
もっと頑張りましょう。